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松本穂香&奈緒、角川春樹監督が登壇した
映画『みをつくし料理帖』大阪舞台挨拶レポート

TVドラマ化もされた高田郁のベストセラー時代小説を映画化した『みをつくし料理帖』が、10月16日(金)より、梅田ブルク7ほか全国にて公開される。『犬神家の一族』以来プロデューサーとして活躍し、『天と地と』などで監督も務めてきた角川春樹がメガホンを取り、ドラマ『この世界の片隅に』の松本穂香と『半分、青い。』の奈緒という注目の女優が共演し、姉妹のように仲の良い幼なじみとして育ちながらも、大阪を襲った大洪水によって生き別れとなり、運命の荒波に揉まれていく女性たちの友情の物語を、料理に絡めて紡ぎ出している。そんな本作の公開を前に、蕎麦処の女料理人として働く澪を演じた松本穂香と、幻の花魁・あさひ太夫に扮した奈緒、そして本作を監督引退作と公言している角川春樹監督が登壇し、9月23日(水)に梅田ブルク7で試写会上映前に舞台挨拶を行った。
 
まずは、前半の舞台が大阪であることから、大阪の話題になると、堺市出身の松本は「大阪の思い出は、家の近くのイオンモールに入り浸っていたぐらいなんです(笑)。東京に出て、東京の人は冷たいと言いますが、実際にはそんなことなくて、大阪は身内には優しいけど、よそ者には冷たいんだと思いました。大阪の方が変な人が多いです(笑)」と、笑いながらも辛口なコメント。奈緒は、「私は福岡出身なんですが、福岡の人と大阪の人は相性がいいと勝手に思っていて(笑)。波長が合うというか、関西の方のノリがすごく好きなんです。大阪での撮影でも、楽しい夜の思い出しかないので、今日も来られてすごく嬉しいです」と、笑顔で語っていた。ふたりの相性について聞かれると松本は、「私たちはカップルのように、“大好きだよ”とメッセージを送り合っています」と、ふたりで微笑みあいながら語っていた。
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そして、本作での監督引退を公言している角川春樹の作品へのオファーを受けた時の感想を聞かれると、松本は、「人気のある小説の実写映画化で、しかも、角川監督の最後の作品で、今までの角川映画に出てこられた、薬師丸ひろ子さんをはじめとする錚々たる方が脇を固める中での主役が私でいいのかな? という不安はありましたが、監督と直接お話しさせていただいて、一生懸命やろうという気持ちになりました」と語り、奈緒も「中村獅童さんをはじめ、テレビや映画で活躍されている方が一度に集結するような現場だったので、プレッシャーは少なからずありましたが、こんな経験をさせていただくことはなかなかないことだと思ったので、恥をかくつもりで飛び込みました」と、それぞれに不安やプレッシャーを感じながらも、奮闘したと話していた。
 
さらに、料理が本作の大事な要素であることから、大阪出身の松本に故郷の味を尋ねてみると、「やっぱりベタですが、お好み焼きなどの粉もんですね。でも、東京に出てからはお店で全然食べなくなりました。大阪だと結構安いのに、東京はやっぱり高くて、宅配のチラシが入っていても、たこ焼きが1000円、2000円と書いてあるので、どういうことなんだろう? と思います」と、東京の物価の高さを嘆いていた。
 
最後に、角川監督が「身を尽くしてこの映画を撮らせていただきました。全世界の人に、映画を観る喜びと感動を与えられるように、そして、全世界の人々に愛される映画になればいいと思っています」と作品をPRし、舞台挨拶は終了した。
 
取材・文/華崎陽子



(2020年9月24日更新)


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(C) 2019映画「みをつくし料理帖」製作委員会

『みをつくし料理帖』

▼10月16日(金)より、梅田ブルク7ほか全国にて公開
出演:松本穂香、奈緒、若村麻由美
浅野温子、窪塚洋介、小関裕太
藤井隆、野村宏伸、衛藤美彩
渡辺典子、村上淳、永島敏行
松山ケンイチ、反町隆史、榎木孝明
鹿賀丈史、薬師丸ひろ子、石坂浩二、中村獅童
主題歌:手嶌葵「散りてなお」
監督:角川春樹

【公式サイト】
https://miotsukushi-movie.jp/

【ぴあ映画生活サイト】
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