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ホーム > NEWS > 「大阪での撮影がターニングポイントになりました」 大沢たかお&岩田剛典が登壇し、 賀来賢人とも電話を繋いだ 映画『AI崩壊』大阪舞台挨拶レポート

「大阪での撮影がターニングポイントになりました」
大沢たかお&岩田剛典が登壇し、
賀来賢人とも電話を繋いだ
映画『AI崩壊』大阪舞台挨拶レポート

『22年目の告白-私が殺人犯です-』の入江悠監督の完全オリジナル脚本によるSFサスペンス『AI崩壊』が、大阪ステーションシティシネマほか全国にて上映中。2030年、医療や金融、セキュリティ、交通など生活のインフラをAIが支える近未来の日本を舞台に、AIが暴走し日本中に起こるパニックを描く。大沢たかおが、AIを暴走させたテロリストとして警察に追われる、AIを開発した天才科学者・桐生に扮し、彼を追う天才捜査官を岩田剛典が、全ての謎を握るAI管理者を賀来賢人が演じている。週末の興行収入ランキングで初登場第1位を記録した本作の大ヒットを記念し、大沢たかおと岩田剛典、そして入江悠監督が登壇し、2月5日(水)に大阪ステーションシティシネマで上映前に舞台挨拶を行った。
 
まずは、大沢が「実は、この作品は大阪でもロケをしていたので、皆で来たいと思っていたのですが、タイミングが合わず、ようやく今日来ることができました」と感無量の面持ちで挨拶。岩田は「ようやく大阪に来られて嬉しく思っています。僕は関西のロケには参加していないんですが、この後、本編を観ていただければ、日本全国あらゆる場所で大沢さんが逃げ回っているのがわかると思います(笑)。どの画も迫力があって、ハラハラドキドキしながらのあっという間の2時間を楽しんでください」と語り、入江監督も「大阪でも撮影したんですが、ずっと地下で撮影していましたので、ようやく地上に出られたという気持ちです(笑)。こんな晴れやかな場で大阪に戻ってこられたのを嬉しく思います。オリジナル脚本で近未来を舞台にした映画というのは、なかなか実現しないジャンルなので、(大ヒットという)評価していただけて嬉しいです」と感慨深げに挨拶し、舞台挨拶は始まった。
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そして、寝屋川南部の地下河川で行われた大阪での撮影について尋ねてみると、入江監督は「何kmも続くような地下道を大沢さんが走って逃げるシーンを撮影したんですが、大変でした」とコメント。それを受けて大沢は「大阪に限らず、ほぼ全国走っていました。なかなか監督のカットがかからなくて、最終的には自分でカットをかけていました」と笑わせた。さらに大沢は「大阪では地下に入っている時間が長くて、今日、地上に出てきて大阪にこんなに人がいたんだと思いました。それぐらい、ほぼ誰にも会わない撮影だったんです。朝方、地下に入って夜遅くに出てくるという撮影だったので、そういう意味では大阪を満喫できてはいないんです」と残念そうに語ると、スタッフから預かったという通天閣をバックにした大沢の写真がスクリーンに映し出され、「2ヶ月半ぐらい撮影していたんですが、唯一、撮影が終わった後に、スタッフみんなでご飯を食べに行った時の写真です。恥ずかしかったので、本当は撮られたくなかったんですが、思い出の1枚です」と笑いながら語っていた。
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また、本作が初共演となる大沢と岩田に互いの印象を聞いてみると、岩田は「撮影する前は、もう少しクールな方という印象だったんですが、撮影が始まると気さくにスタッフ、キャストに対して接してくださって、だいぶ印象が変わりました」と語り、一方、大沢は岩田の印象について「パフォーマーとしては日本で知らない人がいない人気者で、どんな女性も目がハートマークになるのもわかるし、現場でもかっこいいんですけど、そういう顔とは違って、映画では桜庭というとても冷酷で冷徹な捜査官になりきっていたので、話す隙がないぐらい緊迫している姿を見ていて、俳優さんとしてすごくオーラもあるし、自分も刺激を受けました。撮影が終わって、ようやく話せるようになって、三代目の次のオーディションはいつ? とか、年齢制限はどうなっているのかなど、その辺りを聞いているところです。次のタイミングでは受けさせてもらえるみたいです」と笑いながら話すと、岩田も「HIROさんに相談してみます」と返していた。
 
さらに、本作のキャンペーンをほとんど3人で回っていたものの、大阪には来ることができなかった賀来賢人と電話が繋がり、賀来が「盛り上がっていますか?」と尋ねると、場内からは大きな拍手が沸き起こっていた。すると大沢が「賀来くんは見えてないと思うけど、会場には5万人ぐらい人が集まっているよ」と笑いながら話すと、賀来も「今日は三代目のライブですか?」と、息の合った掛け合いを見せ、「最初から最後までスピーディーに物語が展開していく、最高のエンタテインメイント作品です。初めましての人も2度目ましての人も3度目ましての人も楽しめる映画です」と作品をアピールしていた。
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最後に、入江監督が「この作品は、オリジナル脚本で近未来を舞台にしています。こういう映画は日本ではなかなか作ることができないので、ぜひ皆さんのお力でこのジャンルを育てていただけると監督として嬉しいです」、岩田が「この映画は、製作陣の熱量と夢が詰まった作品です。とてもメッセージ性が強い作品なので、映画館を出たらすぐに映画について語りたくなる作品だと思います」、大沢が「この作品のターニングポイントになったのが大阪の撮影で、僕らスタッフにとっても、大阪での色んな出来事や語らいがすごく大事なことになりました。本当は公開前に大阪へ来ることを願っていたんですが、ようやく今日来ることができました。今日で僕たちの宣伝活動もひと段落つきます。ここからは皆さんにバトンを渡して、この映画を気に入ってくださったら、周りの人に伝えていただけたら嬉しく思います」と作品をPRし、舞台挨拶は終了した。
 
取材・文/華崎陽子



(2020年2月 6日更新)


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Movie Data



(C) 2019「AI崩壊」製作委員会

『AI崩壊』

▼大阪ステーションシティシネマほか全国にて上映中
出演:大沢たかお、賀来賢人、広瀬アリス
岩田剛典、高嶋政宏、芦名星
玉城ティナ、余貴美子
松嶋菜々子、三浦友和
監督:入江悠
主題歌:「僕らを待つ場所」AI

【公式サイト】
http://wwws.warnerbros.co.jp/ai-houkai/

【ぴあ映画生活サイト】
http://cinema.pia.co.jp/title/177947/