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主演・三吉彩花、古川毅、大谷凜香が登壇!
映画『犬鳴村』大阪舞台挨拶レポート

『呪怨』シリーズでお馴染みの清水崇監督が、九州に実在する心霊スポット「旧犬鳴トンネル」を題材に撮り上げたホラー映画『犬鳴村』が、2月7日(金)より、梅田ブルク7ほか全国にて公開される。地図にも載っておらず、さまざまな恐ろしい逸話が語り継がれる“犬鳴村”をめぐって、この世のものとは思えない怪事件に巻き込まれていく、三吉彩花演じる臨床心理士・森田奏の主人公の運命をスリリングに映し出している。本作の公開を前に、主演の三吉彩花、犬鳴村の鍵を握る謎の青年・成宮健司役の古川毅、“犬鳴村”の呪いにかかり最初の被害者となる主人公の兄の彼女・西田明菜に扮した大谷凜香が登壇し、1月23日(木)に梅田ブルク7で、試写会の上映後に舞台挨拶を行った。
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まずは、清水崇監督によるホラー映画のオファーを受けた時の心境を3人に聞いてみると、三吉は「ジャパニーズホラーが苦手なので、清水監督の作品を1本も観ていなくて。ホラー映画は好きなんですが海外の作品ばかり観ていたんです。監督には「すいません。監督の作品を観たことがありません」と正直にお伝えしました。でも、海外にもファンがたくさんいる清水崇監督の作品にご縁があって出させていただけるのは、純粋にすごく嬉しいと思いました。撮影前に、やはり監督の作品を観ておいた方が良いと思ったので、『呪怨』だけ、飛ばし飛ばしで観たんですが、やっぱり日本映画の方が、じめ~っとしていると言うか、じと~っと暗い感じがするんですよね。海外のホラー作品だとちょっと笑える要素もあって、軽い気持ちで見ることができるんですが、今回の『犬鳴村』もじと~っとしているので、怖かったです」と、日本のホラー映画は特に苦手だったよう。古川も「僕も、今まで基本的にホラー映画を避けてきたので、友だちが清水監督の『呪怨』を観ていても、僕は遠くの方にいました。苦手意識があったので、TSUTAYAに行く時も、ホラーのジャンルにはなるべく行かないようにしていました。だから、まさか自分がホラー映画に携わることになるとは思ってなかったので、オファーを頂いた時はびっくりしました。完成した作品を仕事として見なきゃいけないのは、どうしようかと思いましたが、撮影にも楽しく望めましたし、このジャンルに足を踏み入れたことは新境地だったと思っています」と、苦手なジャンルではあったものの新境地を開拓することができたそう。さらに、大谷も「私もホラーは苦手です。怖い話をしている所は、霊が寄ってくるとよく言うじゃないですか。だから、ホラー映画の現場は怪奇現象が起こるんじゃないかという心配もありましたし、私が演じた明菜はきわどいシーンが多かったので、初めて台本を読んだときはこれをやるのかと思いましたが、出演すると決めたからには腹をくくって挑みました。でも現場の空気がすごく和気藹々としていて、映画とは真逆の雰囲気だったので、明るく演じることができました」と、まさかの3人ともホラー映画が苦手だったことが発覚。それでも、撮影は楽しく進んだようだった。

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そんな撮影中の印象的な出来事を聞いてみると、一番印象的だったのが、なんと臭いにおいでおなじみの“カメムシ”だったそうで、山の中での撮影だったこともあり、どこに行っても“カメムシ”が出没したとのこと。特に三吉はホテルの部屋にも“カメムシ”が出没したようで、「天井に軽く60匹か70匹ぐらいいて、ポトポト落ちてきたりしたんです。ペットボトルの水を飲もうとしたら、反対側にいて、気づかずに潰しちゃったので、臭かったです。みんなでカメムシを駆除したので、それがきっかけで仲良くなりました。“カメムシ”のおかげで打ち解けました(笑)」と、語っていた。
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さらに、本作にちなみ、今まで実際に恐怖体験をしたことがあるか尋ねてみると、しばらく沈黙が続いた後、満を持して三吉が「ひとつありました。高校生の時に事務所の女子寮に住んでいたんですが、芸能関係の仕事をしている子ばかりだったので、芸能関係の人たちのところに念を持ったものが集まりやすいと言われていたこともあって、スタジオの四角や、自分の部屋の水回りに盛り塩をしたりしていたんです。ある日、夜中の3時ぐらいに目が覚めたら、廊下から金属音がして、鳴りやまないので、隣の隣の部屋の子に電話したら、「聞こえる」って言ったんです。怖くてドアを開ける勇気がなくて、正体は分からなかったんですが、防犯カメラの映像を全て調べてもらっても何も写ってなくて」と、リアルに怖い恐怖体験を語ると、古川は「本気で怖いの持ってきた」と絶句し、大谷は「三吉さんの落ち着いたトーンの声が怖かった」と、本気で怖がっていた。
 
最後に、三吉が「この映画はただ怖いだけではなくて、私が演じた森田奏の家族の話や血筋の物語、抗えない恐怖や切なさなどの心情描写やヒューマンドラマもしっかりと描かれているので、観ていただいた方に何かを感じて、考えていただける作品になっていると思います」と作品をPRし、舞台挨拶は終了した。
 
文/華崎陽子



(2020年1月27日更新)


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Movie Data



(C) 2020「犬鳴村」製作委員会

『犬鳴村』

2月7日(金)より、梅田ブルク7ほか全国にて公開
出演:三吉彩花、坂東龍汰、古川毅
宮野陽名、大谷凜香、奥菜恵
須賀貴匡、田中健、寺田農
石橋蓮司、高嶋政伸、高島礼子
監督:清水崇
主題歌:Ms.OOJA「HIKARI」

【公式サイト】
http://www.inunaki-movie.jp/

【ぴあ映画生活サイト】
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