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前田敦子、高良健吾らがロケ地茨木高校に凱旋！
映画『葬式の名人』完成披露試写会舞台挨拶レポート

文豪・川端康成による複数の小説を原案に創作された現実とファンタジーが混じりあうユニークな群像劇『葬式の名人』が、8月16日(金)より、イオンシネマ茨木にて先行公開、9月20日(金)より、梅田ブルク7ほかにて公開される。大阪府茨木市を舞台に、突然亡くなった高校時代の友人の葬儀に参列した同級生たちの風変わりなお通夜体験をコミカルに描き出す。『旅のおわり世界のはじまり』など出演作の相次ぐ前田敦子が主演を務め、『シン・ゴジラ』『多十郎殉愛記』の人気俳優・高良健吾が共演し、白洲迅、尾上寛之、奥野瑛太ら個性派キャストが脇を固めている。本作の完成を記念し、7月11日(木)にロケ地となった茨木高校で完成披露試写会が行われ、前田敦子や高良健吾をはじめ、高校時代の同級生を演じた尾上寛之、中西美帆、奥野瑛太、佐藤都輝子、樋井明日香、前田敦子扮するシングルマザー雪子の息子あきおを演じた阿比留照太、樋口尚文監督、同高校出身で脚本も担当した大野裕介プロデューサーが登壇し舞台挨拶を行った。

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キャストが登場すると、登場を待ちわびた在校生を含む体育館に集まった約800人の観客からは拍手と歓声が巻き起こっていた。まずは、主演の前田が「ほんとにアットホームですね。嬉しいです。皆さんのおかげで映画が完成しました。ありがとうございます。今日は日本で初めての上映会なので、ぜひこの熱のまま観ていただきたいと思います」、前田が演じた雪子の同級生・豊川に扮した高良は、「皆さんのおかげでこの映画は完成したと思っています。茨木高校OBの方や在校生はもちろん、茨木市民の方にも誇らしく思ってもらえるような映画になったと思っています。体育館で映画を観ることもなかなかないと思うので、皆さんにとって映画の体験になったら嬉しいです。不思議な映画になっていますので、楽しんで帰ってください」と挨拶し、舞台挨拶は始まった。また、府会議員の同級生の緒方を演じた茨木市出身の尾上は、「まさか茨木高校の体育館に立つことになるとは」と感無量の様子。さらに、初の母親役となった前田演じる雪子の息子・あきおに扮した10歳の阿比留照太が「いつも校長先生が立つようなところに立てて嬉しいです」と挨拶すると、場内からは「可愛い」という声と大きな拍手が起きていた。
 
舞台挨拶に先立って行われた取材会でも前田は阿比留のことを「大阪弁もあきお(阿比留の役名)がネイティブなので教えてもらいましたし、率先して仲良くしてくれて、私が真剣に何かを考えている時は同じ車にいても黙っていてくれたりして空気を読んでくれて、さらに私の台詞も覚えてくれていたんです。こんな可愛い息子がいてくれたらシングルマザーでも楽しく前向きに生きていけるんじゃないかと思いました」と語っており、阿比留にメロメロのようだった。

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そして、阿比留に撮影中のエピソードを聞いてみると、「あっちゃんママが、大阪弁を練習しているところがとても可愛いかったことと、ちょっぴり間違えているところがあって、そこを一緒に練習したことが心に残っています。あっちゃんママも僕もトマトが好きで、休み時間にこっそりふたりで食べたことも思い出です。高良くんは、ふたりとも車が好きだから、車の話をしたりして、最初は緊張していたけど、撮影は楽しかったです」と話し、阿比留が話している最中も、前田は肩に手を添えたり、一生懸命話す阿比留を頑張れと応援しているようで、本当に阿比留のことが可愛くて仕方のない様子だった。その後、前日の7月10日が前田の誕生日だったことから、サプライズで茨木高校吹奏楽部有志によってハッピーバースデーが演奏された。生徒代表から花束を受け取った前田は「自分の誕生日を忘れていました(笑)。本当に嬉しいです」と感謝の言葉を述べていた。
 
最後に前田が「みなさんの協力があったから出来上がった映画だと思っています。本当に感謝しています。ありがとうございました。この映画がみなさんのいい思い出になってくれればいいなと思います」と挨拶し、舞台挨拶は終了した。
 
取材・文／華崎陽子



（2019年7月12日更新）


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Movie Data

(C)“The Master of Funerals“ Film Partners

『葬式の名人』

▼8月16日(金)より、イオンシネマ茨木にて先行公開
▼9月20日(金)より、梅田ブルク7ほかにて公開
出演：前田敦子、高良健吾、白洲迅
尾上寛之、中西美帆、奥野瑛太
佐藤都輝子、樋井明日香、阿比留照太
有馬稲子
監督：樋口尚文

【公式サイト】
http://soushikinomeijin.com/

【ぴあ映画生活サイト】
http://cinema.pia.co.jp/title/177339/