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山形県庄内発の「庄内キネマ」
第1回製作作品
冨樫森監督『夏がはじまる』ほかが京都で公開に
関連イベントも

 映画をはじめとした映像制作やワークショップ運営など、映画人の育成を手がける映画会社「映画24区」が、山形県庄内発の「庄内キネマ」と題した3本の映画を製作。9月14日(土)より、京都の元・立誠小学校 特設シアターにて3作順次公開される。
 

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 その第1弾『夏がはじまる』は、東京に漠然と憧れながらも、地元の工場でアルバイトをするヒロインが、かつて家族を捨てた母親と再会することで家族のあり方を見つめなおす姿を描く人間ドラマで、監督は10月12日(土)より公開の『おしん』も控える山形の鶴岡出身、冨樫森(とがし・しん)。冨樫監督と言えば、相米慎二監督や井筒和幸監督など、数多くの日本映画の助監督を務め、『非・バランス』(2000)や『ごめん』(2002)など、思春期に揺れ動く少年少女を描くことに定評があり、本作でも地元在住のキャストらによる瑞々しい演技に期待してほしい。
 
 第2弾『砂をつかんで立ち上がれ』(10月7日(土)公開)は、“映画制作”をテーマに藤澤浩和監督が描いた人間ドラマ。撮りたくもない映画企画を押し付けられた映画監督と、演技下手の役者を中心に、ハチャメチャな映画制作の様子を描き出す。企画潰しを狙い、ヤケになった監督の指導と、それに応えようと限界を超えてくる役者の掛け合いが妙味を見せる異色作だ。その後も、NHK連続ドラマ小説『あまちゃん』でGMT47の小野寺ちゃん役を務めた優希美青の映画デビュー作となる、第3弾『乙女のレシピ』(三原光尋監督)が10月末公開予定となっている。
 
 
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 また、今回の上映の関連イベントとして、9月14日(土)~27日(金)、冨樫森監督と『時をかける少女』で知られる谷口正晃監督が手掛けた文豪原作の映画化特集《BUNGO in 京都》も実施。森鴎外(原作)×冨樫森(監督)×成宮寛貴(主演)の『高瀬舟』、林芙美子(原作)×谷口正晃(監督)×波瑠(主演)の『幸福の彼方』を上映する。
(C)「BUNGO ささやかな欲望」製作委員会
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 さらに9月14日(土)、京都文化博物館フィルムシアターにて《シネマカレッジ京都2013》が開催。冨樫監督の代表作『ごめん』と相米慎二監督の『お引越し』の上映と「スクーリング・セッション 京都と映画を受け継ぐ」と題した冨樫監督と谷口監督の対談も。是非、ご注目を。
(C)2002『ごめん』製作事業委員会

 

 

 

 

 



(2013年9月13日更新)


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Movie Data

『夏がはじまる』 (C)2013 映画24区 All Rights Reserved.


『砂をつかんで立ち上がれ』 (C)2013 映画24区 All Rights Reserved.


『乙女のレシピ』 (C)2012庄内キネマ

※詳細は各ホームページを参照ください。

【元・立誠小学校 特設シアター】
http://risseicinema.com/movies/1390

【シネマカレッジ京都】
http://cinemacollege-kyoto.com/?p=574