きたりえこと北原里英(AKB48/SKE48)が登壇
立ち見も出て大盛況!!
『ジョーカーゲーム』初日舞台挨拶レポート
AKB48とSKE48の両方に所属するきたりえこと、北原里英が主演を務めるサバイバル・サスペンス『ジョーカーゲーム』がシネ・リーブル梅田にて1月4日(金)まで上映中。
物語は、県立高校に通う赤沢千夏(北原)をはじめとする高校3年生全員が合宿に行くところから始まる。そして合宿初日、なぜか彼らはトランプの“ババヌキ”をすることを担任から通達されるが、それは、児童のIQ低下を憂いた政府が、子どもの“人間力”を高めるために仕掛けたゲームだった…。誰もが一度は遊んだことのあるトランプゲーム“ババヌキ”によって死が決まる壮絶なサバイバル・ゲームに巻き込まれてしまった高校生たちの行方を描き出していく―。
そんな本作の公開を記念して、東京・名古屋・大阪の“舞台挨拶弾丸ツアー”を実施。ツアーの最終、ファン一同からの花も届いたシネ・リーブル梅田には主演の北原里英と渡邊貴文監督が登壇し、初日舞台挨拶が行われた。
――弾丸ツアーを終えて今のお気持ちは?
北原里英(以下、北原):意外に元気いっぱいです。大阪だけ上映後の舞台挨拶ということでネタばれも話せるのかなぁと思って楽しみにして来ました。
――初主演映画でのプレッシャーはありませんでしたか?
北原:最初はわたしが引っ張っていくぐらい頑張ろうという気持ちだったんですが、主演ということを考えすぎるとプレッシャーに押しつぶされそうになるので、みんなでひとつの作品を一生懸命作るぞ! という気持ちで臨みました。
――役を演じるにあたっての監督からの要求は?
北原:監督は、一緒に考えてキャラクターを作っていくという感じでした。作品には直接関係のないような部活のことや家族構成なども一緒に考えて人物を作っていきました。
――ちなみに北原さんの演じた千夏とはどんな女の子ですか?
北原:吹奏楽部に入ってまして…、家族構成はどんな感じでしたっけ?
渡邊貴文監督(以下、渡邊):映画を観ると分かりますが、引っ込み思案であまり表に出れないタイプの子なんです。家族の中では、「いい子ね」と言われて育てられてきたみたいな。“いい子”という言葉に縛られて、それを目指して生きてきた子という風な話をしました。
――特に撮影が大変だったシーンはどこですか?
北原:ラストの走るシーンは全速力なので、結構、足腰にきました…(笑)。
――今だから言えるけど実は…みたいな話はありますか?
北原:廃校を使って撮影してたんですけども、音楽室に幽霊がいるんじゃないかって。
渡邊:あー、いましたね。相当怖い妖気を放っていて、あそこには入りたくなかったですね。
北原:でも、そこがマネージャーさんの待機部屋だったんです(笑)。
渡邊:本当にねぇ、そこに入ると息苦しくなるんですよ。(マネージャーさん)よくいられるなぁって思いました。
――その場所は映画には出てこないんですか?
渡邊:出てきません。撮影できないです(笑)。
――この先、このストーリーが続くとしたらどうしたいですか?
北原:「俺たちは大人に復讐するんだ」ってどこかで聞いたことあるようなね(笑)。
渡邊:下山途中に大人たちに捕まる。捕まってからたぶん収容所に送られて、そこからの話がパート2になるんじゃないかなと思ってます。強制労働させられたりね。
北原:やだなー(笑)。
途中、客席から直接声を掛けるファンにも北原は笑顔で答え、その後じゃんけん大会まで実施。立ち見も出た満席の会場は大盛り上がりとなった。そして最後に北原は「撮影時は公開はまだまだ先だと思ってましたが、あっという間に公開日が来て、そして、こんなにたくさんの人に観てもらえて本当に嬉しく思います。今回、初主演ということもあって気合の入った作品となってます。もう1回観てもらえると嬉しいです。」とコメント。また渡邊監督も「生徒役にたくさんの役者が出てて、みんな素敵なんです。それぞれが、この映画の世界に入り込んでいて力強く演じてくれています。いろんな人の目線で画面の隅々まで観ると面白いかもしれません。もう1度観ていただけると嬉しいです。」と笑顔で締めくくった。
(2012年12月28日更新)
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