犬の真似にダンスにと、
映画さながらに魅力を振りまくチャン・グンソクに
場内はノックアウト!?　『きみはペット』
キム・ハヌル＆チャン・グンソク来場舞台挨拶レポート

　2003年に松本潤と小雪主演でドラマ化された小川彌生の人気コミックを韓国で映画化した『きみはペット』がＴＯＨＯシネマズ梅田ほかにて公開中だ。日本で大ブレイク中のチャン・グンソクの主演最新作だ。キム・ハヌル扮する“一見勝ち組、でも心はボロボロ”のエリート女性編集者チ・ウニと、彼女に拾われた年下の美少年カン・イノが“ご主人様とペット”として送る奇妙な同居生活と、微妙に変化していくふたりの関係が描かれる。日本での公開に合わせ、チ・ウニを演じたキム・ハヌルと、カン・イノに扮したチャン・グンソクが1月22日(日)に来阪し、TOHOシネマズ梅田で舞台挨拶を行った。

　ＴＯＨＯシネマズ梅田の最大規模のシアターで行われた舞台挨拶。約750人の満席の客席からは、ふたりの登場を今か今かと待ち構える様子が伝わってきた。そんな中、ステージが明るくなり、ＭＣが登場しただけで客席からは歓声が上がり、その後は笑い声に。そして、ふたりが登場するや場内からは悲鳴のような歓声が上がった。手を振ったり、にこやかに観客からの声援に応えるふたりの姿に会場の興奮はさらにヒートアップ。また、チャン・グンソクが劇中のカン・イノのように、「ワンワン」と犬の鳴きまねをすると、さらに歓声が。そんな中、まずはふたりに大阪の印象を聞いてみると、キム・ハヌルは「大阪は食べ物が本当に美味しいです。私は、お好み焼きもたこ焼きも大好きなんですが、大阪で食べるお好み焼きはとても美味しいです」、チャン・グンソクは「東京よりも関西の方が服がキラキラしていて、楽しいです」とそれぞれ好印象のよう。そして、質問に応えるふたりの一挙手一投足に観客は一喜一憂し、歓声をあげていた。

　また、本作で初共演を果たしたふたりにお互いの印象を聞いてみると、キム・ハヌルは「(チャン・グンソクが出演している)ドラマを見たことはあったのですが、共演は初めてでした。彼は、演技も上手だし、頭がキレるイメージを持っていました。今回のカン・イノであり、ペットとしてのモモという役は難しい役だと思っていたのですが、とても可愛らしい面と男らしい面を持っているチャン・グンソクさんなので、ぴったりの役だったと思います」と絶賛。そしてチャン・グンソクは「キム・ハヌルさんは、韓国のロマンチック・コメディにおいては伝説的な存在だと思うので、一緒に演技をさせていただくことも幸せでしたし、色々なことを勉強させていただきながら撮影できて、楽しかったです」とこちらも絶賛。そして、撮影現場で印象的だったことを聞かれると、キム・ハヌルが「他の俳優さんと違って、チャン・グンソクさんが現場に来るとすぐにわかるんです。彼は、歌っていたり、踊っていたり、音楽や声を出しながら登場するので、私自身もだんだん楽しくなってきました」と笑いながら暴露。すると、チャン・グンソクが「僕はシャッフル・キングだから仕方ないんです(笑)」とコメントし、ダンスを披露すると、客席からは念願のダンスを生で見られた興奮からか悲鳴が上がり、この日一番の歓声が。

　そして、抽選箱からふたりが選んだ番号に座っていた観客ふたりから、花束贈呈ができることが告げられると、一気に会場はヒートアップ。しかも、ひとりは男性だったことから、チャン・グンソクは「初めての男性のファン！」と大興奮。しかし、その男性がキム・ハヌルに渡すことを選択すると、チャン・グンソクはしょげ返っていた。しかし、いざ花束贈呈になると、しっかり観客をハグし、客席からはさらに悲鳴が。また、客席から選ばれた5名がキム・ハヌルとチャン・グンソクとともに写真を撮ることができるなど、観客参加型の舞台挨拶に場内は沸きあがっていた。

　最後に、ふたりからそれぞれメッセージを伝えてもらうと、キム・ハヌルは「今日は、楽しい時間を過ごすことができて嬉しかったですが、すごく早く終わってしまって残念です。また2月11日に京セラドーム大阪でイベントがありますので、その時にお会いできれば嬉しいです」とコメント。また、チャン・グンソクは、「来月に京セラドーム大阪でイベントがありますので、その時は今日よりももっと盛り上がっていきましょう！」と名残惜しさを払拭するようなコメントを残していった。ふたりの姿が見えなくなるまで、客席は大興奮のまま舞台挨拶は終了。

　本作は、この舞台挨拶で見せた、かっこよく知性的なキム・ハヌルと、可愛くて男らしいチャン・グンソクの魅力に溢れたラブ・コメディだ。

（2012年1月23日更新）