あべのハルカス美術館の「印象派・光の系譜展」で
モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガンらの傑作が集結
リアル謎解きゲームとのコラボイベントも開催!
モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガンらの全盛期の傑作が一堂に会する「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜-モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン」が、大阪・あべのハルカス美術館にて、4月3日(日)まで開催されている。
エルサレムにあるイスラエル博物館は、世界有数の芸術・考古学博物館。古代から現代まで、約50万点にのぼる文化財を所蔵している。その同館が誇る珠玉の印象派コレクションが、初めてまとまって来日。出品作の約8割が日本初公開という貴重な展覧会となっている。本展では、約70点の厳選された作品群を、モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガンらの全盛期の傑作を中心に、その前後のバルビゾン派からナビ派までを含めて一堂に展示。外光から内なる光へと向かっていった画家たちの「光の系譜」をたどっている。
本展では、リアル謎解きゲームともコラボレーション。別の視点から展示作品を楽しむこともできる「謎解きキット」を、体験してみた。
「謎解きキット」として入っていたのは、謎が書かれている冊子、パレット、「指示があるまで開けないでください」と書かれたハガキサイズの絵、記入用の鉛筆。
冊子を開くと、参加方法や注意事項、導入として謎解きのストーリーが書かれている。内容を確認して、いざ、スタート! 謎解きをプレイするには、インターネットに接続できるスマートフォン等の情報端末が必要となるので、お忘れなく。
まずは問いを読み、当てはまる絵を探しだす。そこから、絵や絵の解説文を頼りに謎を解き進めていきます。なかなか手ごわい問題ばかりで苦戦…!
(左)ポール・ゴーガン《ウパ ウパ(炎の踊り)》1891年、油彩/カンヴァス、72.6×92.3cm、イスラエル博物館蔵
Gift of Yad Hanadiv, Jerusalem, from the collection of Miriam Alexandrine de Rothschild, daughter of the first Baron Edmond de Rothschild
Photo (C) The Israel Museum, Jerusalem by Avshalom Avital
(右)フィンセント・ファン・ゴッホ《プロヴァンスの収穫期》1888年、油彩/カンヴァス、51.0 × 60.0 cm、イスラエル博物館蔵
Gift of Yad Hanadiv, Jerusalem, from the collection of Miriam Alexandrine de Rothschild, daughter of the first Baron Edmond de Rothschild
Photo (C) The Israel Museum, Jerusalem by Avshalom Avital
どうしても分からない!進まない!となれば、スマートフォンでヒントをもらって解いていきます。
最後の最後に難題が待ち受けていましたが、なんとか解き明かすことができました!
所要時間は60~90分程度。ひとりでも、仲間と一緒に参加しても楽しいですが、館内ではお静かに。謎解きをしながら、絵画への理解も深まるこのイベント。ぜひ異なる角度から展覧会を楽しんでみてほしい。
(2022年3月15日更新)
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