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日本初公開の復元骨格などが揃う
『ティラノサウルス展』

世界有数の恐竜博物館である福井県立恐竜博物館監修のもと、その生態をあらゆる角度から紐解く『ティラノサウルス展 ~T.rex 驚異の肉食恐竜~』が7月17日、大阪南港ATCホールにて開幕した。
 
今から約2億3000万年前に誕生した恐竜の中から多様な進化を遂げ、白亜紀の末に登場したと考えられているティラノサウルス。その研究の発端は1905年にアメリカの古生物学者、ヘンリー・オズボーンが発表した「ティラノサウルス・レックス」の論文に始まり、数年後に発掘された化石「AMNH 5027」によって、食物連鎖の頂点に位置する最強の肉食恐竜としての姿が浮き彫りに。現在も多くの研究者が惹きつけられる恐竜として、本展ではティラノサウルスのさまざまな生態研究の成果を、楽しく学ぶことができる。
 
『ティラノサウルス展 ~T.rex 驚異の肉食恐竜~』の魅力の一つは、まず世界的にも貴重なティラノサウルスの全身復元骨格が5体も揃うことだ。史上初めて完全な頭骨を含む形で発見された全身骨格「AMNH 5027」をはじめ、2005年に米国サウスダコタ州で発見され日本初公開となる「IVAN」などが、ダイナミックな姿で鎮座。個体それぞれに異なる特色を観察でき、知られざる生態に迫ることができる。
 
また、アイデアあふれるプロジェクションマッピングが話題のNAKED, INC.が手掛ける映像コンテンツも見逃せない。白亜紀後期の北アメリカを舞台に、リアルサイズのティラノサウルスを間近に体感できる迫力の大型コンテンツだ。壁や床をタッチすると、ティラノサウルスが飛び出すインタラクティブな仕掛けもあり、子どもが楽しめることはもちろん、大人もそのリアルさには息を飲むはず。
 
会場内は写真撮影も可能で、恐竜と撮影ができるフォトスポットも3カ所設置。中でも、動き、吠える、精密なティラノサウルスとトリケラトプスのロボットは、まさに記念撮影のベストスポットだ。
 
ティラノサウルスを知るには、それらが生きてきた環境なども重要とあって、ディプロドクス、カルノタウスルなど他の大型恐竜の骨格も並べられ、体系的に進化の過程や時代背景に触れることができる。
 
『ティラノサウルス展 ~T.rex 驚異の肉食恐竜~』は9月5日(日)まで、大阪南港ATCホールにて開催中。加えて、自身も大の恐竜好きだというflumpoolのボーカル・山村隆太による音声ガイドも貸出実施(別途600円)。

取材・文:後藤愛



チケット購入はコチラ! チケット情報はこちら
『ティラノサウルス展 ~T.rex 驚異の肉食恐竜~』
チケット発売中 Pコード:993-048
▼9月5日(日)まで
大阪南港ATCホール
一般-1800円 3歳~中学生-900円
※9:30~16:30。入館は閉館の30分前まで。2歳以下は無料。心身に障がいのある方の介助者は無料(ご本人は有料。1名につき1名まで。要証明)。期間中1回有効。
※新型コロナウイルス等の影響により、日程や内容が変更になる場合があります。
[問]ティラノサウルス展事務局■06-6615-5556

公式サイト

(2021年7月29日更新)


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『ティラノサウルス展 ~T.rex 驚異の肉食恐竜~』入口
全身復元骨格「AMNH 5027」
日本初公開の全身復元骨格「IVAN」
NAKED, INC.による映像コンテンツ
『ティラノサウルス展 ~T.rex 驚異の肉食恐竜~』内観