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過去最大、大橋翠石の作品
約150点が登場する回顧展!

 日本画家・大橋翠石の、生前・没後を通じて史上最大規模の展覧会「明治の金メダリスト大橋翠石 ~虎を極めた孤高の画家~」が、4月18日(土)より兵庫県立美術館ギャラリー棟3F にて開催。
 
 明治33(1900)年のパリ万国博覧会で、日本人画家として唯一の金メダル(金牌)に輝き、4年後のセントルイス万国博覧会でも連続して金メダルを受賞した翠石は、当時、世界で最も高く評価された日本画家であった。48歳で移住し、80歳までの後半生を過ごしたゆかりの地、神戸にある兵庫県立美術館で開催される本展は、翠石が神戸と関わりを持ってからの100年で初めて一堂に名品が並ぶ、特別な機会となる。
 
 自らの数々の不幸を乗り越える力を虎の絵に求めた翠石は、研鑽を重ねて独自の画風を完成し、それが海外での連続受賞につながった。しかし翠石は療養のため、そして何よりも内向的な性格のために、神戸の須磨に隠棲し、動物たちを友としながら、たった一人で自分の芸術を追求し続けていった。本展では、1907年の展覧会以降、100年以上の時を経て再び公開される傑作《悲憤》(個人蔵)や、現存未確認の明治天皇への献上作と同一下図の作品として「天覧」印が捺された《白虎之図》(個人蔵)、わずか約2センチ四方のなかに広大な山水を描いた《極密山水小帖》(個人蔵)など、近年発見された新出の傑作も多数出展。過去最大規模の回顧展で、大橋翠石の全貌を明らかにする。



明治の金メダリスト大橋翠石 ~虎を極めた孤高の画家~
発売中 Pコード:685-195
▼4月18日(土)~5月31日(日)
兵庫県立美術館 ギャラリー棟3F 
前売一般1000円 大学生600円  高校生以下無料
当日一般1200円 大学生800円  高校生以下無料 
※10:00~17:00。入場は16:30まで。月曜休館(ただし、5月4日は開館、5月7日休館)
兵庫県立美術館

(2020年3月11日更新)


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《大虎図》1944年、大垣市立東小学校蔵
《虎児之図》個人蔵
《仔猫之図》個人蔵