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イタリアの現代陶芸作家ニーノ・カルーソ
日本初となる本格的な回顧展を開催

 イタリア現代陶芸を代表する作家であるニーノ・カルーソ(1928–2017)の回顧展、「記憶と空間の造形 イタリア現代陶芸の巨匠  ニーノ・カルーソ」展が、2020年1月4日(土)より京都国立近代美術館にて開催される。
 
 神話性、象徴性を制作におけるテーマの一つとしているニーノ・カルーソ。初期はそれらを自己の故郷の記憶と結びつけた装飾的な器物を制作していたが、次第に古代ローマの遺跡等を思わせる壁面や柱、門などの形態制作を通じて、古代と現代を結ぶ空間の構築へと向かっていった。1950年代半ばにスタジオをローマに開設し、建築装飾やモニュメント、建築的インスタレーションなどにおいて独創的で実験的な仕事に取り組んだ。緻密でシャープな建築的要素を強く示す作品は、独自の造形世界を作り上げており、世界的にも高い評価を得ている。
 
  本展は、ニーノ・カルーソの偉業を92点の代表作ならびに数々のデザインワークやスケッチなどの資料を通じて紹介する、日本で初めての本格的な回顧展となる。
 



「記憶と空間の造形 イタリア現代陶芸の巨匠 ニーノ・カルーソ」展
発売中  Pコード:685-005
▼2020年1月4日(土)~2月16日(日)
京都国立近代美術館
前売一般800円 大学生400円 
当日一般1000円 大学生500円
※9:30~17:00(金・土曜日~20:00)。最終入館は閉館30分前まで。月曜および1/14(火)休館。(ただし、1/13(月・祝)は開館)。高校生以下・18歳未満、心身に障がいのある方と付添者1名は無料(入館の際に証明できるものをご提示ください)。本料金でコレクション展もご覧いただけます。
京都国立近代美術館
075-761-4111
 

(2019年12月11日更新)


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