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キャイ~ン、
「お得感満載のミュージカル・サーカスへ!」

1993年、元シルク・ドゥ・ソレイユのアーティストらにより創設された、新進気鋭のアクロバティック・アーティスト集団「シルク・エロワーズ」。アーティストの多彩な才能を活かし、ミュージカルとサーカスの融合を試みたユニークな演出で注目を集める。今回の来日公演『サルーン』は、彼らが初めてミュージシャンの生演奏、生歌に挑んだ意欲作。ダンスやパントマイムなども盛り込み、老若男女が楽しめる80分のノンストップショーを展開する。
 
アメリカ西部開拓時代を舞台に、サルーン(酒場)に集う男女のドラマを描く本作。日本公演スペシャルサポーターに就任したキャイ~ンの天野ひろゆきは、「芝居、楽器、サーカスまで。ひとりで何でもできるスペシャリストが何人も出ていて驚いた」と語る。相方のウド鈴木も「子供の頃に出会っていたら、間違いなくシルク・エロワーズを将来の夢に挙げていた」と断言。西部劇でもあり、「ウエスタンブーツやハットをかぶって観に来るのも楽しいんじゃないかな」と酒場の客になりきる“参加型の観劇”を提案する。
 
天野のお気に入りの演目は、男性に持ち上げられた女性が、頭上で次々とポーズを決める『ハンド・トゥ・ハンド』。ウドはふたりの女性がシャンデリアを使い、妖艶な空中技で魅せる『エアリアル・シャンデリア』を挙げる。天野は「二人でやるなら『ティーターボード』かな。シーソーを使ったアクロバットで、二人同時に空中にいれないから、キャイ~ンポーズはできないけど。もしもの場合は、「よいこ」の二人に出演を頼みます(笑)」。
 
さらに注目は、シルク・エロワーズの舞台に感銘を受け、単身カナダへ渡り、現在はメンバーとして夢を叶えた日本人キャストが出演すること。「今回は故郷に錦を飾るわけですから、思い入れもひとしおでしょうね」と天野。ウドは「今度は彼を見て舞台をめざす子供たちが出てくるかもしれない。応援していただけたら嬉しいですね」。
 
大阪公演に向け、天野は「きっと大阪のお客さんにも喜んでもらえるはず」と自信を見せる。「ミュージカルや芝居を単体で見ようと思ったら、結構な費用がかかりますから。その点、シルク・エロワーズだと一粒で三度美味しい。このお得感は大阪の方も好きだと思います(笑)」。「突っ込みに期待している」とはウド。「ミュージカルとサーカスの融合って『何?』と、クエスチョンがある方でも興味を持ちやすいですし、実際に大阪の方には舞台を観ていただいて、『あの時はこうだったね』とか、いい意味でいじってもらえたら楽しいと思います(笑)」。
 
公演は11月13日(水)から17日(日)までオリックス劇場にて上演。チケット発売中。

取材・文:石橋法子



(2019年11月12日更新)


Check
ハンド・トゥ・ハンド Photo: Kate Penn
エアリアル・シャンデリア Photo: Kate Penn
ティーターボード Photo: Kate Penn

シルク・エロワーズ『サルーン』

チケット発売中 Pコード:642-616

▼11月13日(水) 19:00
▼11月14日(木) 14:00
▼11月15日(金) 19:30
▼11月16日(土) 11:30/16:00
▼11月17日(日) 11:00/15:30

オリックス劇場

S席大人-9800円 S席子供-6800円(3歳~小学生)
A席大人-7800円 A席子供-5800円(3歳~小学生)
B席大人-6800円 B席子供-4800円(3歳~小学生)

※3歳未満は保護者1名につき1名まで膝上鑑賞無料。ただし座席が必要な場合はチケットが必要です。車イスをご利用の方は7月13日(土)よりインフォメーションデスクのみにて承ります。会場に飲食物を持ち込む事はご遠慮ください。演出機材により舞台の一部が見づらい席がございます。都合により演目の一部を変更する場合がございます。

[問]シルク・エロワーズ「SALOON」大阪公演事務局■0570-200-889

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