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清川あさみ「『千年後の百人一首』原画展
-糸で紡ぐ、歌人のこころ-」
京都両足院建仁寺山内にて開催決定!

アーティスト清川あさみの『千年後の百人一首』原画展が、11月21日(水)より京都・両足院建仁寺山内にて開催される。
 
清川あさみと、詩人・最果タヒが百人一首をテーマにタッグを組み話題となった書籍『千年後の百人一首』(リトルモア刊)。清川は、糸と布とビーズを用い、和歌の一首一首を、今のものとして情感豊かに描き出した。その原画が両足院にて初公開される。華やかさと静寂のいりまじる紅葉の京都にて、想像をかきたてる、現代版「百人一首」の世界を堪能してほしい。

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小野小町 (C)AsamiKiyokawa


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陽成院 (C)AsamiKiyokawa


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元良親王 (C)AsamiKiyokawa


 
会期は12月10日(月)まで。
 
 



(2018年9月11日更新)


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清川あさみ プロフィール

きよかわあさみ…淡路島生まれ。2001年に初個展。2003年より写真に刺繍を施す手法を用いた作品制作を開始。水戸芸術館や東京・表参道ヒルズでの個展など、展覧会を全国で多数開催。代表作に「美女採集」「Complex」シリーズ、『幸せな王子』『銀河鉄道の夜』絵本シリーズなど。「ベストデビュタント賞」受賞、VOCA展入賞、「VOGUE JAPAN Women of the Year」受賞、ASIAGRAPHアワード「創(つむぎ)賞」受賞。平成28年度後期のNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」ではタイトルオープニング映像やポスターのディレクション・制作をトータルで手がけ話題に。最新刊は作品集『清川あさみ採集』(パイインターナショナル刊)。

オフィシャルサイト
http://www.asamikiyokawa.
com/

『千年後の百人一首』原画展
-糸で紡ぐ、歌人のこころ-

両足院建仁寺山内

会期:11月21日(水)~12月10日(月)/会期中無休
会場:
■両足院建仁寺山内
(〒605-0811 京都府京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町591)
開場時間:10:00~17:00(ご入場は閉門の30分前まで)
観覧料:一般1000円、大学・中高生800円、小学生以下無料

■グランマーブル祇園(1階)カフェ&シャンパーニュ祇園ちから(2階)
(〒605-0074 京都府京都市東山区祇園町南側570-238)
営業時間:1階11:00~20:00、2階11:00~19:30(L.O.19:00)
※2階へはカフェのご利用が必要となります。


コメント

清川あさみ

「私が初めて京都の建仁寺・両足院に伺った時、建物や庭園がとても美しく、空間に自分の作品が並んだ光景を想像しました。
日々の雑念から解放され、ただ身体の状態に向き合い、耳を傾ける心地よい時間。
まるで千年前の歌が聞こえてきそうな静かな時間が流れる空間をイメージしています。
秋の両足院という場で、庭の紅葉や匂い、歌人達の気配と共に、この時代に生きている事を肌で感じながら『千年後の百人一首』の世界を楽しんで頂けたら幸いです。」

南果歩

(『千年後の百人一首』原画展アンバサダー)

「現代を代表するアーティスト清川あさみさんの建仁寺での原画展にて、朗読でのコラボが実現することになりました。
美女採集であさみさんに採集されてから早6年、あさみさんの紡ぎ出す世界の虜になりました。清川あさみと両足院、時空を超えたセッションに参加できることにトキメキを禁じ得ません。京都でお会い出来ることを楽しみにしています。」

最果タヒ

(作家・詩人『千年後の百人一首』著者)

「絵札の実物を目にしたとき、
千年前から現代へ、一本の糸で繋がってきたような、運命的なものを感じました。
揺らめく糸が、ビーズの光が、一瞬ごとに違う姿を見せ、
それでいてしなやかな美しさが、じっと佇んでいたのです。
百人一首もまた、時を超える美しさがありながら、
悲しみや喜びの一瞬が、歌に閉じ込められている。
この絵札だからこそ、触れられる千年前があるのだと思います。
両足院でのその一瞬を、今から楽しみにしています。」