NEWS

ホーム > NEWS > 大阪の女性を描き続けた画家 北野恒富の大回顧展覧が開催

大阪の女性を描き続けた画家
北野恒富の大回顧展覧が開催

 大阪の女性たちを描き続けた画家、北野恒富(1880~1947)の大回顧展「没後70年 北野恒富展 なにわの美人図鑑」が、6月6日(火)よりあべのハルカス美術館にて開催。
 
 新聞の挿絵画家をスタートに、明治末には日本画家としての地位を確立した北野恒富。明治40年代から大正初期には、洋風的な写実やアールヌーヴォー調などを取り入れた作品を手がけ、妖艶美漂う初期の作品から「画壇の悪魔派」とも呼ばれた。その後は、次第に内面表現を深化させた意欲作を生み出すようになり、 大正末期から昭和初期には、鮮やかな色彩にモダニズムとしての現代風俗を表現し、「はんなり」とした風情漂う名品を残した。
 
 大阪では初の大回顧展となる本展では、没後70年を記念し、初期から晩年に至る約190点を一挙に公開。《いとさんこいさん》、《暖か》、《鏡の前》など代表作の素描を収めたスケッチブックも多数展示。さらにポスターなど商業デザイナーとしての側面も紹介する。また、画塾「白耀社」で恒富が関わった島成園や中村貞以らの名作もあわせて展示し、近代大阪画壇の巨匠の豊かな芸術観を展覧する。



没後70年 北野恒富展 なにわの美人図鑑
発売中 Pコード:768-244
▼6月6日(火)~7月17日(月・祝) 
あべのハルカス美術館 
前売一般1100円 大高生700円 中小生300円 
ペアチケット1000円(1名分)
当日一般1300円 大高生900円 中小生500円 
※火~金10:00~20:00、月・土・日・祝10:00~18:00。最終入場は閉館の30分前まで。6/12、6/26休館。未就学児童は無料。
あべのハルカス美術館
06-4399-9050

(2017年5月26日更新)


Check
《願いの糸》 大正3年(1914) 木下美術館
《三味線》 大正10年(1921) 石川県立美術館 ※前期展示 6月6日~6月25日
《いとさんこいさん》 昭和11年(1936) 京都市美術館