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幕末~明治期の写真技術で撮影した
さまざまな日本の伝統文化。

 消えゆく大工道具を民族遺産として収集・保存し、さらに研究・展示を通じて後世に伝えていくことを目的に、1984年、神戸市中山手に設立された日本で唯一の大工道具の博物館「竹中大工道具館」。2014年に移転オープンしたここは、美しくモダンな建築のいたるところに、伝統の職人技を散りばめるなど見どころ満載の博物館。今日までに収集した資料は30500余点。様々な企画展や講演会、体験教室などのイベントを開催してきた。
 
 ここで2016年1月30日(土)より開催される「日本の面影 エバレット・ブラウン湿板写真展」は、日本に在住し、全国を旅しながら、日本の伝統文化を深く探求し続けているフォトジャーナリストによる写真展。氏が幕末~明治期の写真技術で撮影した、さまざまな日本の伝統文化を展示する。そこに写し出されるのは、現代の名匠たち、大工道具、伝統建築など約40点。じっくりと時間をかけて写し出された湿板写真には、失われた日本の時間、いわば「日本の面影」が醸し出されている。
 
 また、オープニングイベントとして1月30日(土)〜2月5日(金)の間、ブラウン氏と交流のある若手職人たちが、現代にも受け継がれている日本の面影をテーマに、写真展にちなんだオブジェを制作するほか、ブラウン氏によるギャラリートークやセミナーなども開催される。詳細はオフィシャルサイトで確認を。



日本の面影 エバレット・ブラウン湿板写真展
▼2016年1月30日(土)〜3月13日(日)
竹中大工道具館 1Fホール
一般500円 大高生300円 65歳以上の方200円(常設展観覧料を含む)
※9:30〜16:30。入場は閉館の30分前まで。月曜休館(祝日の場合は開館、翌日休館)、中学生以下無料
竹中大工道具館
078-242-0216

(2015年12月18日更新)


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