世界最古の木管楽器ディジュリドゥの世界的奏者であり、画家としても進化を続けるGOMAの大阪での個展「GOMA IN THE LIGHT展 ひかりを追い求め旅を続けるGOMAの絵世界」が、6月3日(水)より、digmeout ART&DINERにて開催される。なお、6月13日（土)にはGOMAを追ったドキュメンタリー・ライブ映画「フラッシュバックメモリーズ3D」の上映のほか、アコースティックライブも行われる。

 

　GOMAは世界的ディジュリドゥ奏者として活躍していた2009年、交通事故に遭い高次脳機能障害を後遺する。自分がディジュリドゥ奏者であることはおろか、何者なのかも分からなくなるという不安な毎日が続く中、GOMAは事故後間もなく消えた記憶を辿るかのように娘の絵の具と筆を手に、突然緻密な点描画を描き始めた。プリミティブな輝きを持つ精緻で色鮮やかな作品の個展は、多くのメディアにも取り上げられ社会的な関心を集めた。

 

　その後も、松江哲明監督によって、ミュージシャンとしてGOMAが復帰する様を描いた映画「フラッシュバックメモリーズ3D」が発表され、第25回東京国際映画祭にて観客賞、韓国全州映画祭にて最優秀アジア賞を受賞するなど大きな話題となった（その際のインタビュー記事はこちらで！）。

 

　事故から5年経った現在まで、描き続けた絵は実に450点超。本展ではGOMAが好んで描く自然から発せられる“IN THE LIGHT”をテーマに最新作品までを展示する。さらに期間中の6月13日（土）には、映画「フラッシュバックメモリーズ3D」上映＋アコースティックライブも！　本作は通常3D対応できる映画館でしか観ることができないものだが、今回は独自のシステムを導入し会場内で特別3D上映される。

　

　展覧会は期間中無料で観覧できるが、映画上映＋ライブのチケットはぜひ前売チケットの購入を。人数限定の貴重な機会となる映画上映＋ライブ、ぜひGOMAの描き奏でる“生”の魅力を、間近で感じて欲しい。