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兵庫を代表する日本画家、橋本関雪
生誕130年を記念した単独開催展

 兵庫県ゆかりの日本画家、橋本関雪の生誕130年を記念した『生誕130年 橋本関雪展』が9月14日(土)より兵庫県立美術館にて開催される。
 
 1883(明治16)年に現在の神戸市中央区に生まれた橋本関雪は、12歳から日本画を学び、1908(明治41)年の第2回文展で初入選、その後文展で入選、受賞を重ね、官展の代表的画家としての地位を確立する。漢学の深い教養にもとづき中国の古典に取材した数々の作品を発表したほか、石濤や八大山人などの明末清初の文人画家に傾倒し、東洋画の本質を南画に見出した関雪は、新南画とよばれる新領域を拓く。また動物画にも優れた力量を発揮、多くの名作を残しているのが特徴だ。
 
 本展は、1977(昭和52)年に兵庫県立近代美術館で開催して以来、36年ぶりとなる回顧展。初期から晩年までの代表作約70点を展示し、大正から昭和前期にかけて日本の絵画界の第一線で活躍した関雪の絵画の真髄に迫る。巡回のない単独開催ということもあり、全国の所蔵家から多くの名作が出品されている点に注目だ。また、ごく一部の作品をのぞき展示替えもなく、関雪の名品が一堂に会する貴重な機会となるだろう。



生誕130年 橋本関雪展
発売中 Pコード:765-799
▼9月14日(土)~10月20日(日) 
兵庫県立美術館 
前売一般1100円 大学生700円 
グッズ付チケット(前売)・扇子小3100円 扇子小寸(19.3cm)付
グッズ付チケット(前売)・扇子大3300円 扇子大寸(23cm)付)
当日一般1300円 大学生900円  高校生・65歳以上650円
※10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)。入場は閉館の30分前まで。休館日は9/17、9/24、9/30。中学生以下は無料。高校生・65歳以上はチケットぴあでの販売はなし。
078-262-0901
 

(2013年9月 4日更新)


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《猟》 1915年 公益財団法人 橋本関雪記念館蔵
《僊女》 1926年 西宮市大谷記念美術館蔵
《玄猿》 1933年 東京藝術大学蔵