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世界的グラフィックデザイナー田中一光。
地元・奈良県立美術館にて約350点を展覧。

 

 奈良出身の世界的グラフィックデザイナー、田中一光の没後10周年となる回顧展が、地元である奈良県立美術館にて2013年1月12日(土)~3月20日(水・祝) 開催される。
 
 1930年に奈良の旧市内に生まれた田中一光は、幼少の頃より興福寺や東大寺など歴史的環境に親しみ、宝物はもとより行事や祭礼などから豊かな感性を培ってきた。東西美術の様々な美的要素を取り入れ独自の美意識を確立し、海外でも高い評価を受けた自身のスタイル形成の原点を、この地にうかがうことができる。
 
 田中一光は、デザインのみならずオリンピックや国際万博などのアートプロデューサーやディレクターとしても多大な活躍をしてきた人物だが、今回はその膨大な業績の中から純粋アートの造形的な面にスポットを当てる。本展では、版画やグラフィックアートなど、自身のライフワークとして制作された作品を中心に約350点を展覧。あわせて、没後、現代グラフィックアートセンターや遺族に保管されていた未発表のデッサン、ドローイング、油彩画などを特別展示し、田中一光の創意の根源を探り創造の追体験を試みる。
 



 

「田中一光 デザインの世界ー創意の軌跡ー」
▼2013年1月12日(土)~3月20日(水・祝) 
奈良県立美術館
当日一般 800円 大・高学生600円 中・小生400円 
団体一般 600円 大・高学生400円 中・小生200円 ※団体は20名以上
※9:00~17:00(金・土曜日は19:00まで)。入場は閉館の30分前まで。休館日は月曜日(ただし1/14・2/11は開館、1/15・2/12は休館)。
奈良県立美術館

(2012年12月13日更新)


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