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日本の美術界の第一線で活躍する
奈良出身の画家・絹谷幸二の軌跡。

 

 アフレスコ古典技法による独創的なスタイルで、40年にわたって日本美術界の第一線で活躍してきた奈良市出身の画家・絹谷幸二の展覧会「絹谷幸二~豊饒(ほうじょう)なるイメージ~」が奈良県立美術館にて10月20日(土)から開催される。
 
 1943年奈良に生まれた絹谷幸二は、幼少時から興福寺や東大寺、春日大社といった歴史的環境に親しみ、芸術的感性を培ってきた。東京藝術大学大学院壁画科でアフレスコ古典技法(所謂フレスコ画)に出会い、ヴェネツィア・アカデミアに留学。以降、アフレスコによる古典技法で鮮烈なイメージ世界を展開してきた。
 
 本展は、さまざまな受賞歴を誇る氏の初期から円熟期に至る代表作を一堂に会し、その軌跡をたどる。さらに「古事記」編纂1300年にちなんで、日本の古代神話をテーマとした大連作20点も展示。絹谷幸二が掲げる芸術への理想、自然や生命へのオマージュなど、絹谷ワールドの力を一挙に堪能できる。



 

「絹谷幸二~豊饒(ほうじょう)なるイメージ~」
▼10月20日(土)~12月16日(日) 
奈良県立美術館
一般800円 大・高校生600円 中・小学生400円 
※9:00~17:00(金・土曜日は19:00まで)。入場は閉館の30分前まで。休館日:月曜日、但し「正倉院展」期間(10/27~11/12)中は無休。※関西文化の日(11/16~18)は無料。
奈良県立美術館
0742-23-3968

(2012年10月19日更新)


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