16歳をテーマにした“ミックステープ”
ハンサムバギーによるカセットジャケット展

　16歳の頃に聴いていた音楽ってなんだろう？

 

　例えば、お気に入りの曲を集めて、A面B面の収録時間を計算しながら、レーベルに手書きで曲名を書き込んで、カセットテープに収録する。それがMDだった人もいれば、CD-Rの人もいる。今なら自分だけのiTunesプレイリストをミュージックプレイヤーに入れている人も多いだろう。時代が変わり、音楽のフォーマットが変わっても、そんな“ミックステープ”を誰もが作ったことがあるはず。それは自分のため、イベントやパーティーのため、あるいは好きなあの子のため……

 

　12月15日（木）～1月9日（月）まで、大阪・アメリカ村のdigmeout ART&DINERで行われる、「handsomebuggy exhibition C46」展は、グラフィックデザイナーのHandsome Designとイラストレーターのbuggyによるデザイン・アートユニット「ハンサムバギー」が、約150名の人々に「16歳」のテーマで選曲をしてもらい、そのプレイリストを元にカセットテープのオリジナル・ジャケットを製作するというものだ。ちなみに「C46」とはカセットの46分テープのこと。AB面23分づつに収まるよう、様々な人たちが「16歳」にまつわる選曲をしている。

 

　選曲に参加しているのは、ミュージシャンやプロデューサー、DJ、音楽ライター、編集者といった音楽業界からはもちろん、様々な年齢・職業の音楽好き約150人。きっと多くの人が音楽に夢中になりはじめたり、聴く音楽の幅が大きく広がったであろう16歳という年齢が、それぞれどう選曲されるのか。意外な人が意外な曲を選んでいたり…といった楽しみ方もできるはず。出来上がったカセットテープのジャケットと選曲の妙にも期待だ。

 

　なお、オープニングパーティは12月16日（金）19：00から。誰でも参加可能とのこと。詳細はdigmeout ART&DINERへ。

（2011年11月30日更新）

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