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礼真琴率いる新生星組、一丸となって挑むお披露目公演

宝塚歌劇団星組新トップスター・礼真琴(れい・まこと)が、2月7日(金)に開幕する『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』『Ray -星の光線-』で、宝塚大劇場でのトップお披露目を迎える。
 
謝珠栄が作・演出・振付を手掛ける『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』は、紀元前の中国大陸を舞台に繰り広げられる歴史ファンタジー。母国の周国と、その統治下にある“汶(ブン)族”との間で葛藤する大夫・丹礼真(タンレイシン)を演じる。

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「丹礼真は、周王朝のすべてが正義だと信じていて、愛月ひかるさん演じる管武将軍のことを崇拝しているので、大夫に就任したときは“何でもできます!”というように意気揚々としています。でも、汶族の聖地である“眩耀の谷”でいろんな人の生き様を見て、真実を知って、段々信じるべきものが分からなくなってくる。物語が展開していくにつれてもがき苦しむことになるので、演じていて苦しいです。でも私だけではなく、ひとりひとりがもがきながら真実や光を求めて戦っているようなお芝居です」。
 
同じくお披露目となるトップ娘役・舞空瞳(まいそら・ひとみ)は、汶族の舞姫・瞳花(トウカ)役。「彼女は盲目の役なので、全編通して目が合わない。でも、だからこそ瞳から感情が伝わってくるというか、訴える力がすごくあると思います。最初から恋仲ではありませんが、段々惹かれ合っていくところが深く出せたらと、試行錯誤しています」。

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一方、ショー『Ray -星の光線-』は、中村一徳が18年ぶりに星組大劇場公演の作・演出を手掛ける。「下級生までみんなが一緒に出る場面が多い」という中村演出。目まぐるしく展開しながら、最後まで楽しませてくれる。「ロックなプロローグで始まり、しっとり系もカッコいい曲もたくさんあります。中村先生のショーは、最後までワクワクさせてくれる演出になっていますので、お客様には最後まで気を抜かずに楽しんでいただきたいです」。また、見どころのひとつに男役の黒燕尾を挙げる。「副組長の美稀千種さんから最下級生まで、男役全員で踊ります。大階段での黒燕尾ですが、いつものクラシックな雰囲気とは少し違って、抜け感のあるオシャレな場面になっています」。
 
トップとして、「今はやることがたくさんで、いっぱいいっぱい」と語りつつも、稽古場では視野を広く持つ。「最下級生にいたるまで、すごく前向きに取り組もうとしている姿が印象的。ひとりひとりが自由に、心から楽しめるような作品づくりができたらと思います。“引っ張っていこう!”というより、自分のやるべきことをしっかり務めることで、最終的に組を引っ張っていけたらと思います」。
 
公演は2月7日(金)から3月9日(月)まで、兵庫・宝塚大劇場、3月27日(金)から5月3日(日)まで東京宝塚劇場にて上演。東京公演のチケットは2月23日(日)一般発売。

取材・文:黒石悦子
撮影:三上富之



(2020年2月 5日更新)


Check
礼真琴

宝塚歌劇星組
幻想歌舞録『眩耀(げんよう)の谷
~舞い降りた新星~』
Show Stars『Ray -星の光線-』

Pick Up!!

【兵庫・宝塚大劇場公演】

Sold out!!
▼2月7日(金)~3月9日(月)
宝塚大劇場
S席-8800円 A席-5500円 B席-3500円
[出演]礼真琴/舞空瞳/他

※2月25日(火)18:00は新人公演(S席-4200円 A席-3000円 B席-2500円)。
※SS席は取り扱いなし。3歳以上有料。本公演チケットを「チケット不正転売禁止法」の対象となる「特定興行入場券」として販売致します。 興行主の同意のない有償譲渡は禁止されています。

[問]宝塚歌劇インフォメーション
■0570-00-5100

【東京公演】
▼3月27日(金)~5月3日(日・祝)
東京宝塚劇場

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