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祝還暦、ワハハ本舗の梅ちゃんが“秘蔵ネタ”解禁!

ワハハ本舗の歌姫“梅ちゃん”こと梅垣義明が7月で60歳を迎えるのを記念して、『梅垣義明60還暦リサイタル! ~本物のシャンソンが歌える年になりました~』を全国4都市で開催する。新作はもちろん過去のベスト版と、さらに劇場が敬遠する“禁断の秘蔵ネタ”を日替わりで解禁する。「みんな年齢を重ねるとバカなことをやらなくなるんだけど、やり続けた方がカッコいいんじゃないかなって」と梅ちゃん。過去発表した歌ネタは250曲以上。そこから今回は、越路吹雪の名曲『ろくでなし』を口ずさみながら、鼻の穴に詰めた豆を客席に飛ばす“殿堂ネタ”を筆頭に新旧10~12曲を厳選、2時間強のショーに仕立てる。
 
「歌は上手いから心に響くかと言えば、そういう問題でもなくて。芝居と同じで技術だけじゃない、その人自身が問われるようなものだと思う。僕も60歳を迎えどんなものが滲み出せるのか。それは、お客さんたちに発見していただきたいんですけど(笑)」。舞台美術並みの質と量を誇る衣裳も見ものだが、過去にはそれが原因でお蔵入りしたネタも…。
 
「加山雄三さんの曲『海 その愛』では、スルメイカの丸干しと昆布でできたドレスに、鰹節のストールを巻いて出たら、お客さんがドッと沸いて。自分も歌ってて楽しかったんだけど、劇場に臭いが残ってダメでした」。他にも『ケ・セラ・セラ』では、トレビの泉を模した噴水型の衣装で水を撒き散らし、観客も負けじと噴水にお賽銭を投げ入れ応戦(?)するなど、観客参加型の演出が持ち味。加えて、衣裳替えも舞台上で行い、出突っ張りでもてなすのが梅ちゃん流だ。
 
「今は映像で場をつなぐ舞台もあるけど、僕はひとが一生懸命もがいて汗かいてる舞台の方が、観るのもやるのも面白いと思う。超アナログなことをやってます。ハイヒールで2階席まで駆け上がれるのも、お客さんの拍手や笑い声があるから。僕も乗せるし、お客さんにも乗せられる。そんな瞬間があると、いい舞台だなと思います」
 
今回は喰始が監修に回り、新たにすずまさが構成・演出を務める。還暦を境に、梅ちゃんの新たな章の幕が開く。「子どもからお年寄りまでいろんな世代が一緒に笑えるのが、僕らの舞台のいいところ。僕自身、『これを見逃すともったいないな』と思いながら面白いことをやってるので(笑)。ぜひ初めての方にも、観に来てほしいなと思います」。
 
公演は7月13日(土)から15日(月・祝)まで大阪・森ノ宮ピロティホール、7月19日(金)に東京・山野ホール、7月27日(土)、28日(日)に仙台・誰も知らない劇場、8月23日(金)に名古屋・ダイアモンドホールで上演。チケット発売中。

取材・文:石橋法子



(2019年7月 2日更新)


Check
梅垣義明

WAHAHA本舗PRESENTS
梅垣義明60 還暦記念リサイタル!
本物のシャンソンが歌える年になりました。

Pick Up!!

【大阪公演】

チケット発売中 Pコード:493-622
▼7月13日(土) 18:00
▼7月14日(日) 14:00
▼7月15日(月・祝) 14:00
森ノ宮ピロティホール
全席指定-6060円
[構成][演出]すずまさ
[監修]喰始
[出演]梅垣義明/他
※未就学児童は入場不可。
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888

【東京公演】
▼7月19日(金)
山野美容専門学校 山野ホール

【宮城公演】
▼7月27日(土)・28日(日)
誰も知らない劇場

【愛知公演】
▼8月23日(金)
ダイアモンドホール

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