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石丸幹二が語る兵庫に初登場の串田ワールド

これまで様々な演出で数多く上演されている、ストラヴィンスキーの傑作『兵士の物語』。長野県のまつもと市民芸術館で2013年・2014年と連続上演され、大好評を博した串田和美演出の舞台が4年ぶりに再演される。1918年に発表されてから100年になる今年、松本公演のほか、東京、岐阜、兵庫と初ツアーに出ることになった。
 
休暇を得た兵士が故郷を目指す途中で悪魔と出会い、自分のヴァイオリンと悪魔の“金のなる”本を交換して金持ちになるが…というストーリー。ストラヴィンスキーの音楽に乗せて展開する、語りと演劇とバレエの総合舞台作品だ。前回公演はもちろん、多彩なバージョンで語り手を演じてきた石丸幹二が、『シークレット・ガーデン』『TENTH』に続き、兵庫県立芸術文化センターに登場。「4年ぶりにまた大好きな世界に飛び込める期待と興奮!」と喜ぶ『兵士の物語2018』への想いと作品の魅力を語った。
 
寓話的な物語は「当時の人たちの励みになる話で、また、人生は甘くないと伝え、“二兎を追うもの一兎をも得ず”とまで言う。今の時代にも通じるテーマがあります」。登場人物の配役は、バレエダンサーの首藤康之が兵士を、演出の串田和美が悪魔を演じ、そして石丸は「それ以外のものが私です(笑)。語り手や王様など、多くの役をいろんな声を使い分けて表現します。歌は悪魔がラップのような曲を歌います。首藤さんは、台詞を語りもすれば、バレエも踊る。特に渡辺理恵さんとのバレエシーンは美しく、唸るほど素晴らしい」。
 
なかでも一番の見どころは「串田さんならではの意表を突く演出。奇想天外な物語が串田さんの世界観と相まって、独特の雰囲気を醸し出します。スピード感にあふれ、前々回の松本公演ではアッと驚くエンディングもありました。今回も楽しみです」。オーケストラのメンバーは「聴いているだけで鳥肌が立つ」と言うヴァイオリンの郷古廉とコントラバスの谷口拓史が続投し、クラリネットのカルメン・イゾら新たな5名が初参加する。谷口とカルメンは兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)出身。ふたりのPACメンバーがいい作品を得て劇場に戻る。その劇場で3演目が続く石丸は「違う自分をお見せしたい。ストラヴィンスキーの音楽を使った串田ワールド。きっと皆さんに気に入っていただけると思います」。
 
『兵士の物語2018』は9月19日(水)に長野・まつもと市民芸術館実験劇場にて開幕。その後、東京、岐阜公演を経て、10月6日(土)・7日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて上演される。チケットは発売中。

取材・文:高橋晴代
撮影:山田穀



(2018年8月22日更新)


Check

『兵士の物語2018』

【長野公演】
▼9月19日(水)~23日(日・祝)
まつもと市民芸術館 実験劇場
【東京公演】
▼9月27日(木)~10月1日(月)
スパイラルホール
【岐阜公演】
▼10月4日(木)
大垣市民会館 ホール

Pick Up!!

【兵庫公演】

チケット発売中 Pコード:485-031

▼10月6日(土) 16:00
▼10月7日(日) 13:00

兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

A席-6000円 B席-4000円

[劇作・脚本]シャルル・フェルディナン・ラミューズ(台本)
[演出][美術]串田和美
[作曲]イーゴリ・ストラヴィンスキー
[出演]石丸幹二/首藤康之/串田和美/郷古廉(ヴァイオリン)/谷口拓史(コントラバス)/カルメン・イゾ(クラリネット)/長哲也(ファット)/多田将太郎(トランペット)/三田博基(トロンボーン)/大場章裕(パーカッション)/他

※未就学児童は入場不可。10/6(土)アフタートークあり。

[問]芸術文化センターチケットオフィス
■0798-68-0255

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