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ミュージカル『マタ・ハリ』日本初演が大阪で開幕!

2016年に韓国で世界初演された作曲家フランク・ワイルドホーンの最新作、ミュージカル『マタ・ハリ』。素晴らしい楽曲と豪華なセットが話題となり大ヒットを記録した。待望の日本公演は訳詞・翻訳・演出を石丸さち子が手掛け、柚希礼音×加藤和樹のW主演で上演。1月21日に大阪・梅田芸術劇場メインホールで日本初演の幕を開けた。

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1971年、第一次世界大戦下のヨーロッパで、フランスのスパイとなったダンサー、マタ・ハリの数奇な運命を描いた本作。オリエンタルな魅力と力強く、美しいダンスで魅了するマタ・ハリに挑むのは柚希礼音。加藤和樹も、マタ・ハリの運命を変えるフランス諜報局の大佐ラドゥーとその部下アルマンという、立場も年齢も性格も全く異なる2役を日替わりで演じ、Wキャストに佐藤隆紀(ラドゥー)、東啓介(アルマン)が出演。初日目前の1月20日に公開舞台稽古及び囲み取材を行い、意気込みを語った。
 
「美しさと醜さ、優しさと残酷さなどこの世界が持つ両極端な面や、過酷な戦争の中で、マタ・ハリやラドゥー、アルマンらにどのような愛と裏切りが生じるか。極限に立たされながらも人はどう生き抜こうとするか、描きたい」と力を込める石丸。柚希も「マタ・ハリは壮絶な過去を持っていますが、強く生きようとしている。マタ・ハリとして思いっきり生き抜きたい」と意気込み、高い精神性と極上のエンターテインメント性を持つ“寺院の踊り”をぜひ見てほしいと語った。

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加藤は、2役演じ分けについては思いのほか、迷いや混乱はなかったと話すが、「稽古中はアルマンを演じているのにラドゥーのパートを歌ってしまうことがありました(笑)」と明かす。だが、今は何よりも舞台に立つことが楽しみだという。そして「戦時下での生きるという思いや力強さ、エネルギーを感じてもらえたら」と続けた。
 
「自分にとって財産となる作品」と話すのは東。初のWキャストに学びも多いとか。佐藤は「この時代だからこそ『マタ・ハリ』の人生を体験して、戦争について考えるきっかけにしてもらいたい」と話した。
 
「大阪で初日を迎えられてうれしい」と柚希、最後に「彼女の半生を思いっきり壮絶に、勇敢に生きたいと思います!」と言葉に熱を込めた。

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ミュージカル『マタ・ハリ』は1月28日(日)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演中。2月3日(土)から18日(日)は東京国際フォーラムで幕を開ける。チケット発売中。

取材・文:岩本和子



(2018年1月22日更新)


Check
左から、東啓介、加藤和樹、柚希礼音、佐藤隆紀

ミュージカル『マタ・ハリ』

Pick Up!!

【大阪公演】

チケット発売中 Pコード:481-179

▼1月21日(日) 15:00
▼1月22日(月) 13:00(★)
▼1月24日(水) 13:00(☆)/18:00(◎)
▼1月25日(木) 13:00
▼1月26日(金) 13:00
▼1月27日(土) 12:00/17:00
▼1月28日(日) 12:00

梅田芸術劇場メインホール

S席-13000円 A席-9000円 B席-5000円 前方サイド注釈付S席-13000円

[劇作・脚本]アイヴァン・メンチェル
[作曲]フランク・ワイルドホーン
[作詞]ジャック・マーフィー
[翻訳・演出]石丸さち子(訳詞)
[出演]
<マタ・ハリ>柚希礼音
<ラドゥー/アルマン>加藤和樹
<ラドゥー>佐藤隆紀、東啓介(Wキャスト)
<ピエール>西川大貴、百名ヒロキ(Wキャスト)
<パンルヴェ>栗原英雄
<アンナ>和音美桜
<ヴォン・ビッシング>福井晶一


※(★)トークショーあり(〔出演〕柚希礼音/加藤和樹)。
※(☆)ご来場者全員にオリジナルチケットホルダー(非売品)プレゼントあり。
※(◎)トークショーあり(〔出演〕加藤和樹/佐藤隆紀/東啓介/西川大貴)。
※未就学児童は入場不可。一部Wキャストあり。加藤和樹はラドゥー役・アルマン役を役替わりで上演。
※注釈付はシーンにより一部見づらい可能性があるお席となります。

[問]梅田芸術劇場■06-6377-3800

【東京公演】
チケット発売中 Pコード:481-180
▼2月3日(土)~18日(日)
東京国際フォーラム ホールC

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