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子供の頃から憧れの『レ・ミゼラブル』に
マリウス役で再び挑戦する海宝直人にインタビュー

ミュージカルの金字塔『レ・ミゼラブル』の日本初演30周年記念公演。東京公演は完売の人気公演が、いよいよ大阪に上陸する。原作はヴィクトル・ユゴーの大河小説。19世紀のフランス動乱期を舞台に、当時の社会情勢や民衆の生活を、圧倒的な歌とドラマチックな物語で描き上げた壮大なミュージカルだ。主人公ジャン・バルジャンの生き様を軸に、彼を執拗に追うジャベールの想い、革命に身を投じるマリウスやアンジョルラスら若者たちの情熱や恋が、深く多彩なテーマの中に描かれる。1985年にロンドンで初演、日本では1987年より上演を重ね、2012年には映画版が大ヒット、翌年より新演出版が登場した。15年から2年を経て、今回はフェスティバルホールでの上演。「民衆の歌」など、劇場に響き渡る美しい音楽と圧倒的な歌声に包み込まれるだろう。新たな出演者も加え、主要登場人物はダブル/トリプルキャストで演じる。前回、バルジャンの養女・コゼットと恋に落ちるマリウス役で初参加した海宝直人は続投だ。20代最後の出演となる彼が来阪、作品の素晴らしさと意気込みを語った。

7歳から劇団四季のミュージカルに出演し、活躍を続けてきた海宝直人。「子役の時からずっと憧れていた大好きな作品。小学生の時から毎回必ず観に行っていた」という、筋金入りの『レ・ミゼ』好きだ。初参加の前回は継続キャストが多く、緊張しながらもマリウスとして初めて大劇場でソロを歌い、その成果は次に大作ミュージカルの主演へとつながった。

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「マリウスは、ものすごい濃度で凝縮された経験を経て成長していく。その過程や人間としての面白味は、やりながら改めて魅力的な役だと思いました。今回は作品全体を通してパッションを求められる演出で、キャラクターも前回とは違ったアプローチで臨みました。もっと鮮やかで情熱的な感情表現を求められ、男性的でパワフルな自分なりのマリウスを作ろうと。1から作った感覚が大きくて、また新しいマリウスに出会った感じです。コゼットとのラブ・シーンも、リアルな生身の人間同士に描き、いいかっこしたりコミカルだったり、大幅に変わっています。今回はどのシーンも新鮮に楽しんでいただけるんじゃないかな」。

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30年を経ても愛される『レ・ミゼ』の魅力とは? 「いつの時代にも共通する人間の本質を描き出している作品で、普遍的な魅力がありますね。それに、色あせない音楽の素晴らしさ。プロローグの音楽が鳴った瞬間から、物語にガッと引き込まれるエネルギー。特別な何かが宿った作品だなと思います。『レ・ミゼ』は、決して停滞することなく進化し続けるコンセプトで、毎回が最新の演出版。僕ら俳優も、毎回新鮮に全力で臨んでいます!」。
 
なお、メインキャストはすべてダブルもしくはトリプルキャストで、日によって出演者は異なる。公演は、8月1日(火)から26日(土)まで福岡・博多座、9月2日(土)から15日(金)まで大阪・フェスティバルホール、9月25日(月)から10月16日(月)まで愛知・中日劇場にて上演。

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取材・文:高橋晴代
撮影:森好弘



(2017年8月10日更新)


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ミュージカル『レ・ミゼラブル』

【福岡公演】
▼8月1日(火)~26日(土)
博多座

Pick Up!!

【大阪公演】

チケット発売中 Pコード:456-123

▼9月2日(土)17:00
▼9月3日(日)12:00/17:00
▼9月4日(月)13:00/18:00
▼9月5日(火)13:00
▼9月6日(水)13:00/18:00
▼9月7日(木)13:00/18:00
▼9月8日(金)12:00
▼9月9日(土)12:00/17:00
▼9月10日(日)12:00/17:00
▼9月11日(月)13:00
▼9月12日(火)13:00
▼9月13日(水)13:00/18:00
▼9月14日(木)13:00/18:00
▼9月15日(金)12:00

フェスティバルホール

S席-14000円 A席-9000円 B席-5500円 BOX席-16500円 注釈付S席-14000円

[作]アラン・ブーブリル&クロード=ミッシェル・シェーンベルク
[演出]ローレンス・コナー/ジェームズ・パウエル
[作詞]ハーバート・クレッツマー
[出演]
(ジャン・バルジャン)
福井晶一、ヤン・ジュンモ、吉原光夫
(ジャベール)
川口竜也、吉原光夫、岸祐二
(ファンテーヌ)
知念里奈、和音美桜、二宮愛
(エポニーヌ)
昆夏美、唯月ふうか、松原凜子
(マリウス)
海宝直人、内藤大希、田村良太
(コゼット)
生田絵梨花、清水彩花、小南満佑子
(アンジョルラス)
上原理生、上山竜治、相葉裕樹
(マダム・テナルディエ)
森公美子、鈴木ほのか、谷口ゆうな 他

※未就学児童は入場不可。一部Wキャスト、ダブル・トリプルキャストあり。吉原光夫はジャン・バルジャン役・ジャベール役を役替わりで上演。
※9/5(火)13:00公演のA席・B席は取り扱いなし。注釈付はシーンにより一部見づらい可能性があるお席となります。

[問]梅田芸術劇場■06-6377-3800

【愛知公演】
▼9月25日(月~10月16日(月)
中日劇場

チケット情報はこちら


公式サイト


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