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ホーム > インタビュー&レポート > 「今の年齢の方が子どもの心が分かる気がします」 大竹しのぶが22歳で演じた音楽劇『にんじん』に 38年の時を経て再び挑む!

「今の年齢の方が子どもの心が分かる気がします」
大竹しのぶが22歳で演じた音楽劇『にんじん』に
38年の時を経て再び挑む!

大竹しのぶが22歳で演じた音楽劇『にんじん』。2017年、38年の時を経て再び挑むこととなった。8月に東京・新橋演舞場で始まった本作は、フランスの片田舎を舞台に、にんじんのように真っ赤な髪の毛とそばかすだらけの顔をした少年“にんじん”とその家族の物語だ。原作はフランスの作家、ジュール・ルナールによる同名小説。それを1925年と1932年に巨匠ジュリアン・デュヴィヴィエが映画化。舞台化は1979年、日生劇場で世界初の試みとして音楽劇が上演されたのだった。
 
「もう一度やりたい舞台は何?」。プロデューサーとの何気ない会話で、その答えとして大竹の口をついて出たのがこの『にんじん』だった。「振り返ってみて、もう一度やりたいのは『にんじん』っていう芝居だなって言ったのがきっかけでした。まさか本当に実現するなんて。その時、“それ面白そうだからやりましょう”となったんです」。
 
当初は「何であんなこと言っちゃったんだろう」という思いも少なからずあったと明かすが、今の自分の方がより主人公の少年・にんじんの気持ちが分かると話す。「前はお母さんが怖いとか、愛されたいとか、愛してくれないという単純なものだったのが、年を重ねるともっと深いものになって、表現の仕方も変わりました。前回の方が年齢的に子どもに近いはずなのに、今の方が子どもの心が分かる気がして、稽古をして、本番もやって、やればやるほど『にんじん』の奥深さが分かるような感じがします」
 
大竹は今、自身の存在を『にんじん』という作品を伝える役割だと話す。「今後、この作品が新たな女優さんに繋がっていったらいいなと思います」
 
ミュージカル『にんじん』は9月1日(金)から10日(日)まで大阪松竹座で上演。チケット発売中。



★9月9日(土)16:30公演は、ご来場者全員に「ミニキャロットの種」をプレゼント!

(2017年8月28日更新)


Check

ミュージカル『にんじん』

発売中

Pコード:457-816

▼9月1日(金)11:30
▼9月2日(土)11:30/16:30
▼9月3日(日)11:30
▼9月4日(月)11:30/16:30
▼9月6日(水)11:30
▼9月7日(木)11:30/16:30
▼9月8日(金)11:30
▼9月9日(土)11:30/16:30
▼9月10日(日)11:30

大阪松竹座

1等席-13000円
2等席-7000円
3等席-4000円

2階1等席
大人-13000円(ファミリーエリア)
2階1等席
子ども-6500円(ファミリーエリア、4歳~小学生、公演当日要身分証明書)

[原作]ジュール・ルナール
[訳]大久保洋(「講談社文庫版」より)
[脚本・作詞]山川啓介
[演出]栗山民也
[音楽]山本直純
[出演]大竹しのぶ/中山優馬/秋元才加/中山義紘/真琴つばさ/今井清隆/宇梶剛士/キムラ緑子/他

※日時・席種により取り扱いのない場合あり。4歳以上は有料。子ども料金でご入場される大人の方には、公演当日差額をお支払いいただきます。

[問]大阪松竹座
[TEL]06-6214-2211

あらすじや動画コメントは公式サイトへ!
http://www.shochiku.co.jp/play/shochikuza/schedule/2017/9/_1_170.php

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