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宮澤エマ、ミュージカル・コメディで
「ギャップを感じてほしい」

2014年のトニー賞で作品賞、脚本賞など4冠を達成したブロードウェイ・ミュージカル『紳士のための愛と殺人の手引き』が、日本に初上陸。4月8日(土)の東京・日生劇場を皮切りに、大阪、福岡、愛知で上演される。本作に出演する宮澤エマが、公演に向けて意気込みを語った。

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主演を務める市村正親が「8役を務め、8回殺される」ことでも話題のミュージカル・コメディ。1900年頃のイギリスを舞台に、8番目の爵位継承権を持つモンティが、継承順位上位の者たちを奇妙キテレツな方法で次々と殺していくというブラックユーモアあふれるステージだ。宮澤は伯爵家・ダイスクイス家の令嬢フィービー役で、ウエンツ瑛士と柿澤勇人がWキャストで演じるモンティに思いを寄せる役どころ。「フィービーは裕福な家で暮らしているのですが、自分の生まれ持った環境や立場だけではなくて、本当の私を知ってほしいと強く思っている女性。モンティと出会うことによって、今まで以上の自分に出会っていける役どころなので、お客様に“あれ?こんな人だったの?”というギャップを感じていただけるように、意外性を大事にしたいなと思っています」。

伯爵家の人たちが次々と殺されていく様を、ウィットに富んだ軽快な音楽と歌で彩っていく本作。そのバカバカしい姿に、観客は笑わずにはいられない。「一見、コメディとは思えない設定ですが、安心して痛快に笑っていただける作品です。罪悪感を覚えないくらいの強烈なキャラクターが次々と登場するので(笑)、モラルなどは心配せずに観ていただけるかなと思います」。また、楽曲の魅力については「すごく美しいクラシカルな音楽が印象的なのですが、歌詞自体はリアリティがあるので、そのギャップも面白いですね。音楽を極めることで、より一層作品の面白さを伝えたいです」。

miyazawaema2.jpg一方で「人を笑わせることは、ときに泣かせることよりも難しいのでは、と演じながら思います」と、コメディ作品の難しさも感じている様子。「センスもタイミングも問われますし、それを共演者全員で共有しなくちゃいけない。コメディとは思えない題材で、どうパワーを吹き込んでいくのか、大きなチャレンジではありますが、お客様に喜んでいただけるようにお稽古していきたい。女性ヒロインはコメディパートではないと思われがちですが、ひと笑いと言わず、いくつも笑いを起こせたらと思っていますので、ぜひ劇場で楽しんでください」。

4月8日(土)から30日(日)まで東京・日生劇場、5月4日(木・祝)から7日(日)まで大阪・梅田芸術劇場メインホール、5月12日(金)から14日(日)まで福岡・キャナルシティ劇場、5月19日(金)から21日(日)まで愛知・愛知県芸術劇場 大ホールにて上演。チケットは発売中。


取材・文:黒石悦子
撮影:奥村達也



(2017年3月16日更新)


Check

ミュージカル
『紳士のための愛と殺人の手引き』

【東京公演】
▼4月8日(土)~30日(日)
日生劇場

Pick Up!!

【大阪公演】

チケット発売中 Pコード:454-167

▼5月4日(木・祝)12:00
▼5月5日(金・祝)12:00
▼5月6日(土)12:00/17:00
▼5月7日(日)12:00

梅田芸術劇場メインホール

S席-13500円 A席-9000円 B席-5000円
1階前方注釈付S席-13500円
S席(一般1名+U25 1名)引換券-20500円
(S席ファミリーチケット・U25=25歳以下)
S席(一般1名+U25 2名)引換券-27500円
(S席ファミリーチケット・U25=25歳以下)
S席(一般2名+U25 1名)引換券-34000円
(S席ファミリーチケット・U25=25歳以下)
S席(一般2名+U25 2名)引換券-41000円
(S席ファミリーチケット・U25=25歳以下)

[脚本・歌詞]ロバート・L・フリードマン
[音楽・歌詞]スティーブン・ルトバク
[翻訳]徐 賀世子
[訳詞]高橋亜子
[日本版演出]寺崎秀臣
[出演]市村正親/ウエンツ瑛士、柿澤勇人(Wキャスト)/シルビア・グラブ/宮澤エマ/春風ひとみ/他

※未就学児童は入場不可。一部Wキャストあり。
※1階前方注釈付S席は1階1列~3列の舞台の張り出しにより一部が見えづらい可能性のあるお席です。

[問]梅田芸術劇場■06-6377-3800

【福岡公演】
▼5月12日(金)~14日(日)
キャナルシティ劇場

【愛知公演】
▼5月19日(金)~21日(日)
愛知県芸術劇場 大ホール

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