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「これが男肉のお祭りだ!」
ダンスカンパニー・男肉 du Soleilが
お祭りをテーマにした新作を上演!

団長・池浦さだ夢を中心に、上半身裸の男たちが、芝居、ダンス、ラップを織り交ぜて、湯気が立つほどの熱気ムンムンのパフォーマンスを展開する京都のダンスカンパニー・男肉 du Solieil。2月9日(木)より始まる本公演では、大長編 男肉du Soleil『お祭りフェスティバルまつり』と題し、「お祭り」をテーマにしたパフォーマンスで楽しませてくれるという。その見どころを池浦に聞いた。


毎度、クライマックスには人間神輿を作って人を乗せ、お祭り感のあるステージを展開する男肉だが、今回お祭りをテーマにしたのは、ヨーロッパ企画・永野宗典の一言がきっかけだった。「以前、ヨーロッパ企画の永野宗典さんから“男肉は祝祭”と言われたことがあったんです。それで、今回の作品を考えているときに“どうしたらもっと祝祭性が上がるのかな”“いっそ、儀式みたいなことしよか。ダンスなんて元々儀式やし。そういやアルトーはバリの伝統舞踊から着想得てたな”“じゃあ伝統的な日本の伝統的な踊りやったろか。日本舞踊?盆踊り?あ、盆踊りええな、円の動きってなぜか盛り上がるからな。野外フェスで円を描くダンスやったらウケたしな。お祭りかな”“緩やかで楽しいのもあるし、荒々しいのもあるし、思いっきり静かな儀式みたいなんもあるし、要素沢山でええなぁ。お祭りやったろ!”と、連想ゲーム的に考えていった結果ですね」。


さまざまな“お祭り”を取り入れた今回のステージ。注目は、舞台中央に建てる“やぐら”と、その周りで行う“円を描くダンス”だ。「夏祭り的なイメージになりますが、やっぱりやぐらは必要でしょ。さらに、中央にそんな大きなオブジェがあるなら、とにかくダンスは円にこだわろうと。円をみんなで描くとなぜか高揚するんですよ。すごく儀式的ですし。大昔の雨ごいの儀式とかも、火を焚いてその周りを回ってるイメージありますしね。それと、“お祭りあるある”シーンも多数用意しています。友達と騒いだ祭り、好きな子と行くお祭り、屋台の食べ物高すぎる、盆踊りチョケる、俺あんまりお祭りとか行くタイプじゃなかった…など、あるある!って笑ってもらいたいです」。


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これまではオリジナルで創作ダンスを踊ってきた彼らだが、“お祭り”をテーマにしているだけに、各地の祭の踊りを取り入れている。「祭界のクラシック中のクラシックである“炭坑節”や“河内音頭”、最近の“大東京音頭”や“ドラえもん音頭”なんかも踊ります。がっつりと盆踊りの世界に染まる僕らを見ていただきたいですね。それと、そういった踊りの文脈を僕らなりに解釈して作ったオリジナルの“男肉音頭”も踊ります。お客さんと一緒に河内音頭を踊れたら最高やと思っていますので、ぜひ参加していただきたいですね」。

それでいて男肉らしさは忘れず、芝居、ダンス、ラップ、レゲエも取り入れる。「これが男肉のお祭りだ!というところを感じていただきたいです。僕らのお祭りに遊びに来てください!」。


取材・文/黒石悦子
※写真はいずれも前回公演より。




(2017年2月10日更新)


Check

大長編 男肉 du Soleil
「お祭りフェスティバルまつり」

元・立誠小学校 音楽室
一般-2900円(指定)
学生-2500円(指定)
男肉飛び散る席-2500円(指定)
絶対安全席-3500円(指定)

[出演]池浦さだ夢/江坂一平/小石直輝/高阪勝之/城之内コゴロー/すみだ/チェン/森本萌黄/ヤマモトエリコ/吉田みるく/他

▼2月10日(金)19:00
▼2月11日(土・祝)17:00
★出演者による「おまけトークショー」あり。

▼2月11日(土・祝)13:00
▼2月12日(日)13:00/17:00

※未就学児童は入場不可。
※学生は入場時要学生証提示。
※男肉飛び散る席は最前列・最も間近で出演者と触れ合えます。
※絶対安全席は最後列・このエリアには出演者は立ち入りません。

[問]サウンドクリエーター
[TEL]06-6357-4400

公式サイト
http://oniku-du-soleil.boy.jp/