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「タクフェス春のコメディ祭!」新たに爆笑スタート!

宅間孝行が主宰する「タクフェス」。笑いと涙の感動作で人気の舞台が、「タクフェス春のコメディ祭!」と題し、新シリーズとしてスタートする。1997年に「東京セレソン」を旗揚げ、2001年に「東京セレソンデラックス」と改名し活動。宅間は、テレビドラマの脚本や映画でも活躍を始め、2012年に劇団を解散、翌年から「タクフェス」と形を変えて全国規模で活動を展開している。劇団を立ち上げてから20周年、大阪には2007年の初登場から10周年。この節目の年に、新たなプロジェクトが誕生した。

「秋は人情ものの泣ける作品、春はお笑いに振り切ったコメディに特化して、年2回、わかりやすくお客さんに提供できたら」と宅間。新シリーズ第1弾の「わらいのまち」に向けての意気込みと「タクフェス」への思いを語った。

IMG_3626_.jpg「わらいのまち」は、2001年上演の「JOKER」を改題し、2011年に再演した作品。さびれた田舎町の温泉旅館「まつばら」を舞台に、お笑いで町おこしをしようと奮闘する人たちを描くノンストップコメディだ。行き違いに次ぐ行き違い、勘違いに次ぐ勘違いの抱腹絶倒1幕もので、全国各地に笑いの嵐を巻き起こした。「最初に書いたシチュエーションコメディで、ここでの体験が次に生かされていった、原点の作品。自分で言うのもなんですけど、客観的に見ても、まぁ、よぉ出来てるなと(笑)。多分、今はもう書けませんよ」。

今回は、宅間と柴田理恵以外、すべて新キャスト。2度目の舞台となる鈴木杏樹は、宅間の脚本家デビュー作のドラマに出演して以来の付き合いだ。「10年以上、毎回観に来てくれてて。関西弁をしゃべる仲居さんの役で、彼女のイメージからほど遠いキャラクター。すっごく楽しみです」。また、宝塚歌劇団出身のえまおゆうも出演。「多分、宝塚のトップスターをやって来た人物史上、サイテーなキャラクターをやってもらいます。オレ、ファンの人から殺されるかもしれない(笑)」。ほかに、初演以来の再登板となる永井大、柄本時生らも出演。「前回とは違った印象で、よりパワーアップできたら。今は劇中で写メタイム作ったり、お客さん参加型の試みをいろいろやってるので、新しいアイデアを考えています」。

20周年を迎え「ここまでやって来られたのはお客さんのおかげ。お客さんが楽しいとか、おもしろいとか、喜んでくれることをひたすら追求して来ました。毎回毎回、どうすればびっくりしてくれるかなって。タクフェスは1年に1回だったから、お客さんへの感謝も込めて新シリーズを長く続けられれば。今、バーチャルな世界観が広がっている中で、生で観ることを楽しいと思ってくれる人がもっともっと増えてくれるといいなと思っています」。

 

取材・文/高橋晴代




(2016年12月16日更新)


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宅間孝行

タクフェス春のコメディ祭!
「わらいのまち」

12月17日(土)チケット一般発売

Pコード:453-666

※発売初日は店頭での直接販売および特別電話[TEL]0570(02)9570(10:00~23:59)、通常電話[TEL]0570(02)9999にて予約受付。

▼2017年4月18日(火)19:00
▼2017年4月19日(水)14:00
▼2017年4月20日(木)14:00
▼2017年4月21日(金)19:00
▼2017年4月22日(土)12:00/17:00
▼2017年4月23日(日)12:00

兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

全席指定-8000円

[作・演出]宅間孝行

[出演]宅間孝行/永井大/柄本時生/辻本祐樹/尾関伸嗣/佐藤祐基/松本若菜/橋本真実/岡本玲/土平ドンペイ/冨永竜/ブル/えまおゆう/柴田理恵/鈴木杏樹

※未就学児童は入場不可。

[問]芸術文化センターチケットオフィス
[TEL]0798-68-0255

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