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ゴールデンウィーク後半は元・立誠小学校へ!
ヨーロッパ企画、2年に1度の一大イベント
「ハイタウン2016」を開催!

本公演を活動の軸にしながら、数々のイベントなども手掛けるヨーロッパ企画が、地元・京都で2年に1度の文化祭的お祭りイベント「ハイタウン2016」を開催!ゴールデンウィーク後半の5月5日(木)~8日(日)の間、京都・木屋町の元・立誠小学校が“オモシロ学研都市”となり、短編コメディの上演や映画上映他、多彩な企画を同時多発的に行う。3度目の開催となる今回は、出演者の数も過去最大。かもめんたる、チョコレートプラネット、HARCO、森美登美彦ら、多岐に渡るジャンルのゲストも登場する。回を重ねるごとにパワーアップしていく「ハイタウン」、今回はどんなことを企んでいるのか、メンバーに話を聞いた。

――最初に、前回の「ハイタウン」で印象深く残っていることを教えてください。

石田:2012年と2014年の2回開催してきて、お祭り度が増しているなと思います。ふらっと観に来てくださった東京の役者さんに「この枠あるので、出ていただけませんか?」ってお願いして出ていただいたりとか、飛び入り参加も結構あって。観に来た側も「出たいな」って思っていただけるようなイベントだったかもしれないですね。そういうイレギュラーな盛り上がりが良かったなと思います。
上田:元々、僕たちは京都を拠点に活動しているので、京都でお祭りができたらいいなという気持ちで始めたのがハイタウン。各所でいろんな実験や化学変化が起こるのが面白さだなと実感しました。フェスの期間中に、思ってもいなかったようなことが起きたり、どの教室でもなるべくいろんな出会いが起きるように、誘発するような形でプログラムを考えています。それと、“混ざる”というのが大きなキーワードで、京都で親しくさせていただいている劇団や役者さん、東京からも役者さんや芸人さんがゲストで来てくださいますし、僕らが知らないような京都の若手劇団やパフォーマーの方々にも出演していただきます。演劇以外にも、映画監督やミュージシャンの方など、各ジャンルいろんな場所から集まってきて、一堂に会するというのが一番の面白みですね。お客様も目当ての演目を観に行って、空いた時間に他の部屋を覗いてみたら思わぬことに出会ったり。お客さんにとっても、偶然の出会いが多々起きるんじゃないかなと思っています。それに、例えば「この教室空いてるからサイン会をやってみよう」とか、期間中にもいろんなことがどんどん生まれてくるというのも面白いですね。
角田:出演者以外にも、関わっている人がすごく多いんですよ。だから、出演者も全容を把握できてなくて、噂ばかりが耳に入ってくるんです。
上田:本当に小さい町ができたみたいに、噂になるんですよね。“あそこがすごいぞ!”とか、“あの教室で起きたあれがすごく面白かったらしい”とか。悪い噂もいい噂もいっぱい回るんです(笑)。

――今回は、どんな企画を考えているんですか?

上田:前回もそうだったんですが、フェスの核となるのが「コメディホール」と「コメディ実験室」という企画で、いろんな演出家さんに短編コメディを作ってもらうんです。ハイタウンはお祭り的な場所なので、作品を作り合って競うとか、普段では観ることができない作品をこのタイミングでやってみようとか、いつもとは違う作品作りをしようとしています。
本多:前回は、僕だけが上田くん演出の「コメディホール」に出たんです。他のメンバーは「コメディ実験室」に出ていて、場所もちょっと離れたところにあったので、寂しかったですね。しかも、「コメディホール」が1日早く終わったりもして…。でも今回はコメディホールの演目が増えるから、それはすごく改善されたという印象を受けています。
上田:やっぱりいくら作品を頑張って作っても、寂しいとね。
石田:ハイタウンは僕らがやっていて、本多は別の公演やってるのかな?って思いました(笑)。
上田:そう言われるくらい、あまり観に来てもくれなかった(笑)。
本多:僕が「コメディ実験室」に行こうと思ったらお客さんいっぱいで入れなくて、「コメディホール」にはメンバーは観に来てくれないっていう状態でした。

――どのプログラムに誰が出るというのはどう決まるんですか?
石田:ドラフト会議みたいなことが行われているみたいですよ。

――どんな基準で選ばれるんですか?
上田:せっかくいろんな人に出ていただくのだから、各部屋の調和というか、“ここでこんなことが起きたら、ここではこういうカウンターが起きるんじゃないか”ということを、全体を見て決めるんです。で、今回は、講堂の「コメディホール」で4人の演出家、音楽室の「コメディ実験室」も4人の演出家が作品を作ります。割合としては、演出も出演も「コメディホール」にヨーロッパ企画のメンバーを集めて、ヨーロッパ企画色を強くしています。それに対して、「コメディ実験室」が前回にも増してカウンター感を出していますね。ヨーロッパ企画のメンバーは「コメディ実験室1」に石田くん、「コメディ実験室2」に永野さんが出るくらい。各演出家さんにはヨーロッパ企画ではできないディレクションをしてもらうべく動いていただいていて、「コメディホール」ではできないことを皆さんにやってもらおうと画策中です。キャストに関しては、僕が各演出家さんと相談して、“この人に出ていただきたい”とか、逆に“この人と一緒にやってみたらどうですか?”というのをやりとりして決めます。それに、各演出家さんは劇団の主宰だったりもするので、“この演出家さんにうちの役者を組ませたい”というのも聞いたりして、マッチングさせていきます。

――演出される方々は、どんな内容を考えているんですか?
上田:同じ「コメディホールA」で演出する松居大悟君が、『劇コメディ』というタイトルで、青春汁が爆発するような、かなり熱い演劇をやりたいと言っていて。だから僕は、あまり普段一緒にやったことのない役者さんと一緒に、仕掛けのある理系的なことをやって、熱に対抗しようと考えています。具体的には『メビウスコメディ』といって、映像×お芝居の新しい方法を探るような作品を作ります。中継映像のテレビが合わせ鏡になり、メビウス構造のようにねじれが生じてどうなるか…というものですね。なかなか普段やれないことをやってみようと思うので、期待していただきたいです。
諏訪:そして、今回は角田さんが「コメディホールB」で初めて演出をします。
角田:まったく初めてで、本当は規模の小さい「コメディ実験室」で小ぢんまりとやっているイメージだったので、ちょっと焦っています(笑)。東京から先輩の中山祐一朗さんにも出ていただくことになったので、胸を借りるつもりでやりたいなと思っています。作品としては、女優さんを中心にしたお話で、カルチャースペースのようなところに集まった主婦が、いつの間にかテレパシーを使えるようになって…という『テレパシーコメディ』です。テレパシーなので、セリフに面白い仕掛けを作ろうと思っています。

――他の方は、どんなことをされるんですか?
上田:「ハイタウン」って、あちこちで知らないことが起きているくらいの感じが面白いんです。だからほぼ丸投げで、メンバーにそこからさらに広げていってもらうという形にしていて。若手の大歳、西垣のふたりには、「イベントパーク」という、“ひっくり返し部屋”と呼ばれている部屋で、さらなるカウンター的な企画をやってもらいます。例えば「ツアー劇」という、学校を巡りながらお客さんが体感していくようなことをやりたいという提案があって、早速いろんな困難に直面していましたけど(笑)。
西垣:先輩方を一泡吹かせてやろうという意気込みで、音楽にしても出し物にしても、いろんな人たちを呼んで、いろんなイベントができれば、と。
諏訪:全体が盛り上がるように隙間を埋めていきたいですね。廊下に人通りが少なかったら、劇をやったら面白いかな、とか、そういうことを考えていけたらなと思います。

――「イベントパーク」は毎日違うことをするんですか?
大歳:そうですね。毎日基本的には違うことをします。
西垣:音楽ライブとか、ショーケースイベントをやります。
諏訪:『ハイタウン外伝NEO』という企画に出る団体を聞いたんですけど、ひとつも知らなかったです(笑)。
大歳:若いと思いきや、同い年くらいのしっかりキャリアを重ねた方々です。
上田:そこは僕らも楽しみにしているところですね。あと、なるべくなら新しいことをしたいと思っていて、今回は特に、角田が演出をやるということと、石田が「コメディ実験室1」で、ひとりでダンスに挑みます。
石田:自信はないんですが、きたさんからお声がけいただいて。僕、父親が相撲取りなので、『相撲コメディ』をするというのを聞いて、なじみ深いなって(笑)。あと、同じ「コメディ実験室1」で、THE ROB CARLTONの村角太洋さんが作る『プレゼンテーションコメディ』という作品にも出演します。共演する岡嶋(秀昭)さんは、昔「能天気番長」という作品の演説シーンが伝説みたいになっていて…。
上田:“演説の岡嶋”って言われていた男ですからね。
諏訪:岡嶋さんといえば、演説シーン。『総理・保科仙吉』という作品でやった演説シーンがものすごく有名なんです。それを超える演説が観たいですね。
石田:僕は観たことがないので、間近で観られるのがすごく楽しみです。
上田:今回は、僕らより先輩の方々もたくさん出てくださるかもしれないですね。それと、「ハイタウン」全体のことでいえば、石田は飾りつけ係を担当します。
石田:せっかく小学校でやるので、文化祭みたいにしたいという思いもありまして。地域の方にもハイタウンの期間だけ“あれ?小学校復活したの!?”って思わせるくらいにしたいですね。“面白そうなことやってるね”って、地域の方も気軽に入っていけるような飾りつけをしていきたいなと思っています。
諏訪:まずは、角田さんが描いた“ハイタウンくん”というキャラクターがあって、その顔出しパネルを作っています。
石田:お客さんにSNSに投稿してもらって、“京都でこんな面白そうなことやってるんだ!”と思わせたいんです。とにかく、文化祭のようににぎやかにしたいと思っています。それと、酒井の発明品を展示するコーナーを作りたくて、お客さんも触って遊べるような発明品をいくつか展示してほしいなって思っています。
酒井:なるほどなるほど!それは新作の方がいいですか?
石田:過去の作品を展示してもらおうかなと。
酒井:やります!発明品的なオファーがくるかなと思って待ってたんですけど、男肉 du Soleilの団長の生誕祭(5/7(土))で、団長に発明品をプレゼントするオファーだけいただいていまして。他にもあったらいいなと思ってたら今いただけたので、頑張ろうと思います。あと、上田さんの劇に出演するので、仕掛けの部分もがっつり手伝いたいですね。
上田:西村は「コメディホール」にも「コメディ実験室」にも出ないんです。
西村:私は、本屋さんの「西村ブックセンター」に専念します。前回もやったんですが、全然お店に顔を出せなかったので…。前回は、諏訪さんに私の写真集を出してもらったり、角田さんに漫画を出してもらったりもして。いろんな人の違う才能を見ることができる楽しさもありますね。

――ブックセンターで何かするんですか?
西村:インストアイベントはやろうかなと思っています。あと、新たに私が気になったアーティストさんに声をかけて、何か作ってもらおうと思います。
上田:グッズとかも出現するかもしれないです。
土佐:酒井さんの堪忍袋カードゲームをどうしてもほしいっていう人がいるから、再販してよ。
酒井:5個残ってます!
西村:以前、東京のOFF・OFFシアターでやったときにゲームを作ってくれたんですけど、夫婦とかカップル限定なので、あまり売れなくて(笑)。
酒井:できたら実演販売したいですね。
上田:土佐さんは校内放送を名乗り出てくれたんですが、残念ながら環境上できなくて。
土佐:校内放送じゃなくても、昼休みに中庭で出演者に来てもらって、どんな感じか聞いたりするのもいいよね。
上田:あと、土佐さんには閉会式の「ハイタウンニュース」の司会を担当してもらいます。期間中にいろんなニュースがあるので、その10大ニュースを発表するというイベントです。

――永野さんと中川さんはいかがですか?
上田:永野さんは合田団地さんと村上慎太郎さんの二人からラブコールがありまして。ふたりとも永野さんとガッツリ組みたいとのことで、しかも、両方とも不条理的なことをやるそうです。だから「コメディ実験室2」はかなり永野カラーが強い演目になりそうですね。永野さんは、今回結構大変そうだなという雰囲気があります。中川さんは、僕の作品に出ていただくのと、中川さんが監督した新作の映画をワールドプレミア上映するそうです。

――日替わりの「スペシャルイベント」も面白そうです。ゲストも豪華ですし。
上田:そうなんです。初日がかもめんたるさん、チョコレートプラネットさん、立川吉笑さんと僕たちがネタをやるハイタウン寄席。二日目の「企画ナイト」は、東京でも回を重ねていまして、2012年と2014年にもやっています。せきしろさんとバッファロー吾郎A先生という、僕が“笑いの師”と仰ぐおふたりをお呼びして、いろんな企画をやっていくイベントです。で、三日目は、男肉 du Soleil団長の聖誕祭。今回は彼らを揃って観られるのはこのステージだけかもしれません。最終日は閉会式で福田転球さんに出ていただき「閉会式スペシャル」をします。神保町花月でやられていた『彼女の履歴書』という作品を、ハイタウン用にアレンジしていただき、コメディホール、コメディ実験室のオールスターで上演して、閉会しようと思っています。

――本当に盛りだくさんですね! 最後に一言ずつ意気込みをお願いします。
諏訪:本当に楽しくなると思うので、見逃さないでほしいですね。今すぐゴールデンウィークの予定に組み込んでください!
本多:2年に1回の一大イベントですので、照準を合わせて来ていただけたらと思います。前回「コメディホール」が一番盛り上がらなくて、“コメディじゃないホール”って言われたんですよ(笑)。だから今回は一番盛り上がるようにひっくり返してやろうと思います(笑)。
角田:文化祭に参加する気持ちできていただきたいですね。ハードルを下げてきてもらえれば…(笑)。
酒井:先日、「ハイタウン外伝」という公演に出させてもらったとき、“若獅子”と呼ばれる京都演劇界の後輩たちが、「今度はハイタウンに向かう気持ちでいく!」と打ち上げで言っていたので、そっちもすごく期待できるんじゃないかなと思います。企画を含め、どれも期待して見に来ていただきたいなと思います。特に角田さんの演出に期待したいですね。
角田:ハードル上げないでください(笑)。
大歳:僕は、イベント全体の運営委員にも入っていまして、お客さんがどれを観ようか悩むくらい、とにかくいろんなものを詰め込んでいっています。もっともっと悩ませるようなラインナップにしていこうと思っているので、ぜひ楽しんでください!
西垣:普段、ヨーロッパ企画が関わっている人や、「ヨーロッパ企画の暗い旅」(KBS京都のドキュメントバラエティ番組)などと連動したイベントも行われるので、普段からヨーロッパ企画を観ていただいている方には、そのつながりも楽しんでいただきたいですね。
石田:ゴールデンウィーク、SNSに投稿したら一番“いいね!”がつく遊び場所にします!
西村:ぜひ酒井さんの「堪忍袋ゲーム」を買いに来ていただきたいです。たぶん他のメンバーの見られない部分もお見せできるかなと思っているので、ぜひ立ち寄ってください。
土佐:日にちも近づいて熱量が上がってきてるので、この熱量を持続させて盛り上げていきたいなと思います。僕はどう見ても「コメディホールB」が面白そうやなって思ってます。
上田:スタッフの中でも「コメディホールB」が人気あるんですよ。
土佐:どれかひとつと思われる方は、Bを観ていただきたいですね。
諏訪:一番お祭りにふさわしいのはBやと思います。
上田:学園祭に行く楽しみって、これを観に行く!ということではなくて、その場が楽しいから行って、あんな屋台があったり、こんな出し物があったりという偶然の出合いを楽しむのが面白いと思うんですね。演劇は劇を観に行くものなんですけど、そうじゃない楽しみの場を作ることができるのがハイタウンで。学園祭は大人がなかなか行けませんが、ハイタウンならいろんな世代の方に来ていただけるかなと思うので、ぜひその気持ちで来ていただけると嬉しいです。
 

取材・文:黒石悦子
撮影/福家信哉




(2016年4月 5日更新)


Check

ヨーロッパ企画 presents
ハイタウン2016

「コメディホールA」
発売中 Pコード:450-295
▼5月5日(木・祝)~8日(日)
(木)(土)11:00 (金)(日)13:00
元・立誠小学校 講堂
自由席-2300円(整理番号付)
[作・演出]上田誠/松居大悟
[出演]酒井善史/中川晴樹/本多力/他

「コメディホールA」
発売中 Pコード:450-295
▼5月5日(木・祝)・7日(土) 15:00
元・立誠小学校 講堂
自由席-2300円(整理番号付)
[作・演出]上田誠/松居大悟
[出演]酒井善史/中川晴樹/本多力/他
※出演者による「おまけトークショー」あり。

「コメディホールB」
発売中 Pコード:450-296
▼5月5日(木・祝)~8日(日)
(木)(土)13:00 (金)(日)11:00
元・立誠小学校 講堂
自由席-2300円(整理番号付)
[作・演出]角田貴志/黒木正浩
[出演]角田貴志/諏訪雅/土佐和成/他

コメディホールB
発売中 Pコード:450-296
▼5月6日(金)・8日(日) 15:00
元・立誠小学校 講堂
自由席-2300円(整理番号付)
[作・演出]角田貴志/黒木正浩
[出演]角田貴志/諏訪雅/土佐和成/他
※出演者による「おまけトークショー」あり。

「コメディ実験室1」
発売中 Pコード:450-293
▼5月5日(木・祝)~8日(日)
(木)(土)12:00 (金)(日)14:00
元・立誠小学校 音楽室
自由席-1800円(整理番号付)
[作・演出]きたまり/村角太洋
[出演]石田剛太/他

「コメディ実験室1」
発売中 Pコード:450-293
▼5月5日(木・祝)・7日(土) 16:00
元・立誠小学校 音楽室
自由席-1800円(整理番号付)
[作・演出]きたまり/村角太洋
[出演]石田剛太/他
※出演者による「おまけトークショー」あり。

「コメディ実験室2」
発売中 Pコード:450-294
▼5月5日(木・祝)~8日(日)
(木)(土)14:00 (金)(日)12:00
元・立誠小学校 音楽室
自由席-1800円(整理番号付)
[作・演出]合田団地/村上慎太郎
[出演]永野宗典/他

「コメディ実験室2」
発売中 Pコード:450-294
▼5月6日(金)・8日(日) 16:00
元・立誠小学校 音楽室
自由席-1800円(整理番号付)
[作・演出]合田団地/村上慎太郎
[出演]永野宗典/他
※出演者による「おまけトークショー」あり。

「ハイタウン寄席」
発売中 Pコード:450-297
▼5月5日(木・祝) 18:30
元・立誠小学校 講堂
[自由席-2000円(整理番号付)
[出演]かもめんたる/チョコレートプラネット/立川吉笑/ヨーロッパ企画
※未就学児童は入場不可。

「企画ナイト11」
発売中 Pコード:450-298
▼5月6日(金) 18:30
元・立誠小学校 講堂
自由席-2000円(整理番号付)
[出演]バッファロー吾郎A/せきしろ/上田誠/他

「1日遅れの男肉聖帝聖誕祭2016」
発売中 Pコード:450-299
▼5月7日(土) 18:30
元・立誠小学校 講堂
自由席-1000円(整理番号付)
[出演]男肉 du Soleil/他

「閉会式スペシャル」
発売中 Pコード:450-300
▼5月8日(日) 18:30
元・立誠小学校 講堂
自由席-2000円(整理番号付)
[出演]ヨーロッパ企画/福田転球/ハイタウン出演者

※未就学児童は入場不可。
[問]サウンドクリエーター
[TEL]06-6357-4400

チケット情報はこちら

「ハイタウン2016」
記者発表で
各演出家が意気込みを語る!

コメディホールB「サイボーグコメディ」
作・演出:黒木正浩(ヨーロッパ企画)
「数々の劇作家の中で、まさか僕がここに座れるとはまだ夢心地です。世界初のサイボーグを取り扱ったサイボーグコメディをします(笑)。サイボーグって、どこか哀しい雰囲気があると思うんです。その哀しみを笑いに変えられたらと思っております」

コメディ実験室1「相撲コメディ」
振付・演出:きたまり(KIKIKIKIKIKI)
「元々、相撲が好きだということと、ヨーロッパ企画から主演で出ていただく石田さんのお父様が元力士というお話を聞いて、『相撲コメディ』としました。相撲に対する親子の愛、そこにダンスや音楽を取り込んでクロスオーバーするような作品にしたいと思っております。ダンスであり、相撲であり、コメディであり、演劇であり、ミュージカル的なミュージックでもある。本来の相撲に入っている要素ですね。ダンスのような身体性もあり、相撲の全てを今の立誠に蘇らせたいと思います!」

コメディ実験室1「プレゼンテーションコメディ」
作・演出:村角太洋(THE ROB CARLTON)
「目標としては、どの団体よりも一番セリフ量の多いものにしたいなと思っています。そして、一番スタイリッシュに仕上げたいです。出ていただく役者さんはすべて初めての方ばかりなので、今まで私の作品を観に来てくださっている方は果たしてどんな舞台になるのか、楽しみにしていただけたら。いい結果を残せるように頑張りたいと思います。相撲が和の感じなので、僕は洋の雰囲気で演出します」

コメディ実験室2「時計コメディ」
作・演出:村上慎太郎(夕暮れ社 弱男ユニット)
「劇場を掛け時計で埋め尽くして、その音を使ったコメディをしたい思っております。物語としては、主演の永野さん演じる時計屋のおじいさんが、一年に一回腕時計の電池を交換に来る女性に恋をしてしまうところからこの物語が始まればいいなと。悲しいような、ハートウォーミングのような、ほろ苦いコメディにしたいですね」

コメディ実験室2「道をたずねるコメディ」
作・演出:合田団地(夕暮れ社 弱男ユニット)
「“道を尋ね続ける話”を作りたいと思っています。道に迷って不安な男が、道を尋ねて不安ではない場所に案内されるんですけど、その案内された先が不安な場所。ずっと不安な男の話をしたいと思っています」

5月7日(土)スペシャルイベント
「男肉聖帝聖誕祭~day after fuckin’ birthday~」
出演:男肉 du Soleil団長・池浦さだ夢
「僕だけ誕生日パーティーという心苦しさはありますが…(笑)、世界観的には『北斗の拳』や『Mad Max』のようなイメージの中、聖帝聖誕祭のときだけは仲間、友達、先輩方も私の下僕となり、僕の誕生日を祝い、喜ばせるという1日にしたいなと思っております。ラップ、ダンス、バンド、いろんな出し物すべてに僕が出るという、僕が目立てばいい企画です(笑)。あと、今までずっと“実験室”で作品を作ってきたんですが、今回あぶれまして。しかも僕の誕生日、本当は5月6日なんです。それも「企画ナイト」に押されて7日になったので、そのあぶれた悔しさをバネに、一番の目玉企画「コメディ実験室に入れなかったコメディ」を聖誕祭の中で上演したいと思います!」

写真左上から時計回りに、大歳倫弘、西垣匡基、本多 力、土佐和成、西村直子、酒井善史、諏訪 雅、石田剛太、上田 誠、角田貴志