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不動の人気を誇るテレビ時代劇『水戸黄門』が舞台化!
長崎を舞台に水戸光圀ご一行が“世直し”を!?
ヒロイン・千鶴を演じる佐藤藍子にインタビュー!

テレビ時代劇の定番として世代を超えた人気を誇りつつも、2011年に惜しくも放送終了した『水戸黄門』が3月23日(土)より新歌舞伎座にて、舞台となって“復活”する。五代目水戸光圀を演じた里見浩太朗を筆頭に、テレビシリーズで活躍したキャストがずらり勢ぞろい。迫力ある立ち回りやおなじみの名台詞で、あの世界観を立体的に描き出す。物語の舞台は長崎。やりたい放題の奉行所に苦しめられている貿易商・貴船屋の娘、千鶴を演じる佐藤藍子に舞台への意気込みを聞いた。

●役どころについて
佐藤藍子(以下、佐藤)「長崎の貿易商・貴船屋の二人姉妹の姉・千鶴を演じます。妹が藤といいます。姉はおしとやかで、妹は男勝りで活発、思ったことを口にするという性格。千鶴には将来を約束している方がいるのですが、家業が危うくなり、それによって恋仲を引き裂かれます。妹のお藤(石川梨華)が黄門様に助けを求めたことがきっかけで、黄門様の長崎への“世直し旅”が始まります。普段の私とは取って代わって(性格の)異なる役です(笑)」

●全く異なる性格の役を演じること
佐藤「楽しいですね。これが洋服だったらすっごく恥ずかしいのですが、お着物を着ることで随分、助けられています(笑)。自分が恥ずかしがっていたら、見ている方はもっと“痒くなる”だろうと思って(笑)、台詞は絶対覚えているので、とにかく動きに留意しています。着物を着ての日常動作。着慣れていないとギクシャクするところがあるので、そこを一生懸命なじませました」

●『水戸黄門』の魅力
佐藤「日本ならではのお芝居で、表現の仕方があって。時代劇ならではの面白さや安定感、温かさがあります」

●オススメのシーン
佐藤「私は出ていないのですが、臨場感たっぷりの殺陣のシーンですね。その稽古を見るのもすごく好きで。カッコイイんですよ、皆さん。斬る方も、斬られる方も、それぞれの動きを隅々まで観ていただきたいですね」

●里見浩太朗さんはどんな人物?
佐藤「テレビシリーズに出演させていただいた時もそうだったのですが、温かく見守ってくださって、何かあったときに“ここはこうした方がいいよ”と優しくアドバイスをくださって。本当に黄門様のような、広い心や温かさをお持ちの方です」

●舞台で“演じる”ということ
佐藤「映像とは表現の仕方が異なって、体全部を使って表現をしないとお客様に伝わらないということを意識しています。大きな舞台での表現の方法、アプローチの仕方を意識して、体を使いながら、なじませていますね。大きな舞台だと声の大きさ、間の取り方も違いますが、里見さんや諸先輩方の演技を見ていると、とてもよく伝わるんです。最初はすごく恥ずかしくて、自信もなくて、自分の台詞を早くどうにか終わらせたいという気持ちでしたが、台詞がないところでも“自分に自信を持て~!!”と言い聞かせてやってきました」

●舞台出演は、蜷川幸雄版『ロミオとジュリエット』以来
佐藤「15年前で、成人式の年でした(笑)。初舞台で。自分なりのジュリエットをやろうと心がけていました。千穐楽の時、舞台を降りて“ああ、この服を着ることもないんだ”って思いながら帰ろうとした時に、すっと蜷川さんがいらっしゃって、抱きしめてくださったんです。“藍子、いいジュリエットだったね”とおっしゃって。そんなことを言っていただけると思っていなかったので、うわーって涙が出てきたことを覚えています。一生懸命、自分なりにやってよかったなと思えた瞬間でしたね。なので、今回も楽しもうと思っています!」

●久々の舞台、プレッシャーは?
佐藤「たくさんの先輩方におんぶに抱っこで、その中で自分ができることを…。つたないと思うのですが、気持ちが伝わるように。舞台での気持ちの伝え方を大事にして演じていきたいと思います!」

 



(2013年3月 6日更新)


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佐藤藍子
さとうあいこ●神奈川県出身。1992年8月、第6回全日本国民的美少女コンテスト グランプリ受賞。以降、テレビや映画、CMと幅広く活動中。舞台作品は1998年に上演された蜷川幸雄演出・監修 『ロミオとジュリエット』以来、15年ぶり。テレビシリーズの『水戸黄門』には2011年にゲスト出演している。

●公演情報

『水戸黄門』

発売中
Pコード:424-647

▼3月23日(土)~31日(日)
(月)(木)11:00
(火)(水)(金)(日)11:00/16:00
(土)14:00
※3/30(土)11:00/16:00。3/31(日)11:00。

新歌舞伎座

1階席-12000円
2階席-7000円
3階席-3000円

[劇作・脚本]古田求

[演出]金子良次

[出演]里見浩太朗/原田龍二/合田雅吏/野村将希/三波豊和/佐藤藍子/石川梨華/大沢樹生/江藤潤/芦川よしみ/田村亮/他

※特別席は取り扱いなし。未就学児童は入場不可。

[問]新歌舞伎座
[TEL]06-7730-2121

前売券は3/13(水)まで販売
チケット情報はこちら

一足お先に博多座公演もあり!

発売中
Pコード:424-150

▼開催中~20日(水・祝)
(月)(水)(木)(金)(日)11:00
(火)(土)11:00/15:30
※3/6(水)・14(木)11:00/15:30。

博多座

A席-12000円
特B席-9000円
B席-7000円
C席-4000円

※小学生未満入場不可。特B席・学生料金(当日券のみ)はチケットぴあでの取扱いなし、詳細は問合せ先まで。

博多座公演は3/18(月)まで販売。
チケット情報はこちら