国内外のトップスケーターが集う
真夏のアイスショーが今年も大阪で開催！

“真夏のアイスショー”として恒例になりつつある本公演。｢世界のトップ選手が一堂に集まって、みんなで意見を出し合いながら作り上げていくショーなのですごく楽しくてやりがいもあります。普通じゃ見られないグループナンバーが見どころだと思っています｣(小塚)との言葉どおり、各々のエキシビション･ナンバーだけでなく、男性や女性スケーターだけのグループナンバー、出演選手が本気で優勝を狙いにいくダンス選手権など、オリジナリティとバラエティに富んだプログラムを楽しむことができる。

また、それぞれが
｢今シーズン初めて披露するエキシビション・ナンバーの最初のお披露目のショーになるので、楽しみにしてもらえたら｣(浅田)
｢新しいプログラムを滑ることになると思います。去年以上に自分には合っているけど、今までやったことのない……どちらかといえば音楽が単調なので、それを自分自身でリズムに変えていく。そういうことができたらいいなって｣(小塚)
｢新しいショートプログラムとエキシビションを滑る予定です。ショートプログラムでは、新しくて難しい誰もやったことがないようなリフトを練習しているので、このショーまでに完成させてお客さんにみてもらえたらいいなって思います｣(髙橋)
と語ったとおり、シーズン開幕前ならではの新たなチャレンジも見ることができそうだ。

競技大会では味わえないショーならではのエンタテインメント性溢れるスケーティング、世界のトップスケーターによる豪華競演を楽しんで欲しい！

そして、小塚選手&髙橋選手にさらにインタビュー！　こちらもお読みください！

――改めて、お二人にとって『THE ICE』とはどんなショーなのか教えて頂けますか？

小塚｢１回目から出させて頂いて皆勤賞です。やっぱりやっていても楽しいですし、お客さんも楽しいって言ってくれるのでやりがいのあるショーです｣

髙橋｢昨年初めて出演したのですが、こういう風にみんなで各都市を回ったり、ショーを作っていくっていうのは初めてだったのですごく楽しかったです｣

――トップ選手が集まる『THE ICE』は良い刺激になりますか？

小塚｢そうですね。練習では女子は女子、男子は男子、ペアはペアで固まってやるので刺激になるというか。公式戦さながらの練習ができるので良い経験になっています｣

髙橋｢去年は中国のペアとよく練習時間が一緒になっていたので、スケーティングで２人で滑る際のコツを教えてもらったりしました。他のペア の選手直々に教えてもらう機会はあまりないですし、楽しみながらできたのが良かったです｣

――なるほど。では、それぞれ今回の見どころを教えてください。

小塚｢僕はショーのナンバーが２つあって。１つはオシャレなジャジーな感じなので、一緒に感じてのって楽しんで欲しいなと。もう１つは、僕自身が歌詞に惚れたというか。50年くらい前に歌われていて当時のことを書いた曲なんですけど、それが現代のことにも繋がっている。僕はそういう感じがして、心に響きました。僕の演技と音楽とを聴いて、あの曲なんだったんだろ？っていうのを検索して調べてもらえたらなって思います｣

髙橋｢私たちは競技用のショートプログラムと新しいエキシビションを滑る予定です 。ショートはブルースの古い曲で、それをカッコよく踊りたいです。エキシビションは個人的には盛り上がるのが好きだから振付師の方 には楽しい曲をお願いしたいんですけど、(パートナーの)マーヴィンはしっとりした曲が好きなんです。この2年間は譲ってもらっていたので、今年も聞いてもらえるかどうか分からないです。話し合いですね(笑)｣

――話し合いなんですね！(笑)　髙橋選手といえば、去年のダンスバトル選手権でインパクト大のダンスを披露して優勝しましたよね？　それも見どころの１つなのでは？

小塚｢あれはみんな後ろで見ていて大爆笑だったよ。超楽しかったよ(笑)｣

髙橋｢去年は自分の殻を破れた感じがします。今年も景品は何かな？って楽しみなんですけど……期待されるとプレッシャーなので、殿堂入りしたいです(笑)｣

――(笑)。あのダンスバトル選手はけっこうガチでみなさん優勝を狙いにいっているんですか？

小塚｢みんなガチですね(笑)。優勝するためにダンスを作ったり、考えたりしていましたから(笑)｣

――そうなのですね！(笑)　そんなトップスケーターたちの意外な一面も楽しめる『THE ICE』。最後にメッセージをお願いします。

小塚｢みんなで作り上げるショーで、選手だけじゃなく来てくれているお客さんみんなで盛り上がって完成すると思うので、ぜひ会場に足を運んで頂いて。一緒にみんなで盛り上がって、楽しめたらいいなって思います｣

髙橋｢シーズンの開幕に向けて、どの選手もコンディションを上げている時期だと思うので、 シーズン前の最後の祭典を全力で楽しみたいです！  新しい シーズンに弾みを付けるためにも、良い反応をください(笑)｣

――大阪公演は『THE ICE』のファイナルを飾るので、ここでの反応次第でシーズンの成績が変わるかも？

小塚｢かもですね(笑)。大阪のお客さんにプレッシャーを与えているけど(笑)。みんなと一緒に楽しみたいです｣

(取材・文／金子裕希)

（2012年6月19日更新）