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今春誕生した日本女子プロ野球の
後期リーグが8月7日に開幕!

4月23日に歴史的な開幕を迎えた女子プロ野球リーグ。リーグ戦といっても、兵庫スイングスマイリーズと京都アストドリームスの2チームのみだが、前期の20試合で約2万5000人強の観客を動員。開幕以来、高い注目を集めている。

なぜこれほどまでに、観客が球場に足を運ぶのか。その魅力を探るために、前期最終戦の試合後に片桐代表を直撃。質問を投げかけてみた。

――開幕から約3ヵ月。老若男女問わず、多くの人が球場に足を運んでいます。みなさん、どこに惹かれているんだと思いますか?

「最初は物珍しさもあったと思いますし、メジャースポーツである野球の主人公が女子というのが、インパクトが大きかったと思います。でも、物珍しさだけでなく、野球に飢えていた彼女たちが魅せる、ひたむきで貪欲な姿勢もポイントになっていると思います」

――なるほど。確かに、攻守交替時に全力疾走で守備位置についたり、ベンチに戻ったりと、彼女たちが実に楽しそうに、ハツラツとプレーしている姿が印象的でした。
試合での魅力はもちろん、試合外でも様々なイベントを仕掛けていますよね?

「はい。ファンと選手たちとの距離をどう縮めるのか。親しみを持っていただけるように、選手が球場の清掃を行ったり、選手全員での見送りやサイン会、写真撮影会などを行って、ファンの方との交流を大切にしてきました」

――グッズに選手個々の物語を綴った漫画を販売したりと、本当に色々と考えていると思います。これから、女子プロ野球はどうありたいと思っていますか?

「将来、メジャーになる魅力はあると思います。だから、ぜひみなさんにはインディーズのバンドがメジャーデビューするような、そんなプロセスを見て欲しいです。それから、女性ファンが応援するカッコイイ女性像を築きたいですね。もちろんその中でも身近さを忘れずにしていきたいです」

――ある意味、野球版“タカラヅカ”といったところでしょうか?

「そうですね。だから、1日でも早く知ってもらえるキッカケを作りたいです」

――わかりました。それでは、8月7日(土)から始まる後半戦の見どころを教えてもらえますか?

「まだスタンドインのホームランが出ていないので、どの選手がそれを達成するのか。ホームランを打つ瞬間を観に来て欲しいと思います」

歴史を築き始めた女子プロ野球。百聞は一見にしかず!なので、球場でキラキラと輝く彼女たちの姿、試合を観にぜひ球場へ!




『日本女子プロ野球リーグ2010 公式戦』
京都アストドリームス ホームゲーム
▼8月7日(土)18:00 
▼8月11日(水)18:00
わかさスタジアム京都(西京極野球場)
▼8月15日(日)13:00
福知山球場
▼8月24日(火)18:30
▼8月28日(土)18:30
わかさスタジアム京都(西京極野球場)
京都アストドリームス[TEL]075-213-8966

兵庫スイングスマイリーズ ホームゲーム
▼8月16日(月)18:30
京セラドーム大阪
▼9月4日(土)13:00
姫路球場
兵庫スイングスマイリーズ[TEL]078-392-8901

(2010年7月30日更新)


Check
今春に行われたユニフォーム発表会でのひとコマ。青のユニフォームが兵庫スイングスマイリーズ、紫のユニフォームが京都アストドリームス。


兵庫のエース・小西選手


バッターボックスに入るとユニークな動きを見せる厚ヶ瀬選手。


監督の指示を聞く京都アストドリームス。


前期首位打者の京都・川端選手。兄は東京ヤクルトに所属する川端慎吾選手。

日本女子プロ野球機構
http://www.girls-probaseball.jp/index.php