大阪で男性アーティストによるライブシーンを盛り上げるべく
株式会社RoBが立ち上げたライブイベント「UNITED」
4月20日に心斎橋SUNHALLで開催された
「UNITED」Vol.2をレポート！

大阪・関西、そして全国区で活躍する男性グループが所属する大阪のアメ村に拠点を構える音楽プロダクション株式会社RoB（ロブ）。

大阪モノレールのEXPO TRAIN 2024大阪モノレール号のイメージソング「We are」プロデュースや大阪・関西万博関連イベントにも携わり、"アメ村から世界へ"をキャッチフレーズにした新人グループのオーディションを全国区で開催するなど、大阪・関西のエンタメシーンで注目されている株式会社RoBの代表取締役兼プロデューサーの香山達也（TATSUYA）が、"大阪・関西"をキーワードに、男性アーティスト達が活躍する大阪・関西を代表する新しいイベントを作り"大阪・関西のエンタメシーンを更に盛り上げていきたい"という想いからスタートしたイベント「UNITED」。その「UNITED」Vol.2が4月20日に心斎橋SUNHALLで開催された。

多くの来場者で賑わい熱気に溢れたSUNHALLのフロア。
会場BGMが大きくなり「UNITED」のアタック映像が流れいよいよ開演。

Vol.2のTOPバッターは、森本爵とG.U.MのメンバーTAISEIによるデュオ「TSUKASA×TAISEI」が登場し、アップテンポなキラキラナンバーの「Love me right」からスタート。曲中で一番でTAISEI、2番でTSUKASAがそれぞれ「好きだよ」と語りかけると客席のヴォルテージが上がる。MCを挟んで弾むようなクラップとJazzyなテイストを取り入れたアダルトな魅力を感じさせるナンバー 「Fiction」を披露し「UNITED」Vol.2の幕開けにふさわしい『TSUKASA×TAISEI』のステージが終了。

2番に登場したのは、SWEELY。エレキギターとビートの効いたサウンドのミディアムアップな「Beautiful World」からスタート。ハウスミュージックテイストの「Motion」を歌いスピード感あるステージが続き、エレピのイントロからJazzyなR＆Bテイストの「All You Want」でフェイクやロングトーンを交え歌で魅了していく。MC後、アカペラ歌いで始まる「Physical」、「Butterfly」、そしてラストMCを短く挟みラストソング「Hold U Tight」とSlow JamなR＆Bソングを披露。前回に続き、SWEELYワールドに酔いしれるステージで魅了した。

SWEELYに続き、RAYが登場。パッション溢れるステージでオープニングから会場の熱気を上げていく。「A Day Of My Life」終わりでMCを挟み、自分自身に自信が持てるようにこの曲がみんなの背中を押せればという思いが込められた「蒼」を歌い上げる。熱い思いとともに歌った「蒼」の後はRAYの前に出演したSWEELYを呼び込み、Vol.1でも披露したTWO SIDEとして活動していた二人のコラボステージへ。「¥ellow Flavor」、「Never Ending Story」の2曲を歌い、前回Vol.1同様に情熱的なステージを披露した。

次は、2月20日に開催したZepp ShinjukuでのワンマンライブをSold Outで大成功させ、東京から「UNITED」へ初参戦した4人組ボーカルグループSnugsが登場。カラフルな照明と共に登場し、1曲目「Stand Up」から手を上げタオルを振り回し盛り上げ、続く「enjoy!!!」での客席とのコール＆レスポンスで会場が一体となっていく。そのまま「ピエロタイム」、「妄想ランデヴー」と「Stand Up」から4曲メドレー形式で披露し、様々なテイストの楽曲と共にSnugsのステージで会場内に笑顔が溢れ一体となっていく。MCを挟み、結成から6年間の歩みを綴った「Step by Step」を歌い、ラストに「ぎこちないラブソング」を披露し、ライブパフォーマンスやMCを通して彼らの人間味溢れる温かく楽しいステージの魅力を感じさせて終了した。

そして、オープニングSEで全員揃いのチェック柄のセットアップ衣装を身に纏い颯爽と登場したのはG.U.M。"大きな可能性、大きな夢に挑戦して生きていこうぜ"という4月27日デジタルニューリリースの熱いメッセージソング「B.B.B」からスタートし会場の熱気が一気に上がっていく。そして「G.U.M SHOW」と2曲続けて会場を盛り上げた後は、MCでは「G.U.M盛り上がってますかー？」と観客ではなく自分達がステージを楽しんでいるか観客に問いかける逆コール＆レスポンスを行うなどMCでもG.U.Mらしさ全開。その後の「NIGHT FLAVOR」で更に客席を巻き込んで盛り上がった後は、人気曲「LGT」でステージと会場がさらに一体となり曲終わり挨拶でG.U.Mのステージは終了かと思った時に、「ちょっと待って、まだまだ行けんだろ？」の一言から、Rock調のメッセージソング「We never」へ。結成8周年を迎える今年、そしてその先の未来へ熱い想いを込めて歌いステージを締めくくった。

6番目に登場したのは、G.U.MのTAISEIとの「TSUKASA×TAISEI」で「UNITED」TOPバッターを務め、Vol.1出演時に1,000人キャパの地元奈良でのホールワンマンライブに向けて意気込みを語り、無事に大成功で終了した森本爵が登場。ハンチングを被り革ジャケという衣装でダンサーと登場し、EDM調のダンサブルな「BUBBLING ACTION」で1曲目からダンサーとの息のあったダンスと歌を披露し、POP＆ソウルテイストなR＆Bソング「Dummy yummy」と続き、Sexy＆アダルトなステージパフォーマンスで客席をステージに釘付けにする。MCを挟み人気曲「OSHI」へと続き、曲の途中の"けん玉タイム"で森本爵の"推し"と紹介されG.U.MのSEIICHIが大きなけん玉を持って登場し客席が更に盛り上がる。MC後、母への想いを綴ったバラード「ねぇママ」、ラストソング「Calendar」を歌い、TOPバッターの「TSUKASA×TAISEI」に続き「森本爵」として様々なパフォーマンスで魅力した。

そして2023年10月更なる飛躍を求めシンガー名を三浦風雅から改名して世界に視野を広げ活動し、「UNITED」初参戦となるFUGAが登場。4月17日デジタルリリースアルバム「ILL」に収録され様々なプレイリストにセレクトされているR＆Bナンバー「Big H」からスタートし、エレピの切ないトラック「It's over」、そしてそのままアコギイントロから始まるスローなR＆Bの3曲目「Story」へと続き、シンプルなトラックの上でエモーショナルに歌うFUGAの姿と抜群の歌唱力で序盤から客席をステージに釘付けにしていく。先述のデジタルリリースアルバム「ILL」や5月25日に東京・代官山UNITで開催のワンマンの話などのMCを挟み、ミディアムアップなR＆Bチューン「RATATA」、オートチューンを使用して歌ったミディアムナンバーの「Save Our Soul」と、爽快と切なさ、エモーショナルな歌など様々な表現の歌唱力とハイトーンヴォイスを駆使した歌声でラストまでFUGAの歌の世界を存分に堪能したステージだった。

FUGAの次に登場したのは前回Vol.1でトリを飾り、結成7周年の記念ツアー"7th Anniversary Tour LUCKY 7"を現在開催中のWITHDOM。分厚いサウンドとボーカルワークで聞かせる「Whatever」から始まり、ラテンフレーバーのダンサブルナンバー「Phenomenon」、客席と体を動かし弾ける「Popcorn」と始まりからWITHDOMワールド全開。そして人気の「Tell me」、スペイシーなサウンドが特徴の「Universe」と5曲連続でパフォーマンスしMCへ。MC後は、3月29日放送の「バズリズム02」スタジオライブ出演で熱唱し、一躍全国区のヴォーカルグループとして注目を浴びることとなった、ゴスペラーズ黒沢 薫作曲＆ヴォーカルプロデュースのラブソング「All my life」を歌い、会場内に響き渡る歌声とコーラスワークをじっくりと堪能する客席の姿が彼らが持つ歌の力を感じさせ、大きな拍手の後に定番のアカペラ自己紹介で「UNITED」Vol.2のステージを締めくくった。

佳境となってきた「UNITED」Vol.2でWITHDOMの次に登場したのは、愛知・名古屋を拠点に全国各地のステージを駆け巡る3ピースボーカルユニットMonday Dirty Jokes（MDJ）。名古屋のNAGOYA ReNY limited、DIAMOND HALL、Zepp NagoyaワンマンなどSold Outし、名実ともに名古屋・東海エリアを代表するアーティストとして飛ぶ鳥を落とす勢いの彼らのステージは、ソロシンガーCAIKIとのコラボプロジェクトEP「THE HIGHER」収録の軽快かつ力強いアップテンポなナンバー「MUJERIEGO DANDY - Self Cover Ver.」から始まり、ジャンルに捉われないMDJならではのラウドロック的なテイストをミクスチャーした「NOVICE」、エレクトリカルなシンセが特徴的な「Another」を挟み、「ハジライハナインダ」、「クダラナ」、そしてMidnight 6へ作詞曲提供した「TORICO」セルフカヴァーと続き、休まることのない彼らのパワフルでスピード感溢れるステージは続き、ほぼノンストップでラストナンバー「ツヨメテキーラ」で会場全体がヒートアップ。ライブの途中で声が枯れるくらいの全力のパワフルな歌とRockバンドのマインドが注入されたジャンルレスでアッパーなサウンドで、終始圧倒したステージで魅了した。

そして10組によるアーティストの共演「UNITED」Vol.2のトリを飾ったのは、Vol.1でTOPバッターとして出演した5人組ダンス＆ヴォーカルグループAGEが登場。5人揃いの真っ白なセットアップの衣装で登場し、リーダーJunの「楽しんでいこうぜ」の一言と共に、2月18日にデジタルリリースした「AGEIN'S BEST」収録の「Time Butterflies」からスタートし、アコギとパーカス始まりの刹那を感じさせるサウンドの「NEW DAY」へと続き、AGEならではのアダルトな情景を感じさせるパフォーマンスを披露していく。MCラストでコール＆レスポンスから人気のアゲアゲナンバー「BOOM SKAT」が始まるとメンバーも客席も会場一体となり飛び跳ね熱気を帯びていき、「Make A Hit」からラストナンバーの「Party All Night」へ。前半はアダルトなAGEのステージで魅了し、後半はアゲアゲパーティーな"AGEタイム"で会場全体を一つに"UNIT"し、約3時間弱に渡る「UNITED」Vol.2を締めくくった。

2月にumeda TRADで開催された「UNITED」Vol.1では、株式会社RoB（ロブ）所属のG.U.M、WITHDOM、AGEに加え、CLOWN'S CROWN、DUAL MASK、VELLE.Jのグループ6組と、森本爵、RAY、SWEELYのソロアーティスト3名という大阪・関西をキーワードに持つアーティスト達が共演。そして今回のVol.2では、東京を拠点とするFUGA、Snugs、そして愛知・名古屋を拠点とするMonday Dirty Jokesが新しく参戦し、"大阪で開催"するライブイベントとして更に"厚み"を増して開催された。

前回同様、様々なアーティストがそれぞれの魅力を存分に引き出し、終始熱気に溢れ、多くの来場者も最初から最後まで全てのアーティストのステージを楽しむ一体感が、まさにこの「UNITED」の醍醐味だと改めて感じ、 "様々な男性アーティスト達が集い大阪・関西を代表するエンタテインメントなライヴイベント「UNITED」"が、今後更に進化・派生していくのが楽しみになるVol.2だった。

文：竹内睦雄（RoB Music）

（2024年5月 8日更新）