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「今まで出会った人、あの時いてくれた人、
今後未来で出会えそうな人全員にリスペクトを送りたい」
フルAL『Songs』でAge Factory・清水英介が表現した“光”

聞いているだけで自分の体温が0.5℃ほどジワリと上がるような、そんな熱がこの作品にはあるように思う。奈良を拠点に活動を続けているAge Factoryが2月にリリースした5thフルアルバム『Songs』は、まるで鼓動のようなキック音で始まる。その1曲目からラスト10曲目まで、ずっと体温の上昇を感じずにはいられないのだ。彼らのこれまでの作品も同じように“熱を感じる”と評されてきたが、今回は熱があるのにこれまでとは違うAge Factoryの息吹も感じられる。これまでより歌詞も音像もよりソリッドで、グッと意志の強さが感じられ、何よりもひらけていくような世界観を受け取ることができた。そんなアルバム『Songs』制作の舞台裏を知りたいと思っていた矢先、Age Factoryのフロントマン・清水英介のインタビューが実現。発言の端々にクレバーさが光る、発言のひとつひとつにワクワクさせられっぱなしの1時間となった。

自分たちの動力で
二本足を動かしたい



――『ぴあ関西版WEB』でのインタビューはなんと6年ぶりです。今日は5枚目のフルアルバム『Songs』のお話を伺いたいのですが、リリースから日が経って少し落ち着きました?

「今回は完パケになってから4カ月ぐらい余裕があったんです。だからやっと出たかって感じですね。ミックスをベースの西口がやったので、音源の完成のコントロールができたのも理由かな。コンセプト後づけのアルバムだったのでそれがどう広がっていくかなという思いもあったけど、みんなのリアクションで感じたのはアルバムとしての個の形ではなくて、1曲1曲が今まで自分たちがやってきたことの集大成みたいなアルバムだなと。つまり今までやってきたことのベスト盤みたいな捉え方で聞く人に届いているのかなということを、みんなの感想とかこうやってインタビューも重ねて思い始めてます」

――じゃあ前作までは、もう少しコンセプトがガッチリしていた?

「そうですね。ひとつひとつ模索する方向性もあったし、ひとつひとつ新しく確立したいっていう野心もありました。今回は"聞いた人がポジティブになってほしい"っていう大まかなテーマだけ置いてそれ以外は深く考えていなかったんですけど、出してからいろいろ思うようになりました」

――その"ポジティブになってほしい"という気持ちが湧いたのは?

「今回は、前作のアルバムのツアーが終わった延長線的に曲作りを始めていたんです。だからこういうイメージ、メッセージを伝えたいから曲を作ったとかがないからこそ、後々こんなにも意味が生まれる10曲になるとは思っていなかったです。あと、収録した10曲全てがそれぞれ今までやってきたことの集大成みたいになっているので、今までの自分たちのセットリストの合間のどこに入ってもバランスが取れる感じなのも不思議だなと思います。それもあって集大成だし、今までやってきたことさらに未来に存在する10曲なのかなと思ってます」

――今までの曲はセットリストに組み込むと、イメージの変化は避けられなかったってことですか。

「かなり攻撃的な曲もあるから、その曲をメインにしたくなるというかね。それが嫌になったわけではなく、今の自分たちのフェーズとしては"ポジティブになってほしい"っていう思いが強いんです。その"ポジティブになってほしい"って、人にちゃんと届かないと事実上ありえないなと思っていて。今はそういうメッセージと主体性で具体的に物事を考えるようにしています」

――なるほど。前作『Pure Blue』はガッツリコロナ禍で制作されていたと思います。それが今作ではあけていたということも関係していますか?

「んー、...ありますね。コロナがあったことを踏まえて何を伝えるかだと。俺が思うに、Age Factoryはひとりの少年だと思っていて」

――少年?

「『LOVE』っていうアルバムで生まれて、『GOLD』で少年のように走り出して、『EVERYNIGHT』で青年期に入って、『Pure Blue』で青年期に感じる絶望みたいなものを表現して。なんか自分ともリンクしているんです。そう考えた時に、今回はその少年がいなくなったというか、消化された気がしてます」

――それはおもしろい見方ですね。

「だからこのフェーズはAge Factoryとして第一章なのか第二章なのかわからないけど、確実に何かの終わりにはなるかな」

――それは果たして「終わり」なのか「始まり」なのか...。

「どちらにせよ終わりがあれば始まるし、終わりがないと新しい物事も存在しないから、その辺はポジティブに捉えてますね。あと、アルバムを作り終えた今も曲を作ってるんです。そういうことをしなくなったら終わりかなと思ってます」

――『Songs』を聞かせていただいて、こんな仕事をしていながら語彙力ゼロですが、すごくいいアルバムだなと思いました。他の言葉を使う方がダサくなるほどいいアルバムだなと。

「お、ありがとうございます」

――Age Factoryの音楽の芯がグッと強くなって、よりシャープになったイメージで聞かせてもらいました。前作『Pure Blue』をリリースした後、次の作品に対する展望は描けていましたか?

「前のリリースの後に、全部を自分たちの手で生み出したいと思ったっすね。それは音像だけじゃなくて運営もそうだし、マジで自分たちの動力でバンドの二本足を動かしたいなというのがありました。他に頼らず、関与させず、関与するものは全て自分たちでやりたい。それを可能にするためには、自負と自信が必要だと思ったし、仲間が必要だと思いました。それを得るという意味では『Pure Blue』はよくやったなと思います。今まで関わってくれた人たちに感謝もありますけど、たくさんの人に頼ればどうしても"他者のフィルターを通る"ことは避けられないですよね。俺は全部自分がチョイスしたもので構成したいというか、今回は特に全て自分たちでやるということに意味があるかなと。今それをやることによって、未来とか過去に対して意味合いが生まれるかなと思ったこともすごく大きいかな。それは今後のやつらにも影響を与えるだろうし、今まで自分が関わってきた人へのリスペクトも込めて、ここからは自分の足で走れるかなって」

――じゃあ新しいアルバムの制作を始めるにあたって考えたことというのは、0から100までを自分たちでやってみることだった?

「そうです」

――そこからはどう展開していったのでしょうか。

「割と大変でしたよ。やりたいことが昔より多く芽生えているから。今、照明も音響もアートワークのスタッフもカメラマンも全員チームとして動いているんです。そいつらがいる場所がAge Factoryっていうふうにみんなが認識してくれているので、このグルーヴのまま何ができるかが楽しみです。あと、このスタイルを次の世代のバンドにも見せていきたいっすね」

――ちなみにその0から100までを自分たちでやるのは、作詞作曲をしたり、マスタリングなどの音の仕上げをするほかにどんな作業があるのでしょう?

「プロモーション方法を決めたり、ツアー時期とかチケットの価格とか、本当に全ての選択権が俺らにある感じです。ほとんどのバンドはどこの段階で誰が何をやっているのかわからないことが存在すると思います。俺はそれが嫌なんです。全部把握した上で取捨選択したい。ひとつのものを出すにあたってできるだけピュアでいたいから、余計なフィルターは通したくないんです」

――何を聞かれても全てを答えられる状態でいたい、と。

「そう、そうなんですよ」

――なるほど。それ、やってみてどうですか。

「この方がいいなと思ってます。もうAge Factoryを生活にしたいなと思っているんです。仕事ではなく」

――Age Factory=生活、人生という感じ?

「どちらかというと、ライフスタイルそのものかな。それが中心にみんなが生活できることが、俺はバンドやと思っているんです。そう思えたのは多分、自分とリンクしているAge Factoryという存在自体が大人になったということなのかなと思います」



Age Factoryに関わる全ての人に
光とリスペクトを



――今回のアルバムで一番大きな変化といえば、ミックスとマスタリングをベースの西口さんが担当されたことなのかなと思います。この作業はスタジオでの作業はもちろん、ツアーを回りながら、各地のライブハウスの楽屋、打ち上げが終わったあとのホテルで朝までアルバムの音源に向き合ったと聞いているのですが、そういうやり方をしてみたことでの新発見はありましたか?

「曲作りで提案する内容が変わるってことがわかりましたね」

――提案する内容?

「曲作りの時点でこんな音にしたいからそいつを一番目立たせるためにはどうしたらいいと思う? っていうのをなおてぃ(西口)に聞いて、じゃあこれを省こうかとか選択の絶対的理由が、自分たちのミックスっていうところになり始めましたね。昔だったら録ってどうするかっていうのをエンジニアさんのフィルターを通していたんですけど、曲作りの段階からミックスのイメージをすることで、提案するアイデアがその時点でブラッシュアップされているというか。通常だとミックスの作業って1週間ぐらいだけど、俺らの場合は1曲に対して半年かけて考えられるのもよかったと思います」

――つまり単純に1曲に対してじっくりと時間を掛けられるようになった、と。

「そうですね。人にお願いすることがよくないとかではなくて、今の俺らには理由が重要で、それを目指すためには自分たちでやる方が明確に理由を見出せるっていうだけです」

――難しかったことはありましたか?

「ないですね。むしろ簡単になったかな。わかりやすく伝えられるし、普段からリファレンスにおける音源の共有も、友達としての会話でしっかりしているからそれが一番の強みかなと思います」

――より自分たちの音楽を届けやすい状況になった?

「届くしかないというか、ホンマに自分たちだけで完結できる形ができましたね」

――それは今回1回やってみて、やり方は掴めた感じですか。

「や、別に次作になったらまたあの人の音がいいとか思えば変わるかもしれないですしね。次の作品も多分今回と同じやり方でやると思うけど、改善点がないわけではないかなと思います。でもそこを超えていく努力は音楽家として、突き詰めていきたいなと思ってます。ただ今見えているポイントとしては、結局俺なんですよ。俺自身トータルのイメージができるやつになっておかないと、おもしろくならないなとは思っています」

――清水さんがある程度最終的な音像を想像しながら曲を作って、マスタリングの段階で修正をしていくと。

「そうですね。それができると納得できる曲になるのかな」

――アルバム1曲目に収録されている「Blood in blue」から5曲目の「SONGS」まで、夏をイメージさせるワード...夏、Summer、向日葵、海、汗などがすごく際立っているなと感じました。ここまで夏を連想させる言葉を使ったことに意図はありました?

「刹那のスピード感として、夏は冬よりも終わりと始まりをみんなが気にしている季節だなというのは常々思っていて。そこが自分的には、前半のテーマ性とたまたま一致していたのかな。個人的には夏に刹那を感じるので、「向日葵」で言う"後悔"もそうなんですけど、ノスタルジーな原風景みたいなものを思い起こすのが日本人にとっては夏なのかな。まぁ今までの作品にも夏はたくさん出てきていたので、そういう面でも自分としては集大成だったのかなと思いますね」

――夏というワードを多用したことも集大成のひとつだったとすると、次はまた違うワードを必要としていくようになるのでしょうか。

「それはあるかもしれないですね。同じようなことはやらんかな」

――夏意外にも、光とか朝とかそういうイメージもたくさん浮かぶアルバムだったと思います。

「今回は夜のノリを無くしていて、さっきも言ったポジティブっていうところ...光的だったり、未来的な方向へベクトルが向けばいいなと思っていたんです。そこはずっと思いとしてありました」

――それを聞くとラストソングの「Hallelujah」がより存在感を増すし、収録曲の中でも一番未来的な曲に思えます。目の前がパァッとひらけていくような。

「あの曲はアルバムが出た後に自分でもよく聞いてますね。あと実は「向日葵」をメンバーもみんな一番好きって言っていて、この曲は録り終えた時にわかりやすくみんなの反応がよかったんですよ。俺も感極まっていたし、みんなも食らってて。理由としては、「Hallelujah」が全てのアルバムを通して"俺らよくやってきたよ"っていう感じなんかなと思ってるんです」

――自分たちの活動を総じて?

「うん。間違ってなかったなって思わせてくれる曲ができたと思いました」

――今、そういう曲を作ることができた理由というのは...。

「それは0から100、自分たちで曲を生み出せたからじゃないかなと思います。だからこそ見える景色があるのかな」

――個人的には「Hallelujah」に救われる気持ちがしたし、Age Factoryがこの後も続いていくんだなという希望もすごく感じました。このアルバムの制作を通して、ずっと清水さんの頭の中にあったイメージは、「光」?

「うん、光ですね」

――それはなぜ見えていたのでしょう。

「ファンのおかげかな。去年の「Party night in summer dream」ツアーのO-EASTでやったライブで、EASTでは初めて売り切れたしVJとかも含めて仲間と作り上げたステージだったから、去年の年間ベストギグはどれ? ってメンバーと話しても全員あれって言っていて。その日に当たり前だけど"俺らにもファンいるんやって"初めて思えたんですよ。ファンがいるって当たり前なんだけど当たり前じゃないから、それがわかってよかったですね。だからこそ、その人たちに光を与えたいなと思いました。...いや、本当に俺らにファンはいないって思ってたんですよ」

――自分の目でファンがいることを確認できた?

「それだけじゃなくて、Age Factoryを聞いて生きようと思いましたって言われたことも大きかったり。あとは、クアトロの照明の子にAge Factoryを見て、この仕事を目指しましたって言われたり。俺らも人の人生に影響与えてることも増えてきて。いろいろなファンを見ていたら俺らがバンドやっているのはライブをやる理由でもあって、それを教えてくれてありがとうっていう気持ちがすごくありました。今まで出会った人、あの時いてくれた人、今後未来で出会えそうな人全員に、リスペクトを送りたいなっていう気持ちになりましたね」

――それが清水さんのアルバムコメントの「今までに出会えた人たち、そして未来で待っている人たち全てを迎えに行こうと思った。このアルバムで作った歌がまた血となり俺たちを走らせて行く。」というところにつながっていくんですね。この光を与えたいという作品とリード曲に『Songs』という名前をつけて表現したかったことというのは...。

「今まで自分たちが作ってきた歌全てに対してつけた、っていう感じですね。今回の10曲に対してだけつけたんじゃなくて今まで俺たちがやってきたことと、『SongsSONGS』を出したことで今後生まれていく歌の全てに、そのポイントとして作っておきたかったというか」

――じゃあ、今回のアルバムはAge Factoryの活動史に旗をブッ刺す感じもありますね。

「今までもリリースごとに旗をブッ刺してきたつもりではありますけど、ニュアンスはちょっと違ってますかね。自分たちに対するっていうところもあるし、そこに自分たちだけじゃなくて自分たちに関わってくれた人も含まれるのもわかったし。ファンだけじゃなくてあの時の対バンもそうだし、今俺らがここにいる要素となったもの全てに対して。あと俺は、出会った人たちとの対話でいろんなことの意味がわかっていくタイプだと思うから」

――最近何か影響を受けたなと思っていることはありますか?

「『SONGS』の歌詞ですかね? "song your favorite song"っていうのは、すごく大きいですね。これはRY0N4主導で一緒に作詞したんですけど、高校の時の俺らが未来に自分たちがこんな曲を歌ってたらいいよなっていう曲を書こうぜってなったんです。そういうのは友達と喋っていないと出てこないですよ。周りにいて欲しい人は自分で選ぶし、その人から出てくるものは全部Age Factoryだと思うし。その一文に全部含まれていてすごくうれしい気持ちになりましたね」

――ここ数年かけてチームAge Factoryが固まってきている感じですか

「15歳からバンドを始めて俺も今年30になるし。その中でバンドをメインにしなくなった人もたくさん見てきてNEVER LANDのスタッフも店長もアホなことばっかり一緒にしてきたけど、みんな自分の未来にAge Factoryを置いてくれているからAge Factoryが生活になっていけば俺もみんなも幸せだなって思います」

――今年30になるというお話も出ましたけど、歳を重ねることでおもしろくなってきていることはありますか?

「(即答で)音楽ですね。どんどんおもろくなりますね。昔より自由だし。自分が自由でいられるのは、周りの人たちのおかげでもあるし。なんかアコギで0から100に曲を作る時と、10まで作って友達と喋ったら急に300になったりすることがあるから、その余白みたいなものはひとりでは生まれへんのちゃうかなと最近は思っていて、そこの可能性を孤高であるために食い潰したくないし、Age Factoryらしくあるために自分が友達といたいと思ってますね」

――今まさに20代ラストですが、やっておきたいことはありますか?

「いや...大抵やってきたからな...。曲作ろうかな。というか、曲作ろうということ以外思わないですね。あ、でも30歳からはもっと世界が広いことを自分で体感しにいきたいと思いますね。日本でも出てないライブハウスもあるし、今度は台湾にライブしに行くし。いろんなところにいろんなスタイルを持って生活している人たちがいるから、それを感じに行きたいですね」

――そういった経験で、生まれる音楽にも変化が起こりそうですね。

「うん、今までも経験によって音楽は変化してきましたから」

――その第一歩になるのが、今度の台北公演ですね。

「そうなればいいですね。だからこそ、出会う人には俺らのことがもっと濃密に伝わればいいなと思います」

――MCは英語で?

「いや、英語はマジで伝わらんっていう話を聞いていて、かといって中国語もできんし、日本語で行くかと。俺の母国語だし歌詞も日本語で書いてるし、普通にありがとうって言おうと思ってます」

――ちなみに今年でデビュー10周年じゃないですか。

「あ、ホンマや。そういえばそうですね。」

――10年前に思い描いていたところに、今いますか?

「おぉぉぉ。よくメンバーと話していたのは25でクアトロツアーして、30までにZeppでやってたいなって言ってたんです。25の時のクアトロはクリアできなかったけど...」

――Zeppは4月に東京でありますし!

「30でZeppはできたからね、うん」

――仙台からツアーが始まりますが、どんな公演になるでしょうか。

「すっげぇ新しい面を見せたいとかではなくて、アルバムのテーマ性もそこにあるのでちゃんと今までの集大成を見せたいなと思ってます」


【インタビュー直後のおまけ】

「最終的には俺らが作った音楽制作のシステムで、ブッダみたいになりたいんです」

――ブッダ!?

「考え方が存在していて、これからのバンドのパイオニアになれたらいいと思ってるんですよ。会社名もレーベル名もAge Factoryに統一して飯屋もやりたいし。そういう意味では、概念としてLOSTAGE(Age Factoryと同じく奈良在住の3ピースバンド。フロントマンの五味岳久がAge Factoryの1stフルアルバム『LOVE』のサウンドプロデュースを担当した)がいないとできなかったことかなと思うんです。ずっと思っているのは、俺らがLOSTAGEと同じことをやっても意味がないんです。彼らとは全く違うベクトルで音楽のDIY法を構築しないといけないなと。それが兄貴(五味)への一番の恩返しかなと」

――ケーススタディーとして身近にLOSTAGEがいるのは大きいですね。

「もちろんです。あんなバンドいないですからね。家も建てて。兄貴が家建てたん、42でしょ? 俺、32で家建てよ。10年巻いてやるっすね。最近兄貴とよく飲んでるんですよ。負けたくないですね。でも最近久しぶりにLOSTAGEのライブ見ましたけど、群を抜いてよかったですね。あの人らのすごいところは一生ライブがいいところなんです」


取材・文/桃井麻依子




(2024年3月18日更新)


Check

Release

5th Full Album『Songs』

発売中
2139円
UKDZ-0241
DAIZAWA RECORDS

《収録曲》
01. Blood in blue
02. Shadow
03. Party night in summer dream
04. 向日葵
05. SONGS
06. I guess so
07. She is gone
08. Lonely star
09. ALICE (feat. 牛丸ありさ )
10. Hallelujah
11. After School(DAIRIKU show bgm 22AW 3.19 2022) ※ライブ会場&数量限定のフィジカルにのみ収録のボーナストラック

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Profile

エイジ ファクトリー=清水英介(Vo&Gt)、西口直人(Ba)、増子央人(Dr&Cho)からなるオルタナティヴ・ロックバンド。2010年にバンドを結成し地元である奈良に軸足を置きながらも、全国的にライブ活動を展開。年間100本近くのライブを開催していることも彼らを語るうえでは大きなポイントとなっている。2014年12月にミニアルバム『手を振る』でデビュー以降、2015年にセカンドミニアルバム『NOHARA』を、2016年には同じく奈良を拠点にしているLOSTAGEの五味岳久をサウンドプロデューサーに迎え1stフルアルバム『LOVE』をリリース。2017年には3rdミニアルバム『RIVER』を発表、『京都大作戦』のほか『VIVA LA ROCK FESTIVAL』、『SWEET LOVE SHOWER』など大型フェスにも多数出演したことも話題となった。2019年にはレーベル「DAIZAWA RECORDS」へと籍を移し、3rdアルバム『EVERYNIGHT』をリリース。コロナ禍も音楽を鳴らし続け、2021年にフィーチャリングゲストとしてJESSE(The BONEZ、RIZE)を迎えた4thアルバム『Pure Blue』を発表するなどコンスタントに作品を生み出し続け、今年デビュー10周年を迎える。ちなみにバンドの公式サイト内のProfileページに記されているのは、「Japan from. Nara city」のみ。その潔さもAge Factoryらしさに溢れているので、チェックしてみてほしい。

Age Factoryオフィシャルサイト
https://agefactory.biz/

Live

『Mega Shinnosuke 2MANTOUR「hello...」』

Pick Up!!

【大阪公演】

▼3月30日(土) 18:00
梅田クラブクアトロ
スタンディング-4500円(ドリンク代別途必要)
[共演]Age Factory
※小学生以上チケット必要。未就学児童入場不可。小学生/中学生/高校生(18歳以下)の方は、会場にて1000円をキャッシュバックいたします。小学生は年齢を証明できる公的身分証、中学生/高校生の方は顔写真付き学生証を持参ください。当日、指定の身分証/学生証をご提示いただけない場合はキャッシュバックいたしません。
[問] キョードーインフォメーション■0570-200-888

チケット情報はこちら


Age Factory presents 「Songs」 Release Tour 2024

【宮城公演】
▼3月17日(日) 仙台Rensa
【愛知公演】
▼3月22日(金) DIAMOND HALL
【福岡公演】
▼4月5日(金) Fukuoka BEAT STATION
【大阪公演】
▼4月14日(土) GORILLA HALL OSAKA
【東京公演】
▼4月17日(水) Zepp DiverCity(TOKYO)

Age Factory presents 「Songs」 Release Tour 2024 “Taipei”
【台湾公演】
▼4月20日 ( 土 ) 台北The Wall


『VIVA LA ROCK 2024』

▼5月3日(金・祝)・4日(土・祝)・5日(日・祝)・6日(月・祝) 10:00
さいたまスーパーアリーナ

[3日(金・祝)出演]Aile The Shota/UVERworld/Awich/カメレオン・ライム・ウーピーパイ/Creepy Nuts/クリープハイプ/Kroi/SKY-HI/STUTS/DURDN/ちゃんみな/Chilli Beans./東京スカパラダイスオーケストラ/とた/HYDE/Haruy/BE:FIRST/First Love is Never Returned/BRADIO/Hedigan’s/MONO NO AWARE/離婚伝説/レトロリロン/他

[4日(土・祝)出演]ammo/ALI/UNFAIR RULE/imase/indigo la End/THE ORAL CIGARETTES/CVLTE/Gliiico/Conton Candy/SUPER BEAVER/SPARK!!SOUND!!SHOW!!/鉄風東京/the telephones/Tempalay/NIKO NIKO TAN TAN/ねぐせ。/Vaundy/パクユナ/ブランデー戦記/星野源/ヤングスキニー/他

[5日(日・祝)出演]キタニタツヤ/くじら/ケプラ/Saucy Dog/サバシスター/さよならポエジー/Chevon/SHISHAMO/sumika/帝国喫茶/TETORA/Tele/なきごと/なとり/new you/PEOPLE 1/My Hair is Bad/マカロニえんぴつ/UNISON SQUARE GARDEN/Laura day romance/WurtS/和ぬか/他

[6日(月・祝)出演]Age Factory/ENTH/からあげ弁当/KUZIRA/Ken Yokoyama/coldrain/Survive Said The Prophet/そこに鳴る/10-FEET/パーカーズ/ハルカミライ/Fear,and Loathing in Las Vegas/04 Limited Sazabys/プッシュプルポット/HEY-SMITH/Paledusk/The BONEZ/MY FIRST STORY/マキシマム ザ ホルモン/MAYSON’s PARTY/MONOEYES/The Ravens/WANIMA/他

※Age Factoryは6日(月・祝)に出演

※中学生以上チケット必要(小学生以下は保護者同伴のもと、入場無料・1保護者につき1名入場可。2人目からの小学生以下の方は有料になります。入場時に身分証を確認させていただくことがありますので、当日、保護者の方はお子様の保険証などをお持ちください)。

チケット情報はこちら


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