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「歌とダンス」から「歌」をメインに。
ソロデビューアルバム『day to YOU』での新たな挑戦。
岬なこインタビュー

『ラブライブ! スーパースター!!』の嵐 千砂都役として活躍中の声優・岬なこが7月5日の「なこの日」にソロデビューアルバム『day to YOU』をリリースした。テーマは「1日」。朝起きた瞬間から夢の中まで、岬なこが「あなたの隣」にいてくれるように感じられる、バラエティ豊かな12曲が詰まった1枚となった。幼い頃からダンスを学び、スマホゲーム『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』に出会ったことで声優を志し、見事その夢を叶えた岬。『ラブライブ!スーパースター!!』に登場するスクールアイドルグループ・Liella!では歌って踊っている彼女が「歌とダンス」から「歌」をメインに活動することに。今回はぴあ関西版WEB初登場の岬なこに、ソロデビューに至るまでの経緯やアルバムとライブについての想いをたっぷり話してもらった。

周りから背中を押されてソロデビューに挑戦


――3月8日にソロデビューを発表した時のお気持ちをお聞かせください。

「お誕生日イベント当日ということで会場にたくさんの方が来てくださって。楽しい気持ちでいっぱいだったんですけど、いざ発表するとなると、正直その場ではあまり心の準備ができていなくて。半ば勢いで"スクリーンに出ました"くらい。そこでやっと自分の中でもアーティストデビューが現実のお話なんだなって実感できたというのが、率直な気持ちですね。あとはその場で反応が返ってきたのが1番嬉しくて。声を出せる状況でもあったので、待っていてくださった方がそこにいたんだなってすごく安心しました」

――ソロでアーティストデビューしたいという夢はいつ頃から持っていらっしゃったんですか。

「私自身、正直全然なかったのですが、お話をいただいて"こういう道もあるんだな"と思えたし、新たな可能性を自分でももっと発見していかなきゃいけないのかなと。本当に周りの皆さんに背中を押していただいて新しい挑戦ができた形です」

――周りから勧められてのデビューだったんですね。

「そうです。去年の秋頃にお話をいただいてから、ほんとに"歌は大丈夫です"と言ってたんですけど、それでもこうやってお話をいただいたことに対して、今自分ができることってきっと歌なんだろうなと思ったので、やってみようという気持ちになりましたね」

――声優活動を積み重ねる中で、歌をやっていってもいいかなと自分の中で思えたということですか。

「Liella!の活動では周りに仲間がたくさんいるからこその安心感がすごくあって。仲間がいるからここに立てるんだという気持ちが少なからずあったので、胸を張って"歌がすごく好きで、得意です"と言えるかと言われると、いつまでもあまりそういう気持ちにはなれなくて。それにソロデビューとなると、当たり前ですけど私1人で勝負をしなきゃいけない。だから1歩踏み出すまでにすごく時間はかかりました」

――応援してくれる人がいるからこその今なんですね。

「Liella!での活動を通して、応援してくださってる皆さんの存在の大きさを知ったり、私は1人じゃないんだなと思うことができたので。私の背中を大きく押してくれたのは、応援してくださってる皆さん。"岬なこの歌を聞きたい"と声を届け続けてくださったことが、やっぱり1番の支えになりました」



岬なことして歌うこと


――"岬なこ"としての歌とキャラクターの声優として歌う歌は多分違うと思いますが、意識はどのように変えていかれましたか?

「もう、どうしたらいいか本当にわからなくて。キャラクターの声優として歌を録るなら、その子のバックボーンがあったり、その子が見えないところでどんなふうに成長してるんだろうとたくさん想像をすることが出来るので、それを踏まえたレコーディングに慣れた状態でした。ただそれを取っ払った時、"私がそのまま歌うって何なんだ?"って、根本的なところが何にもわからなくて。事前準備をして挑んだものの、最初はわからないままレコーディングしてました。でも徐々に私が歌いやすい方法や、どういうものを届けたいのかといった曲のコンセプトをうまく自分の中で噛み砕きながら、レコーディングの過程でゆっくり曲と向き合っていきました。それはほとんど全曲そうですね」

――声優として1つずつ目の前のことをこなしていくことで、できることが増えましたか?

「これまでは、目標を立てるというよりはやらなきゃいけないこと、やらせていただけることが確実に目の前にあったので、そこに向かってただ突っ走っていました。ここからはきっと、自分で目標を立てて自分で走っていかなきゃいけないんだなとすごく思います」

――ソロデビューをすることで、声優としての活動の意識も変わっていますか。

「徐々にですかね。根本的には全く変わってないんですけど、大きく違うのは、何もかも自発的に"こういうことをやってみたい"とお話をしていくからこそ前に進んでいけるところ。きっとこれからも皆さんに助けていただくと思うんですけど、自分から積極的に意見を出せるようになれたらいいな~ってぼんやり思っています」

――ソロで歌うことの不安も解消されていきましたか?

「そうですね、何となくですかね(笑)」



"寄り添う"は、岬なこの人生におけるキーワード


――人生に1枚のソロデビューアルバム、完成してみていかがですか。

「"これは自分なんだっけ?"って(笑)。店頭で知らない方のCDを手に取るくらいの気持ちです。完全に1人なので、撮影やレコーディングした時の気持ちを鮮明に思い出せるものの、こうやって形になって生まれる瞬間にはまだ慣れないですね。でも最後までこだわって作ってくださったのがほんとに嬉しかったので、スタッフの皆さんや周りの方の声にもっと応えていきたいなという気持ちにはなりました」

――こういうアルバムにしたい、という構想はあったんですか。

「それも周りの方との話し合いであったり、先にお話をちらっといただいて。私は活動をさせていただく上で、大前提として、周りの方に寄り添えるような存在、何かあった時にそっと背中を押せるような存在でありたいという気持ちがあったので、それをデビューアルバムでも出せたら私らしいアルバムができるんじゃないかなということで、意見を交わし合ってこの形が完成した感じです」

――『day to YOU』というタイトルもそうですが、楽曲も隣にいるような雰囲気を感じました。ファンクラブ名が「となりになこ」なので、そこも意識されているのかなと。

「そうです(笑)。私、色んなところで"寄り添う"という言葉を頻発しすぎて。人生を生きていく中で、きっと私のキーワードになるんだろうなというくらい。その方の人生のメインに立ちたいとか、先陣を切って歩きたいというわけではなく、あくまで人生の一部で"なこちゃんがいるから頑張れるかなー"ぐらいの、ほんとに小さくていいので、そういう優しい存在になれたらいいなと常々思ってます」

――それは歌の活動も声優の活動も同じですか。

「はい、変わらないです」

――『day to YOU』というタイトルも、皆さんと相談の上でつけられたんですか?

「そうですね。幾つかいただいた候補にも"you"や"day"という単語が入っていて。スタッフの皆さんが、私が大事にしている"あなた"という存在や"1日"を同じように大切に思ってくださってるんだなとすごく実感しました。私は"あなた"を1番ピックアップしたかったので、小文字と大文字の表記にもちょっとこだわって。私からお届けするアルバムではあるんですけど、聞いてくださる皆さんにも、1人1人の1日と人生がある。それを尊重してほしいなという想いを込めて、このタイトルになりました」



初めてのソロでのレコーディング


――今回は渡辺翔さんやボカロPのナノウさん、有華さんなどがアルバム制作に携わっておられますが、楽曲に対するリクエストやオーダーはされたんですか。

「明確なオーダーというよりは、"1日"をコンセプトにしましょうとなった段階で、私が"こういう時間帯にはこういう曲を聞いていますよ"というリストをざっくりお送りしたり、普段どういう曲を聞くかみたいなお話があったり。それに沿った楽曲も、全然違う角度からの楽曲もあるんですけど、すごく冒険をさせていただきましたね」

――冒険というのは?

「最初、アルバムでどれだけの曲をやるんだろうと思ってたんですけど、蓋を開けてみるとほとんどジャンルがバラバラで、一度にこれだけ幅広いジャンルを歌わせていただけることもないので、改めてこのアルバムでほんとに色んな私を知っていただけるんじゃないかなと思いました」

――自分で歌っていて、新たな発見もありました?

「ありました。苦手だと思っていたジャンルが好きになれたり。特に2曲目の『morning morning』(M-2)。普段はしっとりした柔らかめの楽曲を歌うことが好きなので、自分にはそういう曲が向いているのかなと思ってたんですけど、レコーディングで歌ってみたら、この疾走感のあるメロディによって、どんどん自分の感情も乗ることができたと言いますか。"私、こんなに元気な曲をこんなに気持ち良く歌えるんだ"という発見があったので、新鮮でした」

――『morning morning』は全体のどの段階でレコーディングされたんですか。

「半ばぐらいですね。怒涛のレコーディング期間でした。私含め周りの方々も、"頑張んなきゃ、急がなきゃ"という前のめりな気持ちで録っていただいたので。一瞬頭が真っ白になってしまうくらい、ほんと1日1日必死でしたね(笑)」

――半ばということは、レコーディングにも慣れてきた頃でしょうか。

「慣れてたのかなあ。どの辺りで私は慣れたんでしょうか(笑)。でも1番最初に録らせていただいたのが『ソラトレイト』(M-3)で、先行配信で最初に世に出た楽曲でもありまして。私にとって"初めての〇〇"が全て詰まった曲だったので、それに比べるときっと慣れていたと思います。『ソラトレイト』の時はもう常に周りを伺いながら、どうしようどうしようと思いながら。大人の方もたくさんいらっしゃったので、レコーディング中に一旦緊張を通り越して無になった記憶があります。"やるしかないか"となりましたね(笑)」

――グループでのレコーディングとは環境もまた違いますか。

「全然違います。レコーディングスタジオが違ったり、そもそもヘッドホンが違うだけで音の聞こえ方も全然違ったり。だから、自分がどういう状況でも最高のコンディションで歌えるように、耳や体をしっかり慣らしていかないといけないとすごく思いました」

――コンディションを整える。

「自分はまっすぐ歌ってるつもりでも、環境が変わるだけで聞こえ方が違うと不安になるということが、レコーディング中にも多々あったので。でも自分がアウトプットするものに変わりがなければ、最終的に出来上がるものも何ら変わらない、むしろ最高のものになると思うので。最終的に自分から少しずつ意見を出せるようになれたのかなとは思いますけど、まだまだ足りないですね。ずっと必死です(笑)」



自分の楽曲でファン同士の繋がりが増えることが嬉しい


――幅広い楽曲があるとおっしゃられたように、『morning morning』や『あいらぶゅー』(M-6)のように元気な曲もあれば、『群青セツナ』(M-7)や『HURRAY!』(M-8)のように切ない曲調の曲もありますね。

「『群青セツナ』をレコーディングさせていただいた時、他の曲なら"朝日が照らしている時に出勤前に聞こう"とか、"お昼ご飯を食べる時に聞こう"とか、曲に対するイメージが明確にあったんですけど、この曲だけはどういう時に聞くんだろうって、自分でも想像が難しくて。きっと全曲、皆さんそれぞれの捉え方があるとは思うんですけど、『群青セツナ』は1番個々の捉え方が分かれる曲なのかなと。切なさもありつつ、どこか忘れられない思い出や儚い気持ちがあったり、誰に対して歌ってるんだろうなと思ったので。私は完全にイマジナリーフレンズを作りました(笑)」

――(笑)。お別れせざるを得なかったというような歌詞ですもんね。

「そうなんですよ。<君はいつか 忘れてしまうのかな>とか、忘れられたら嫌だし。だから架空のお友達を想像しつつ歌ったんですけど、皆さんが誰に対して思いを馳せるのか、結構気になります」

――言葉のチョイスが物語的でもあるし、抽象的な表現なのでどんなことを読み解いて歌われたのか、私も気になっていました。

「イマジナリーフレンズですね(笑)」

――歌声に透明感があって、歌い出しから素敵でした。

「ありがとうございます。実は結構不安でした。テーマとしても、私もどこかモヤがかかったような形で。歌としてはバラード調で歌いやすくて、気持ちも込めやすかったものの、いざ自分は何を伝えたいんだろうとなった時に、結構皆さんに委ねる形になってしまったので。皆さんがどんなふうにこの曲を聞くのか知りたいですね」

――ファンの方から例えばSNSで"この曲を聞いてこんなふうに思った"といった反応はあるんですか。

「あるんですよ。それこそ『ソラトレイト』『あいらぶゅー』『morning morning』の3曲は発売前にフルで聞ける状態だったので、SNSでは"#でいとゆー"で応援してくださる皆さんから感想をいただいてるんですけど、皆さん同士で意見を交わし合ってるのを見て、すごく嬉しくて。やっぱり自分の楽曲で繋がりが増えているのを目の当たりにできたことが、1番歌って良かったなと思います」



歌いながら感情が上限突破した楽曲


――12曲の中で特に印象に残った曲はありますか。

「感情が1番爆発したのは『HURRAY!』です。『HURRAY!』は何より歌詞がすごくストレートですし、例えば自分が日記を書いたとしたら、1~2行はこういう文章が入ってるんじゃないかと思うくらい自己投影しやすかったんです。皆さんに向けて歌いつつも、自分自身を励ましているような気持ちになりながら歌いました。ピッチやメロディーに合わせて歌わなきゃいけないけど、それを壊したくなるくらい感情が爆発したのを覚えてますね」

――それはライブが楽しみですね(笑)。今までの岬さんの人生が乗っかって、歌詞に共感された感じですか。

「乗っかってるというよりも、見透かされているというくらい。失敗したり躓いてしまった時の背中を押す応援ソングとして、皆さんにとっても大事な曲になったら嬉しいですね」

――メロディーが切ないのも良いですよね。

「不思議な曲なんですよね。全曲インストが欲しいな(笑)。もしかしたら今後私のラジオ番組の後ろで流れてる可能性もあるので、耳を澄まして聞いてもらえたら嬉しいなと。流れるかはわかりませんが(笑)」

――インストを聞いてほしいというのは、印象が変わるとか?

「変わると思います。それこそ先ほど切ないと言っていただきましたが、歌詞が前向きだからメロディーも前向きかと言われると全然そんなこともなくて。『群青セツナ』であれば歌詞もメロディーも切ないし、どこか寂しい気持ちが組み込まれているんですけど、意外と演奏はサビにかけて壮大なので、結構印象が変わるんじゃないかなと思います」

――『HURRAY!』を作詞作曲された、ボカロPのナノウさんと交流はあったんですか。

「私自身はほんとになくて、一方的にお慕いしていると言いますか。もともとボカロもすごく好きで、ちょうどボカロを好きになった当初にナノウさんの代表曲の『ハロ/ハワユ』に出会って。今言うとかなりの黒歴史になるんですけど、自分でメインのキーとハモリを全部録音して、自作で収録したのが『ハロ/ハワユ』だったんです。誰にも聞かせたことないし、言ったこともないんですけど(笑)」

――そうなんですね!

「そのくらいほんとに私も『ハロ/ハワユ』にすごく感銘を受けて背中を押されて。まさかそんな方が私のために楽曲を作ってくださる、こんなに光栄なことはないと。ちょっと私的な理由もありつつ、でもそれを抜きにしても改めて素晴らしい曲を作る方なんだなって。もちろん製作陣の皆さんそうですけど、本当にありがたいです」



今後はラップにもトライしてみたい


――個人的には『Dancing! Singing! Feeling!』(M-9)も好きです。

「私もダンスをやっているというのもありまして、打ち込み系やゲーム系が大好きです。何にも考えずただただ音楽に身を任せられるような楽曲がアルバムに入ってて、私もすごく嬉しいです」

――クラブっぽさがあるけど、少しジャジーで大人な面もあるというか。

「『Dancing! Singing! Feeling!』は、レコーディングで1番苦戦した曲でして。とにかく全てが早いんです。英語も大して得意ではないので。繰り返し同じ単語を言ってるので一見難しくないんですけれども、AメロBメロは言葉が割と短く繋がっていく。音に1つ1つゆっくり乗っていく感じだからこそ、少しでもリズムに乗り遅れたら全てマイナスな感じになってしまいそうな気がしたので、あくまでテンポ良く。それを保つのがすごく難しかったです」

――なるほど。

「今までは"ダンス踊れそうだな"とか、"リズムに乗ってて気持ち良いな"と思う曲は"聞く前提"だったので、歌おうと考えたことがなくて。だから余計に難しかったんだろうなと、今となっては思います」

――ちゃんみなやCreepy Nutsがお好きでラップも聞いてらっしゃるそうですが、今後歌っていきたいですか。

「やりたいです。今まで聞く専門だったラップや早口ボーカルを自分もやってみようと気持ちがシフトしていったのは、今作のアルバムでレコーディングを経験したからこそだと思いますね」



たくさん経験して、場数を踏んで、ソロでも成長を


――これからの活動にソロ活動は活きてきそうですか。

「きっと活きてくると思います。ソロとグループ活動の1つ1つをお互いうまくすり合わせて、両方に活かせたら両方とも良くなると思うので、もっと器用にできるよう向き合っていきたいです」

――"器用に"って、何度かおっしゃっていますね。

「全然器用じゃないんです。手先で言うと割と器用な方なんですけど、物事を2つ同時にうまく進められなくて。同時並行しなきゃいけないわけではないと思うんですけど、向き合う機会があるのであれば向き合いたいんです。それこそソロで挑戦した楽曲に似た曲がグループ内であったら、"私、前にこれが得意だと感じられた"という成功例が1つあるので、今までよりも前向きにレコーディングに向き合えるのかなと思いますし、グループだと歌って踊るスクールアイドルの活動がメインなので、そういう見せ方もソロの方に投影できたらいいなと思います」

――歌って踊るのと、歌メインだと、表現方法も変わりますよね。

「全然違いますね。今までダンス込みで表現をしてきたので、歌を呼吸で合わせた時に全く合わなくて。未だにちょっと苦労する点もあるくらいです。メインじゃないと思ってたものがメインになった時に、どんなふうに自分を見せたらうまくいくんだろうと。きっとそれも、今後の1stライブの経験を経て掴んでいくと思います。場数を踏むのがどれだけ大事なのか、グループ活動で痛感してるので。いっぱい経験したいですね」

――改めて『day to YOU』は岬さんにとってどんな1枚になりましたか。

「ほんと大冒険のようなアルバムですね。でもあくまでそれはレコーディングをしてみた私の目線。皆さんに向けては、"初めまして"の自己紹介の気持ちを込めています。私のソロから入ってくださる方もいらっしゃるのかなと思うと、入口が増えたのはすごく嬉しいですし、もっともっと私自身を知っていただけるように、色んな曲に挑戦していきたいです」

――11月には埼玉と大阪で1stライブが行われます。大阪公演は11月26日(日)のNHK大阪ホール。既にドームもアリーナも経験されている岬さんですが、ライブへの意気込みや、今描いているイメージはありますか。

「ドームやアリーナを経験したといえど、私がメインでステージにずっと立つ姿が、どう頑張ってもなかなか想像できなくて。歌がメインではあるけど、私の中でも少しずつやってみたいことが見え始めているので、うまく皆さんに届けられたらいいな。やんわりした言葉にはなりますが、そう思ってますね。1stライブで私が自分をどういうふうに見せたいのか答え合わせしたいです。多分これは1stライブ以降も言い続けると思うんですけど。1stライブは一生に1度しかないので、見守っていただけたら嬉しいです」

Text by ERI KUBOTA
(C) Bandai Namco Music Live Inc.




(2023年9月 8日更新)


Check

Release

ソロデビューアルバム『day to YOU』
発売中

【通常盤】(CD)
3000円(税別)
LACA-25052

【初回盤】(CD+BD)
4200円(税別)
LACA-35052

《収録曲》
[CD]
01. 75_AM6:30
02. morning morning
03. ソラトレイト
04. ワタシFLAVOR
05. 街角カレイドスコープ
06. あいらぶゅー
07. 群青セツナ
08. HURRAY!
09. Dancing! Singing! Feeling!
10. おやすみ
11. 75_PM11:30
12. 恋のカウント1・2・3

[BD]
01. ソラトレイト Music Video
02. あいらぶゅー Music Video
03. Making of 「ソラトレイト Music Video」
04. Making of 「あいらぶゅー Music Video」

Profile

声優、歌手。「ラブライブ! スーパースター!!」の嵐 千砂都役として声優デビュー。他にはアプリ「信長の野望 覇道」の三鳥屋よしの役。Liella!として、ライブや生配信、ラジオなど幅広く活動中。TOKYO FMで「What a Wonderful Radio!!」のパーソナリティを務めている。2023年7月5日にデビューアルバム『day to YOU』をリリース。11月11日(土)に埼玉・ソニックシティ大ホール、11月26日(日)にNHK大阪ホールでソロライブを控えている。

岬なこ オフィシャルサイト
https://lantis.jp/misakinako/


Live

岬なこ 1st Live Nice to ME to YOU

【埼玉公演】
▼11月11日(土)
大宮ソニックシティ 大ホール

Pick Up!!

【大阪公演】

▼11月26日(日) 17:00
NHK大阪ホール
全席指定-7500円
※5歳以上有料、5歳未満入場不可。開場・開演時間は諸事情により変更になる場合がございます。それに伴うチケット代・交通費等の払い戻しはいたしません。
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888

9/9(土)12:00~18(月)23:59までプレリザーブ受付!
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