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全員10代、ハイポテンシャルな8人が
おしゃれ&レトロ&ポップにデビュー
ICEx(アイス)インタビュー

“すべての愛を愛す”をコンセプトに活動する8人組ダンスボーカルグループ・ICExが、結成から4か月半、8月16日にシングル「CANDY」で早くもメジャーデビュー。そこで今回は、メンバーを代表して関西出身の阿久根温世・竹野世梛・筒井俊旭に、新曲についてはもちろん、グループのこと、ライブのこと、将来のことなどについて、たっぷりと語ってもらった。グループが掲げる“レトロトイポップ”な音楽、そして彼らの魅力や人となりとは?

――ICExはスターダストプロモーションによるEBiDAN NEXTの選抜企画・TEAM Sとして活動していた6人(阿久根温世・志賀李玖・竹野世梛・千田波空斗・中村旺太郎・山本龍人)に、新たに2人(筒井俊旭・八神遼介)が加わって結成されましたが、8人のメンバーが決定した時はどんな気持ちでしたか?

筒井「僕は追加メンバーなんですけど、もともとTEAM Sのみんなのことは知ってましたし、研究生時代のチームで一緒だったメンバーも何人かいたので安心感があって頼もしいなと思いました。それに、ここから自分が頑張ってICExを引っ張っていける存在になろうって。でもTEAM Sの絆が強い分、最初は輪に入れるかな?と思ったんですけど、全然。すぐにみんなと打ち解けられたし、なじめました」

――ちなみに新メンバー2人が選ばれた理由とは?

筒井「聞いたわけではないですけど、たぶん、八神は歌が得意で、僕はダンスが得意なので、それぞれの得意な部分を(ICExにいかす)っていう」

――なるほど。阿久根さんと竹野さんは当時どんな気持ちでしたか?

阿久根「最初、増えるのは1人って聞いてて、どんな子が入って来るんだろう?ってすごく楽しみにしてました。で、いざ顔合わせって時に、新メンバーが2人来ます!って言われて、めっちゃびっくりしました。おお、2人!って」

竹野「その時にイスが2個あって、あれ?って思ってたら、とっしー(筒井)と八神が来て......。八神はイベントで会って、歌うまいな!って思ってたんです。だから心強い2人が入って、8人に増えてもっと大きくなれると思いました」

――では次にICExの魅力を教えてください。

阿久根「楽曲が本当におしゃれ。"レトロトイポップ"な曲が特徴的です。あと僕らは平均年齢が若いので伸びしろがあるというか、これからもっと変化していけると思っています」

――全員10代で最年少は竹野さん。

竹野「14歳で中3です」

――メンバー間のジェネレーションギャップは大丈夫ですか?

阿久根「チームの最年長(志賀・中村)はちゃんと目を合わせてくれますし、いい意味で大人っぽくないというか。趣味も合うのでその話もできるし、2人は面倒見がいいんです」

――ここにいる3人のキャラクターはどんな感じですか?

阿久根「(竹野を見て)あ......ちょっとかわいいというか、あざとい担当。そっちの枠に入ってきます(笑)」

竹野「まあまあまあ。言われると結構恥ずかしいですけど(笑)」

――無意識(笑)?

竹野「たまに、あっ!とかやったりするんで(笑)」

阿久根「天然じゃなくてキャラとして演じてます(笑)」

竹野「わざとじゃない時もあるんですよ、ちゃんと。普通に言い間違えたりする時もあるんです」

――阿久根さんと筒井さんはどんな人ですか?

竹野「とっしーも温世くんも、きれい好きなイメージ。楽屋とかもきれいなタイプです」

――しっかりしている?

阿久根「でも、最近ちょっとやらかしたことがあって。逆に僕があざといヤツみたいになるんで恥ずかしいんですけど、『EBiDAN THE LIVE UNIVERSE 2023』の最終日のアンコールでTシャツに早着替えしたんです。で、全部終わって、ありがとうございました!ってはけたら、とっしーが、服逆じゃね?って」

筒井「裏表が逆(笑)」

阿久根「裏で着てピースしてるのをカメラで抜かれてるんですよ(笑)。(Tシャツの)文字が逆になってるのに、まったく気づいてませんでした」

筒井「(阿久根は)しっかりものですけど、ムードメーカーです」

――では筒井さんは?

阿久根「しっかりするところはしっかりしてるんですけど、結構ずっとふざけてますね。いたずら好きです。でもちゃんと空気が読めるし、ちゃんと注意もできる。オンオフがあって、オフの時はひたすらうるさい(笑)。ただ、いじられキャラです。反応がおもしろいんで、みんながいじりたくなる」

筒井「いじられるのは別に嫌じゃないです。いじられてうれしそうってたまに言われます」

――筒井さんはずっと人を見てニコニコしていますよね。

筒井「それはめっちゃやります。ずっとニヤニヤしてる、ヘラヘラしてるって結構メンバーに言われますね(笑)。怒る感じの時はあまりないかなと思います」

――大物感があります(笑)。さてここで、8月5日に東京で行われた初ワンマンライブの感想もお聞きしたいです。

筒井「ワンマンが決まった時は全然先のことだと思ってたんですけど、あっという間に当日で、ライブ自体も始まったらあっという間でした。COOLer(ファン)のみなさんの反応も新鮮ですごく楽しかったです。ライブもメンバーの個性がすごく出てたと思いますし、客降りもあって、お客さんと交流するところでは、みんなのテンションが上がって、こっちまで元気がもらえるっていうか。やっぱライブっていいなと思いました」

阿久根「ソールドアウトできて、たくさんのペンライトやボードやうちわがあって、お客さんが見せてくれた景色は一生忘れられないです。僕たちのパフォーマンスに笑顔をくれて1秒1秒が幸せでした。あと、初めてのことだらけで......段ボールで再現した大きなルービックキューブを使ってパフォーマンスしたりとか。結構難しかったんですけど、ICExらしい1stコンサートになったんじゃないかなと思います」

竹野「早着替えはみんなで練習したり。印象深い経験ができたかなって思います」

――点数をつけるなら?

竹野「100点です。あ、でも、わかんないです。客降りの時、緊張し過ぎてシャイが出たかなと思って。そもそも自分、シャイなんですよ。ん、でも、アンコールもその前の客降りも、結構楽しくできたかな......」

――正直(笑)。では今度は新曲「CANDY」の話へ。まずはどんな曲か教えてください。

阿久根「すごくおしゃれでレトロでポップで耳に残るというか、1回聴いただけでテンションが上がって好きになってもらえると思います。かわいい振り付けもいっぱい散りばめられていてクセになる感じがあります」

竹野「サビでぶりっ子ポーズをして目だけ動かすっていう振りがあるんですよ。そこが自分では注目ポイントかなって思います」

筒井「かわいい曲調もあれば、大人っぽいところもあって、1曲を通してICExがどういうグループなのかわかるし、メンバーそれぞれのいろんな表情が見られる楽曲かなと。それはMVにも表れていて、ドラマパートみたいなのがあって、メンバーがドーナツ屋さんでバイトしているところを演じてるんですけど、そこでもそれぞれの演じ方に個性が出てるというか、いい意味で素が出てるので、すごくおもしろいと思います。ダンスはチャーミングでキャッチーで、マネができて一緒に踊りたくなるような振りが多いです。僕たちが今まで挑戦したことのない踊り方だったので、練習の時は苦戦したんですけど、みんなで何回も合わせて、曲の解釈についても話し合ったりしながら、頑張ってそろえました」

――トラックは徐々に華やかになるものの、序盤はシンプルで歌がしっかり聴こえてきます。歌唱力に信頼があるんだなと思いました。

筒井「グループのコンセプトの一つとして高い音楽偏差値っていうのがあるんです。ビジュアルとかも大切ですけど、パッと音楽が耳に入った時、この曲いいじゃん!って曲からもICExに入ってもらえるようにする。音楽だけで勝負できるようにするっていう。そういう意味ではすごく曲に力を入れていると思います。でも、『CANDY』って歌うのが結構、難しくて、僕たちレコーディングに苦戦しました」

阿久根「今もまだ、ずっと試行錯誤しながら歌の練習をしてるんです。サビで裏声と地声が行き来するんですけど、踊りながらっていうのもあるから裏声の時にブレたりとか、すごく難しいです」

――では、カップリング曲の「Sunny Road」(通常盤)、「Play The Music」(初回限定盤A)、「COUNT DOWN」(初回限定盤B)についても教えてください。

筒井「『Sunny Road』は『CANDY』を含めた4曲のうちで一番さわやかでリズミカル。聴いていて気持ちがいいです。英語の歌詞が多くて洋楽っぽい感じもあって、個人的には朝とかドライブとかにぴったりだなと思います。あと、僕のいち押しポイントは英語の歌い出しなんですけど、あれ、実は僕なんです。英語が得意なので担当させてもらえたのがちょっとうれしくて。練習も結構したのでぜひ聴いていただきたいです」

――「Play The Music」はどうですか?

竹野「いろんな音が散りばめられていると思います。ダンスは機械的な......銃を持つみたいな振りがあって、自分的にはそこが好きなんです。曲に関してはサビに入る前に、3、2、1!ってカウントがあるんですけど、聴いてる人に準備をさせるみたいな、これから行くよ!みたいな感じがします」

筒井「歌詞にも勇気づけられるというか。僕たち自身にも、聴いてるCOOLerのみなさんにも、響いて届く歌詞です」

――「COUNT DOWN」については?

阿久根「大人でセクシーな楽曲で、かわいい要素が強めな『CANDY』や『Sunny Road』とは違う雰囲気が楽しめます。自分たちは年齢が低いので、かわいいって思われる方も多いと思うんですけど、この曲をやったらかっこいい面もあるんだって思ってもらえるかなって。新しい一面を見せられる楽曲だと思っています」

――"ヤバい ヤバい"のボーカルが印象的です。

阿久根「そう、ヤバいです」

筒井「練習しました。レコーディングでもヤバいの言い方をいろいろ試して......」

阿久根「......混じる息の量を増やしてウィスパーっぽくしたりして、どうやったらセクシーに歌えるかって」

――そして、初回限定盤A・BはBlu-ray付き。Aは合宿の映像ですが、かなり気合が入っていたようですね。

阿久根「メジャーデビューをかけた強化合宿で、『CANDY』のMV撮影ができるかできないかっていうのもあったんです。で、1日目はリラックスしながらだったんですけど、だんだんダンスの先生とかが僕たちのためを思って厳しいことを言ってくださって、僕たちももっと真剣に取り組まないといけないって思って、メンバー同士で意見を言い合って......そういうのは初めてだったかな......その話し合いでもすごく成長できました」

――COOLer必見ですね。そして、来年3月には東名阪での1stツアーが控えます。今、どんなことを考えていますか?

阿久根「1stコンサートよりもっとレベルアップして最高のパフォーマンスを見せたいなって思います」

筒井「1stコンサートの時は、まだ持ってる曲が少なかったので先輩方の曲や研究生の時の曲をやらせていただいたんです。なので割と今までの自分たちをたどる形のライブだったんですけど、たぶん3月のツアーまでには曲数も増えますし、今度は今までの自分たちというより、今のICExにフォーカスできると思います。パフォーマンスを通して、よりICExのことを好きになってくれる方が増えればいいなと思いますし、あと約半年で自分たちの魅力を作り上げていって、8月5日の時には出せなかったひと味違うICExを見せて、進化したよね、成長したよねって言ってもらえるようにしたいです」

竹野「ツアーの3公演では、COOLerのみなさんが腰抜かすくらい、いいパフォーマンスをしたいです」

――では最後に今後の夢や目標を!

竹野「ICExには掲げてる夢がいくつかあって、その一番上の夢が僕たちの力で国立競技場に立って、席を埋めることです。いろんなステージに立たないと絶対そこまでいかないじゃないですか。だからその前にドームとか武道館とかも......。でもやっぱり国立競技場に立ちたいなって思います」

阿久根「そのために、たくさんの人に愛してもらって、僕たちも愛すっていうことも目標です。あと個人的には、俳優・役者業、アーティスト業も一流になりたいっていうことです。歌もダンスもその見せ方も、パフォーマーとして一流になって、人に勇気を与えて、人を魅了できる力をつけたいなって。演技で見ている人の心を動かして感動させられるようになりたいです」

竹野「僕も個人的にはアイドルと俳優を偏ることなく両立させたいなって。北村匠海さんのようにちゃんとどっちもできる人になりたいです」

筒井「グループとしての目標は温世と世梛が言ってくれたとおりですね。あと8月5日のライブを経て感じたグループの課題は、まだみんな体力がそんなになくて1回ライブをやるともうヘトヘトになっちゃうので、ツアーをめぐる体力作りも課題の一つかなって思ってます。で、僕としてやってみたいことは、自分たちのライブやMVの演出で、自分たちで何かを一から作り上げるっていうのが目標です。パフォーマンスの面では、バレエとかジャズとか、いろんなジャンルのダンスをやってきたし、アクロバットもできるので、そういうのを組み合わせて自分にしかできないダンスがしたいなと。誰が見ても、僕ってわかってもらえるようなパフォーマンスができるようになりたいです」

Text by 服田昌子




(2023年8月25日更新)


Check

Release

『CANDY』
発売中

【通常盤】(CDのみ)
1100円(税込)
VICL-37697

《収録曲》
01. CANDY
02. Sunny Road

【初回限定盤A】(CD+Blu-ray)
2750円(税込)
VIZL-2207

《収録曲》
01. CANDY
02. Play The Music
[Blu-ray] Documentary of ICEx 武者修行合宿2023

【初回限定盤B】(CD+Blu-ray)
2750円(税込)
VIZL-2208

《収録曲》
01. CANDY
02. COUNT DOWN
[Blu-ray] ICEx 韓国旅

Profile

阿久根温世・志賀李玖・竹野世梛・千田波空斗・筒井俊旭・中村旺太郎・八神遼介・山本龍人の8名から成るダンスボーカルグループ。2023年3月31日に結成し、“すべての愛を愛す”をコンセプトとして“レトロトイポップ”な音楽を武器に活動を開始。2023年8月5日に1stワンマンライブをヒューリックホール東京で開催し、同月16日にシングル「CANDY」でビクターエンタテインメントよりメジャーデビューを果たす。2024年3月には東名阪をめぐる自身初のコンサートツアーも決定。

ICEx オフィシャルサイト
https://icex.jp/


Live

ICEx First Concert Tour 2024

【愛知公演】
▼3月2日(土) BM THEATER
【大阪公演】
▼3月3日(日) ESAKA MUSE
【東京公演】
▼3月17日(日) 日本橋三井ホール