ホーム > インタビュー&レポート > 「アーティスト×野性爆弾」がいざなう“異空間フェス” 『ONBAKU! FES.2023』が爆誕! 本公演をプロデュースする 野性爆弾のくっきー!&ロッシーインタビュー
「大阪中の野犬が集まるフェスです」
――音楽フェス『ONBAKU!FES.2023』ですが、キャッチコピーが「春一番!ヤバいフェス!爆誕」とのことで。なにがいったい「ヤバい」のでしょうか。
くっきー!「いやー、これホンマに言ってええんかなあ......。ひとつだけ言えるのは、野犬を80頭放つということですね」
――それはすごい。
くっきー!「アニメの『銀牙』みたいになります。ベンみたいな野犬を80頭揃えますから。大阪中の野犬が大阪城音楽堂に集まって来ます。僕はそこで『気をつけてください。ヘタに撫でてその手で目をこすったら腫れるますから』と知らせる係です」
ロッシー「だからみなさん、運動靴で来てください。ほかにもいろんな音楽フェスがあるけど、そういう野爆っぽさを感じてほしいです」
――先輩芸人の小籔千豊さんが主催する『コヤブソニック』も笑いと音楽を融合させたフェスですが、意識するところもあるんじゃないですか。
くっきー!「そうそう、『コヤブソニック』と同じことはしないようにしなきゃ。『このミュージシャンが観たい』『何組のライブを観た』ではなく、1日をトータルで体験して1本の映画を観た感覚というか。そういう一貫性をつくりたいですね。今回成功したら、4年に1回の開催を目指します。『オリンピック』『ワールドカップ』『ONBAKU!FES』が世界三大イベントってことで。外タレも呼びたいですね。まず、ジャネット・ジャクソン。ジャネジャクには『ONBAKU!FES』ですべてをさらけ出してほしい。きっとみんな『ヤベェのが来た』となるはず」
ロッシー「確かにひとつの映画作品のように感じてもらえるフェスですね。『エエもん観せられたな』となるんじゃないですか」
くっきー!「感動要素があるかもしれないし、なんならフランス映画的に悩みながら帰ることになるかもしれない。ハッピーエンドじゃないようなパターンもあるかも。いろんなミュージシャンが入り乱れるミュージカル要素が強いかもしれませんね。『対劇団四季』を意識してますから」
「見取り図のリリーがフェスの命運を握っている」
――ミュージシャンだけではなく、お笑いからもCOWCOW、とろサーモン・久保田さん、見取り図、ゆりやんレトリィヴァさんら出演されますね。このなかでキーマンになるのは誰でしょうか。
くっきー!「『よしもとのビグ・ザム』と呼ばれる4組を呼びました。キーマンは見取り図のリリーです。相方の盛山がラップをバーっとやっている横で、リリーがどんな表情をするか。これが『ONBAKU!FES』の命運を握っています。ほんまやったら出演者は盛山だけで良いかもしれないじゃないですか。とろサーモンはラップができる久保田だけで、村田はいないですし。でも違うんです、リリーはドラマ的に欠かせない。謎解きのキーマンですね。あー、これは記事で載せてほしくないな。ここまで言っちゃうと全部、バレちゃうから。お客さんは全員、メガネをかけて名探偵コナンの格好で来てもらわなきゃいけないんで」
ロッシー「完全に謎解きイベントやないか! 僕はCOWCOWさんが楽しみですね。なにかしらやってくれるコンビだし。多田さん、善しさんのいろんな姿が見られるんじゃないかと」
――野犬80頭出てきて、COW(牛)がいて、ミュージシャンにはキュウソネコカミも出演して。動物フェスみたいですね。
くっきー!「(ゆりやん)レトリィヴァもいるし、サーモンもいるから。うわ、ホンマや。アニマルフェスやん。いや、ちょっともうこれ以上、インタビューはやめましょう。バレるから!」
「首をかしげるような瞬間が起きてほしい」
――なにをそんなにバレることを恐れているんですか。
くっきー!「ノエル・ギャラガーが来る話ってしてエエの? リアムは無理やったんですけど、ノエルは『空いてるよー』って連絡が来て。でもケツがあるから直行直帰。当日来て、すぐ帰ります。あまり言えへんけど、ノエルが演奏して僕らは後ろで手を組んで歌います。ここだけの話ですけど」
ロッシー「このあとちゃんと打ち合わせします」
――ほかにも野性爆弾のおふたりはなにをされるのか気になります。GLAYのネタとか見られるんじゃないかと。ちなみにああいうパロディネタって、やっていて「怒られるかも」と怖くなったりしないんですか。
くっきー!「すごく怖いです。ひとりやるごとに『芸能界人生が終わる』と思ってます。でもGLAYのTERUさんは感触が良かったですよね。まだ面識がないアーティストの方とお会いする機会があれば、ホッチキスくらい体をたたんで挨拶をさせてもらいます」
ロッシー「くっきー!がそういうことをやってる瞬間はどれも楽しんでいますけど、たまに......(苦笑)。あのノリを受け付けへん人もいるから。そんなとき、僕は余計『おもろいなあ』ってなります。以前、ロケに行った塩饅頭屋の大将が首をかしげたりしたときとか、めっちゃおもろかったですわ。『ONBAKU!FES』もそういういろんなことが起きてほしいです」
――どんなフェスになるのか想像がつきません。
くっきー!「『音楽を観た』『お笑いを観た』というバラバラの思い出にはならないはず。いろんなものをギュッと詰めこんだ、ちらし寿司みたいなフェスにします」
ロッシー「せっかくなら今後もずっと続けていきたいですし、『また行きたいな』と思ってもらえる楽しいフェスになってほしいです」
取材・文:田辺ユウキ
撮影:ヨシモリユウナ
(2023年1月10日更新)
2月11日(土・祝)一般発売
Pコード:231-981
▼3月4日(土)・5日(日) 13:15
大阪城音楽堂
前方指定席-7000円
【3月4日(土)】
[出演]Hump Back/ストレイテナー/打首獄門同好会/キュウソネコカミ
[ゲスト]有
[司会]野性爆弾/大抜卓人
【3月5日(日)】
[出演]KEYTALK/Hakubi/KANA-BOON/ヤバイTシャツ屋さん
[ゲスト]有
[司会]野性爆弾/大抜卓人
特別ゲスト(出演日未定):COWCOW/とろサーモン久保田/見取り図/ゆりやんレトリィバァ/他 吉本芸人多数出演!
※小学生以上は有料。未就学児童は無料。大人1名につき子供(未就学児童)1名入場可能。座席が必要なお子様は有料。
※雨天決行。荒天の場合は主催者判断のもと中止となります。
※飲食物持ち込み禁止。
※出演者の変更・キャンセルによる払戻しはいたしません。
※会場内での傘/日傘の使用は禁止です。
※パラソル/テント類、ビンの持ち込み禁止です。
※イベント専用駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用下さい。
※客席を含む会場内の映像・写真が公開される場合があります。予めご了承ください。
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