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地元京都でのワンマンライブ第三弾!
『We Are O-VILS. Vol.3』ロームシアター京都 サウスホール公演ライブレポート

個性豊かな実力派のメンバーが集まり、軽音楽・吹奏楽・ダンスが融合する新しいエンターテインメントを追求するO-VILS.(オービルズ)。昨年4月から本格的に始動して、昨年12月と今年3月に京都テルサホールで行われた有観客ワンマンライブが大成功! 今回は新たな会場となるロームシアター京都 サウスホールにて、有観客ライブ第三弾『We Are O-VILS. Vol.3』が7月9日(土)・10日(日)の二日間に渡って開催された。ライブ中盤にはオリジナルの2曲を配置、さらにアンコールでもオリジナル3曲目となる新曲がいち早く披露されるなど、今回も見どころ満載で大盛り上がりに。新メンバーを加えた約30名で笑顔満開の多彩なパフォーマンスを繰り広げた。その二日目、10日(日)のライブレポートをお届けする。

オープニングから毎回異なる趣向で仕掛けてくるO-VILS.。今回はいきなりヘヴィなバンドサウンドで幕開けた。吹奏楽やダンスはもちろん、そこに3ピースのバンドが合わさる一筋縄でいかないO-VILS.のスタイルを冒頭から力強く印象付けた。一転、軽快なムードとなって、おなじみの『Fire ball』で大人数のメンバーがステージ上に勢揃い。続いて、総監督 ゆいなの恒例のメンバー紹介では、トランペットが大幅に増員され、より厚みを増したメンバーを一人一人紹介していった。

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バリトンサックスのソロから始まる『MOANIN' +Moanin'』は徐々にテンポアップしていく展開でジャズ風味の曲調に合わせたセクシーなダンスで惹きつける。『Uptown Funk』では全員が横に広がって軽やかにステップを踏み、明るいムードに。イントロからテンポよく飛ばしていく『Runaway Baby』でダンスも激しさを増していき、観客の手拍子もさらに高まっていった。そしてホットなラテンムード全開となる『Livin'la Viba Loca』で序盤の熱気は最高潮に達する。間奏のダンスも、より艶っぽく惹きつけて客席から大拍手が巻き起こった。その後の『SILK ACT #SMILE / #Million To One』はガラリと場面転換するようにアコースティックタイムとなり、アルトサックスとギターのみでしっとりと聴かせていたのも印象的だ。

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洋楽ポップスをバックに流して行われたカラーガードによるパフォーマンスをはさんで、前半のハイライトとして用意されていたのは2曲のオリジナル曲。その前に、ゆいなが「スマホで撮影してSNSに上げて!」とアピール! 前回のショーでは振り付け前の状態でアンコールに新曲として聴かせてくれた『Range of O』。今回はキレ良くステップを踏む刺激的なパフォーマンスが披露された。続いて、オリジナル第一作目として配信された『Trigger』はイントロからバスドラが力強く響き、厚みを増したホーンセクションがより一層際立っていた。

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前半を終えたところで、12月の『We Are O-VILS.Vol.1』以来となる『生O-VILS.RADIO』が登場! MCとして出てきたメンバー2人は、「ちっぴとゆいな」として挨拶していたが、実は「あやかとみつき」が2人になりすましていた…というちょっとトリッキーな演出が! 後から本物の「ちっぴとゆいな」が現れて、談笑しつつグッズ紹介が行われる。そして、「昭和の名曲が帰ってきます。みなさん一緒に楽しんで!」と煽って後半戦に突入。

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ライブではおなじみの『Mission Impossible』はこれまたゴリゴリのバンドサウンドで攻めてゆき、その後もO-VILS.の真骨頂となるジャンルを超えた多彩なナンバーが繰り出された。『The New word』はクラシックの要素とハードなロックサウンドが入り混じる展開。明るく賑やかなパフォーマンスの『Let's dance』に続いて、MCでも予告していた昭和の歌謡曲、松田聖子の『夏の扉』が投下! スーザフォンのゆるモわ!が赤いワンピース姿でボーカルを担当し、観客から大拍手を浴びていた。

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フルートのソロが美しく響き渡りバンドサウンドに転調する『The Rose』。『A Night In Tunisia』のアウトロではゆいなが逞しいドラムソロで圧倒する場面が見られた。
 
そして、本編の締めは全員揃って華やかに魅了する『Sing Sing Sing』。軽やかにステップを踏んだり、可愛くヒップを揺らしたりとテンポよくフォーメーションを変えて笑顔で手を振り、観客から拍手喝采が送られた。

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鳴り止まない拍手に応えて、まず先にアンコールで戻ってきたのはちっぴ。「明日の朝ご飯、何食べようかと考えながら踊ってました、すみません(笑)」とお茶目な表情を見せる。そして、できたばかりの新曲『Enchanted Park』について話し、再びメンバーを呼び込んで“魅惑の公園”がお披露目。サックスから始まるエキゾチックな曲調で、またひとつレンジを広げたO-VILS.の新たな一面を感じさせる一曲だった。
 
その後、ゆいなが、「今日もできたてホヤホヤ持ってきました。これから磨きをかけていきます!」と今回の新曲のことや新メンバーが増えたこと、今後の活動について言及。さらに、O-VILS.のことをまだ知らない人に広めていくために新たなチャレンジとなる活動をしていきたいと抱負を述べ、「今後も応援よろしくお願いします!」とファンに向けて自らの言葉で感謝と意気込みを届けた。

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フィナーレを飾ったのは『You Can't Stop The Beat』。全員で横一列に広がり、明るく元気一杯のダンスと共に笑顔満開で華やかにパフォーマンス。最後は「We are O-VILS.!」と元気に叫び、歓喜に沸く客席はスタンディングオベーションで大団円となった。
 
昨年12月から半年余りで3回もの有観客ワンマンライブを大成功させたO-VILS.。新たなチャレンジと次なるステージを楽しみに待っていたい!

Text by エイミー野中



(2022年7月29日更新)


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Set List

『We Are O-VILS. Vol.3』
2022.7.10 Sun at ロームシアター京都 サウスホール

01. Fire ball
02. MOANIN'+Moanin'
03. Uptown Funk
04. Runaway Baby
05. Livin'la Viba Loca
06. Never enough ※A.sax solo
07. SILK ACT #SMILE / #Million Dreams
08. Range of O
09. Trigger
10. Mission Impossible
11. The New world
12. おジャ魔女カーニバル
13. Let's dance
14. 夏の扉
15. The Rose
16. A Night In Tunisia
17. Sing Sing Sing
EN1. Enchanted Park
EN2. You Can't Stop The Beat


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