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「皆が最高の仕事をして完成した。
自分だけの思考じゃない、全員のエッセンスが入った作品」
フレンズ、新体制初のミニアルバム『Superb』は”最高”の意味
7周年で七夕から7本の全国ツアーも開催中!

2021年4月、メンバーのひろせひろせが脱退し、新体制となったフレンズ。今年6月に7周年を迎え、昨年8月の2ndフルアルバム『SOLAR』以来、約1年ぶりとなる新作ミニアルバム『Superb』を7月にリリースした(7月6日にデジタル配信、7月7日からライブ会場限定でCD発売開始)。ぴあ関西版WEBではシングル『約束』以来、約2年ぶりのインタビューを敢行。新体制初のミニアルバム『Superb』について、七夕からスタートした全国7箇所を巡るツアー(大阪がファイナル!)について、メンバー全員に話を聞いた。新体制になり、曲作りにも変化があったというフレンズ。しかし変わらず日常に寄り添ってくれる、恋愛や生活をテーマにした共感性の高い楽曲たちや、メンバーから溢れるエネルギーは輝きを纏い、“素晴らしい”体験を私たちに届けてくれる。

『SOLAR』はもう1回ファーストアルバムを出せたような気がしてる(長島)
 
 
――今、『SOLAR』を振り返ってみてどうですか?
 
えみそん(vo)「『SOLAR』はこの体制になって初めての盤だったので、無我夢中で試行錯誤しながら、手探りの中で進んでる感じだったんですけど、出来上がってみて、皆のがむしゃらさがありのままで出せた感じがしました」
 
三浦太郎(g&vo&cho)「曲の作り方がそもそも変わったので、とにかくいっぱい曲を作ってとりあえず皆にデモを聞いてもらおうと、今までやってた順序をぶち壊しました。今までは完成されたものがあって、それに対して僕らがどうアプローチするかみたいな感じだったんですけど、今回はベースも入れない、ドラムもシンプル、歌詞がない状態で、僕の中である程度作れるところまで作ってみたり、色々挑戦出来たアルバムでした」
 
――ひろせさんの脱退で、ライブの編成も変化したと思います。太郎さんはフロントマンの役割を担うことになった部分もあると思いますが、その辺りが曲作りでの意識に反映されたりということはありましたか?
 
三浦「『SOLAR』の曲を作ってる時に関しては、僕も元々歌っていたし、自分のボーカルをどこまで入れるのかなとはすごく考えたりしたんですけど、今はえみそんがメインボーカルとして歌っているので、最終的にはえみそんの歌をどう聞こえさせるかを考えましたね」
 
――『東京今夜』はツインボーカルで、太郎さんも歌われていましたが、えみそんさんがメインボーカルの曲とは違う意識で作られたんですか。
 
えみそん「『東京今夜』はツインボーカルの曲として作りましたね。大人の男を意識して。あの曲ね、結構大変だったね、理解するのが(笑)」
 
三浦「“大人の男”を歌で表現したことがなかったので(笑)。レコーディング中に電気を暗くしてみたりとか。大人の男とすごい向き合いましたね(笑)」
 
えみそん「今まで元気で明るくてハッピーなフレンズだったから、ダンディな男で憂いを歌で表現しましたね。初めての体験でしたよね(笑)」
 
三浦「はい(笑)」
 
――『SOLAR』を聞いて思ったんですが、ちょっと洗練された感覚があったんですよね。
 
えみそん「大人になったんですかね」
 
三浦「塁もめっちゃ痩せたんで、それもあるかもしれない」
 
――サウンド面もどこかシュッとしたというか、大人っぽさが増したような感覚は個人的にしていました。
 
えみそん「皆洋楽がルーツだったりする4人なので、そういう部分がしっかり出たのかな。それが洗練に繋がるのかなと思いました」
 
――涼平さんと塁さんは、『SOLAR』を振り返ってみていかがですか?
 
長島涼平(b&cho)「僕はバンドの立ち位置とか、やってることはあまり変わってはないんですけど、もう1回ファーストアルバムを出せたような気がしてて。それこそさっきの洗練された理論でいうと、今までちょっとふざけたりとかがあった気がしたんですけど、割と真面目になったかもしれないです」
 
えみそん「え?嘘だあ!」
 
長島「真面目に、なったかもしれないです」
 
三浦「2回言った(笑)」
 
えみそん「ずっとちょけてますよ(笑)」
 
――(笑)。
 
関口塁(ds&cho)「これまでは結構出来上がった状態のデモが流れてきてたんですけど、そこを皆で出し合うようになりましたね。ドラムのパターンを作るとか、良い意味で自分の役割が増えました。今までのレコーディングも楽しかったんですけど、4人のレコーディングは初だったので、“こんなアレンジどうかな?”と色々チャレンジ出来て、すごく楽しかったです」


 
今作は、“最高なの出来ちゃったな”(えみそん)
 
 
――6月8日、7周年の日にリードシングル『cruising memories』を先行リリースされました。結成記念日に『cruising memories(M-3)』を出されたのは、バンドの思い出を曲にして振り返る意味合いもあるんですか?
 
えみそん「たまたまです。はははは!(笑)」
 
全員「(笑)」
 
――そうなんですね、狙ったのかと思っていました。
 
三浦「狙ったっぽくていいと思います」
 
えみそん「けどほら、人生の流れって狙ってくみたいなところあるじゃないですか」
 
三浦「だからそういう曲が出来たの?」
 
えみそん「そうそう」
 
――作ったのはいつ頃ですか?
 
えみそん「2年前の夏かな。新しいギターをゲットして、ギターリフの曲作りたいなと思って。まだその時はワンコーラスで、ちょっとヒップホップ要素があって、ソロでやろうかなぐらいのテンションの曲なんですけど、巡り巡って改めて聞いてみた時、“良いね”と皆も言ってくれて。“あ、良いんだ!”と思ってブラッシュアップしていきました」
 
――“memories”という、過去を振り返るテーマはどこからきたものですか。
 
えみそん「クローゼットの奥の方に、全然着てないけどなんか捨てらんない思い出があるお洋服がいっぱいあるなーと思って作り始めた曲です。この服と一緒に色んなとこ行ったなーと思ってエモくなり、ギターを取り出し作りました。衣食住の中で、服は、誰かがいて可愛くしたいから着ていこうとか、ひとつ思い出がプラスになっているものが多いなって。それこそポッケにプリクラとか入ってて、“この時のやつか〜!”と思って」
 
――わかります、すごく共感出来る曲ですね。この曲にはホーン隊が入っていますが、永田こーせーさんがTwitterで“えみそんの世界観爆発ディレクション楽しかった”と呟いておられましたが、どんなディレクションをされたんですか?
 
三浦「抽象的なんですよね」
 
えみそん「何だっけな、“クラブ帰りの、ちょうど朝日が出てきて、朝が来たんだけどちょっと気だるい感じのテンション感で吹いてください”みたいな」
 
関口「言ってたね。えみそんの前置きがちゃんとあった上での、えみそんの世界観だよね」
 
――レコーディングは楽しかったですか?
 
えみそん「楽しい現場でした。こーせーくんはやっぱり気心知れてるし、フレンズを理解してくれてるので。新しいフレンズの楽曲にもちゃんと意図を汲んで素敵なホーンを入れてくれて、ほんとありがたかったです」
 
――『Superb』は“素晴らしい・最高”という意味ですが、このタイトルにされた意図は?
 
えみそん「ちょうどレコーディング中に考えてて、皆で案を色々出してく中で、“最高なの出来ちゃったな”というのは端々に言ってたので、何か良い言葉ないかな〜と探していて。この言葉は字面も可愛いし、色んな候補があった中でも、ひときわ光ってましたね」
 

 
音楽をやる者として、最先端の音楽がそこにあるなら、
絶対聞いておくべきだと思った(長島)
 
 
――各楽曲のお話を聞きたいのですが、『夜は嫌い(M-1)』はベースラインがめちゃくちゃ気持ち良いですね。
 
長島「ありがとうございまーす!」
 
えみそん「この曲は“シティポップって何だろう”と話してたことがキッカケで。フレンズは神泉系だけど、シティポップと言われることも多々あるので、今作ったらどうなるかなと思って、自分なりのシティポップを作ってみた曲です。80年代っぽいエッセンスをシンセで入れてみたり、歌詞もいつもだったらオブラートに包むところを、そのまま出してみたりとか。遠回りだけどクサい表現も入れたりしました」
 
――都会の報われない恋愛をしてる女子像がすごく出ていますね。この曲もきっと共感性が高いと思います。
 
えみそん「確かに。私もそういう恋をいっぱいしてきたから」
 
全員「……」
 
えみそん「すごい、全員無言になっちゃった(笑)」
 
長島「メンバーの恋愛遍歴全部知ってるんで、何とも言えない」
 
えみそん「(笑)」
 
――(笑)。『U.L.K.(M-2)』はカッコ良いですね。個人的にすごく好きです。セカイイチの岩崎慧さんとPARKGOLFさんとのコライトは、どのように進めていかれたんですか?
 
えみそん「最初のワンコーラスが出来ていて、私は結構繰り返しでシンプルなものを好む傾向にあるので、もう1個開けた展開があったらいいなと思った時に、岩崎さんのメロディーがすごく好きで、この曲をブラッシュアップしてくれるんじゃないかって。全部サビみたいな曲なので、どのサビというのはないんですけど、“うーらら、ららららーらら♪”という部分が岩崎さんに作ってもらったところで、自分の中にないメロディーラインだったので楽しかったです。何パターンかいただいたんですけど、コーラスを重ねたりギターも入れてくれたり、“これでこのまま出したい!”という完璧なものをくださって」
 
――皆さんはどういう風に乗っていったんですか?
 
三浦「ギターに関して言えば、PARKGOLFくんがシンセや打ち込みの音を結構入れてくださって。上物が入ってる状態で、“上物はこの楽曲においてどういう立ち位置なんだろうな”と考えたりしました。僕らっぽいところをギターで入れて、ロック感を意識しました」
 
長島「僕はえみそんが“TikTokゾーン”と呼んでるラップのベースが最後まで思い浮かばなくて、これは1日かけて作るやつだと思って結構気合を入れて、それだけを作る日を僕的に決めてて。家で自分が思うTikTokのイメージを入れて、1回その部分だけメンバーに振ったら結構反応が良かったので、考えすぎてたんだなと思いました(笑)」
 
――普段、涼平さんはTikTokを見たりされたりしていますか?
 
長島「見てなかったんですけど、最近見るようにはしてるんです。当時のディレクターさんに“そんなのも知らないんですか”と笑われたことがあって。有名なボカロの方とか、TikTokで流行ってる方を本当に知らなくて、“関係ねえだろ”と思ってたんですよ。でもそういう時代じゃない。音楽をやる者として、やっぱり最先端の音楽がそこにあるなら、絶対聞いておくべきだと思ったので。結果的に、ちゃんとメンバーの思ってたニュアンスに近いTikTokっぽいベースが出来て良かったです」
 
えみそん「カッコ良くなりました」
 
――TikTokゾーン、歌詞を字面で見るとインパクトが強いです。耳では英語っぽく聴こえますね。
 
えみそん「私も舌足らずな方なので、結構歌うのも難しいというか。この“ツタンツタン♪”というリズムでこの歌詞の感じ、皆さん挑戦してもらいたいです(笑)」
 
――カラオケ絶対難しいですよね。
 
えみそん「ライブで覚えられるか心配です(笑)」
 
――単語の順番は考えられたんですか?
 
えみそん「“マイナスな言葉サイト”みたいな、マイナスな漢字がいっぱい載ってるサイトを見つけて、“お、これじゃん”と思って、“ツタンツタン♪”って言いながらそのサイトを見て漢字をはめていきました。最初は”く”の音で、その後”さ”のゾーン」
 
三浦「順番になってる(笑)」
 
――塁さんはいかがですか?
 
関口「ドラムは基本同じパターンで打ち込みのリズムステムも入っているので曲中は一貫したグルーヴを出すようにプレイしました。それでも生ドラムの良さも出したいのでフィルインは人力の良さが出るようなものにして打ち込みと生ドラムの両立したグルーヴを目指しました。」
 
 
 
完成した時、思いついたワードは“感謝”(関口)
 
 
――最後は『朝が来た(M-4)』で締め括られます。歌詞の“正しくあれと自己暗示”や“思い込んで作る幸せ”のところで、自己評価が50点くらいの生活を90点や100点に近づけようとしている気持ちを感じて、また共感してしまいました。この曲は、夜で始まって朝で終わろうと意識されたんですか?
 
えみそん「意識してなかった気がする。でも『夜は嫌い』が先にあったので、その対比で朝だなという漠然とした気持ちがあって、『朝が来た』というタイトルにしました。『夜は嫌い』からのストーリーが私の中であったのかもしれないです」
 
――パーカッションがきいていて、イントロでは水が流れるような音が聞こえて印象的でした。
 
えみそん「ぬましょうはいつもパーカッションをやってくれるんですけど、久々にレコーディングに参加してくれて。ありとあらゆる楽器を操っててすごかった。これが技術者というのかなって(笑)」
 
三浦「もちろん鳴らす技術もすごいんですけど、この見たことない楽器をどうやって鳴らしたら良い音が出るかを徹底的にやってる人たちじゃないですか。僕はあまり数多くのパーカッショニストを知らないですけど、やっぱりぬましょうくんはそれに長けてるなと思って。レコーディング見ててもずっと飽きないんです」
 
えみそん「曲の感情をちゃんと音で表してくれて」
 
三浦「引き出しもすごく多いんです」
 
――では、パーカッションはたくさん入ってるんですか。
 
えみそん「うん、最後までずっとぬましょうがいますね(笑)」
 
三浦「“この音がパーカッションなんだ”という音も、もしかしたら入ってるかもしれない。僕らはレコーディングを見てるからわかるけど、視覚的情報がない中で、“これパーカッションの音です”と言われても“え?”ってなるけど、そういう視点で聞くと楽しいかもしれないですね」
 
長島「それで言うと、僕だけぬましょうのレコーディング見てないんですよ」
 
えみそん「あー!」
 
三浦「そうか!」
 
長島「べース録りと歌録りの日しかいれなくて。なので俺もどれがぬましょうの音か、全然わかってないんです」
 
えみそん「実は涼平さんのベースラインのところ、ダブルカスタネットでね」
 
三浦「カスタネットは両手で持って手で鳴らすものじゃないですか。そうじゃなくて、カスタネットを固定する台があって」
 
えみそん「王者の椅子に座ってるみたいな(笑)」
 
長島「もし俺がレコーディングでそれ見てたら、“ベースラインのとこで何やってんすか?”って1回止めてる可能性ある(笑)」
 
全員「(笑)」
 
長島「後から完成したものを聞いたんですけど、完璧でした。さすがだなと思いました」
 
えみそん「1つ目の間奏では、元々音源にシャッター音や生活音を入れてたんですよ。そこにも誰かの1日が思い浮かぶような生活っぽい音を入れてくれました」
 
関口「パーカッションもすごかったんですけど、今回エンジニアをやってくれたJunさんのミックスがすごく良くて。ぬましょうは、色々な楽器でパーカスを入れてくれたんですけど、最後のミックスでより楽曲がパワーアップしてて、すごく神々しかったです」
 
――技術の総結集ですね。
 
えみそん「フレンズのフレンズが来てくれた感じ。今回のレコーディングは“ザ・フレンズ”って感じですね。全員がちゃんと持ち寄って、皆のエッセンスが入っている曲になったと思います」
 
三浦「皆がちゃんと最高の仕事をして完成したね」
 
――4人のフレンズの曲作りの形は、固まってきましたか?
 
えみそん「『朝が来た』は、涼平さんに“こんな曲あったらいいな”と言ってもらって作り始めたり、皆の“こんな曲あったらいいな”を1回自分で落とし込んで、皆にまた投げる良いスタイルが出来てきてると思います。自分だけの思考じゃない感じ。今後はそういうのが出てくるかなって」
 
――今作、完成してみてどういう想いでしょうか。
 
三浦「皆に聞いて欲しいけどドキドキしてる。新作のリリースっていつもそうなんですよ。良い曲が出来たから聞いてほしいけどなんか怖い、みたいなのは毎回ある。全国でライブでやるのがすごく楽しみです。その反応で分かるわけじゃないですか、音源を身近に1番感じられるというか。もちろんSNSも気になるけど、ライブでの反応が早く見たいドキドキもあります」
 
長島「聞いてくれた人がどういう感情になるのかめっちゃ楽しみです。こっちが作品に込めたメンタルって、意外と伝わってると思うんですよね。自分たちがどういうメンタルで、どういう状況でどんなことを考えながら録ったのか。もちろんそれを受け取ってもらわなくてもいいんです。こっちのエゴだと思ってるから。でも何かがきっと伝わるんだろうなと思ってます。そういう意味では、今までと違う感覚で作れた気がする。笑顔の時に聞きたいのか、落ち込んだ時に聞きたいのか、皆さんがどういう時にこのアルバムを聞きたくなるのかが楽しみですね」
 
――涼平さん的にはどういう気持ちで作られましたか。
 
長島「僕の場合、ゼロを1にする作業はしてないと思ってて。曲を作ってくれるメンバーがいるので。別に自分の力を過信してるとかはないですけど、僕がベースを重ねることでその1が10になるのか、50になるのか100になるのか。今までは俺のベースで1を100にするぐらい頑張ろうと思ったんですけど、最近はそんなことする必要ないだろうと思ってて。もっと流れに身を任せてみようと。今回は変に頑張らなかったかもしれないですね。メンバーのことは信頼してるんですけど、作品作りとして自分から出てくるベースをもうちょっと信頼してみようかなって感じです」
 
関口「個人的には、とりあえずがむしゃらに良いドラムプレーをしようと思って臨んだレコーディングだったなと。それを普通にやってました。完成した時、“こう届いてほしい”という以前に、パッと思いついたワードが“感謝”だったんです。この2年間なかなか思うように活動が出来ない中で、こうやってアルバムを出せたり、皆に聞いてもらえることはありがたいよなって。これから始まるツアーでも、最近行ってなかった場所に行けるので、別に押し付けがましくはないんですけど、個人的には感謝の想いでプレーしたり、ステージに立ちたい気持ちがあります」
 
えみそん「今の気持ちは“出来たー! やったー!”って、シンプルです。作品を生み出すのってめちゃめちゃ労力がいるし、今回内面的な歌詞が多かったので。今年の目標は“無理せずいる”。嫌なことはやらないし、やりたかったらやる、そのままのスタイルでいることを大事にする中で出来た曲。辛い時の曲は辛い思い出が入ってるので、聞いても辛いなと思ったりするんですけど、逆に言うと、ちゃんと自分の身を削った歌詞になってる。ズッ友目線でどんなふうに届くのかなとか、さっきおっしゃってくださったように共感する部分があるのは、誰かの助けになるのかなという気持ちがあるので、聞いてくれた人、ずっとファンでいてくださる人、新しくフレンズを知ってくれる人にも、寄り添えるような曲たちであれたらいいなと思います」
 
――そしてツアーが七夕から7か所でスタートしていますね。
 
スタッフ「7周年で7月7日から7箇所の、トリプル7ツアー」
 
全員「おー!!!」
 
――ファイナルは8月19日(金)の大阪・シャングリラですが、意気込みは。
 
えみそん「新曲もそうなんですけど、過去曲もリアレンジして披露します。ライブハウスでフレンズの進化版が見れるんじゃないかと思うので、絶対楽しい空間になること間違いないと、既に確信しています」
 
長島「1個補足すると、フレンズの大阪の初めてのワンマンがシャングリラなんです」
 
――おお!
 
長島「このタイミングでまたシャングリラで出来るのは、ちょっと運命めいたものを感じます。もう1回皆さんに見てほしいですね」
 
三浦「昔の曲もやるし、7本目の大阪なので、仕上がりに仕上がってると思います。本当、今のフレンズが余すことなく堪能出来る日になると思います」
 
関口「さっき涼平くんが言ってくれたみたいに、エモーショナルな部分もすごくあるので、もちろん良いライブをしたい想いもありますし、僕らにとっても来てくださった方にとっても良かったなと思えるライブにしたいです」

Text by ERI KUBOTA



(2022年7月11日更新)


Check

Release

新体制初のミニアルバム

Album『Superb』
発売中 2000円(税込)

【デジタル】
01. 夜は嫌い
02. U.L.K.
03. cruising memories
04. 朝が来た

【CD】
2022年7月7日(水)より「フレンズ -Superb TOUR 2022-」にて公演会場限定販売
01. 夜は嫌い
02. U.L.K.
03. cruising memories
04. 朝が来た
05. 「音楽と人」社歌(Bonus Track)

Profile

フレンズ…2015年6月8日結成。えみそん(Vocal)・三浦太郎(Guitar, Vocal & Chorus)・長島涼平(Bass & Chorus)・関口塁(Drums & Chorus)からなる、東京都渋谷区神泉発の男女混合「神泉系バンド」。友情や恋愛、日々の生活の機微を、キャリアもルーツも違う4人の絶妙に絡み合うオリジナリティとグルーブとともに多彩なPOPサウンドで表現。観客と一緒に楽しみながら作り上げる自由で多幸感に溢れるライブが、ココロ踊らせココロに寄り添い、老若男女問わず高い人気を誇る。唯一無比なポップアイコンとして、きららかにしなやかに圧倒的なエネルギーを放つ。2022年7月6日、新体制初のミニアルバム『Superb』をデジタルリリース、7月7日からはCDをライブ会場限定で発売する。全国7箇所を廻る7周年ツアーを敢行中。

フレンズ オフィシャルサイト
https://friends-jpn.com/


Live

「フレンズ -Superb TOUR 2022-」

【福岡公演】
▼7月15日(金) DRUM Be-1
【宮城公演】
▼7月18日(月・祝) 仙台MACANA
【北海道公演】
▼7月21日(木) mole
【愛知公演】
▼7月27日(水)
エレクトリック・レディ・ランド

Pick Up!!

【大阪公演】

チケット発売中 Pコード:219-358
▼8月19日(金) 19:00
Shangri-La
全自由-5000円(整理番号付、ドリンク代別途要)
※小学生以上は有料。未就学児童は無料(保護者同伴必要)。
※販売期間中は、インターネット(PC・スマートフォン)のみで販売。1人4枚まで。
[問]GREENS■06-6882-1224

チケット情報はこちら