大阪☆春夏秋冬連載『未確認戦隊FIVE STAR』
第21回 YUNA【ワタシカメラ】
MAINA(まいな)、MANA(まな)、EON(えおん)、YUNA(ゆうな)、RUNA(るな)から成る5人組ダンス&ヴォーカルユニット、大阪☆春夏秋冬。メンバーひとりずつが、個性豊かな各コンテンツを週変わりで語りお届けする連載がスタート!
第21回は、YUNAの『ワタシカメラ』。カメラマン・渡邉一生さんのもと、フォトグラファーを目指します!
ライティング
どうも、YUNAです。
【ワタシカメラ】5回目になりました。
前回は【テーマがある写真】をテーマにお届けしました。このコラムを読んでくださった皆さんからいろんな反響をいただきとても嬉しいです~。いつか、参加型のイベントなんかも開催したいですね。
さて!
今回のテーマは【ライティング】でございます。
被写体や物撮りをする時にはとても重要になってくる”ライティング”。【ワタシカメラ】第1回目の『アー写撮影』でも少し登場していますが、影を付けたり逆に影を無くしたり、室内撮影で光をコントロールするためには様々な技法があります。ストロボなど、アイテムを使っての撮影になるので、細かい設定や数字などが多くなりますが、ナベさんのわかりやすい解説盛り沢山で、贅沢な回をお楽しみください~。
光一つでどこまでの表現方法があるのか!?という面白さを知っていただけたら嬉しいです!
機材紹介
今回はストロボライティング編です。
YUNAも持っているクリップオンタイプとモノブロックタイプの2種類の機材をそれぞれ1灯使ったライティングです。
まずは機材紹介
写真上がクリップオン、Canon 600EXII-RTです。
写真下がモノブロック、Profoto B10 250wです。
それぞれの違いはいろいろあるのですが、クリップオンはカメラの上部に直接取り付けが出来て乾電池で使用可能です。
サイズも小さめなので、モノブロックより持ち運びにも優れています。
上の写真の様にアダプターをつければスタンドに取り付けたり、後述するアンブレラやソフトボックスなんかも取り付け可能です。
モノブロックはスタンドに取り付けて使用するのが一般的で、直接コンセントから電源を繋いだり専用のバッテリーを取り付けて使用します。
その分乾電池式のクリップオンより、強い光を発せたり光らせた後のチャージが速いなどの利点があります。
アンブレラ、ソフトボックスも最初から取り付ける前提の作りになっているのも様々なライティングをするのに便利なところです。
ではそんな機材たちを使ってYUNAに撮影してもらいましょう!
モデルはMANA!!
クリップオン
まずはクリップオンから。
光を調整する機材を何も付けずにモデルに光を当てる『直当て』という撮り方でここ数年ファッションやアーティストのポートレートなどでも非常に多いライティングです。
バシっと強い光を当てることで、ラフだけどカッコいい写真に出来ます。
あえて更にコントラスト上げて仕上げたりするとより雰囲気出ますねー。
(MANA写真は全てYUNAが調整して仕上げてます。)
クリップオンはヘッド(光るとこ)を横にしたり上にしたりして光を当てる角度を調整します
その時に白い壁や天井などにあてると直当てより光を柔らかく出来ます。
『壁バン』『天バン』とか言ってます。
これは上に向けて天バン、顔に当たっている光が柔らかくなってます。
後ろの壁に落ちる影も少し柔らかくなってますね。
次の写真は壁バン
撮影位置を少し変えて撮ってます。
光が届かない部分が暗く落ちたりするので、撮り方次第で写真の雰囲気変えられます。
クリップオンにはE-TTLといってストロボが被写体との距離を判断して明るさを調節してくれる便利機能があるのですが、天井とかに反射させると光量が低下してしまうので、そんな時はマニュアルモードにして好みの強さに調整してみてください!
YUNA:今回使用しているクリップオンストロボはCanonのものですが、私が普段使っているのは“Godox TT600”。
Canonの純正も欲しいんですけどね、高くてまだ手が届かない!(笑)
“Godox TT600”は8000円ぐらいで購入できるので、この記事を読んでとりあえず試してみたい!と思った方は、是非同じもの買ってみてください~。その際、機種別になるのでお気をつけて。
モノブロック
次はモノブロックで撮影!
まずは直当て、見た目でクリップオンとの違いはそんなにないかもですがさっき書いたチャージの速さや光の強さ、光の当たる範囲の広さなど使ったらわかる良さみたいなのは感じると思います!
あと、スタンドで固定なので撮影位置が変わってもモデルに当たる光は一緒ってのも。
アンブレラ
次はアンブレラ、そのまんま『傘』ですね。
ライトを傘に当てて光を拡散させて柔らかい光を被写体に当てる事が出来ます。
いい写真だったので傘編はとりあえずこれを1枚(笑)。
あとはまとめて最後に。
ソフトボックス
次はビューティー撮影なんかでよく使われるソフトボックス。
これは前面に白い布を張った四角や八角形のドーム状の機材をライトの先に取り付けます。
それによって光が柔らかくなり、なおかつ周りが黒く覆われているので狙った部分に柔らかい光を当てられる機材です。
さっきまでと同じ場所で撮影してますがMANA当たる光や影の柔らかさなど全然違うのがわかっていただけると思います!
個人的にポートレートでは好みの光を作ってくれる機材だと思ってます。
次は被写体と壁の距離はあけて撮影します。
横が黒くて光を通さないので、後ろの壁に光が当たらず白い壁でもグレーや黒のバックで撮った様な効果が作れます。
ライトをMANAのちょっとだけ斜め後ろくらいから。
陰影が更に出るライティングも1灯で出来ちゃいます。
スヌート
で、次はスヌートと呼ばれるスポットライトの様な表現ができる機材を。
(写真撮り忘れたーーー)
しゅかしゅんのアー写撮影紹介のところでは、少し違う使い方をした機材です。
応用編
最後のカットは応用編です。
スポットだから狙ったとこのみに光を当てれるのでいろんな表現が出来ますね。
クリップオンの応用編も少し。
スローシンクロという機能があればこんな写真も撮れちゃいます。
という訳でストロボ編でした!
1灯あればいろいろ出来てしまうのでまずは1つの光でいろいろ試してみてくださいねー!
YUNA:どうでしたでしょうか?
自然光も人の肌を綺麗に照らしてくれますが、ライティングで作った光は顔の凹凸でできる影をコントロールできるので肌に艶感が出て良いですよね。
では最後に、ライティングを組んで撮影したMANAの写真をお楽しみください~!
(2021年9月29日更新)
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