5周年を迎え、新体制になったフレンズ
シングル『約束』とこれからについて――
フレンズインタビュー
2020年は、フレンズにとって5周年イヤーだった。しかし、新型コロナウイルスの影響は漏れなくフレンズにも襲いかかり、5周年記念の全国ツアーを中止せざるを得なくなるなど、5周年を祝うはずの活動も思うように進まなかった。そんな中でも、彼ららしい、明るくお茶目なYouTube企画をアップしたり、FC会員に向けた生配信、4月、8月、10月にはシングルのリリースを積極的に行い、ファンとの交流をはかってきた。だが、2020年12月30日、ひろせひろせ(MC&Key.)が無期限の活動休止を発表。2021年1月からはメンバー4人で活動を継続。2020年をフレンズはどんな想いで過ごしたのか。今の心境やこれからについて、そして、3月17日にリリースされた、アニメ『ホリミヤ』のエンディングテーマとなっている新曲『約束』について、メンバー全員に聞いた。
先が読めない状況だけど、“モチベーションをみんなで維持していこう!”
という前向きな雰囲気があった
――1年前、コロナが出始めた時はどのように過ごしてらっしゃいましたか?
三浦太郎(Gt.&Cho.)「最初は“夏には終わるだろう”と思っていて、ライブのない生活も今だけで、すぐ元通りの生活が戻ってくるのかなという淡い期待を抱きながら過ごしてました。こうなるとは本当に思ってなかったですね」
えみそん(Vo.)「最初の頃は手袋して外出して、帰ったらすぐ服も全部脱いで、もう1回お風呂入って、みたいな。ほんと恐怖の渦の中にいました。ちょうどその時はレコーディングしてるタイミングだったんですけど、家でどうレコーディング出来るかをすごく考えましたね」
――そのレコーディングは、4月にリリースされた『あくびをすれば』ですか?
えみそん「『あくびをすれば』自体はスタジオで録ったんですけど、カップリングの『A.S.A.P.(フレンズCover Ver.)』は家で私が歌いましたね」
三浦「とはいえ、『あくびをすれば』のレコーディングも、メンバー入れ替えで録ったりしたよね。みんなが集まらないように、誰かが録り終わったら誰かがスタジオに来るみたいな感じで」
えみそん「換気時間を設けてね。即ブース、即帰りみたいな(笑)」
三浦「そうだ、メンバー全員と顔合わせてないもんね」
長島涼平(Ba.)「うん」
三浦「なんかその頃は世間的に、普通にレコーディングをやってるだけでも、あんまり良しとしない空気が出始めたような気がしてたので、割と気を遣ってやってましたね」
――バンドはどういうモチベーションで進んでいましたか?
えみそん「やっぱり5周年なんで、結構色々考えてはいて。それこそ25本回るツアーとか、今まで行けなかった場所に会いに行ったり、お世話になった人と関わるような、5周年ならではの企画をみんなで考えていたけど、それが全部なくなっちゃったのは悲しかったですね」
関口塁(Dr.)「出来ればアルバムとかも出したいよね〜みたいな話もしてたし、先が読めない状況がずっと続いたので、“モチベーションも頑張ってみんなで維持していこう!”みたいな雰囲気はあった気がしますね」
長島「僕は5月〜6月くらいまで、完全にモチベーションが下がっちゃってて。自粛疲れというか、バンドでやろうとしてることと、個人のメンタルがついていかなかったですね。だからとにかく動いて、何でもやれることをやんないと、音楽に向かう姿勢が保てなくて。なんかもう、音楽をやること自体が良いのかどうなのか、ってぐらいになっちゃったんです。毎日何か中止のニュースが入ってきたので、LINEも開きたくないぐらい。自粛明けてからまたフレンズで色んなことをやり始めて、一気にモチベーションが戻ったんですけど、5月ぐらいは本当しんどかったなー」
三浦「僕らはやっぱりライブを中心に活動していて、それが一気になくなったので、ほんとどうしようという感じで。毎日考えるけど、別に答えはない、みたいな感じでしたね」
えみそん「私はライブとか企画という観点では悲しかったんですけど、家にいることがここ何年もなかったので、“あー、出来ない。ずーん”っていうよりは、“じゃあ家でやれることは何だろう?新しく何か出来るんじゃないかな?”っていう方向に脳をシフトしてました」
――皆さんで会議などはしてました?
三浦「Zoomミーティングみたいなのは結構やったと思います。何なら誕生日会もZoomでやりました」
長島「やったね。僕の誕生日が1番早かったんですけど、“ちょっと今日確認しなきゃいけないことがあるからZoomで”、みたいな感じでZoomのURL送られてきて。今考えたら全部怪しいですよね」
えみそん・三浦「(笑)」
長島「でもその時は自粛期間で、連絡事項がいっぱいあったので、あまり疑ってなくて、普通にZoom開けたら、“おめでとう!!!”みたいな感じで、みんなが祝ってくれて。めっちゃ嬉しかったんですけど、思い返すとマジでバレバレでしたね(笑)」
えみそん「いかに深刻な空気を出すかをみんなで考えてました(笑)」
――(笑)。
えみそん「背景をみんなでその人の顔にしてね(笑)」
長島「嬉しかったですね」
三浦「特にメンバーとも全然会えてない時期だったから、オンライン上でも会うと安心しますよね。1年の半分以上会ってた人達に1ヶ月会わないって、結構しんどいというか」
――話し合いでは前向きな意見が多かったですか?最初は戸惑いもありました?
三浦「バンドは動き始めようとなった時は、結構前向きだった気がしますよね。最初の頃はとにかく、決まってたライブを開催してもいいのかを話してました」
えみそん「音源とかリリースものに関しては進んでくけど、ライブだけは決めきれなくて、いつもだったら並行して考えるものが、1つだけ進んでいくのは変な感覚でしたね」
関口「その中で、確かえみそんが、夏と秋にシングルを出そうって提案してくれて、それに向けてみんなが動いていったと思います」
5周年を振り返る場がなかったので、未だに振り返れてない
――2020年は4月に『あくびをすれば』、8月に『8月31日の行方』、10月に『いいんじゃない?』をリリースされました。制作面でのコロナの影響はありました?
三浦「スタジオでやってた作業が出来なかったので、直接みんなで音を合わせて擦り合わせていた部分が、個人間のメールやLINEのやり取りになりました。なので、みんなと向き合うよりは、自分と向き合って曲を作っていった感じがします」
――やりにくさはありました?
三浦「やりやすい、やりにくいというのは正直あまり感じなかったですね。家でやる分フレーズを練る時間はあったんですけど、みんなの音をしっかり確かめるという点では、対面の方が良かったかな」
えみそん「私はそんなに変わらなかったです」
長島「僕は人生で初めてパソコンにベースの音を入れられるようになりました。今まではスタジオに行くまでに送られてきた音源を家で覚えて、ベースライン考えて、スタジオ行って合わせて、違うなと思ったらまた持ち帰って家で練習して、次のスタジオで合わせて、みたいな感じだったんですけど、パソコンでデータのやり取りが出来るようになって、めっちゃ楽でしたね。これはコロナになってなかったらやってないと思います。まずパソコン苦手だし触れないし、基本的な動作が出来ないので。だから僕にとっては超デカい一歩でしたね。良い意味で個人の仕事にも影響はあったし、家でベース入れられるってこんなに楽なんだなーと思いました」
――なるほど。
長島「自分のしてること、やれることは別に変わらないんですけど、今まで僕がパソコン使えないが故に、1日リハに入ってもらってたのがなくなって、データ上の確認で済むことが増えました。その代わりに、データのやり取りの弊害かなと思ったんですけど、何回もやり直し出来ちゃうので、レコーディングでのフレーズの再現度はすごく低くなるなと思いました。よく録れたテイクだけを聴いてるから弾けた気になってるだけで、実際レコーディングに行ったらあまり上手に弾けなかったこともあったので、気を付けようと思いました」
――太郎さんや塁さんは、デジタルで行うレコーディングとスタジオでのレコーディングの違いを感じる部分はありました?
関口「ドラムに関しては、おうちの環境でDTMのソフトに打ち込む作業は出来るんですけど、実際に生のドラムセットを叩いて送るのはなかなか出来なかったりするので、近所のスタジオで練習してました。自粛期間は全員でスタジオに入って確認する作業が出来なかったから、すごく不安で。太郎くんにしょっちゅう電話して、“ここはこうだよね、ああだよね”って確認してましたね」
三浦「よくあったと思います(笑)」
――どちらが良し悪しということでもないと思いますが、生音で顔を合わせて作る方が、熱量が生まれやすいのかなと。
関口「ドラムは特に、良い悪いとかではなく、生のドラムを叩くことと、打ち込みのドラムのパターンを作ることは完全に別物ですね」
――なかなか会えない状況で、5周年はちゃんと振り返れましたか?
えみそん「出来なかったかもしれない。それこそライブで5周年をまとめたセットリストを考えたり、ファンクラブイベントもやろうとしてたけど、それが全部なくなって、いわゆる振り返る場がなかったので、多分未だに振り返れてないですね」
――5〜6月にやる予定だった5周年ツアーですね。家で個人的にフレンズの5年間を振り返ってみたりはされました?
三浦「昔の写真をめっちゃ漁りましたね。“あの時こういうツアーだったなー”とか。あと保存してるライブ音源を聞いて、当時のライブを家で再現じゃないけど、自分でやってみたり」
長島「僕も、圧倒的に練習時間が増えたので、過去曲を最初のアルバムからずっと弾いていったり。だから多分、コロナの前よりフレンズの曲弾くのめっちゃ上手くなってると思います」
三浦「うおー!」
えみそん「すげー!」
長島「曲を弾くことだけに関してですよ。新しい技術が加わったとかじゃなくて、やっぱり触ってる回数が違うので。自粛期間に集中的にベースに触れたのは良かったです」
――それは自主的にされてたんですね。
長島「本当にやることなかったんですよね。特に僕埼玉だから、人と会うこともほぼないので。埼玉の田舎でやることってホント、ピクニックか家でベース弾くか、だったんで」
――家庭菜園を始められたんですよね。
長島「そうなんです。めちゃめちゃ採れて。あんまり野菜買ってないかも」
――それはすごい!
長島「でも家庭菜園はちょっと去年言い過ぎて。今年もやんなきゃみたいになったら嫌だなと思って、冬にみかんを植えたんで、みかんが育つまで1回ストップしてます(笑)」
――皆さんは自粛中どう過ごされてました?
三浦「家族と過ごす時間と、いろんな人のプレイリストを聴くことが増えましたね。“次はこういう曲作りたいなー”という気持ちにもなるし。気づいてなかったですけど、今までは移動中に聴いてたのが、家で聴いてそれをコードに移す作業になってきましたね」
えみそん「私は『フォレスト・ガンプ』とか見たことない往年の映画を見たり、韓国ドラマにハマったり、本を読んだり、音楽以外のインプットが増えました。あと、薬膳コーディネーターの資格を取ったんです。今はみんなが健康になれるお茶を作れたらいいなと思って、薬膳茶の講座を勉強してます」
――グッズとかにしてほしいですね。
三浦「確かに!」
えみそん「オリジナルのお茶作ろうと思ってます」
関口「僕はダイエットに成功しました。そのおかげで、音楽的な面でも色々なことに挑戦してみようという気持ちになって、自宅にドラムのパターンを打ち込める環境も整えられたので良かったです」
――あとはYouTubeで博多弁Ver.の『NIGHT TOWN』や、長崎の人にしか伝わらない『夜にダンス』など、ファンの方と一緒に楽しめる動画もアップされていましたが、そういうアイデアはメンバーさんから自発的に出てきたんですか?
えみそん「それは多分ひろせかな?」
三浦「そうだね、“こういう時だから何か楽しいことやろうよ”みたいな感じでやりましたね。長崎のはもう覚えてない(笑)」
――配信ライブで言うと、フレンズの皆さんはVR(Virtual Reality)やXR(VR、 AR、MRなど、先端技術の総称。現実世界と仮想世界を融合させる技術)など、新しい技術に関わることが多い印象です。参加されてみて、どんな感想を持たれましたか?
えみそん「面白かったですよ。真っ白なハコにみんなが立って演奏するんですけど、モニターを見ると花火がぶち上がってたりして。すごくシンプルなセットだけど、出来上がったものや、やってる最中の映像を見るとめっちゃ豪華になってるので、不思議な感覚でした」
三浦「確かにそういうチャンスに恵まれましたね。普通のライブ映像ももちろん素敵なんですけど、付加価値がついたような気がしてます。関係者の皆さん、ありがとうございます(笑)」
――でも生のライブに勝るものはない?
三浦「やっぱりそうなるよね」
えみそん「私はどっちも好きですね。テレビの収録と同じ感覚なので、別の楽しみかなと思いました」
長島「どっちも好きですけど、僕はやっぱりお客さんの熱量が入ってくる方が好きですね。声出せなくても目の前にいる方が、僕は圧倒的にテンションが上がる。配信だと、画面の向こうを想像する楽しさはあるけど、スイッチが入るまでに結構時間かかっちゃっちゃうタイプなので」
関口「どちらも良いものだなと思いますけど、配信はあくまでも配信なので。ライブはお客さんがその場にいる中でやるものなので、僕も別個だと思います」
――11月5日に久しぶりの有観客ライブ『5周年だよ! いったん集合!』をduo MUSIC EXCHANGEで開催されましたが、いかがでしたか?
三浦「本当に楽しかったっすねー!」
えみそん「2部公演だったんですけど、久々のライブの上に、2部公演をあんまりやらなかったので、一発目から全力注ぎすぎて、途中すごい疲れました(笑)。1部から2部の時間はチャージ時間でしたね」
長島「ペース配分が分かんなかったです」
えみそん「でも、熱量もすごくて、人がいっぱい集まるとこんなパワーがあるんだって思いました」
フレンズをもっと大きく聴かせるものを作りたい
――3月17日にリリースされたシングル『約束』は、アニメ『ホリミヤ』のエンディングテーマです。制作経緯はどのようなものでしたか?
三浦「この曲は2019年末ぐらいからあったんじゃないかな」
えみそん「本当はアニメの放送がもっと早かったんですよね」
三浦「そうだそうだ」
えみそん「秋ぐらいに放送予定だったので、年末の『RADIO CRAZY 2019』の時に歌詞を書いてました。だから曲自体はもっと前からあったよね」
――そうなんですね。歌詞はアニメを見て書かれたんですか?
えみそん「歌詞を書いてる段階ではまだアニメの制作は進んでなくて、原作の漫画を読み進めて歌詞を書きました。もうマジでキュンキュンが止まらないから、一気読みしちゃって。歌詞とか書く以前にただ『ホリミヤ』にハマっちゃったんで、そこから何回も読み直しました。キュンな気持ちに溢れて、キャラの気持ちになって、アニメの終わりにどんな言葉があったらいいかなと考えて作り始めました」
――私もNetflixで一気見しました。高校生の宮村くんと堀さんの純愛がたまりませんね。
えみそん「やばいですよね(笑)」
三浦「やばいですよね〜」
――“近くにいるから見えないものほど大事にするよ”という歌詞が印象的で。
三浦「言って欲しい〜! 宮村くんに言ってほしい〜!」
えみそん「ね!(笑)。近すぎると、当たり前に“ありがとう”を言うことも忘れちゃったりするけど、『ホリミヤ』では、宮村くんも堀さんもすごい素直なんですよ。自分が思ったことに対して、ポジティブなワードを全部言ってるんですよね。それって現実世界だと割と少ないというか。例えば、机拭いてくれてても、ありがとうって言いそびれちゃうことって多いけど、それが無いのが気持ち良いアニメだなと思って。歌詞にはキャラの言葉を入れましたね」
――確かに。登場人物がみんなピュアですよね。
えみそん「すれ違いとか勘違いはあるけど、ネガティブがないですよね」
――単純なラブソングとはまた違う意味合いを持っているというか。
えみそん「確かに恋なんですけど、友情もあるというか、単純なラブソングではない。歌詞的には、アニメの堀さんと宮村くんの関係性や、2人を取り巻く環境がそうさせてるのかなと思います」
――音作りの面で意識されたことはありますか?
三浦「最初のデモの段階で、綺麗な曲だなという印象があったので、それを汚してやろうみたいな気持ちがあったかもしれない」
長島「どうしたの太郎くん」
三浦「綺麗なだけのものよりも、その中にある汚れがいいみたいな(笑)。うまく言えないんですけど」
――(笑)。そこをどういう風にギターで表現したんですか?
三浦「綺麗なフレーズに、ちょっと歪んだサウンドを合わせてみたらどうなるかなとか、結構いろいろ試しましたね」
長島「こういう大人しいバラード曲って、すんなりやればそれはそれで正解な気がするんですけど、僕はこれまであまりバラード然とする曲を弾いてきたことがなかったので、メロディに乗せて一緒に動いていくようなラインだったり、フックになるフレーズを入れたつもりではいます。僕の手グセが割と入ってる。ベースラインを作る作業は難しかったけど、自分的には結構楽しかったですね」
関口「ドラムは確か1年前ぐらいに録り終わってるんですよ」
三浦「ああそうだ! ドラムだけ早かったね」
関口「急遽録った感じだったので、その時に出来る最大限はやったつもりではあったんですけど、もっとこうしたかったなというのは正直ちょっとありましたね。えみそんの歌詞と、太郎くんのギターがすごくエモーショナルで印象的だったんで、そこに寄り添うドラムを叩こうと思っていました」
長島「おい! ベースのことも言えよ!」
関口「ごめんなさい!(笑)」
えみそん「ははは!(笑)」
――新体制になって、今の皆さんのお気持ちやモードはどんな感じですか?
えみそん「超前向きです。一時はどうなるこっちゃと思ってたんですけど、4人で結構話し合って、目指すところや届けるものはこれまでと変わらないし、ズッ友の皆さんと、これから出会う皆さんにはどんどん出会っていきたい。一緒に元気になったり、感情を共有するところは変わらずだし。今までひろせが作ってた部分も多かったし、その存在も大きかったと思うけど、前のフレンズと比べられないようにしたいです。うちらは前向きだけど、周りの意見が何かと比べがちなのはすごく気になるから。私はそれを凌駕したいなって、毎日臨んでます」
三浦「その通り! 曲に関して言えば、やっぱり“前よりどうだった”と言われたくないですね。前より良いにしても悪いにしても、“前の”よりも、“フレンズが”というところで判断されたい。今出来るものよりも、フレンズをもっと大きく聴かせるものを作りたいという欲は増した気がしますね」
長島「今まで以上にお客さんに応援してもらいたいというか、応援しがいのあるバンドになりたいですね。結局1番心配や迷惑をかけてるのも、いつも応援してくれる人たちだし、お客さんが安心して応援してもらえるようなバンドになれたらいいなと思います」
関口「5周年なのに色々出来ない悔しさもあったり、ご迷惑をおかけしてしまうこともあったけど、それさえも凌駕出来るような、素晴らしい曲や活動をしていきたいです」
――今、新体制初音源を制作中ということですが、言える範囲でどんな感じの作品になりそうですか。
三浦「うふふふふ」
えみそん「ジェットコースターみたいな曲!」
三浦「疾走感があって、ジェットコースターみたいで、ギターとベースがあれやこれやしてみたり(笑)」
長島「ひねりにひねって生み出したフレーズですよ」
えみそん「人生はそう簡単にはうまくいかないよね(笑)」
三浦「あとは“ドロロロパーン!”かな」
えみそん「フレンズ史上、初シリアスかも。テーマが恋とか愛とか友情でもなく、“人生について”かもしれない。個人的にはそれぞれの個性が生かされた作品じゃないかなと思います」
――楽しみにしててくださいという感じですか?
えみそん「存分に!」
三浦「ほんと、めっちゃ良いです!」
えみそん「早く聴かせたい! みんなめっちゃ良い曲を持ち寄っています! 2020年の1年間と、今年に入ってまた環境が変わったけど、新しい形にも少しずつ慣れてきていて、これだけ対応出来て良いものが生まれるなら、これからも相当良い作品が生まれていくんじゃないかな」
三浦「さっきえみそんも言ったみたいに、家で曲を作って共有する方法がみんなの中で確立してきて、あとは世に出すだけなので、早く録りたいね」
えみそん「とっても前向きに進んでます! 5・6月にワンマンツアーもやります! 頑張るのでこれからもよろしくお願いします!」
Text by ERI KUBOTA
(2021年3月29日更新)
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