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FM802の人気番組『ROCK KIDS 802 -FRIDAY&SATURDAY-』
新DJに就任
今率直な気持ちと、まだ見ぬラジ友さんに自らをアピール!
DJ高樹リサインタビュー

FM802の開局時から放送を続けている長寿番組『ROCK KIDS 802』。月曜から木曜の夜に放送されているDJ落合健太郎の『ROCK KIDS 802』加え、2015年からそのセカンドライン的位置付けで金曜と土曜にはDJ鬼頭由芽による『ROCK KIDS 802 -YUME GO ARAUND-』が放送されてきた。それがこの7月、鬼頭由芽が出産により同番組・同局の卒業を発表。その卒業にあたり、8月より番組DJのバトンを引き継いだのが、高樹リサだ。 DJとしてはもちろん、テレビやCMでも幅広い活動を見せる彼女は、人気番組を引き継いだ今、どんな気持ちで週末の夜にマイクに向かっているのだろうか。そして「新しいラジ友さん(=リスナー)さんに出会えるのが楽しみ!」と話していた言葉に対して素直に、まだ見ぬラジ友さんへ向けて自らのアピールポイントを語ってもらった。

FM802のDJになれたことは
人生の “やってやったぞリスト”の中では上位の出来事
 

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――『ROCK KIDS 802 -FRIDAY&SATURDAY-』を新しく担当し始めて1カ月ほどが経ちましたが、率直に今感じていることや実感みたいなものはありますか?
 
「初回はかなり緊張していました…。番組が新しくなるとゼロに戻るじゃないですけど、番組を初めてやる気持ちになるというか、初めてマイクの前に座ったときみたいな気持ちになるんですよね。実は今回、新番組が始まるにあたって事前のリハーサル的なことは全然やらなかったんです。番組をより生のものとして大切にしたかったっていうのがあるんですけど、どんなふうになるかは当日次第!みたいな状況で始まったっていうところもあったので、今はやっと毎週金曜日と土曜日、みなさんのお耳にかかれることにちょっと慣れたかなぐらいの感じですね。オンエアに関しては、毎回やることもメッセージもかける曲も違うので、すごく新しい気持ちでやっています」
 
――本来新番組が始まる時、事前リハーサルはしっかりやるのが通常っていう感じですか? それができなかったのもコロナの影響とか…。
 
「いや、そこはコロナは関係ないですね。事前リハーサルに関してはある程度こういうコーナーがあって、こういう曲を流す感じでとかをやったりするんですけど、『ROCK KIDS』に関しては、そもそもコーナーというものが存在しない番組ということもあるし…これは私が感じていることですけど、制作チームが私が常に新鮮な気持ちで番組に臨めるようにっていうことを考えてくれたのかなと思っています」
 
――よりライブ感がある番組を作るという意味合いで。
 
「そうですね。オチケン(落合健太郎)さんのオンエアを聞いていても、リスナーから届いたメッセージに対してじゃあ今日はこんな感じでやってみようっていうスタイルなんです。そのつどそのつどメッセージを読んで、そこから新しい話が生まれて、じゃあこんな曲が聞きたいよねって常に変化していく番組だから、今までの番組の作り方とは全然違う感じでトライしてますね」
 
――そうなんですね。そもそも高樹さんがDJになったきっかけが知りたいです。
 
「中学生の頃から芸能活動をしていたんですが、ある時からテレビのレポーターをするようになって “人に何かを伝えていく”というところにすごくやりがいを感じるようになったんです。その延長で、声だけで伝えるメディアであるラジオに興味を持つようになりました。ずっとラジオDJになりたい気持ちが高まり続けているけどどうやったらDJになれるのかがわからない日々が続いていたんですけど、ある時802を聞いていたら(中島)ヒロトさんの番組で『今DJ募集してるんでね!』って聞こえてきて。え? 一般募集してるの?って驚きました(笑)」
 
――耳を疑っちゃった(笑)。
 
「そうそう。ようやくDJになるための道が見えた!みたいな感じで。それですぐにオーディション概要を確認してデモ作りを始めました。当時はパソコンを持っていなかったので、友達のiPhoneで曲を流しながら自分のiPhoneで声を録って。その時は深夜3時~5時を想定した5分番組を作るっていうのが規定でしたね。自分がどうしてもかけたかったColdplayの曲を入れてイントロでちょっと喋って、最近見た映画の話とか、この時は6月だったんで『梅雨が開けたらフェスシーズンですね』ってフェスで聞きたい曲の話をしたりして、フェスで聞きたいWalk the Moonの『Shut Up and Dance』をかけたら、ここまではどうしても聞いてほしい!みたいな部分まで入れちゃって。結果的に5分をちょっと過ぎた構成になっちゃったので、これで落ちたらどうしよう…って応募後に不安になったりしましたね」
 
――でも、局からはいい知らせが届いた。
 
「はい。とりあえず次のオーディションに進めることになって、もういきなり802のスタジオに入って喋るっていう!その時は自分でこんな曲がかけたいっていうのを想定したり、当日渡された原稿の中から話しやすいものを選んで喋ってみるっていう感じでした。オーディションの時は自分がやれることは限界マックスやったし、それに対してできなかったなっていうようなことも全然感じていなかったので、これで無理だったら無理だなってやりきった感じはありましたね」
 
――それが合格って耳にした時は…。
 
「ホントめちゃめちゃ嬉しかったです! 自分でオーディションを見つけて応募して、そして達成できたっていう実感がすごくあるから、とにかくやったぞ!っていう。人生の “やってやったぞリスト”の中では、かなり上位にある出来事です」
 
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――採用が決まった時はこんな番組がやりたいとか、こんなことがしたいとか思い描いていたことはありましたか?
 
「どんな番組にしたいというよりは、どんな番組になるだろう? っていうことの方が不思議としてあって、802のいろんな番組を聞いていて思っていたのは、DJの個性を引き出している番組…ヒロトさんだったらキャンプとか、(現FM COCOLO DJ野村)雅夫さんだったら映画とか個性が出ていて、じゃあ自分にはどんな個性があるのかを改めて見つめ直す作業がありました。実際に担当してもらう番組チームと、普段何をしているかっていう話から始まって、これが好きですあれが好きです、普段こんなことしてます、ここでバイトしてましたとかたくさんの話をして。そこからいろんなコーナーができていったんですけど、そのひとつひとつの話や自分を見つめ直す時間が伝える側の人間としての基本を作る作業だったんだなって思いますね」
 
――それはDJになるまでに取り組んでいた雑誌でのモデルやテレビのお仕事とは、全然違うスタートの仕方みたいな感じですか。
 
「そうですね。例えばテレビは詳しい企画とかやることが決まっていて、そこに合わせていきつつその中で自分がどう伝えていけるかが大切なんです。それに対してラジオに初めて取り組んだ時に思ったのは、私っていうものを軸に番組を作っていくというお仕事だなっていうことでした。だからスタッフさんやリスナーさんによって、自分の中になかった感性みたいなものを呼び覚ましてくれるきっかけだったなあって思います」
 
――知らなかった自分に出会えたみたいな。
 
「うん、本当にそれです。もともとすごくネガティブ思考だし、どちらかというとインドアだしって思ってたんですけど、でも私の喋っていることとか喋り方…やっぱり声にも人柄って出ると思うんですけど、それを受け取ったリスナーさんやスタッフのみなさんが『リサネムってすごいポジティブだよね』とか『前向きでエネルギーがあるね』って言われた時に、え? 私ってそうなんだ!って気づくことができたんです。自分の内側を意識して来た部分がなかったんですけど、でもそういった私も知らなかった内面をすごくフォーカスしてもらったなと思いますね」
 

 
ラジオはもちろん番組Instagramで
みんなの隙間にも入っていきたい
 

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――実は先ほど、『ROCK KIDS』に抜擢されたDJとしては高樹さんがデビューから最速だったとスタッフさんからお伺いしたんですが、前任の鬼頭さんからバトンを受け取ると知った時はどうでした?
 
「もう802に受かった時の気持ちでしたよ。ほんとですか? 本当に私でいいんですか? って。『ROCK KIDS』にはラジオを一緒に聞く友達であるラジ友の輪を広げていこうっていうみんなが距離の近い感じにすごく憧れていたので、ああ、私もこれからラジ友って言える!っていうことがすごく嬉しかった一方で、由芽さんと一緒に成長してきているリスナーのみなさんがいて、そこに私は途中から入ることになるので私がいきなりラジ友って言っていいのかなとか…ラジ友のみなさんってちょっと丁寧に言ったらいいのかなとか考えたりしました(笑)。それに、今まで担当してきた番組よりも『ROCK KIDS』はリスナーの年齢層が若くて10代から20代が中心なんですね。そういう柔軟な世代にうまく関わっていくことができたらいいなあと思っていました」
 
――2020年を生きる10代、20代と向き合うわけですもんね。
 
「そう、めちゃめちゃ楽しいものも面白いものもたくさんあるこの時代にラジオを選んでくれていて、そのラジオに向けて、自分が感じたことをメッセージにして送ってくれるんです。今ならブログでもSNSでもいいのに、あえてラジオに送ってくれている。最近『自分は全然周りのことが見えていないと思うから、もっと周りのことを考えられるような人になりたい』っていうメッセージが来たんですけど、なんかそんなことを考えられること自体素晴らしいなと思ったり。一旦自分のことをネガティブに言ってるんですけど、そこに気付けているだけで十分素晴らしいと思うよっていう言葉をかけることができた時に、考えに対するリアクションをラジオに求めてくれているんだなと感じたんです。だからこそ私はそれに対して全力で向き合っていかなきゃなって思いました」
 
――自分の考えを高樹さんに伝えるのと同時に、たくさんのラジ友にも聞いてほしいという。
 
「そうですね。単純にこの曲が好きで聞くと元気が出ますっていうメッセージももちろんあるんですけど、学校生活でのうまくいくこと・いかないことを、ラジ友や同世代のみんなに聞いてほしいっていう意識があるんだろうなとやっていて感じますね」
 
――やっぱり『ROCK KIDS』としてはラジ友っていうのがひとつ大きなキーワードだと思うんですけど、高樹リサ的ラジ友を広げる秘策みたいなものはありますか。
 
「やっぱりSNSは欠かせないのかなと思いますね。デジタルなものに自分もちゃんとついていかなきゃと思いますし。今Instagram(@rk802lisa@lisalsa_takagi)をやってるんですね。ラジオ局なんだけど、802ってもともとアートとかビジュアル展開することに強いイメージがあってやっぱりインスタかなと。それに加えて、ラジ友にもよりわかりやすいもの、噛み砕いて、目からも取り入れる情報を提示することができるものが必要なのかなと思った時に、やっぱりインスタがベストだと思いました。私もそうなんですけど、暇さえあればSNSって見ちゃうじゃないですか。そのみんなの暇にもつけこんでいきたいというか、その隙間にも入っていきたいというかね(笑)。今は私やスタッフが実際に使っているものとかをかわいく撮ることをテーマにしています。今は日常的に学生のみなさんも気軽に映え写真を撮ってSNSにアップしているから、そこでこれいいよねっていう共感がインスタでも生まれるんじゃないかなって期待しています」

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takagi10.jpg――番組のインスタには"日常を楽しくするもの" select by 高樹リサ & #RK802 staffとありますが、意識してアップしているものってありますか?
 
「淀屋橋のヘアサロンLUCCA yodoyabashiの荻野さんに、ちょこちょこヘアアレンジをお願いしているんです。私とほぼ同世代でひとりひとりの個性にあったヘアにしてくれるし、マスクに合わせたスタイルも提案してくれるので、私も行くたびに新しい発見があるんです。可愛い髪型って気分がアガると思うし、ヘアやメイク、コスメなど女の子がワクワクするものをいっぱいアップしていきたいなとは思ってますね。男子のみんなも、女子はこんなことが好きなんだ〜って共有してくれたら!」
 
――そんな風にインスタのアカウントを開設したりSNSにアクティブな一方で、8月の放送では長い時間を使ってSNSに潜む危険についての話をされていたのがすごく印象的でした。
 
「そうですね。携帯の使い方っていうのは私が学生の頃とは全然違ってきていて、どんなふうにでも誰かと繋がれるっていうのは良くも悪くも私は結構不安に感じているところなんです。そういう意識をちゃんと持っていれば大丈夫だと思うんですけど、たまに人って大胆になることがあるじゃないですか。大胆になりすぎて危険なことに巻き込まれたら嫌だなっていうのと、私がインスタを見てねって言うってことは、見る人にもアカウント登録を促している部分もあるわけで…。そういう危険性があるものに招いてしまっているところは間違いないので、これを一緒に楽しみたいけれどもここは気をつけてねっていうのはちゃんと伝えることは大事かなと思いました。この話をした時も嫌がられるかな…とか不安だったんですけど、みんな好意的に受け止めてくれてすごく安心しました。sumikaの『伝言歌』と一緒に思いを届けたのがよかったかな」
 
 
 
笑顔が素敵な人を目指して
とにかくスマイル!が自分の長所

 
――さて、ここからは、これから出会うであろうまだ見ぬラジ友さんに向けて、2020年最新の高樹リサをアピールしていただこうかと!
 
「アピール、ですか?」
 
――「●●●●●●高樹リサです!」っていうフリップを準備したので、得意なこと/これなら永遠に喋れること/私の長所の3つを、書きながら語ってもらおうかと思うんです。
 
「えー!なんだろう!悩むなー」
 
――まずは、得意なことからいってみましょう!
 
「得意なこと、得意なこと。んーーなんだろうなあ…(しばし悩む)。…ふたつ書いてもいいですか?」
 
――もちろんどうぞ!
 
「これです!」

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「工作っていうのは、802に入るまでの4年近くTSUTAYAでバイトしてたんです。そのバイト時代に、工作っていうか売り場のディスプレイを作ってたんですよ。どうせ売り場を作るなら盛り上げたいとか、それをきっかけにレンタルしてもらえたらっていう気持ちで、大好きなサマソニのコーナーを作ったりしました。出演アーティストのCDを並べて映像を流して、その映像がステージに見えるようTSUTAYAステージって名付けて。あと、flumpoolがTSUTAYAとコラボしたアルバムが出るタイミングで、社内のディスプレイコンテストが開催されることになったんです」
 
――そういうの、TSUTAYAならではって感じがしますね。
 
「ですよね。本屋さんをテーマにしてflumpoolが曲を作っていたので、棚自体を本棚に見立てて本棚を空箱にプリントして作ってそこにCDを飾って。同じ時期にベストアルバムも出たのでそれも合わせてディスプレイしようと思ったんですけど、flumpoolといえばションベン小僧のアルバム!(『What’s flumpool!?』)って思ったので、紙粘土でションベン小僧も作って一緒に飾ったらコンテストで優勝したんですよ!」
 
――ええっ!? すごっ。
 
「しかも優勝特典がメンバーのご来店で、私が働いていた川西のTSUTAYAまで来てくださって一緒に写真も撮ってもらいました。ついにこの間私の番組にflumpoolのみなさんがゲストで来てくださって、ようやくこの話ができたんですよね。エモい…ってなりました。あと走るのはもともと得意じゃなかったんですけど、二十歳を前に何か成し遂げよう!って、なぜか神戸マラソンに出場したんです。まわりにちょっと騙されつつ(笑)」
 
――走るの得意じゃないのに!?
 
「そう、なぜか(笑)。最初の1時間は頑張って走ったんですけど、後半1時間はもう無理って感じで。とにかくゴールへ進んでいたら、6時間ぐらいでフィニッシュできたんです。そこから日常的に走り始めて2年ぐらい経った時になんとなくペースが掴めるようになって、それと走ってるときの自分をテレビで見れたんですけどすごく楽しそうで。あれ? 私結構走れるんだって思うようになったんです。それからは得意って言えるようになりました」
 
――今はマラソン=高樹さんってすぐに連想できるほどですけど、得意じゃなかったなんてすごく意外です。じゃあ、お次は永遠に喋り続けられることを聞かせてください。
 
(サラサラとペンを滑らせる)

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「じゃん!」
 
――おおっ。ちなみにどの作品が特にとかありますか?
 
「うーん、挙げられないのでジャンルでいうと青春コメディだったら断然『glee』だし、ヒューマンドラマなら『ER緊急救命室』や『グレイズアナトミー』とかの医療もの、『ウェイワード・パインズ』ってサスペンスものもいいしな…(この後もドラマのタイトルがどんどん出てくる)」
 
――そこまで海外ドラマにハマる理由ってどこなんでしょう。
 
「海外のドラマはちょっと真似できないオシャレ感っていうかスタイリッシュさがありますよね。もともと家族が海外ドラマを日常的に見ていたところもあったのと、高校生の時にはヴァンパイアもののドラマにハマったのがきっかけでした。地味に番組内で海外ドラマの布教活動をやってたこともあったんですよ。1話だけ見ても面白いし理解できるのが私にとってはポイントですね。今後はまた番組でも海外ドラマの話したいですね。」
 
――じゃあ最後3つめ、自分の長所を聞かせてください!
 
「これが一番難しいなあ。いつもは喋ること!とか言ってるんだけど…DJだから当たり前ですよね。それじゃなかったらなんだろうなあ(しばし悩む)…。…よしっ、コレで!」

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――めちゃめちゃ素晴らしいじゃないですか!
 
「ラジオをやるようになって声から感情が伝わるって言うのはすごく勉強になったところで、ちょっとでも私に変化があるとそれに気づいてメッセージを送ってくれる人もいたりするんです。そういうこともあって常に笑顔でいることって大事だと思うし、素敵だなって思うのは笑顔が素敵な人だから、私もそんな人になりたいなと思うので、やっぱり笑顔でいることって大事だなと思うんです」
 
――ちょっと前の自粛期間はなかなか笑顔になれなかった時間もあったかなと思うんですけど、自分のご機嫌は自分で取れるタイプですか?
 
「もともと自分で言って自分で笑ってる人なんですよ。自給自足的というか、オンエアでもそうなんですけど“これこれこうですよね、や、ちゃうか!あはは!”みたいな(笑)。だからこそ、自粛中はあまりそういうことは意識はしなかったですね。私、特に面白いことも言えないしネタ的なことも言えないんですけど、でも私がなんとなく笑ったことに対して、笑いもあくびと同じでつられてくれるんじゃないかと思ってるんですね。それがいい感じで電波に乗って、たくさんの人に伝染したらいいなあとは思ってます」
 
――声だけじゃなくて、直接リスナーさんに笑顔を見せられる機会が早く戻って来たらいいですね。
 
「今イベントやフェスがなくて、リスナーさんに会える機会がないのが本当に寂しいです。でもオンエアで寄り添っていけたらと思うんです。今は由芽さんっていう偉大な先輩を引き継いだばっかりでまだわからないこともあるので、徐々に高樹リサの『ROCK KIDS』だって自信を持って言えるようになっていけたらいいなって感じています」
 
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――番組をこんな場所にしたい!みたいなこれからの夢はありますか?
 
「ただ相談をできる場所って思ってもらえたらなと思ってるんです。メッセージをいただいて、例えば私がアドバイスしても最終的に決めるのは自分自身ですよね。だからこそ判断をするためのきっかけ、選択肢を増やすための場所のひとつだと思ってもらえたらいいなと思うんです。何かを選ぶ時に『ROCK KIDS』を聞いていたからこんな選択肢があって、こんな方向に進みましたとかっていう風になったら嬉しいです。そんな場所を作りたいと目指すからには、私はラジオという耳だけのコミュニティにいる立場として、言葉の選び方を大切にして発信していけたらいいなと思っています」

Text by 桃井麻依子
Photo by 渡邉一生(SLOT PHOTOGRAPHIC)



(2020年9月11日更新)


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番組情報

『ROCK KIDS 802 -FRIDAY&SATURDAY-』
放送日時:毎週金曜日21:00~23:48/毎週土曜日22:00~25:00
DJ:高樹リサ
※大阪のラジオ局FM802はスマートフォン・PCからradikoアプリで聴くことができます。

番組URL
https://funky802.com/service/homepage/index/1521

『ROCK KIDS 802-FRIDAY&SATURDAY-』Instagram
https://www.instagram.com/rk802lisa/?hl=ja


Profile

たかぎりさ…11月25日生まれの射手座 O型。兵庫県出身のおしゃべり大好き娘。リポーターや番組MCなどタレント活動中。子供番組のお姉さんもしています。幼少期から洋楽を聴くことが多く、邦楽の素晴らしさは高校卒業後、CDショップでのアルバイトでより学びました。楽しい時、嬉しい時、寂しい時、悲しい時、どんな時も一緒にいてくれる音楽が大好きです。そんな気持ちを色んな人と共有したくて物心ついた頃から聴いていたFM802のラジオDJオーディションに応募。いろんな気持ちを、いろんな趣味を音楽と共にシェアできるように大好きな”お喋り”でたくさんの方を繋げたいです。

高樹リサ Instagram
https://www.instagram.com/lisalisa_takagi/?hl=ja