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“なりたい自分になるために殻を破るのが、CHAIのパンク”
待望の2ndアルバム『PUNK』が私たちに教えてくれること
CHAI、マナ(vo&g)&ユウキ(b)インタビュー

“コンプレックスはアートなり”という価値観で作られた楽曲のキャッチーさとキュートさで一躍シーンに躍り出た、ミラクル双子マナ・カナと、ユウキ、ユナの男前な最強リズム隊の4人組“NEO-ニュー・エキサイト・オンナバンド”CHAI。2018年は国内ワンマン公演即完売、FUJI ROCK FESTIVALでレッド・マーキーステージを超満員にしたことを筆頭に、多数の夏フェスに出演。また、3度目のSXSW出演やアメリカでの初の冠ツアー、世界的に話題の多国籍バンドSuperorganismのワールドツアーに参加、海外レーベルとの契約、世界の音楽ファンに最も支持されているシカゴのWebメディアPitchforkにも取り上げられ大きな評判を呼ぶなど、国内のみならず海外でもCHAI旋風を巻き起こした。多忙を極めながらも、“グラミー賞受賞”という彼女たちの目標に一歩近づいた1年だったと思われる。そんなCHAIが2月、約1年半年ぶりにフルアルバム『PUNK』をリリースした。これまでよりもパワフルな肯定と提案が込められたこのアルバム。どんな想いで作られた1枚なのか。マナ(vo&g)とユウキ(b)に話を聞いた。

私たちはパンクバンドだったんだって気づかされた

 
――『PUNK』、とても力強いアルバムでした。これまでのようにコンプレックスを肯定しつつも、より強い後押しのようなものを感じたというか。
 
ユウキ「おー! うれしい!」
 
――制作を始めた時のメンタルはどんな感じでしたか?
 
マナ「去年の3月、SXSWから帰ってきた時に作ったのが『Feel the BEAT』(M-9)って曲で。2月にアメリカのレーベルと契約した後、初めてレーベルの人たちと会って、“君たちはスペシャルでナンバーワンだ”って言ってもらえて。初めて“ナンバーワン”という言葉を言ってもらえた愛にすごい刺激を受けて、泣きながら“帰りたくない!”って帰ってきて(笑)。で、その愛を形にしたいなと思って作った曲がまずそれでした」
 
――『Feel the BEAT』は映画『麻雀放浪記2020』の主題歌になっていますが、それが決まる前に完成していたんですか?
 
マナ「元になるものがその時にできて。エンドロールみたいな曲ができて“良いな”と思ってたら、たまたま映画主題歌のオファーがきて。すごく良いタイミングだった。歌詞だけは映画を観て書いたんだけど」
 
ユウキ「いつも曲先で作るから。映画を観てから感想というか、CHAIにも通ずるところを歌詞にも込めたよ」
 
――それで“賭け”というフレーズが入ってるんですね。
 
ユウキ「そう」
 
――今作にはタイアップ曲が多く収録されていますが、それらもSXSWから帰ってきて作られた曲たちですか?
 
マナ「うん! 4月~8月はずっと作ってたね」
 
――“パンク”というテーマを決めてから制作されたんですか?
 
マナ「全然。全部できてから、“あ、パンクだね”って」
 
ユウキ「そう。曲が集まって、“あ、アルバムだね~”、“あ、パンクだね~”っていう(笑)」
 
マナ「すごく自然な流れで」
 
――曲、歌詞、タイトルの順にできていったと。
 
ユウキ「全部後付け~」
 
――でもしっくりきますよね。
 
ユウキ「よかった~!」
 
――パンクの精神で作っていたというわけではないんですよね?
 
ユウキ「あったかな?」
 
マナ「あるっちゃあるかな。でも“パンク!”というよりかは、制作をやればやるほど気持ちが強くなっていったのかな。“今こういう気分だから、こういう曲が欲しい!”って、気分優先で曲を作っていくんだけど。ほんとそれだけで、その場で作るから、パンクだったのかな?(笑)」
 
ユウキ「言葉にしたらパンクだった(笑)。“もっとああしたい! こうしたい! もっとでかく!”とか、前のめりな感じはあったね」
 
マナ「前のめりだったね~」
 
――感覚的に作っていかれて、それを集約する言葉がパンクでしっくりきたと。
 
ユウキ「しっくりきた!」
 
マナ「“私たちパンクバンドだったんだ”って」
 
ユウキ「マインド強いぞって(笑)」
 
――シカゴの音楽メディアPitchforkが、記事でCHAIのことを“Punk Band”と表現されたそうですが、そのことが影響していますか?
 
マナ「うん。それで私たちはパンクバンドだったんだって知った。最初音楽としてのジャンルしか知らんくて。だけど精神的にCHAIが伝えたいことや行動がパンクだねって言ってくれたのが、海外のメディアが初めてで。“私たちはパンクだ、これが私たちのテーマだ!”って、私たちの生き方をバシッと表現してくれたんだよね。そうやって生きることが目標だったから。よりわがままに、なりたい自分になるために頑張るのが私たちだから、すごいしっくりきた」
 
 
 
コンプレックスをテーマに誰かを応援することはやりたくない
 
 
――個人的に『Feel the BEAT』から『フューチャー』(M-10)の流れは、無敵感があって好きなんです。
 
マナ「わー!!」
 
ユウキ「うれしい!!」
 
マナユウキ「いいよねー!」
 

 
――『Feel the BEAT』の、“新しい日を待ちこがれて くたびれるのはもう興味がない!”から“This is just my FUTURE!”と歌う流れが、2018年のCHAIの活動の充実ぶりを表しているように感じました。『フューチャー』は3rd EP『わがまマニア』では3曲目でしたが、今作は最後に収録されていますね。
 
ユウキ「今回の並びで見た時に、“最後は『フューチャー』だ”って最初に思ったよね」
 
マナ「思った。“もし次アルバム作るなら『フューチャー』が最後だね”って。そのまんまなんだけど、未来を表してて、CHAIがどれだけ夢を持って活動してるかが1番伝わるのが『フューチャー』。ライブでやる時もすごい大事にしてる曲。やってるといつも泣いちゃう(笑)」
 
ユウキ「そう、こっちがグッとくる。アルバムの終わりだけど、終わりじゃない感じ。むしろ開けるぐらい」
 
――“泣いた過去にはすこしのウインクを 夢を数えて 占いもちょっと”の部分が女子らしいなって。女子は占い好きですもんね。
 
マナ「すごい好き(笑)」
 
ユウキ「頼るのは全然いいと思う。自信はあるけど、不安になることも勿論あるから、占いに頼るぐらいのラフな感じも、可愛いし気持ち良いよね(笑)」
 
――今“自信はある”という言葉が出ましたが、今作は全体的に自信を感じるなと思ったんですよね。
 
マナユウキ「うん!!」
 
――『アイム・ミー』(M-3)や『ファッショニスタ』(M-6)、『カーリー・アドベンチャー』(M-8)では、“あなたは素敵だよ、そのままでいいんだよ”という肯定の仕方が“それが私だから!”と、これまでより少し強気になった気がします。意識として変わった部分はありますか?
 

 
ユウキ「あんまり変わってる実感はないよね。意識して変えたわけでもないけど、歌詞でいうと、やりたくないことの1つに、“コンプレックスというテーマを元に誰かを応援すること”があって。“大丈夫だよ、頑張れるよ! 私そばにいるよ!”とか、そういうのはちょっと無責任に感じちゃうし、押し付けになるのが嫌だから。見えてないし、会ってない人に対して、“そんなこと言えない!”と思って(笑)。だから、自分で自分を強くするというか。思いきり自信の言葉をお腹から出すぐらい、言い切っちゃう感じ(笑)」
 
――なるほど、自分を鼓舞するための歌なんですね。
 
ユウキ「迷いなく“私は私だ!”っていうことを歌にしたら、CHAIが歌ってても自分に自信が持てるし、お客さんやファンの子が歌った時にも自分で自分を奮い立たせる歌になるんじゃないかなと思って。人に向けてじゃなく、わざと自分に返ってくるようにしてるから。そうしたら自分でコンプレックスの良さに気付けるかなって。やっぱ、人に言われるより自分で気づかないとダメだよねってすごい思う」
 
マナ「確かに」
 
ユウキ「ね、私たちが実感したから余計にそう思う。だからそういう歌詞が書けたらいいなって意識はしてる」
 
――今のお話にもつながると思うのですが、『THIS IS CHAI』(M-5)を聴いて、3rd EP『わがまマニア』に収録された『We Are Musician』を思い出しました。“私たちはミュージシャンだ”、から“これがCHAIだ”と言い切れるようになったのは?
 
ユウキ「うーん、何だろう。たとえばインタビューとかたくさんしてもらって、ミュージシャンというよりも、やっぱり“コンプレックスはアートなり”っていうテーマの方が先に立っちゃったんだよね。キャッチーだから知れ渡りやすくて。その時、“私たちはミュージシャンだ”って定義したいとすごい思ってて。でも今この段階にきたら、“どんな形であれCHAIはCHAIだから、何を言われたってバッチこい!”みたいな。“Don’t kidding me!=ばかにするなー!”っておっきい声で言っちゃうみたいな。強気(笑)」
 
マナ「うん(笑)」
 
 
 
もっと大きいことがしたいし、やりたいことに全然辿り着かない。
だから音楽をやれる。
 
 
――今回『ファッショニスタ』でマルタ・サローニ氏、『カーリー・アドベンチャー』でダニエル・シュレット氏と、海外エンジニアの方のミックスが入っています。海外のエンジニアさんとやるのは初めてですか?
 

 
マナ「初めて」
 
ユウキ「これも挑戦の1個だね」
 
――日本のエンジニアさんとやるのと、どう違いますか?
 
マナ「でも最終的なミックスだけで、一緒にレコーディングからやったんじゃないから、直接のやりとりはあんまりしてなくて」
 
――データのやりとりですか?
 
マナ「そうそう。最初ダニエルに、“1回聴いてみたいから、ちょっとやってみてもらっていい?”って投げた感じ。もしダメだったらやめようって案もあったくらいだし。それで投げてみたら、ものっすごい良いのが返ってきて。“これはやって良かった”と思って、マルタさんも頼んだ感じ」
 
――予想以上に良かった?
 
マナ「うん。ドラムの音が全然違って、すっきりしたというか」
 
ユウキ「そんなに音数を重ねて録ったわけじゃないけど、よりクールさが出た。いつも聴いてる、今っぽい洋楽の流れと同じ続きでくる感じがあったね」
 
マナ「あった」
 
――普段の自分たちでは出せない音がありましたか?
 
マナ「うん。ダニエル耳良いな、と思った(笑)。“ここ、こうやって抜くんだ”、とか。逆に付け足すこともあって」
 
ユウキ「キラキラが重なってる感じ」
 
マナ「最初はもっとバンドっぽかったんだけど、ダニエルの最後のミックスでさらに宇宙感が増した」
 
ユウキ「そうだね。クールになった。“シルバー!”みたいな(笑)」
 
マナ「ね、何かギラッとした。私たちはドシッとやったんだけど(笑)」
 
ユウキ「シルバーにさせてくれたのはダニエルだね(笑)」
 
――『ファッショニスタ』のマルタさんはいかがでしたか?
 
マナ「『ファッショニスタ』もやっぱドラムが全然変わったんだよねー。スタイリッシュになった」
 
ユウキ「ドラムって大事ねってすごい思った。イメージがガラッと変わる。あとマルタが女性なのもあるのかな。いつもやってくれてる日本のエンジニアさんもダニエルも男性なんだけど、コーラスいっぱい重ねた曲だし、繊細さというか女性ならではのアレンジがあるのかなと思って。すごい良い感じになった」
 
――『ファッショニスタ』は、モデルさんがランウェイを歩いているイメージです。
 
ユウキ「うんうん、わかる!」
 
マナ「強気だよね(笑)」
 
ユウキ「でもほんとそう! ファッション・ウィーク(約1週間に渡ってデザイナーやブランドが最新作を披露するファッション業界のイベント。世界4都市で開催されるものが有名)とかはイメージして書いてて。日本には馴染みがないけど、ファッション・ウィークを歩いてるぐらい、日常をファッションで攻めたい気持ち。ファッションで攻めるって、つまり自分を見せることにつながるし、“私はこうだから!”みたいな、スッとした自信を持つ、強気な感じ。“日常にファッション・ウィークを出してやれ!”がテーマ(笑)」
 
――今作はすごく提案がありますよね。
 
ユウキ「そっか! 確かにそうかも」
 
――ファッションをこう楽しんでみればいいとか、肌を触れ合ったり、こういうふうに認めていったらいいんだよ、という具体的な方法を提示されている気がします。
 
ユウキ「ほんとだ、提案かも」
 
――自分を認めたいけど、どうしたらいいかわからない時もある。それを、“こうしたらいいんだよ”と言ってくれてる。だから、伝わる対象がより広く、普遍的になったと感じます。
 
ユウキ「確かに!」
 
マナ「わかる!」
 
――性別も年齢も国も超えて、ワールドワイド感が増しているといいますか。
 
ユウキ「うれしい。私たちは女だけど、別に女にこだわらないというか、性別にすがらない目線でありたいと思う。女であることはすごい武器だし、歌声やステージングも女だからできることとかあるんだけど、言ってることに“女だから”はあんまりいらないなと思ってて。だから、ワールドワイドになったっていう感想はうれしい」
 
マナ「うん」
 
――結成当初に比べると、環境やスキルは変化しているんでしょうけれど、精神面では変わってない?
 
マナ「全然変わってないね」
 
ユウキ「そうだね~」
 
マナ「まだ何も満たされない感じ(笑)」
 
――満たされない?
 
ユウキ「満たされずにCHAIを始める時に決めたテーマや原動力は、今でも変わらずあるね」 
 
マナ「もっともっと大きいことしたいけど、やりたいことに全然辿り着かない。でも、だから音楽をやれる。私たちにはすっごい大きい夢があるから。大きい夢があったほうが、『フューチャー』みたいな曲も書けるのかなと改めて思う」
 
――海外でも日本でも知名度がぐっと上がって、多くの人に認められていますが、周りの評価は重要なファクターではない?
 
マナ「めちゃくちゃ嬉しいけど、だけどね、まだまだちっちゃいから(笑)。日本でホール級とかになったら、ある程度“売れてきたかもしれん”って思うかもしれないけど、そのぐらいまでいかないと、何も思わないんだよね(笑)」
 
ユウキ「そうだね」
 
マナ「だから実感がないんです。“売れてるよ”って言われても、“いやいや全然売れてないよ”って思っちゃう。でもそのほうが、私たちにとっていい気もする」
 
ユウキ「常にハングリーである。その気持ちがなくなったら、新しいものを作るって難しいよね」
 
 
 
CHAIにはCHAIのやり方の王様がある
 
 
――ジャケットはユウキさんがパンクのイメージで描かれたんですよね。
 
ユウキ「そう、パンクのイメージ。CHAIのパンクは、新しい自分、なりたい自分になるマインドだから、絵で表すとどんなかな~って考えたら、“殻を破る”っていうキーワードがパッと思いついて。手や足でなく、顔で破りにいくっていう」
 
――なるほど(笑)。
 
ユウキ「自ら新しい自分を“どんな私かな?”って、楽しみに見に行っちゃう感じがCHAIらしいパンクだなーって思って絵にした(笑)。間抜けと言えば間抜けだし、呑気っちゃ呑気。でも、殻を破れる行動はパンクだし、全部を含めてCHAIっぽいと思う(笑)」
 
――すごく気合を入れなくても変われるんだよ、という印象を受けました。
 
ユウキ「そうそう。力さえ抜けばパンクなんだよ、みたいな軽い気持ちは常に持ちたい。“CHAIがパンクな気持ちを忘れないように”と思って、こうなった!」
 
マナ「か~わいい、完璧」
 
ユウキ「ありがとう。いつもそうやって褒めてくれる」
 
――改めてアルバム『PUNK』、どういう作品になったと思われます?
 
マナ「新しい挑戦もできたし、前のアルバムのイメージから脱することも目標だったから、それはちゃんとできたと思う。“CHAIっぽいよね”みたいに言われるのってすごい嫌で。いつも進化してたいし、いつも良いものでありたいから。だから自信作。新しいCHAIだなっていう自信はすごいある」
 
ユウキ「今すごい聴いてるもんね(笑)」
 
マナ「そう。今1番聴いてるアルバム、CHAI(笑)」
 
――ではこれからの目標や、やりたいことは?
 
マナ「今回は今回ですごい満足だけど、でも、もっともっとこだわりたい。だからブルーノ・マーズすごいなって思う(笑)」
 
――ブルーノ・マーズ!
 
マナ「何も言うことがないぐらい完璧なんだよね。何であんなライブパフォーマンスできるんだろう。アレンジすごいし、メロディーに隙がない。1位にふさわしい音楽なんだよね。しかも今の流行りに乗ってない。ちょっと懐かしくもあるし。それがすごいんだよね」
 
ユウキ「懐かしさもあって、親しみやすさとポップ感もある。ほんとキングオブポップ。あの感じをCHAIでやりたい」
 
マナ「やりたい! あれをやることが1番の目標」
 
ユウキ「だし、できると思う。CHAIも圧倒的でありたい」
 
マナ「いつもそう思って曲を作るんだけど、ブルーノ・マーズ聴くたびに“あ、やっぱ圧倒的じゃなかった”って、いっつも思い出す(笑)」
 
――頂点という存在がいるのがまた原動力なんですね。
 
マナ「そう、原動力になる。すごい励まされるし。圧倒的すぎて悔しくないのが悔しい(笑)」
 
ユウキ「悔しくなれないぐらい、飛び抜けてるよね。でもそういうのがあるからやっぱいいよね」
 
マナ「いい」
 
ユウキ「存在を、追い抜け追い越せじゃないけど。“CHAIはどうしよっか?”になるし、いい循環になる。CHAIにはCHAIのやり方の王様があるから。それが次に目指すところ」
 
――このアルバムを引っさげて、アメリカ、ヨーロッパを廻ってからのジャパンツアー『PINKなPUNKがプンプンプントゥアー!』が始まります。関西は6月9日(日)、大阪・なんばHatchですね!
 
マナ「めっちゃ楽しみ! 多分いろんな挑戦も失敗もして、“日本ただいま”って気持ちで帰ってきて。やっぱ日本人だし、日本で1番経験した状態を見せたい」
 
ユウキ「だいぶ強くなって帰ってこれると思うから」
 
マナ「見た目おっきくなってたらごめん(笑)」
 
――物理的にパンクになって(笑)。
 
マナユウキ「そうそうそう(笑)」
 
ユウキ「物理的にも精神的にも、すべてパンク!」
 
――(笑)。海外でツアーをするたび、感じる部分は何かありますか?
 
マナ「やっぱり精神的にすごく強くなる。楽しいけど、怖い部分も結構あって。だからこそ4人で良かったなと思う場面がめちゃくちゃある」
 
ユウキ「4人で一緒に戦えてるのがすごい力になるし、大きく強くなれる。それに海外の人は反応がわかりやすく大きいから、曲だけで盛り上げられる自信にもなるし、“間違ってないんだ!”って、自分たちの肯定にもなる」
 
――ジャパンツアー、どんなツアーになりそうですか?
 
ユウキ「ジャパンツアーは、アルバムから初めてやる曲ばっかりだよね」
 
マナ「だから“曲”っていう表現で新しいものを見せれるかなって。多分今までのツアーは、“どっかで聴いたことある”とか、ライブ見たことある人は“ああ、この曲ね”って感じだったと思うんだけど。アルバム出してからどこにも見せずにツアーで行くのは初めてだから。だからたくさん聴き込んで来てほしいな」

text by ERI KUBOTA



(2019年4月17日更新)


Check

Release

“これがCHAIのパンク!”

2nd Album『PUNK』
発売中 2400円(税別)
CHAI 009

《収録曲》
01. CHOOSE GO!
02. GREAT JOB 
03. アイム・ミー 
04. ウィンタイム 
05. THIS IS CHAI
06. ファッショニスタ 
07. FAMILY MEMBER 
08. カーリー・アドベンチャー 
09. Feel the BEAT
10. フューチャー

Profile

ミラクル双子のマナ・カナに、ユウキとユナの男前な最強のリズム隊で編成された4人組、『NEO - ニュー・エキサイト・オンナバンド』、それがCHAI。2017年1stアルバム「PINK」が各チャートを席捲、音楽業界を超え様々な著名人からも絶賛を受ける。2018年には日本テレビ系「バズリズム02」の「コレはバズるぞ2018」1 位、第10回CD ショップ大賞2018 入賞など、各所より高い評価を得る。3rd EP「わがまマニア」はApple Music/ iTunesオルタナティブランキング1位を獲得。海外の活動も活発で、2018年2月にアメリカの人気インディーレーベルBURGER RecordsよりUSデビュー、8月にイギリスの名門インディーレーベルHeavenly RecordingsよりUKデビューを果たし、4度のアメリカツアーと、10月には初の全英13都市のツアーを成功させる。2019年2月13日にはタイアップ曲など話題曲満載のセカンドアルバム「PUNK」をリリース。3月にUSツアー、5月にヨーロッパツアーを経て、6月からは日本全国を巡る『CHAI JAPAN TOUR 2019 PINKなPUNKがプンプンプントゥアー!』がスタート!

CHAI オフィシャルサイト
https://chai-band.com/


Live

CHAI JAPAN TOUR 2019
「PINKなPUNKがプンプンプン トゥアー!」

【愛知公演】
▼6月8日(土) 17:30
ダイアモンドホール

Pick Up!!

【大阪公演】

4月21日(日)一般発売
Pコード:142-271
▼6月9日(日) 17:30
なんばHatch
1Fスタンディング-3900円(整理番号付、ドリンク代別途要) 2F指定席-3900円(ドリンク代別途要)
※未就学児童は入場不可。
[問]清水音泉■06-6357-3666

【北海道公演】
▼6月13日(木) 19:30
ペニーレーン24
【新潟公演】
▼6月15日(土) 17:30
GOLDEN PIGS RED STAGE
【宮城公演】
▼6月16日(日) 17:30
仙台Rensa
【岡山公演】
▼6月21日(金) 19:30
YEBISU YA PRO
【福岡公演】
▼6月23日(日) 17:30
DRUM LOGOS
【東京公演】
▼6月29日(土) 17:30
STUDIO COAST


『VIVA LA ROCK 2019』
チケット発売中 Pコード:133-178
▼5月4日(土・祝) 9:40
さいたまスーパーアリーナ
5/4 1日券-10000円
[出演]青木慶則/赤い公園/ASIAN KUNG-FU GENERATION/OGRE YOU ASSHOLE/Awesome City Club/Official髭男dism/King Gnu/Creepy Nuts/ゲスの極み乙女。/Ghost like girlfriend/Suchmos/SKY-HI/スガ シカオ/竹原ピストル/田島貴男/THE CHARM PARK/CHAI/DJピエール中野/TENDRE/TENDOUJI/PUNPEE/never young beach/VIVA LA J-ROCK ANTHEMS/FIVE NEW OLD/YAJICO GIRL
※中学生以上はチケット必要。小学生以下は保護者1名につき1名まで無料。出演者は予定のため変更の可能性あり。他に4日券(Pコード:780-292)・5/3・4 2日券(Pコード:780-286)・5/4・5 2日券(Pコード:780-290)・5/5・6 2日券(Pコード:780-291)もあり。
[問]ディスクガレージ■050-5533-0888


『SUMMER SONIC 2019 TOKYO』
5月25日(土)一般発売 Pコード:142-250
▼8月17日(土) 11:00
ZOZO マリンスタジアム&幕張メッセ
1DAYチケット-15000円 プラチナチケット-25000円(1DAYチケット込/特典付)
[出演]RED HOT CHILI PEPPERS/RADWIMPS/BABYMETAL/MAN WITH A MISSION/RANCID/BRING ME THE HORIZON/CATFISH AND THE BOTTLEMEN/FOALS/CHAI/CIRCA WAVES/COIN/THE DAMNED/DEAF HAVANA/THE INTERRUPTERS/木村カエラ/THE LEMON TWIGS/MACHINE GUN KELLY/Official髭男dism/SUPERORGANISM/TASH SULTANA/東京スカパラダイスオーケストラ/TOM WALKER/ZEBRAHEAD
※他に、3DAYチケットあり。3DAYチケットは8/16(金)公演の購入画面にて販売。
※小学生以下は保護者1名につき1名のみ入場可。2名以降は当日KIDS TICKET(3,500円)ご購入で入場可。年齢確認・エリア制限あり。出演者は予定のため変更の可能性あり。出演者変更に伴う払戻し不可。大阪公演と出演者が異なる可能性あり。雨天決行。各会場入場制限実施の可能性あり。公演内容に関する詳細はwww.summersonic.comまで。
※プラチナチケットは1人11枚、3DAYチケットは1人7枚まで。
[問]クリエイティブマン プロダクション■03-3499-6669


『SUMMER SONIC 2019 OSAKA』
5月25日(土)一般発売 Pコード:143-953
※発売初日は店頭での直接販売および特別電話[TEL]0570(02)9520(10:00~18:00)、通常電話[TEL]0570(02)9999にて予約受付。販売期間中は1人1公演4枚まで。
▼8月18日(日) 11:00
舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)
1DAYチケット-13800円 プラチナチケット-25000円(【8/18】1DAYチケット+プラチナ特典)
[出演]B’z/THE 1975/WEEZER [ALEXANDROS]/RITA ORA/TWO DOOR CINEMA CLUB/SNOW PATROL/BANANARAMA/amazarashi/The Birthday/BJORN AGAIN/CHAI/THE DAMNED/GLIM SPANKY/GRACE CARTER/キュウソネコカミ/MICHAEL MONROE/MY FIRST STORY/PALE WAVES/PSYCHEDELIC PORN CRUMPETS/SABRINA CARPENTER/SAM FENDER/THE STRUTS
※他に、3DAYチケットあり。3DAYチケットは8/16(金)公演の購入画面にて販売。<プラチナ特典>専用ヴューイングエリア、専用ラウンジ、専用クローク、グッズ売り場ファストレーン、ウェルカムドリンク
※雨天決行。小学生以下は保護者1名につき1名のみ入場可。2名以降は当日KIDS TICKET(3,500円)ご購入で入場可(年齢確認・エリア制限あり)。「SUMMER SONIC 2019」東京公演と出演者が異なる場合がございます。出演アーティスト変更による払戻しは致しません。アーティストの出演日、及び出演ステージが変更になる場合がございます。各会場の入場制限を行うことがあります。☆注意事項や最新情報はオフィシャルHP(www.summersonic.com)にてご確認下さい。
[問]キョードーインフォメーション
■0570-200-888

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