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「おかげさまで燃えてきましたよ」
大阪城ホール2DAYS『G13 ROCK☆SHOW』直前!
新作『M・S COWBOYの逆襲』からこの1年の総括までを語り尽くす
GRANRODEOインタビュー&動画コメント

 声優としても活躍するKISHOW(谷山紀章)(vo)とe-ZUKA(飯塚昌明)(g)によるロックユニット、GRANRODEOの’18年は、FLOWとの共闘シングル『Howling』に伴うツアーで、初の海外公演となる台湾でのライブあり、それぞれの故郷である山口県と新潟県での地元凱旋ライブありと、キャリアに刻まれる記念碑的なライブを開催。そんな今年のラスボス的に控えるのが、12月8日(土)・9日(日)大阪城ホールにて行われる『G13 ROCK☆SHOW “Don't show your back!”』だ。この13年間、数々の忘れられない絶景をオーディエンスと共に生み出してきた、ユニットの頭文字を冠したGナンバーのスペシャルライブ。そこで、大盛り上がり間違いなしの城ホール2DAYSを前に、この1年の総括から最新作『M・S COWBOYの逆襲』の制作秘話、因縁の大阪城ホールへの想いまで(!?)、KISHOWとe-ZUKAにざっくばらんに語ってもらったインタビューをお届け。新作の最後を飾る名バラード『odyssey ~そのなんとなくを知りながら~』の一節には、こう記されている。“でも僕はまだ迷っている惑っている/そのなんとなくを知りながら”。ただの13年じゃない、痛みを知るGRANRODEOの生き様がここにある。

 
 
今年はライブが少なかった分
“たまにやると思ったらそこかよ!”みたいな(笑)
 
 
――’18年ももう終わりですけど、まずは振り返ってどんな1年でした? 例年に比べたらワンマンライブの本数自体も多くはない1年だったとは思いますけど、それぞれの地元で凱旋ライブあり、シングルのリリースもあり。
 
KISHOW(vo)「今年は初めて海外に行ったかな」
 
――台湾とLAに、飛行機が大の苦手なKISHOWさんが(笑)。活動の規模的にも、よく今まで行かなかったですね。
 
KISHOW「まぁ、僕のところで“行きませんよ”と止めてたんで(笑)。結果的に、連れて行ってもらえてよかったですね。やっぱりGRANRODEO的にも海外に行った方が広がるだろうし、今年1年のGRANRODEOを振り返ると、後々に残るのはやっぱりそれだと思います。そこで一気に視野が広まったとかはないんですけど(笑)、今後何かにつながればいいなと。海外に行ったのは僕的にはすごくデカいというか、頑張ったなっていう感じかな」
 
e-ZUKA(g)「僕はやっぱり凱旋ライブができたのが嬉しかったですね。新潟県みたいな規模じゃなくて本当に自分の地元で、しかも新しいホールのこけら落としも兼ねていたので、十日町市の方たちが一生懸命呼んでくれたんですよね。しかも、その商店街とかが中心になってるんですけど、そこの一番上の人がうちの兄っていう(笑)。ちょっと恩返しできた感じもして、すごくよかったですね。ただ、キャパがちょっと狭かったので、来れなかった方たちには申し訳ないなと思いましたけど。今年はライブが少なかった分、“たまにやると思ったらそこかよ!”みたいな(笑)」
 
KISHOW「凱旋ライブは確かによかったっすよねぇ。ライブに臨むまでの時間も今までにはなかった感覚で、セットリストも珍しく自分で考えたり、学生時代にコピーバンドでやってたUNICORNの『おかしな2人』('89)を、GRANRODEOで全力カバーしたり(笑)。高校とか中学の懐かしい友達もたくさん呼べたし、親族も来てくれたし。子供の頃にコンクールとか合唱をよくやったような地元・宇部では一番権威のあるホールで、ロックをやれたのも痛快で誇らしかったですし。上京して一度は山口を出た身なので、戻って何かを返せたのはすごく大きかったですね」
 
――若い頃は飛び出したくて仕方がない場所なのに、不思議なもので、だんだん愛着が湧いてくるというか。年始にFLOWとのツアーで台湾に行ったのもそうですけど、今年は本数は少ないながら濃いライブが多かったですね。
 
KISHOW「そういうことなんでしょうね。海外に行ってFLOWのすごさが分かりましたよ。こっちは1回の渡米でヒーヒー言ってるのに(笑)、あいつらはもっと遠いところまで何往復してるんだよって。本当にタフ。すごいですね」

granrodeo_ezuka.jpg
 
GRANRODEOでやっていることは
若いときにはできなかったことを今ようやくやれている
ある意味、逆襲みたいなもの
 
 
――そういう濃密な’18年を過ごす中で『M・S COWBOYの逆襲』がリリースされましたけど、今までにミニアルバムを出したことがなかったのも意外でした。
 
e-ZUKA「何で思い付かなかったんでしょうね?(笑) 今回は“逆襲”がテーマなんですけど、それは“GRANRODEOで僕がやっていることは、若いときにはできなかったことを今ようやくやれている、ある意味、逆襲みたいなものだ”っていう、僕の個人的な発言から始まって」
 
――という呑みの場のe-ZUKAさんの言葉を、スタッフがちゃんとキャッチしてくれた(笑)。
 
e-ZUKA「そうなんですよ。全然覚えてないし、多分愚痴を言ってただけだと思うんですけど(笑)」
 
(一同笑)
 
――そこから“逆襲”と言えばと。
 
KISHOW「ジャミロクワイの『スペース・カウボーイの逆襲』('94)が思い浮かんじゃったんですよね(笑)。コンセプトアルバムなら、パロディ的なタイトルで遊べるかもなと。だから最初は、『インナースペース・カウボーイの逆襲』って言ってたんですよ(笑)」
 
――ただ、それだと元ネタまんま過ぎるから(笑)。
 
KISHOW「そう、“寄り過ぎ”って(笑)。じゃあ同じカウボーイなら、うちの『modern strange cowboy』('09)のセルフパロディというか、セルフオマージュみたいなところに行き着いたんですよね」
 
――『modern strange cowboy』は当時出したときの印象も含めて、GRANRODEOにとってどういう曲ですか?
 


e-ZUKA「今はもうライブでやらないことはないっていうぐらいやってますね。すごく盛り上がるので。僕が覚えてるのが、当時のプロデューサーがこの曲をミックスしてるときに“これは売れるよ”って言ったんです。まぁ結果は対して売れなかったんですけど人気は出たっていう(笑)。自分でもすっげぇ速い曲だなと思ってて、最初にやったのは多分発売前の日比谷野音だったと思うんですけど…あんまりうまくできなかったんですよね(笑)」
 
(一同笑)
 
――自分で書いといて(笑)。
 
e-ZUKA「ただ、最近は余裕で弾けるから、人って成長するんだなと思って(笑)。あと、MUCC主催の『20TH ANNIVERSARY MUCC 祭「えん7 FINAL」in 武道館』に出たとき、僕らは『Pierrot Dancin'』('17)を出した年だったし、割とそのアルバムの曲をやって、『modern strange cowboy』をやらなかったんですよ。そしたら、“何で『modern strange cowboy』が合うこんな日にやらないんですか!”って結構ファンの人から言われたからね(笑)」
 
――それぐらい、みんなにとってもライブでは欠かせない曲で。とは言え、今作のタイトル曲『M・S COWBOYの逆襲』(M-2)は、曲調自体は『modern strange cowboy』とはまた雰囲気が違って。タイトルは却下されてもサウンドはきっちりジャミロクワイにインスパイアされた(笑)、ダンサブルな楽曲になったのも面白いですね。
 


e-ZUKA「そうなんですよね。きーやん(=KISHOW)が最初に『インナースペース・カウボーイの逆襲』って言ったときに、“あ、ジャミロクワイか”と思ってちょっとその風味が入ったのはありますね。今作の曲調的には、今時のダンスナンバー、『modern strange cowboy』ぐらいのテンポの曲、『Imaginary song』(M-4)っていうレッド・ツェッペリンの『移民の歌』(‘70)みたいな曲(笑)、バラード、インストも2曲ぐらい入れようって決めてたんですよ。それで作っていくうちに歌詞を見てまたちょっとイメージが湧いたり。歌モノは4曲一気にデモを渡して、歌詞が最初にできたのが『M・S COWBOYの逆襲』で。その歌詞の中に、“modern strange cowboy の生還さ”っていうフレーズがあったので、“生還”と言ったら宇宙から帰ってくる『アポロ13』(‘95)的なイメージで、NASAと交信するみたいな『Overture 2009』(M-1)を入れたり」
 
――タイトルや歌詞やサウンドに反映されたりが、すごいフレキシブルですね。
 
KISHOW「1曲1曲確かに全然毛色の違う曲だけど、GRANRODEOがこの13年を通してやってきたこと、僕とe-ZUKAさんがGRANRODEOに至る前も含めて、根底に流れてる“逆襲”というテーマを思い描いていれば、自ずと一貫していくと思ったので。歌詞に関しても、例えば“アウトサイダー”だとか、GRANRODEOの13年を結構散りばめてるようなところはあったかな」
 
――それこそ『modern strange cowboy』の引用もありつつ、“今を生き抜けよ”というメッセージは変わらず。いやでも、全曲すごいエネルギーですね。
 
e-ZUKA「作ってるときも、これはすごいアルバムになるなと思って1人で盛り上がっちゃって。なのに、スタッフやKISHOWにデモを送っても誰からも褒められないから、最初は“俺の感覚が違うの?”とか思いましたけど(笑)。コンセプトアルバムを言い訳にするわけじゃないですけど、それに沿っていれば何でもアリな感じだったんで、すごく楽しんで作れましたよね」
 
KISHOW「やっぱり今回の表題曲の『M・S COWBOYの逆襲』なんかは、本当に今までになかったテイストだから面白かったですね。しかもこれが一番コンセプチュアルだったから。“どれだけ遊べるか”とかいう点では、一番楽しかったかもしれないなぁ」
 
e-ZUKA「この曲は、結構な割合で打ち込みにしようと思ってたんですけど、なかなか自分が満足できるサウンドにならなくて、生っぽくなって、結局ちょっとアシッドジャズみたいになっちゃう、みたいな(笑)。やっぱりビックリさせたいというか、“『modern strange cowboy』にインスパイアされたって言ってたのに!”って思う人もいるだろうし(笑)、“あぁ〜こういうのも好き!”っていう人もいるだろうし、そこはちょっと狙いましたね」

granrodeo_kishow.jpg
 
僕自身が“なんとなく”生きてきて、“こう!”と決めてこなかった人間なので
挑んでこなかった後ろめたさもあるし、同時に、そこから得たものもあるから
 
 
――あと、最後のどバラードの『odyssey ~そのなんとなくを知りながら~』(M-6)の歌詞が素晴らしいなと。
 
KISHOW「こういうのが一番苦手というか、何かこう…大げさなメロディが来るじゃないですか?(笑)」
 
――だからこそ、泣かせにきてるところに、あえて泣かせる言葉をちゃんと置くというか。
 
KISHOW「そう。じゃないとこの曲には負けちゃうし、これだけ真正面から大げさに来られると、こっちも多少クサくてもいいかなと思って。この曲は一番頑張りましたね」
 
――やっぱり人生経験がないと書けないというか響かない言葉だと思いますし、それこそKISHOWさんにしか書けない歌詞じゃないかと。曲がど真ん中ストレートだからこそ、それ相応の言葉が要りますもんね。
 
KISHOW「そうですね。これを聴いて、“ブワーッ!”と泣いて、“あ〜スッキリした”ってなってくれたら(笑)。これはもう分かりやすくそう作ってますしね。何のてらいもなく、“どうぞ泣いてください!”って(笑)」
 
――ハードな曲で盛り上がってスッキリする方法もあれば、泣きたいときにちゃんと泣くスッキリさというか。“でも僕はまだ迷っている 惑っている/そのなんとなくを知りながら”っていう2行は、やっぱりすごいなと。言葉にしにくい感情がちゃんと形になってる。
 
e-ZUKA「そうですよね。歌録りをするときに、“じゃあ1回歌ってみようか”って歌詞を見ながら聴いてたら、もうボロボロ泣けてきて。だから、どういうつもりでこれを書いたのかが知りたい(笑)」
 
(一同爆笑)
 
e-ZUKA「本当に僕が“アルバムの一番最後にこういう歌詞が欲しいな”と思っていたような歌詞だったんですよ。だけど、この“なんとなく”はどういう意味なのかなぁって。僕の中の“なんとなく”はあるんですけど」
 
KISHOW「そういうことなんだよね。“なんとなく”ってぼかしていれば、みんなそれぞれの“なんとなく”が出てくる。っていうまぁコツなんですけど(笑)」
 
――ちょっとちょっと! この感動的な曲でテクニックみたいに言わないで(笑)。
 
KISHOW「アハハハハ!(笑) 元々、僕自身が“なんとなく”生きてきて、“こう!”と決めてこなかった人間なので。だから、自分でも挑んでこなかった後ろめたさもあるし、同時に、そこから得たものもあるから、“なんとなく”生きることがどういうことか、僕は僕なりに感じてるんで。だからか、“そのなんとなくを知りながら”っていうフレーズがもう一番最初に“バーン!”と浮かんだんですよね。これをタイトルにしようと決めてたし、一番最後の曲の最後の一行に持ってこようって逆算して書いていった歌詞ですね」
 
――“そのなんとなくを知りながら”が浮かんだ時点で、もうこの曲は勝ちですよね。
 
KISHOW「確かに。でも、それもやっぱり曲がないと出てこなかった言葉だから。e-ZUKAさんの仮歌とメロディを聴いて、この言葉が出てきたんで。まぁ本当にね、今まで散々やってきたコンビ芸ですよね(笑)」
 
(一同笑)
 
e-ZUKA「あと、『Overture 2009』でちょっと宇宙的な要素を入れたから、一番最後に“odyssey”っていう言葉を使いたいなと思ったんですよ。“それでも歩くのは見果てぬ何かを求めるから”っていう歌詞もあったんで、だから、そこもコンビ芸なのかなっていう」
 
――他にも、“傷付いたのは生きたからなんだろう”も、すごくいいなと。“そのなんとなくを知りながら”だけでも十分キラーワードなのに、この1行も入ってるっていうのは。
 
KISHOW「結構前からこのフレーズが自分の中に残ってて、いい言葉だなと思ってたんで、“やっと歌詞に使えた!”っていう。だからもう、自分の中では結構節操のない、キラーワードつなぎなオンパレードで、何だか欲張りな歌詞になっちゃったんだけど(笑)」
 
――まるでマウントポジションで相手が気絶してるのに殴り続けてるような(笑)。“KISHOWさん、もうダウンしてますから! ゴングなってますから!”みたいな破壊力。
 
(一同爆笑)
 
――例えば、昔はすごい夢があったけどとか、会社に入ったときはこういうことがしたかったのにとか、いろんな立場で“なんとなく”生きてきてしまうことって、良くも悪くもあると思うので。こういうメッセージをキャリアを積んできたGRANRODEOが言葉にしてくれると、やっぱりすごく響く。まだ10代20代だったら、“今からでも何とかなるじゃん!”っていうこともあると思いますけど。
 
e-ZUKA「俺なんかは年齢的にも、“なんとなく、もう無理なのは分かってるんだけど…”みたいな意味にも取れますからね。そういう気持ちでこの曲を聴くと、切なくてかなり最初から泣けますよ(笑)」
 
(一同笑)
 
――年齢を重ねると涙腺が緩くなるって言いますけど、多分いろんなことが分かってくるから感情が先回りするんでしょうね。こういう状況があるかもしれない、こういう立場がいるかもしれないと想像できるから泣けるというか。
 
e-ZUKA「そうそう。でも、歩く。“それでも歩くのは見果てぬ何かを求めるから”って。いい歌詞だなぁと思って」

granrodeo_sub.jpg
 
ただただ盛り上げに行きたいと思うので、ただただ盛り上がりに来てほしい
 
 
――そして、12月には大阪城ホールでの2DAYSライブ『G13 ROCK☆SHOW』がありますけど、年末のライブに向けてはどうですか? 今年はワンマンが凱旋の2本とこれだけなので、ここまで溜めて溜めてじゃないですけど。
 
KISHOW「だからドキドキですよね。最近はカラオケ屋に行く機会がめちゃくちゃ多いんですけど、心のどこかで歌を欲してるんですよね。“常に歌っていたい!”というか。だって俺、LAから帰ってきて、空港から家に戻ってすぐカラオケに行きましたからね(笑)。
 
――じゃあこの2日間は思う存分歌えますね。
 
KISHOW「そうなればいいなぁ。そういうモチベーションでライブも“パーン!”とハネればいいなと。やっぱりGナンバーのライブは盛り上がるので」
 
e-ZUKA「今年は何本かフェスにも出させてもらったんですけど、やれてもまぁ5~6曲ぐらいだし…僕なんかは内弁慶の典型なんで(笑)。だから、ワンマンはやっぱりすごく楽しみですよ」
 
――いやでも、城ホール2発ってなかなかできない。本当にいろんな意味で異色というか、すごいなと思います。
 
KISHOW「またちょっと頑張らないとなぁって、今ちょっとハッとした! そうだよな。城ホール2日間って、よっぽどのパフォーマンスをしないと、またやらせてもらえるかどうか分からない。おかげさまで燃えてきましたよ」
 
e-ZUKA「大阪城ホールは本当に好きなホールなんで、嬉しいですよね」
 
KISHOW「まぁ個人的な因縁がなくはないというか。初めてGRANRODEOとして大阪城ホールでやったとき、アンコールの一番いいときにもよおしてボーカルがステージから消えるっていう(笑)。e-ZUKAさんは最初、“あれ? きーやん怒って帰っちゃったの!?”みたいに思ったらしいけど。お客さんはもちろんポカーンですよ(笑)」
 
――別に掘り下げるところじゃないですけど、よく途中まで歌いましたね(笑)。
 
KISHOW「本当っすよ! ギリッギリのギリまでいきましたから。しかも、そのときは生放送とかも入ってて、マジでヤバかったっていう。だから今度はそうはいかないぞと。もう大阪城ホールへの逆襲ですよ!(笑)」
 
(一同爆笑)
 
――大阪城ホールについて聞いて、まっ先にそんな鉄板エピソードが出てくるのがすごい(笑)。
 
KISHOW「だから、大阪城ホールと僕らって何か縁があるなって(笑)。ただ、その後も何度かイベントでは立たせてもらったけど、ワンマンをやるのは3年ぶりとかで。せっかくこういう機会をまたもらえたんで、もう怖いものなしということでね(笑)」
 
――それでは最後に、『G13 ROCK☆SHOW』に向けたそれぞれの心境を。
 
e-ZUKA「本当に今年はワンマン少なくて、“本当はまだ発表があるんじゃないか?”とか言いながらもう12月になっちゃって(笑)。今年のワンマンは残すところ大阪だけですから、本当に’18年の締め括りの気持ちというか。ひょっとしたら今年初GRANRODEOっていう人もいると思うけど(笑)、ぜひ一緒に楽しんでもらえればと思いますね」
 
KISHOW「やっぱり東の武道館、西の大阪城ホールぐらいに思っていて、武道館でやったときの感慨深さったらなかったし、いまだに大阪城ホールは特別な会場だと思ってるので。そこで我々のGナンバーライブをまたできるのは、やっぱり感慨もひとしおで。今年のワンマンライブの少なさも相まって、そこに向けて爆発力を溜めていきたいなと。ただただ盛り上げに行きたいと思うので、ただただ盛り上がりに来てほしいなと思います!」
 
 
Text by 奥“ボウイ”昌史



(2018年12月 7日更新)


Check

Movie Comment

怪しげな告知と大阪の印象(笑)
GRANRODEOからの動画コメント!

Release

新機軸と真骨頂入り乱れる
初のコンセプトミニアルバム!

Mini Album
『M・S COWBOYの逆襲』
【初回限定盤BD付】
ランティス
発売中 2900円(税別)
LACA-35739

<収録曲>
01. Overture 2009 (Instrumental)
02. M・S COWBOYの逆襲
03. いつかのクーデター
04. Imaginary song
05. Vengeance (Instrumental)
06. odyssey
〜そのなんとなくを知りながら〜

<Blu-ray収録内容>
M・S COWBOYの逆襲 (Music Clip)

【通常盤】
発売中 2200円(税別)
ランティス
LACA-15739

Profile

グランロデオ…声優としても活躍するKISHOW(谷山紀章)(vo、写真左)とe-ZUKA (飯塚昌明)(g、同右)によるロックユニット。 ‘05年、シングル『Go For It!』でメジャーデビュー。以降、数々のアニメ主題歌を担当。結成5周年を迎えた’10年には日本武道館でワンマンライブを開催。男性声優がアーティストとして武道館でワンマンライブを開催したのはKISHOWが初。その後も全国ホールツアーや野外公演、主催フェス開催など着実に動員を伸ばし、’13年には横浜アリーナ2DAYS、’14年にはさいたまスーパーアリーナ、大阪城ホールでのワンマンライブを開催。結成10周年を迎えた’15年には、幕張メッセ国際展示場1~3ホールにて2DAYSワンマンを開催。ズバ抜けたパフォーマンス力の高さは業界内からも高い支持を得ており、近年では『SUMMER SONIC』などの大型フェスにも出演。’17年2月にリリースした7thアルバム『Pierrot Dancin’』は、オリコンウィークリーチャート初登場3位を獲得。’18年には、満を持して初の海外公演も実施。10月24日には、初のミニアルバムとなる最新作『M・S COWBOYの逆襲』をリリース。アニソンアーティストの枠に囚われない幅広いフィールドでの活動で、ファン層を拡大中。

GRANRODEO オフィシャルサイト
http://www.granrodeo.net/

Live

年内最後のワンマンは大阪2DAYS!
恒例のスペシャルライブが間もなく

Pick Up!!

【大阪公演】

『GRANRODEO LIVE 201
  G13 ROCK☆SHOW
 “Don't show your back!”』
チケット発売中 Pコード129-456
▼12月8日(土)18:00/9日(日)16:30
大阪城ホール
指定席7980円
ソーゴー大阪■06(6344)3326
※3歳以上は有料。

チケット情報はこちら


【東京公演】
『hide 20th Memorial
 hide Birthday Party 2018』
チケット発売中 Pコード133-023
▼12月13日(木)17:00
STUDIO COAST
スタンディング7500円
[出演]INA/MIYAVI/GRANRODEO/ZEPPET STORE/defspiral/
SPEED OF LIGHTS
[司会]浅井博章
ディスクガレージ■050(5533)0888
(平日昼12:00~19:00)
※未就学児童は保護者同伴に限り入場可。小学生以上はチケット必要。未就学児童でも席が必要な場合はチケット必要。

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【東京公演】
『Rock Beats Cancer FES vol.6』
チケット発売中 Pコード134-664
▼12月29日(土)17:00
EX THEATER ROPPONGI
前方スタンディング7500円
指定席 8500円
[出演]LAZY(影山ヒロノブ、井上俊次、高崎晃)/LOUDNESS/GRANRODEO/怒髪天/
JAM Project/Jimmy桜井/柴田直人/
ジョージ紫/ジョンジー大塚/西田竜一
クリエイティブマン プロダクション■03(3499)6669
※未就学児は入場不可。

チケット情報はこちら


【東京公演】
『FLOW LIVE BEST 2019 in 日本武道館
〜神祭り〜』
チケット発売中 Pコード123-005
▼1月30日(水)18:30
日本武道館
指定席6260円
指定席(特製神チケットホルダー付)7260円
[ゲスト]GRANRODEO
ディスクガレージ■050(5533)0888
(平日昼12:00~19:00)
※4歳未満は入場不可。
 4歳以上はチケット必要。

チケット情報はこちら

 

Comment!!

ライター奥“ボウイ”昌史さんの
オススメコメントはコチラ!

「お初の取材となったGRANRODEOでしたが、大阪城ホール2DAYSをやってのける実力を持ちながら、LAで“最終日にね、マネージャーがどん兵衛を用意してくれて。泣くほど美味かったぁ…LAで食った何よりも美味かったですよ(笑)”と言っちゃうKISHOWさん、親近感しかない(笑)。そんなKISHOWさんは人気声優であり、世界に6人しかいない下町のナポレオン“いいちこ”のアンバサダーでもあり(笑)、e-ZUKAさんは今でもギター少年のように『Imaginary song』の隠し味がドッケンであることを語ってくれたり、初対面にして音楽のみならずその人柄にも存分に魅了されましたね。’14年の初の大阪城ホールでの前代未聞のハプニングについても、めちゃ詳細に話してくれたんですが(笑)(もう最高!)、面白過ぎてそれしか頭に残らないから逆にカットですよ(笑)。あと、『odyssey ~そのなんとなくを知りながら~』の歌詞は沁みたなぁ…。“なんとなく”という人生を意外に左右する形のない感情を、絶妙なさじ加減で描いたこれぞオトナの歌詞。ホント素晴らしい。さぁ皆さん、ぜひ『M・S COWBOYの逆襲』を聴いて、大阪城ホールに集結しましょう!」