初の単独ライブ
『横山だいすけ Family Live 2018 in 大阪城ホール』開催決定!
横山だいすけインタビュー
NHK「おかあさんといっしょ」で9年間歌のお兄さんを務め、2017年3月に番組を卒業した横山だいすけの初めての単独ライブ『横山だいすけ Family Live 2018 in 大阪城ホール』が、4月14日(土)、15日(日)に開催される。横山だいすけがライブへの意気込みを語った。
――先ほど、約100名の親子の前でライブのテーマ曲『地球カーニバル』を初披露し、子どもたちやお母さんたちと一緒にダンスも踊りました。どのような印象を受けましたか?
『地球カーニバル』を子どもたちに聞いてもらうのは初めてだったので、どういう反応を見せてくれるのかドキドキしていたんですが、短い時間にも関わらず親子揃って踊ってくれていたので、嬉しかったです。ライブ当日に、会場のお客さん1万人と一緒に踊ることを今日初めてイメージできましたし、早く踊りたいと思いますし、一緒に踊るのが本当に楽しみです。
――同志社香里高校と大阪府立池田高校のダンス部の出演が発表されましたが、どのようなコラボレーションになるのでしょうか?
今回出演していただくたこやきレインボーさんも高校生なので、お会いするまでは、高校生とお話しする機会もほとんどなかったので、すごくドキドキしました。その時に『ぼよよん行進曲』を一緒に練習して、彼女たちの歌い方や踊り方で、新たな発見もあったので、ふたつの高校と一緒にこれからどんな化学反応が生まれるのか楽しみです。
――『ぼよよん行進曲』はライブでも歌われるのでしょうか?
『ぼよよん行進曲』が、キャスト全員がステージに出てきて、会場のみんなと一緒に歌って踊る、ライブのハイライト的な曲になる予定です。
――「おかあさんといっしょ」のコンサートとの違いは?
「おかあさんといっしょ」での経験はないですが、今回は演出で、タオルを振って使うところがあるので、タオルを持ってきていただくと、一緒に盛り上がれると思います。それと、光と音の演出ですね。もちろん、子どもが怖がるようなことはないですが、子どもも大人もワクワクするような、よりライブらしい演出になる予定です。もうひとつは、スタンド席でのパフォーマンスです。スタンド席に登場する経験も今まであまりないですし、スタンド席で歌って、一緒にお客さんと盛り上がるのが楽しみです。ステージから遠いスタンド席でも、もっと近くで観たかった、残念と思ってもらうのではなく、こんなところまで来てくれたんだ! だいすけお兄さん歌ってる! と思ってもらいたいんです。
――今後の目標は?
「おかあさんといっしょ」を卒業して、もうすぐ1年なんですが、とにかく新しいことに挑戦していたら1年経ってしまったという印象です。この1年は、「おかあさんといっしょ」とは全く違うことばかりで、驚きの連続でした。新しいことを経験したことで、自分の歌への思い、自分の活動の真ん中には歌を置いておきたいんだと気付きましたし、新しい挑戦から歌の引き出しをどんどん増やして、歌を通して、応援してくださる皆さんに元気や楽しさをお届けしていきたいと思っています。ドラマに出たり、声優をしたり、CMに出たり、そういう経験が自分の糧になっていると感じているので、新しいことに臆することなくチャレンジしていきたいと思っています。
――子どもと触れ合う機会が減ってしまいましたね。
それは本当に寂しいです。子ども達と一緒に何かをする時間は本当に減ってしまったので、僕は完全に子どもロスです(笑)。だから、今日みたいに子ども達と触れ合えると本当に嬉しくなりますし、幼稚園にロケに行ったり、映画の舞台挨拶で子ども達に会えるのは本当に嬉しいです。だからこそ、今回のファミリー・ライブはやっと子ども達と触れ合える!と楽しみにしています。しかも、「おかあさんといっしょ」の時に大阪城ホールでコンサートをする時は、いろんな番組が集まってやっていたのに、まさか「横山だいすけ」という名前でいきなり大阪城ホールでライブができるとは思ってなかったので、嬉しさと同時に大丈夫かな?と不安にもなりました。でも、大阪城ホールという大きな舞台に挑戦できることも滅多にないですし、このチャンスをいただけたことは幸せだと思うので、できることは全部やる覚悟でこのライブに臨んでいます。
――ライブでは具体的にどのような歌を歌う予定でしょうか?
今、リクエストを募っている真っ最中で、まだ決まってはいないのですが、中島みゆきさんの『糸』や星野源さんの『恋』、坂本九さんの『見上げてごらん夜の星を』、槇原敬之さんの『どんなときも』、SMAPさんの『世界にひとつだけの花』などが上位にきていました。メドレーで何曲か歌うつもりにしているので、全部で14曲か15曲になると思います。今回は、“だいすけお兄さん”というイメージよりも、歌手としての横山だいすけの色が今までよりは濃くなると思います。
――歌はやはり横山さんにとって特別なものなのでしょうか。
小さい時から本当に歌が好きで、将来の道を考えた時に子どもと歌という好きなものを自分の軸にして生きていこうと思ったので、歌は自分の生きがいですし、切っても切れないものなので、今後の活動もやはり歌を真ん中に置いていきたいと思っています。僕が歌のお兄さんに就任した時に3、4歳だった子達が中学生ぐらいになっているので、そういう子達にもう一度僕の歌に出会ってもらって、僕の歌をいいなと思ってもらえるように、活動していきたいと思っています。いろんな歌手の方がいらっしゃる中で自分にしかできないことは、歌詞を大切にして、歌の景色を届けることだと思うので、僕が大事にしてきたものを今後も色んな人に届けていきたいと思います。
――ライブで特に大事にしたいものはありますか?
“生”の歌はライブでしか味わえないものだと思うので、“生”の歌をひとりでも多くの人に届けたいですし、聴いてほしいと思っています。そして、“生”の歌っていいなと思ってくれた子が、家でお父さんやお母さんと一緒に歌を口ずさんでくれたら、こんなに嬉しいことはないですね。近くで聴いてもらえると、マイクを通さない本当の“生”の声を聞いてもらえると思うので、それも楽しんでほしいですね。
初めて声優のお話を頂いた時は、自分にできるのか不安になりましたし、ディズニー映画の声優を自分が務めるということにすごく緊張感を覚えました。しかもまだ父親になっていないのに、父親の役なので、大きなチャレンジでした。でも、『リメンバー・ミー』のテーマが家族と音楽で、自分が大切にしてきたものと同じものを感じたので、番組を卒業して1年で、そういうことに挑戦させてもらえるのは幸せなことだと思いました。自分が大切にしているものを広げてくれるような出会いを大切にして育てていけたらいいなと思います。そういう活動がひとつでもふたつでも増えていって、今まで見ていてくださった方にも新しく出会う人にも喜んでもらいたいですね。
――最後に、ライブへの意気込みを聞かせてください。
瀧本美織さんとは歌がメインだと思うので、どんなハーモニーが生まれるのか楽しみですし、たこやきレインボーさんとは、踊りというまた違うエネルギーを感じられると思います。鈴木福くんは、すごく自分に厳しい子なので、『地球カーニバル』の踊りも本当に真面目に練習してくれていて、このファミリー・ライブでしかできないコラボレーションが楽しみです。ふたつの高校のダンス部が参加してくれることは、僕も聞きたてほやほやなので、どんな風になるのか、僕も踊ることになるのか不安ですが楽しみでもあります。せっかくダンス部の子達と一緒にやるので、大阪城ホールという大きい会場でしか見せられないものを見せたいですし、人数も多いのでファミリー・ライブがより華やかなものになるんじゃないかと期待しています。
取材・文:華崎陽子
(2018年4月 2日更新)
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