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パンドラの匣を開けられなかった人々に捧ぐ
“変わりたいけど変われなかった”
不器用でタフなバンドの本音が込められた
10枚目のフルアルバム『すべてのおくりもの』
LOST IN TIMEの海北大輔(vo&b&p)インタビュー&動画コメント

 今年6月にデビュー15周年を迎えたLOST IN TIME。’02年のデビューから、様々な紆余曲折を経て、歌を歌い続けてきた彼らは、6月7日、10枚目のフルアルバム『すべてのおくりもの』をリリースした。美しいメロディー、15年の歴史で深みを増した演奏とエモーショナルな歌声。並ぶ言葉はシンプルでわかりやすく、とても熱がこもっている。不器用で誠実で、熱さも孕んだ人間らしいアルバム。“全ての贈り物”とは“パンドラ”の意味。美貌・能力・好奇心、全てを与えられたギリシャ神話の女神パンドーラは、“決して開けてはいけない”と言われた箱を開けてしまう。結果、世界にはありとあらゆる災厄が降り注いだ。この世には、パンドラの匣を開けた人と、開けなかった人の2種類がいる。きっと後者の方が圧倒的に多い。変わろうとした過去、変われなかった現実、それでも捨てない希望。今作は、未来を信じながら歯をくいしばって生きる人全てに届いてほしい。制作に込められた想い、何のために歌を歌うのか、そして、秋からのリリースツアーについて、海北大輔(vo&b&p)に話を聞いた。


失敗があったおかげで、今の自分が居ると思うこともできる
だけど、“やっぱり失敗は失敗だよな”って



――15周年で10枚目のアルバム、どんな気持ちで制作に向かわれましたか?

「いつも通りに作ろうと思いました。節目である、つまり何か記念になるものを作ろうという意識でやってみようかなと思ってた時期はあったんですが、そうやって言葉を選んでいくと、どこかよそよそしさがある言葉ばっかりになってしまってる感じがあって。“やっぱりLOST IN TIMEはそういうことじゃないよな”って思い直したんです。自分にとって心が動く言葉や、信じているものと想いをその都度、信じているままに紡いでいくのが一番いいな、と思って、それをすごく心がけましたね。“ほんとに今僕はこの言葉を言いたいのか”、“このメロディでほんとにいいのか”っていう自問自答をしながら…なので、今まで通り作れたアルバムです。結構大変でしたけど、頑張りましたね」

――どういう部分が大変でしたか?

「特に歌詞ですね。すごくシンプルな言葉を、頑張って書きました」

――文学的ですよね。シンプルだけど、とても深い。

「ありがとうございます」

――思い描く理想の人生はあるけれど、その通りに進めないジレンマを抱えていて、それまでの人生を肯定はしている。でも、“変われなかったけど本当は変わりたかった”という想いを楽曲から強く感じたのですが、海北さんの実体験や本音でもありますか?

「良い着眼点で聴いていただけてるのがすごく嬉しいです。たとえば、今までの僕の人生の中で、LOST IN TIMEというバンドの物語の中で、失敗があったとしますよね。実際いっぱい失敗してきたんですよ。でも、その失敗があったおかげで、今の自分が居ると思うこともできる。1つ1つの出来事が、今の自分の大きな要因になってるわけですから。だけど、“やっぱり失敗は失敗だよな”って」

――わかります…!

「そうやって認めないと、次にも進めないっていうか。“失敗は失敗だった”ってやっとまた言えるようになってきたことで、その次を考えようとしているのが多分今の僕のモードな気がするんですよ。それがないと今の自分に辿り着けてないっていう意味では“ありがとう”だけど、“失敗は失敗なんだから、そこを見つめ直さないと、次同じこと繰り返してもしょうがねえだろ”ってね」

――同じくです。今のお言葉すごく刺さってます。

「あはは(笑)。あるんですよね~」

――海北さんはご自身のことを“暗いポジティブ”だとおっしゃってますけど、この作品はまさにそうですね。憤りや悲しみを歌う曲にも希望が見えるというか。

「そうですね。明るいネガティブになるくらいだったら、思いっきり暗いポジティブになってやれっていう感覚はありますね(笑)」


どっちの曲もこの言葉を歌いたがってるんだったら
歌っちゃえばいいじゃんって


――気になったのが、『オクターブ』(M-8)で“愛なんて不確かなものはいらない 夢なんて幻はもう見たくない”と言いながら、『路傍の石』(M-5)で“叫ぼう夢を進もう”“歌おう 愛そう 笑おう”と言っていて。

「うん。『全ての贈り物』(M-12)でも同じこと歌ってますよね。“笑い合おう 歌い合おう 愛し合おう”って」

――そこは意識されたんですか?

「僕は今までアルバム全体を見渡した時に、同じ言い回しが何回も出てくるのはご法度にしてた部分があったんですけど、もう曲単位でいいかなって思ったんです。たとえば、この曲がこの言葉を欲してる、別の曲でも同じ言葉を求められている。その言葉に代わるものを探すチャレンジはずっと繰り返しますけど、どっちの曲もこの言葉を歌いたがってるんだったら、歌っちゃえばいいじゃんって」

――なるほど。

「そういうふうに思えるようになったのも、アラフォー世代になってきた人間のズルさかもしれないし、大らかさなのかもしれないし、臆病さなのかもしれない。それをズルいとか、臆病、大らかなことって思うかどうかは、結局自分の心ひとつですよね。今回、1曲1曲の正解に対して、なるべく素直でいたいっていうことを心がけた結果、同じような言い回しの歌詞がどこかしこに存在していたり、相反する言葉が並んでいたり。それを僕自身が許せたっていうのはありますね」

――そう思ったのは今作が初めてですか?

「今まではなるべくそうならないように全体の歌詞を見渡して、“あ、同じこと言っちゃってる”ってなったら、どっちかを変える、とかしてましたね」

――収録曲は過去のデモから作られたものもあるんですね。

「歌詞のフレーズだけでいうと、使った素材として一番古いのは’06〜07年ぐらいにメモで書きためてた言葉を引っ張り出したものもあります。曲でいうと、一番最初に完成したのは『ライラック』(M-1)。’15年の暮れぐらいに書き始めた曲で、最後に出来たのは『アンカー』(M-3)かな。『全ての贈り物』はそのちょっと前ですね」

――タイトルは最後に決められたんですか?

「アルバムタイトルに関してはそうですね。『全ての贈り物』を作って、ある程度曲が出揃ったぞというところで、そのアルバムを総括する、1枚の作品としてまとめ上げる言葉を探そうっていう時に、何かもうずーっと“パンドラの匣”っていう言葉と目が合い続けてる自分に気がついたんです。で、これは2ndアルバム『きのうのこと』(’04)でも使ったテクニックなんですけど、タイトルと同名の曲が収録されていても、その曲ばかりにスポットを当てたくない時に、タイトルを漢字とひらがなの書き方に分けるんです。『きのうのこと』というひらがなのアルバムタイトルに対して、『昨日の事』っていう漢字で書いた曲が入っているけれど、もちろんその曲がアルバムの全てではなくて。そんな風に、過去に使ったテクニックを今回自分自身で使えたというのは、過去の自分にありがとうって言えたかもしれない」

――ちなみに太宰治の小説にも『パンドラの匣』がありますね。

「ですね。僕はそこはあんまり意識してなかったです。ついこの前、誰かに指摘されてから読み始めたんだけど、まだ全然途中で、家に置きっぱなしです(笑)」

――アルバム全体の構成も印象的でした。インストゥルメンタルの『Iris』(M-4)と『匣』(M-11)の2曲があることによってメリハリがあって、物語のように聴けたんですよ。

「嬉しいです。その2曲も含めて全12曲なんだけど、トータルタイムもそこまで長くなくて、インストが入っていることで、1つのうねりが生まれてますよね」

――前作『DOORS』(’15)の時も同じようにインストを挟むという構成にされていましたが、意図はあるんですか?

「いや、曲を並べた時に、“この間にインタールードがあったらおもしろいよね”っていう話がメンバーの誰からともなく出てきて、それを元にチャレンジをして、今作もインストの曲が入ったっていう、ただシンプルにそれだけだったりします」

――『アンカー』から『Iris』、『路傍の石』が、一連の曲のように綺麗につながったのは予想外だったと、ライナーノーツにも書いてらっしゃいました。

「あくまで『Iris』は『路傍の石』のイントロダクションとして置いてたんです。インストゥルメンタルの曲があって、そこから『路傍の石』にいくとドラマチックじゃないかという話はずっとしてたんですよ。だからこの2曲の流れは見えてたんですけど、アルバムの曲数が出揃って、『Iris』の前にどの曲を入れるかという時に、『アンカー』から『路傍の石』までの一連の流れが見えて、“あ、良い流れが生まれたな”と思えましたね」

――曲順が素晴らしいですよね。今作には、現実を受け入れている曲と、うまくいかない憤りを露わにしている曲があるなと思いながら聴いていたんです。たとえば『ライラック』(M-1)や『アンカー』は前者で、『赫い日』(M-6)や『Merino suit』(M-9)『太陽のカフス』(M-10)は後者。『赫い日』以降の後半は、人間の奥底の感情が表れますよね。

「そうですね、しばらく潜ってますね」

――それが全部、スッと『匣』の中に入っていく。

「うんうん」

――そしてその“匣”を大事に持ったままで、ラストの『全ての贈り物』を聴く、というイメージを抱きました。

「ありがとうございます。素晴らしい。確かに合点がいく。“匣に入っていく”っていう描写は、言われて今気がつきましたよ」

―『匣』は、全てを背負って決意を持って『全ての贈り物』に進む手前というか。

「そう言われると、曲の雰囲気的にも、ピアノのリフレインがそういうふうに聴こえてきますね。匣の中におさまっていく感じがね。ちょっとこれは、僕の胸に思いっきり深く刻まれました。ありがとうございます」


匣を開けなかった人、開かなかった人たちにこそ
僕らの歌を届けるべきなのかもしれない


――6枚目のアルバム『ロスト アンド ファウンド』(’10)にもモチーフとして箱が出てきていますが、それは無意識ですか?

「無意識ですね。さっきタイトルのお話でも言いましたが、今回は“パンドラの匣”という言葉と出会ってから、忘れられなくて。僕ずっと、パンドラのお話も、浦島太郎の玉手箱も、鶴の恩返しの“覗かないでね”っていうのを覗いたり、“絶対押すなよ”って“押せってことじゃん”みたいなのもそうですけど、何で人間って、“開けちゃダメだよ”って言われたものを開けたがってしまうんだろうって思ってたんです。けど最近、違う着眼点を見つけて。浦島太郎やパンドラは、要は“開けるなよって言われて開けちゃった人だから”語り継がれてるだけで、実は浦島太郎以外にも竜宮城に行った人は何人かいて、もしかしたら開けなかった、語られなかった人の方が圧倒的に多いんじゃないのかなって」

――新しい解釈…!

「“開けないで大事にとっておいてくださいね”って言われて、“わかりました”って、それを終生、人生が終わるまで大事に開けずに生き通した人のお話なんて、そりゃ語られないし」

――そうですよね。平和に人生が終わっていく。

「そうそう、めでたしめでたしっていう。僕はそういう意味で言うと、匣は開けずに歌ってきた側面があるなって。開けようとチャレンジしたことは今まで何度もあるんですよ。でも、“開けなかった”というより、“開かなかった”ということもLOST IN TIMEは多く経験していて。だからといって諦めてもいないし。最近はどっちかと言うと、匣を開けなかった人、開かなかった人たちにこそ、僕らの歌を届けるべきなのかもしれないっていう発想を持つようになりました」

――多分、受け取る人によって解釈が異なる作品だと思うんですけど、恥ずかしながら私みたいに人生こじらせてるような人間にはものすごく刺さります(笑)。

「それで言うと、僕もLOST IN TIMEっていうバンドそのものも、相当こじれてますからね。2002年にデビューしたと同時にギタリストが辞めて、“よーいどん”でいきなり躓くっていう(笑)。そこからの紆余曲折というか。20代の頃にフィジカルで外的なトラブルが多く続いたのは、タフになる準備に使わせてもらえた気がします。フィジカルな悩みって、大体皆30歳過ぎてから食らうことが多いんですよ。現実的な問題に直面してしんどくなってメンバーが辞めるって言い出したとか。でもそれを20代の頃に経験できたっていうことでの、最近の変化のなさだと思うんですよね。皆が今ぶつかってる壁が、僕らにとっては、“その壁、とっくの昔にぶつかったんだよなー”っていう」

――うん、タフな人じゃないと歌えない歌詞だなと思いました。

「あるかもしれないですねー」

――当時は悩んで苦しんだけど、いつのまにか強くなってしまったというか。

「図太くはなってると思いますね。あと、タフになればなるほど鈍感にもなっていくっていうところでの、悲しさみたいなのもありますよね。“俺ほんと、1人の楽さに慣れてるな”みたいな」

――忍耐強くなるのはいいけど、果たしてそれでいいのかという。

「そうそうそう。ほんと、僕は結構こじれてますね(笑)」

――海北さん的には特に“ここを聴いてほしい”ポイントってありますか?

「すごく難しいところなんですよ。僕が“こういうふうに聴いてほしい”って言ってしまうことで、そうでしか聴けなくなっちゃうのが、今作はすごく怖くて。“どう聴いてもらってもいいです”というふうに最終的には落とし込みたいので。僕自身が思ってることや感じてることは、ライブで歌う時にMCで発言はしてますから、ライブに来てもらって、“あ、そういうことだったんだ”って思ってもらえたらいいなって。ほんとに、日によって、1人1人にとって、正解が変わるアルバムになってるとも思うし」


やっと自分の歌とか音楽が好きになってきた


――海北さんは、歌を歌うことに対する矜恃ってどこに持ってらっしゃいますか?

「そうですね、どこに持ってんだろ俺。でも多分やっぱり、歌そのものですよね。歌っていうのは、言葉だけでもダメだし、メロディーだけでも歌ではない。メロディーと歌詞が噛み合った時に歌の力が生まれるというか。だから文学的には不正解かもしれない言い回しも、音楽的にはアリにもなるし。そういう意味で歌詞をすごく大切に考えることっていうのはあります。やっぱりシンプルに、自分が良いなって思う歌、心が揺れる歌をこれからも歌っていきたい、ただそれだけだと思うんです」

――自分の心が揺れる歌。

「うん。やっと自分の歌とか音楽が好きになってきたんだと思うんですよ。昔嫌いでしょうがなかったですもん。自分の声も、書く言葉も。自分で書いた言葉って、何でこんな言い方しかできねえんだろうって思いながら。“こういう歌詞しか書けねえんだ俺は”ってどこかで決めつけながら書いてる自分がいたり。やっぱり相当こじれてるんですよね(笑)」

――15年間で、歌詞を書く気持ちや、表現の仕方は変わりましたか?

「今はどっちかというと、思ったまま書いてるかな。昔はもっと偏屈に書いてました。でもさっきも言ったように、“俺は何でこういう言い回ししかできねえんだろう”って思いながら書いちゃうっていうことは多分、どこかで無意識に書いてたんですよね。今は思ったことを意識しながら書けてる。自分が感じたことを、どういう言葉を使うことで、どういう人に届けたいのか。だから、これまでと、ここ数年で決定的に違うのは、歌を届ける対象は、もちろん抽象的な“人”ではあるんですけど、歌を届けたい相手って誰かなと考えた時に、僕の歌に耳を傾けて向き合ってくれてる人だっていうことでしかない。全く僕らの歌を知らない人に、いきなり、“はい、聴いて、泣いてください”みたいなことは、もう到底思わないっていうか。もちろん新しくファンを開拓していきたい、僕らの音楽に触れてくれる人を増やしていきたいっていうチャレンジはこれからもしていきますし、そこは絶対必要なんだけど、でも、“お前は誰に歌っているの?”っていったら、”僕の歌を聴いてくれている、あなたに歌ってるんだよ”って。それがなかったら、新しいファンすらつくことはないなって。歌を歌う人間としての矜恃っていうところで言うと、今僕が一番大切にしてるのはそこですね。それだけは絶対にぶらしちゃいけないよねって、今までで一番強く思えて歌を歌えてる気がします」

――9月からはツアーもスタートします。どんな感じになりそうですか?

「バンドで廻るのは13箇所なんですけど、僕とドラムの源ちゃん(Dr)の“フタリロストインタイム”という編成で6〜7箇所廻って、弾き語りも20本ぐらい決まりそうなので、トータルで30〜40箇所ぐらいにはなりますね。今作のツアーに関しては、バンドで歌いに行くライブハウスも、僕1人で歌いに行く小さなバーも、全部このアルバムのリリースツアーですよっていう形で廻ろうかなと思ってます。15周年のアニバーサリーイヤーでもあるので、’18年の春先ぐらいまではどしどしライブを増やしていくつもりなので、楽しみにしててくださいって感じかな」

――ということは、同じ曲でも編成によって聴こえ方が変わるんですね。

「そうです。アレンジも、今までギターで弾き語ってた曲をピアノで歌えるようにとか、いろいろな方法論でのアプローチは詰めの作業をやってる最中です。どんな形態でもバンド全部を背負えるように心がけて、1人で歌いに行く会場でも、僕の演奏の後ろに源ちゃんと三井君(Gt)の存在がちゃんと見えるようなツアーに出来たらいいなって思ってますね」

――どんなふうになるか楽しみです。

「個人的には『オクターブ』が、ほんとにベース弾きながら歌えんのか、果たしてっていう」

一同「(笑)」

「そのぐらい、ちょっとノリが難しいですこの曲は」

――具体的にはどんなところが?

「16ビートで、歌は割とリズミカルに詰まっている、でもベースは抜いて間を聴かせるので、歌も一緒に休んじゃったりとかします(笑)。“あれ、違う違う”って(笑)」

――(笑)。

「ベースは1つの音が出る単音楽器なんですね。で、声も単音楽器。たとえば、“ドレミファソ”っていうメロディーがあったとして、それをイメージしながら、“ドシラソファ”って言おうとするというか。右手で三角形を描きながら、左手で四角形を描くのと同じような感じです。ギターでジャカジャーンって弾くのは、伴奏って割り切れるんですよ。でもベースラインって、ある意味歌うのと一緒なので、旋律でもある。シンプルなことを2つ同時にやるっていうのは、すごく大変ですよ」

――なるほど…! ライブでは特に注目ですね。

「毎日練習してると吐きそうになるんですけど、出来るようになると楽しいし、この年までそんなふうにやってるミュージシャンって居るのかなっていうぐらい、未だにどこかで部活感覚な自分もいたりするし。でもそれはほんと恵まれてるな、ラッキーだなって思いますよね」

――素敵なお話ありがとうございました。 ツアー楽しみにしています!


text by 久保田瑛理



(2017年6月30日更新)


Check

Movie Comment

Release

Album
『すべてのおくりもの』
発売中 2500円(税抜)
DAIZAWA RECORDS/UK. PROJECT
UKDZ-0171

<収録曲>
01. ライラック
02. 蹲る人
03. アンカー
04. Iris
05. 路傍の石
06. 赫い日
07. トーチシンガー
08. オクターブ
09. Merino suit
10. 太陽のカフス
11. 匣
12. 全ての贈り物

Profile

ロストインタイム…海北大輔(Vo&Ba&Piano)大岡源一郎(Dr)三井律郎(Gt)からなる、スリーピース・ロックバンド。2001年、同じ学校の仲間であった海北と大岡によって結成。精力的なライブ活動によって徐々に動員を伸ばし、2002年6月、1stアルバム『冬空と君の手』でデビュー。その後、幾度かのメンバーチェンジを経て現在の編成となる。10周年の2012年3月には、初のベスト盤『BEST きのう編』『BEST あした編』を2枚同時リリース。2017年6月をもってデビュー15周年に突入。昨年ライブ会場限定シングルとして好評を博した『ライラック』『太陽のカフス』を含む通算10枚目のフルアルバム『すべてのおくりもの』をリリース。一層深みの増した海北のボーカリゼーションと渾身の歌詞、それを支える大岡のシンプルながらグルーヴィーなドラミングを、前作『DOORS』より編曲の中心を担うようになったギタリスト三井律郎のポップセンスが光るアレンジが彩りを与える、バリエーション豊かなアルバムとなった。秋からはアルバムリリースツアー『おとどけものとおどけもの』が、9月17日(日)@SHIBUYA CLUB QUATTROを皮切りにスタートする。

LOST IN TIME オフィシャルサイト
http://lostintime.me/


Live

アルバムを引っさげてのツアーは
9/17(日)東京からスタート!!

【東京公演】
7月8日(土)チケット発売開始 
Pコード330-227
▼9月17日(日)17:00
渋谷CLUB QUATTRO
オールスタンディング3500円
VINTAGE ROCK■03(3770)6900

Pick Up!!

【大阪公演】

7月8日(土)チケット発売開始 
Pコード331-671
▼9月30日(土)18:00
Shangri-La
オールスタンディング3500円
清水音泉■06(6357)3666

【愛知公演】
7月8日(土)チケット発売開始 
Pコード331-794
▼10月1日(日)18:00
アポロベイス
前売3500円
ジェイルハウス■052(936)6041

【岩手公演】
7月8日(土)チケット発売開始 
Pコード332-115
▼10月8日(日)17:30
club change
オールスタンディング3500円
ノースロードミュージック仙台■022(256)1000

【宮城公演】
7月8日(土)チケット発売開始 
Pコード332-115
▼10月9日(月・祝)17:30
FLYING SON
オールスタンディング3500円
ノースロードミュージック仙台■022(256)1000

【石川公演】
7月8日(土)チケット発売開始 
Pコード332-543
▼10月21日(土)18:00
金沢GOLD CREEK
スタンディング3500円
FOB金沢■076(232)2424

【新潟公演】
7月8日(土)チケット発売開始 
Pコード332-544
▼10月22日(日)17:30
GOLDEN PIGS BLACK STAGE
スタンディング3500円
FOB新潟■025(229)5000

【愛媛公演】
7月8日(土)チケット発売開始 
Pコード333-855
▼11月11日(土)18:00
Double-u studio
オールスタンディング3500円
Double-u studio■089(948)8514

【岡山公演】
7月8日(土)チケット発売開始 
Pコード332-310
▼11月12日(日)17:30
CRAZYMAMA 2nd Room
オールスタンディング3500円
CRAZY MAMA 2nd Room■086(225)9014

【北海道公演】
7月8日(土)チケット発売開始 
Pコード331-997
▼11月19日(日)17:30
mole
オールスタンディング3500円
WESS■011(614)9999


【鹿児島公演】
▼11月24日(金)19:00
鹿児島SR HALL

【福岡公演】
▼11月25日(土)18:00
INSA

【山口公演】
7月8日(土)チケット発売開始 
Pコード331-794
▼11月26日(日)17:30
周南LIVE rise
オールスタンディング3500円
夢番地広島■082(249)3571

チケットの一般発売は7/8(土)10:00~
先行受付も実施中!!

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