“パンクも20年続ければ演歌”
オールタイムベスト発売のガガガSPが結成から
20年を語るインタビュー&動画コメント
今年で結成20周年を迎えたガガガSPが、5月3日にアルバム『オールタイムベスト~勘違いで20年!~』をリリース。パンク盤とフォーク盤の2枚組となっており、代表的シングル曲はもちろん新曲6曲を含む全30曲が収録された決定盤といえる内容に。今やアラフォーになったおっさんが、20代の頃に綴った“君と僕”の淡い恋にまつわる楽曲を歌っても、決してむさくるしくなんてないし色褪せてもいないで、ダイレクトに胸を打ち涙させられてしまうのはなぜなんだろう。いくつになっても“青春時代”を突っ走っているような気持ちにさせられるのはなぜなんだろう。20年の軌跡を詰め込んだ今作を聴いた時、そんな疑問に応えてもらえたような気がして、ひとつ分かったことがある。それはガガガSPが、パンクバンドとして歌い鳴らし続けてきた“普遍性”だ。昔の曲も今の曲も変わらず鮮やかに胸に沁み渡ってくるのは、時代の波にとらわえず、普遍的な想いを音楽にしてきたからだろう。今回のインタビューでは、ボーカルのコザック前田、ギターの山本聡、ベースの桑原康伸が、ガガガSPの普遍性について、そしてバンドが変わらない一方で、めまぐるしく変わる音楽シーンについても語ってくれた。今年の9月30日(土)と10月1日(日)に6年ぶりの開催となる主催フェス『長田大行進曲』への意気込みも込めた、ガガガSPの変遷をたどるロングインタビューをお届けしよう。
――結成20周年おめでとうございます! 今回のオールタイムベストは、20周年というこのタイミングでリリースすることが決まっていたのでしょうか?
山本「何かを出そうということだけは決まっていました。でも、どういう形態で出すかというのはなかなか決まっていなくて、今年に入ってからオールタイムベストにした方がいいんじゃないという話に。で、最初は60曲ぐらい入れた3枚組にしようかと言ってたけど、『それは多すぎるやろ!』ということで、30曲入りにしました。でも、さっきタワーレコードに行ったら、ゆずが20周年のオールタイムベストで50曲入りのアルバムを3枚組で出していたので、『やっぱりそっちの路線やったやんけ!』と話していました(笑)」
桑原「しかも3500円でね。めっちゃ安い!」
――まさかの!(笑)。曲目については、どのようにして選定を?
山本「最初の60曲はすんなりと決まって、そこから絞り込んでいく作業でしたね。20年もやっていると曲自体はいっぱいあるんですけど、やっぱりライブでやっている曲を入れたいなということで選んでいきました。ワンマンでしかやらない曲とかじゃなくて、どんなライブでもやるような曲に絞っていくことに。このオールタイムベストさえ聴いていれば、どのライブに行っても知ってる曲をずっとやってくれるという状況にしたいなって。2枚組のうち、どちらも1曲目から15曲目まででワンマンができるような、曲順というよりもセットリストに近い構成になってると思います」
前田「まんべんなくしたいと思ったんですよね。この20年でアルバムを15枚ほどリリースしているんですけど、自分で後々聴いても良くできたなと思えるアルバムから、どうしようもないアルバムもやっぱりあって……(笑)」
桑原「どのアルバムやろ…(笑)」
山本「気になるな(笑)」
前田「もっとテコ入れしといたらよかったなとか、どうしても今になって思う曲もやっぱりあるやんか。原曲よりも音がスッカスカやったり、最近の音とだいぶ違ってきてるなとか思う曲もあるので、そういった曲を再録させてもらったりしています」
――『線香花火』、『はじめて君としゃべった』、『忘れられない日々』、『晩秋』、『祭りの準備』など特に人気の曲というか、PVになっていたりガガガにとってもターニングポイントになっているような曲が再録されてるなという印象でした。
前田「前にもベスト盤を出しているんですけど、訳があってその時のデータが残っていないんですよ(笑)。なので、録らざるを得なかったという理由もあります。アルバム『卒業』に入っていた曲は、当時が忙しくて僕の喉がガラガラの状況で歌っているので、声もカッスカスなので、どうしても再録したいと話して今の状態で録り直すことになりました」
山本「それで、『心の唄』と『雪どけ』は再録してるんです。あとは、シングル曲の中でもうちょっとできたのになという曲は再録しています」
前田「やりだすと全部やってしまいかねないので、ここだけはどうしてもというところだけ再録している感じですね」
――曲を見返してみて、この20年を振り返ってみたりするもんですか?桑原さんは加入されてから15年になりますが、いかがでしょうか。
桑原「あっというまと言えば、あっというまでしたね。もちろん、その間に僕も前田さんも病気になったりと振り返ってみればいろいろあったんですけど、長かったなとか感じたことはないですね」
前田「昔の曲も今の曲も変わらずにライブでやり続けているので、わざわざ振り返ったりとかはしないですね。昔の曲は一切しないというバンドやったら、振り返り方もまた変わってくるとは思うんですけどね。この人(山本)に関しては一番若いんですけど、オリジナルメンバーの僕の次に古いメンバーで高校3年の時からガガガSPをやってるからもうバンドしか知らんもんね」
山本「ガガガSPしかやってきてないから、つぶしが効かないしやるしかないんですよ(笑)。人生の大半をガガガで過ごしてきてしまったんでバンドをやるしかもうないんです」
――そんな一番古くから前田さんを側で見てきた山本さんが、今作では新曲『月影』を作詞作曲されていますね。
山本「この曲はMVを作ってYouTubeとかでも流してるんですけど、曲自体が僕からみたコザック前田を歌詞にしているんです。MVについては今までの総集編ドキュメント的にオフショットがあったりとかするので、曲を聴きながらMVを観てるといろいろあったなと振り返ったりはしましたね」
――それでは、歌詞を書くときにも振り返ったりしたのでしょうか。
山本「そうですね……。昔、前田さんと出会った頃、異常に銭湯が好きな人だったんですよ。で、一番年下の僕が『山もっちゃん、銭湯行くぞ!』って連れていかれて、前田さんの家の近所のめちゃくちゃ坂をのぼったところにある銭湯まで夏場に連れていかれるんです(笑)。その銭湯でなんか話があるんかなと思って見てると、ジャバジャバジャバって簡単に身体を洗って風呂の縁にあぐらかいて考え事を始めるんです。それからしばらく考え込んで、なんも話しかけてこないんですよ。『この人、なんで俺をここに連れてきたんやろう』と思いますよね。そしたら前田さんの中で散々考えたストーリーがあるんやと思うんですけど、完結した結果の部分だけを俺に話してくるから、さっぱり何を言いたいのかが分からない。とうとう頭がおかしくなったんかなと思って、銭湯から帰っていくということがよくあって。その時の銭湯帰りの風景を歌詞にしています(笑)。銭湯は夕方ぐらいに行って、帰りは夜になってしまっているのでタイトルも『月影』に」
桑原「あはは!そうやったんや(笑)」
――歌詞の“あの話の答えはきっと/君が見せてくれるはずだろう”はそんなエピソードから。
山本「そうです。前田さんも何を話したかなんて、まったく覚えてないと思いますけどね」
前田「覚えてない!(笑)」
――曲ができあがってきた時はどうでしたか?
前田「最初はそんな風にできてると思っていなかったんで、僕は全然違う捉え方をしてMCとかもでも話していました。山もっちゃんも捉え方は曲を聴いた人の自由やと思ってるから、僕にも特に何も言わずでしたから」
山本「そういうのは言わないですね。バンドさんによっては、ボーカリストが作っていない曲に対しての解釈の仕方をきちんと説明するんですけど、そんな意思疎通するのしんどいじゃないですか? この曲はあの時、銭湯に行ってた時の話なんですけどね…って(笑)。でも、20周年でそういう振り返れるような曲を作れたというのは嬉しいなという気持ちもあります」
――桑原さんとしてはいかがでしたか?
桑原「山本さんが、前田さんに対してこういう風に思ってたんやと感じたぐらいですかね。僕も今回新曲を作っていますけど、特に20周年やからこういうことを書こうとか思っていなかったので、山本さんが書いてくれたことでいい形に繋げられたかなと思います」
――桑原さんは『美しさ』を作詞作曲されていますね。
前田「これはこだわったね、珍しく。吠えたね」
桑原「本当はこれとは違う曲になってたんですけど、アルバムを通して何回も聴いていたらこの曲の方がいいかなと思って、皆にわがままを言ってお願いしました」
山本「彼は普段、あんまりそういうこと言わないですからね」
桑原「僕、ベストアルバムが昔から好きなんですよね。高校時代に好きやったTheピーズとか、中学の時やったらTHE BLUE HEARTSとか、自分の好きな曲を自分の好きな曲順でカセットテープとかに録音したりするのが好きで自分のベストを作ったりしていて。ミュージシャンの方ってベストアルバムが嫌いな人もいるんですけど、僕はそういうのを作るのが好きなので、全部CDを持っている好きなバンドさんでもベストアルバムが出たら楽しみにして買ったりするんです。だから今回は、自分でもこだわりたいなと思って作りました」
前田「今回入れへんかったら、なかなか今後やることもなかったやろうしね」
――お話を聞いていると、そこまで皆さん20周年を意識しているわけでもないんですね。ひとつのタイミングという感じで捉えているぐらいで。
前田「あんまり意識していないですね。だからこうやって取材していただいたり、周りがいろいろと動いてくれているザワザワした状況に、自分が収まりきらん感じがあります」
桑原「毎年やってることは一緒ですからね」
前田「これからも大きく変わることはないですね」
――変わらずやり続けてきた中で、意識的な面で変化なんかはあったのでは?
前田「この二人が曲を作るようになったというのは、変化ですよね。意識的に二人が曲を作るようになって変わってきたこともあるんじゃないかなと思います」
山本「曲を作ってなかった時よりも、作り出してからの方が『お客さんはガガガSPに一体何を求めてるのかな』とかをすごく考えるようになりましたね」
桑原「それは同じく」
山本「求められていないことをやるというアーティストさんもいるとは思うんですけど、僕らはそこじゃないやろなと思って。きちんと求められていることをやっていく。それはやっていきたいことですかね」
――求められていることと変わらないガガガらしさの中で、新しいことにも挑戦していくところがガガガSPの強さなんじゃないかなと思っています。
山本「確かに、自分の中では常に新しいことにチャレンジをしているんですよね。今回の新曲にしても、今までやっていないことに自分の中ではチャレンジをしている。ガガガSPという範疇があって、その中で遊びを入れていくようにはしているんです。それって分かりにくいことかもしれないですけど、ガラッと変えることは絶対にないですから。そこを変えてしまったら、『これやったら他のバンドがやった方がいいんちがう?』ということになると思うので、そこだけは守ってやっていますね」
前田「曲調だったり歌い方だとかいうガガガSPというバンドのクリエイティブな部分というのは、結成して3年までに決めてしてまおうと思ったんですよ。だからある程度、矛先は決まっているので、後はそこから大きく外れないで曲にしてくれてるからありがたいなと思ってます」
山本「例えば、今回の新曲『東へ西へ』は、アレンジを一度前田さんに弾き語ってもらって、そのデモに最初はキーボードとかオーケストラとかオケを入れていったんですよ。その入れたオーケストラのフレーズを、エレキギターで弾き直しています。なので聴いても分かりにくいかもしれないですけど、自分の中ではチャレンジしたなと」
――ガガガSPって、すごくコンスタントに新曲をリリースし続けていますよね。3年前ほどに京都の磔磔でガガガSPのライブを観た時、前田さんがMCで「どっかのバンドが10年ぶりぐらいにアルバムを出して久々にライブするってだけでチヤホヤされてるけど、こっちはどれだけ動き続けてる思っとるんや!」と言って噛みついてるのがすごく記憶に残っていて。それは、銀杏BOYZのことを言っていたんですけど。
山本「あはは(笑)。噛みつくねぇ!」
前田「あのバンドは間が長すぎたから!(笑)。銀杏BOYZとか特にそうですけど、何年も新作を出さなくても成り立つバンドって"主役"を張れるバンドやと思うんです。でも僕らみたいな"脇"のバンドは、常に動いていないとなかなかシーンに食らいついていけないというか、そういうバンドと並走していけないと思うんですよね」
――6年ぶりに主催するイベント『長田大行進曲』が開催されるにあたって、前田さんはHPでコメントを出されていましたね。そこでも、やり続けてきた"意地"について書かれていましたね。
前田「最終的に残るのはそこなのかなと思うんですよね。音楽や芸術の世界だと、どれだけ革新的なことをやるかだったりすごくクリエイティブなことをするという方向性もあると思うんですけど、人が聴いてすぐ分かるような曲をずっと意地で作り続けることだって悪くないんじゃないかなと思うんです。クリエイティブなことをやるなら、もっと感性が優れてるバンドも今はようさん出てきてるでしょ。それなら自分たちがやらなくてもいいことはやらなくていいかなって」
山本「俺がバンドに入った時に前田さんが『バンドにはバンドがやるべきことが一個ずつあるはずや』と言うてはったんです。それはそうやなと思っていて、ガガガSPにはガガガSPがやっとかないといけない何かがあると思うんですよね。で、それってたぶん今もやってるようなことやと思うんですよ。そこはちゃんと守った上でやり続けたいなと思うんです」
前田「『ガガガSPはこういうの』という話をして方向を決めてきたわけじゃなく、なんとなく皆で分かってるんですよ。ここまでいくと寒いなとか、共有感覚はあると思います」
桑原「わざわざ言葉にして話さなくてもね」
――20年活動してきた中で、ガガガSPが変わらなくても音楽シーンというのはまたガラッと変わってきていますよね。
山本「どんどん変わっているし、どんどん分からなくなってきてますね」
前田「今は細分化されすぎてるからね。一般的で平等に流行ってるものって今はないでしょ? 昔は『高校生は誰もがこれを聴く!』みたいな一種のブームがあったけど、今はコンテンツが何個もあるからひとつに集中することがまずないんですよね。だから全体で聴くようなブームというのは、これからもコンテンツが増えていく以上はもう生まれないのかなと思っていて」
――今はネットで直接的に好きな音楽にアクセスできるようになっていますよね。
山本「メディア手動じゃないですもんね。SNS主導、個人個人が主導になっている」
前田「こうなってくるとバンドの個人的な"素性"みたいなものも含めてバンドの良し悪しを測られるようになってきたんで、それやったら俺はロクなことしてないからSNSから退こうとか考えたり。ちょっと面白いツイートとかしないとあかんわけでしょ。そこも本気でやろうと思えば、すごくクリエイティブなことができるのかもしれないですけど、そこに自分はそれだけ細かく時間をかけられないんですよね、もう体力的に。20代前半のピリピリしている感覚があればガッツいていける気もするんですけど、今はもうすぐに体力もなくなりますから」
――ピリピリしていた感覚というのは、いつ頃から丸くなってきたのですか?
前田「僕がパニック症になった2005年ぐらいからですかね。あれからだいぶと物の見方も変わった気がします。あんまり自分に負荷をかけて、それをエンジンかのように思って動くことって、いつの間にかストレスになっているということが分かってきてからです」
山本「前田さんが病気してからの方が、よりバンドらしくはなってきたよね」
前田「それまでは僕が主体でがなるだけがなって、そこに音が入ってくるというイメージやったよね」
山本「どちらかと言えば、僕たちはバックバンドっぽかったところはありました。今の方がいわゆるバンドというイメージはありますね」
桑原「バンドらしさで言えば、僕と山本さんが曲を書くようになってきたのもそうと言えますね。初めてバンドを組んだ頃みたいな、みんなで曲を集めてスタジオでああしようこうしようと言える雰囲気になってきてバンドが楽しくなっていきましたから。今までだと、このままガガガSPを4人でずっと続けていけたらいいなと漠然と思っていたぐらいなんです。だけど今は、自分から一緒に『一緒にもっと行こうぜ!』と言える」
――なるほど。ブームの話でいうと、ガガガSPもそこに名を連ねることになった2000年代前半のような『青春パンクブーム』と言われた時代も今ではもうありえないのでしょうか。
前田「もう無いでしょうね。あんな風に学校で広まっていくというのは、あのブームで最後なんちゃいますかね。あのブームが終わってからCDが売れなくなったと思います。それまでは、音楽を聴く一番のツールがCDでしたけど、今はグッズのひとつぐらいの感覚ですから。まぁ聴く状況も違ってきてますからね」
――学校で皆で聴くような、普遍的なバンドがどんどんなくなってきていますね。
前田「さっきのガガガSPらしさでいうと、僕らはフォークソングをパンク調にしていることなんです。それはガガガSPが作り上げた一番のものなんですよ。その中で、これまでにあった80年代歌謡の言葉を使ったりしている。そういう言葉はある程度、普遍なんですよね。これは僕の想像なんですけどね……。今、シーンで活躍して出て来た人たちって、全く普遍じゃないことをやってるじゃないですか。5年後とかなら死語とかにもなりかねない言葉を使っている、それをカッコええとしている危うさがあると思うんです。でも、その瞬間だけに懸けるという意味では一番ロックなんかなとも思うんですよね。パンクバンドは20年もやればもう演歌ですから。人の好みなんて恐ろしいほどの勢いで変わりますから、だからこそ僕らはなんとか"普遍性"というもので乗り切りたいなと思っているんですよね」
――その普遍性を意識し始めたのはいつ頃から?
山本「2002年の『卒業アルバム』に入ってる、『青春時代』の頃からじゃないかな?」
前田「具体的に曲として形になったのは『青春時代』やね。それまでは、想像してたけどできなかった」
山本「初めて『青春時代』をやった時に、『この路線や!』というイメージが、なんとなく前田さんの中にできたように思いましたね。そこから"ガガガSP"という流れが始まったんじゃないかなと」
――その時に掴んだ"普遍性"を今までも、そしてこれからも鳴らし歌い続けるのですね。
前田「続けていければいいかなと思っています」
――バンド結成20周年の"成人式"ともいえる一大イベント『長田大行進曲』も控えていますね。ガガガSPと共に闘ってきた関わりあるバンドが名を連ねたりと、この20年の集大成であり新たな門出にとなる盛大なお祭りになるのかなと思うと非常に楽しみです!
前田「毎年開催しているわけではないですからね。6年ぶりに20周年ということで開催する1回きりなので頑張りたいなと思います。瞬間風速的にたくさん集まってほしいです」
桑原「ドキドキと興奮がありつつ、とても楽しみですね。『やったろか!』みたいな気持ちはあるんですけど、まだ先なので正直そこまでビジョンはないです(笑)」
山本「僕らのビジョンがあるのは来週ぐらいまでですからね(笑)」
桑原「ただ意気込みだけはある!(笑)」
山本「まぁ頑張っていきたいなと思います。僕もビジョンはないですけど(笑)。ライブの感触ってやればやるほど変わっていくので、その時に自分のライブの感触がどうなってるかは今も分からないですからね。一本のライブで感触が変わってしまうと、次のライブからまた感触が変わってしまう。そこが面白いところなんですけど。今は、いい状態で臨めたらなと思います。このオールタイムベストに入ってる曲をやることになるんじゃないかなと思うので楽しみにして来てもらえたらと思います!」
取材・文:大西健斗
(2017年6月 5日更新)
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