インタビュー&レポート

ホーム > インタビュー&レポート > 一歩先をゆき、その背中で在り方を示しつつ、 ライブでは真正面から受け止めてくれる、 我らがSA先輩のニューアルバム『WAO!!!!』がリリース! TAISEIが語るモーレツにピーハツな本作と未来の話!


一歩先をゆき、その背中で在り方を示しつつ、
ライブでは真正面から受け止めてくれる、
我らがSA先輩のニューアルバム『WAO!!!!』がリリース!
TAISEIが語るモーレツにピーハツな本作と未来の話!

インタビューに答えてくれたTAISEI(vo)は、「SAのニューアルバムはタイトルそのままの“WAO!!!!”なアルバムです」とカラリと明るく言い放った。2015年夏に初の日比谷野外大音楽堂ワンマンを大成功させ、2016年1月にメジャーデビュー。不惑の40歳を軽く超えたロックンローラー、パンクスである4人が起こした奇跡のような出来事を数えているうちに2017年、SAは現体制になって15年目の佳節を迎える。その佳節を前にドカンと打ち上げたのがとびきりご機嫌なニューアルバム『WAO!!!!』。一緒に歌って笑って踊れるパーティーチューンから、ブギー、ファンク、そして70~80年代の日本のロック、歌謡曲まで「自分たちの持っているものをすべて出していい、というところへ行けた」(TAISEI)と語る、バンドにとっても大きな手ごたえを得た1枚になった。アルバムについて語ってくれた中で印象に残っているのが、TAISEIが幼少期にテレビで観たというビートルズの『HELP!』。彼が10代の頃に受けた鮮烈な影響が30年、40年近く経ってどのように花を開いたのか。『WAO!!!!』は、それを音楽という形で追体験させてくれる1枚でもある。現在SAは、このアルバムを携え全国をツアー中。関西は12月8日(木)神戸 太陽と虎で片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティと2マン、そして1月20日(木)梅田Shangri-Laでワンマン。日本一、いやもしかしたら世界一ハッピーなパンクアルバムを産み落とすに至ったプロセスについて、光輝くSAの未来についてTAISEIが語ってくれた。

――1曲目の『ピーハツグンバツWACKY NIGHT』が始まった瞬間から、痛快でパカーンと開けていて。温かさもあれば、とびきりカッコいい瞬間もあり、イキッたところもある楽しいアルバムでした。

その通り、めっちゃイキッてます(笑)。“どうだ!”って大風呂敷を広げるみたいな気持ちもあったし、今回は楽曲にも歌詞にも、自分たちが今立っている場所から見えているもの、自分たちが持っているものを全部出しちゃっていいんじゃないかってところに行けた気がします。中には“テメエら、なめんなよ”ってトーンもあるし、“大丈夫、一緒に行こうぜ”っていう気持ちもある。その全部をやっとストレートに出せるようになったんでしょうね。15年前にこの4人でSAを始めた時に俺たちは、“俺らは勝ちに行くぞ!”って、“絶対アイツらに負けねぇぞ”って鼻の穴をおっ広げて突っ走ってた。その男たちが50歳を迎える今になってもまだ楽器を持って、マイクを持ってスティックを持って、ステージに立ちたいと思ってる。それはなぜかって自分に問いかけた時に、音楽が好きなのはもちろんだけど、自分たちがやっていることを“良い”と喜んでくれるみんながいて、笑ってくれたり共感してくれたり、時には涙してくれたり。そういうことに快感を覚えているし、それこそが自分たちがステージをやる意味とか音楽を作る意味なんだってところに立ち返れたアルバムなんだと思います。自分たちが聴いてきた音楽とか影響を受けたものを包み隠さず出そうぜってところに来れたことで、楽曲の幅も今まで以上に広いものになったと思うしね。

――『LOVE’N’ROLL』(M-4)のイントロのドゥーワップのコーラス、いいですね。ロネッツあたりを思い出します。

そうね。それもあるし、ロネッツのようなオールディーズを好きだった世代の影響を受けてもいて。僕らが子供の頃に聴いてた歌謡曲ってオールディーズの要素が強かったんですよ。小学校、中学校ぐらいの多感な時期にテレビで観たシャネルズとか、もうちょっと後にはチェッカーズも出てきて、ロックンロールブームがあった。そういう影響をSAなりに表現してみることにも挑戦したいなって。その曲のイントロで“Hello!Everybody RocknRoll Dance Party!”って叫んでるんだけど、あれも50年代に“ロックンロール”って言葉を作ったラジオDJのアラン・フリードが言ってたフレーズだったり。

――『ピーハツグンバツWACKY NIGHT』の最後で聞こえる“どっちみち笑ったモン勝ちよ”の一言はまるで、日本人が外国人を模しているような言い方で (笑)。

あのフェイクはね、適当に歌ってたらそのまま採用になっちゃったの(笑)。ただ、今言われたことは、今回のすごく大事なキーワードで、僕らが子供の頃に聴いてた歌謡曲や当時の日本でロックをやってた大人のアーティストたちはみんな、外人になりたがってたんですよね。クラッシュになりたい。ストーンズみたいになりたい。そういうアーティストの影響を受けて、歌い方を真似したりフェイクをしてみたり。SAもそういう先輩たちを見てるからフェイクも多いし、そういう先輩たちが聴いてた音楽を紐解いて行くとオールディーズのリトル・リチャードや、ビートルズでいえばチャック・ベリーにたどり着いた。自分たちの中にはパンクも脈々とあるけど、ルーツ的にはロックンロールだなぁって。だからその中にあるフェイクはある意味、大事な楽器のひとつでもあるし、歌でもあるんですよね。

――自分たちが聴いてきたものへのオマージュだったり、リスペクトととらえて良いですか?

それとともに、リスナーの人たちに対して、“こういう音楽も楽しいぜ”っていう提案でもあるかもしれないね。俺たちはパンクだけじゃなくいろんな音楽が好きで、そういう気持ちを、聴いた人がクスッと笑える感じに曲の中に忍ばせたいというのもあるかな。それも、今だからできたんだと思うんですね。今回のアルバムがメジャーに行って第1弾だからこうなったわけじゃなく、今までみたいにインディーズで活動していても今このアルバムを作ってたと思う。最初にも言ったけど、自分たちが音楽で何をやりたいかというところに行けたというか、30代からSAを始めて、パンクロックの亡霊にとりつかれたみたいに、パンクというカテゴリーの中に“納まってなければいけない”っていう強迫観念みたいなものがあったんだと思う。でも実はパンクって、枠をはみ出すことこそがパンクなんだよね。クラッシュの『ロンドン・コーリング』(1979年)はR&Bやレゲエの要素もあるパンクの枠に収まりきらないアルバムで、発売当時はロンドンパンクスの連中から酷評されたけど、名盤として語り継がれて残ってる。自分たちのルーツを踏まえつつ、新境地に挑戦したアルバムという点で共感するものがありますよね。


BD3_8772_t1.jpg
――実際にアルバムを作っている時に、メンバーと“今回はこういうアルバムにしよう”という話はするんですか?

その辺は、暗黙の了解でわかり合えるところが大きいですね。僕が曲を提示した時点で、“TAISEIがそういきたいならそれがいい。大丈夫”みたいに信頼してくれてるところがあるから。それは15年やってきた良い化学反応であり、結果かなと思いますね。“こんな曲、今までになかったじゃん!”みたいな曲を持っていくことも多いし、だいたいいつも突拍子もない曲から順番に持っていくんですよ。今回だったら『ピーハツグンバツWACKY NIGHT』を最初に持っていって、まずみんなの度肝を抜いて (笑)。僕はいつもデモテープはきっちり作るタイプで、ベースもギターも歌もコーラスも入れてメンバーに渡すんだけど、今回はデモの時点で歌詞もほぼ全部あったんですよ。歌詞があると伝わりやすいですよね。なんでピーハツグンバツなのかは歌詞を聴けばわかるし、そういう意味では、歌詞は早い方がいいなと改めて思った (笑)。ここ3~4枚のアルバムは歌詞が早いんだけど、曲を書いているとおのずと詞のイメージが出てくるんですね。それと、頭であれこれ考えるんじゃなく、曲を作ってるノリとか勢いのまま歌詞も書いていった方がよかったりして。10年ぐらい前だったら“これじゃパンクっぽくないな”とか“サビは英語にしちゃおうかな”とかあれこれ考えて書いてたと思うけど、それってあんまり意味がないなと思うようになってきて。今では圧倒的に日本語詞が多いし、そのほうが歌っていて楽しいんですよね。僕ももうすぐ50歳で、20年後は70歳でしょ?70代で『ピーハツグンバツWACKY NIGHT』が歌えるかと考えたら、歌えるんですよこれが(笑)。“ハッピー? ハッピー!”って歌ってる70のジイさんがいてもおもしろいんじゃねぇかなって。

――『そしておまえは新しくなる』(M-5)、『はじめてのバラード』(M-10)の2曲の歌詞は特に響きました。2曲とも歌い方も歌詞の言葉もとても自然でありのままで、何かの比喩等ではなく歌詞の言葉をそのままの想いを伝えてくれる歌だなぁと。

比喩とかの技術的なものって飽きるんですよね。書いてる時はまるで自分が文学的にでもなった気分で書くんだけど、後から読み返すと何も入ってこないし、歌ってても伝わらないなぁと思う。“なんとかカントカの闇の中に”とか、“もしも僕が空を飛べたら”とか、そんなのありえねぇってところから俺の歌詞は始まるからね(笑)。そんなのはもうええねん。歌詞を書く人って、どこか“賢いと思われたい”って気持ちがあるのかもしれないけど、そこを取っ払うことができたら、自然な言葉で書いたもののほうが素直に正直に伝わるんですよね。

――ライブの場は別々の場所から集まってきたコムレイズがSAの音楽を通じて一つになる場所でもあって。ここにいる人たちは、自分と同じようにSAの曲に背中を押してもらってるんだなぁと思いつつ、立ち上がったらそこから先へ歩き出すのは自分自身との戦いで。“悲しみ分け合って傷も舐め合っているけれど 寂しいのはなぜ”の一節に改めて、1人で強くなっていくことの大切さみたいなものを思いました。

この曲の歌詞はサッと出てきましたね。やっぱり最後は自分で歩かなきゃいけないし、1人で進まなきゃいけない。倒れた時に手を貸すことや、“これ以上立ち上がれそうにない”という時に立ち上がるための心の手助けを音楽でできたらと思ってるんですね。ふと考えたんだけど、年を取っていくということは古くなっていくことなのかなと思ってたんですね。けど、これまでいろんなことを目にしてたまたま50年生きてきたけど、ここから先に見えるものはすべて新しいものなんだって考えたら、僕らはどんどん新しくなっていくんですよね。新しい未来に進んでいく時に、過去のいろんなことを知っているのはその分、過去の財産が多いわけで、“老いる”とかいうことではないんだろうなって。それも、この歳だから言えるようになったんでしょうね。

――“年を取る=新しくなる”という発想は、正直自分の中にはなかったです。続く『Andy』(M-6)の軽快さも心地いいです。

僕はこの曲、好きなんですね。チャレンジでもないんでもないんだけど、“SAっぽくない歌だね”ってたまに言われる。“っぽくない”って言われても全部俺が歌ってるんだけどね(笑)。SAの曲には、いわゆる“あの頃の景色”みたいにノスタルジックな情景が出てくるものがいくつかあって。たとえば『さらば夜明けのSkyline』とか『サマーホリデイズスカイ』には僕が初めてパンクを感じた時のことや、少年時代の初期衝動を書いていたりして。僕は岐阜の大垣出身なんだけど東京に移り住んで30年経って、もう東京で暮らしている日々のほうが長いんですね。少年時代にもいくつも別れを経験してきているんだけど、『Andy』では、10代のティーンエイジャーではない部分を書きたかった。田舎から都会へ出てくるってことは、みんな何かをつかみたくて、勝ちたくて出てきてる。けど、中には夢破れて負けるヤツもいる。そういう経験や、大人になってからの友情を描きたかったんですね。僕らが歌で言いたいことって、たぶんそんなにたくさんあるわけじゃなくて、ひとつのことをずっと言い続けてるんだと思う。“上に行こうぜ”とか、“勝ちに行こうぜ”とか、その時々の思いで言葉の意味は若干変わってくるかもしれないけど、今回のアルバムにも“勝ちに行こうぜ”って気持ちはつまってる。『サマーホリデイズスカイ』のような気持ちも、50歳、60歳と年齢を重ねてもどこかにあるんでしょうし、今回の『WAO!!!!』は、『サマーホリデイズスカイ』に描いた頃にパンクロックやロックンロールを“カッコいい!これしかない!”って感じた気持ちを、今の自分たちなりに表現したかったんですね。その気持ちは変わらないし、変えようがないですよね。ノスタルジーではなくてね。


BD3_8697_t2.jpg
――SAを組んで15年。一口に15年といってもとても長い年月のように思います。

自分たちではあんまりそう感じてもいなくて。毎回アルバムを作って突っ走ってきたし、2015年7月に日比谷野音ワンマンをやれた時は目の前にいるこれだけのヤツらが俺たちを理解してくれて、こぶしを上げてくれてるんだって大きな自信にもなった。“よし、俺たちはできる。そして、お前たちと一緒に行こう”って気持ちになれましたよね。でもね、俺たちがブレてないように、ロックンロールを好きなヤツらもブレてないと思う。“昔はロックンロールが好きだったけど、今はもう好きじゃないんだ”って人を俺、見たことないですもん。それはなぜかというと、ロックンロールとかパンクとかって、ずっとキラキラしてるんですよね。言い方を変えれば、ずっとガキのまんま(笑)。いつ、その箱を開いてもキラキラしてる。色あせないというかさ。ツェッペリンとかは色あせてちょっとほこりっぽくなってるところもある。でもパンクロックはずっと古くならない。

――DVDに収録されている東京キネマ倶楽部のライブを観ていて、久しぶりに『THE SHOW MUST GO ON』(2014年)が聴きたくなって。『WAO!!!!』と並んでもおかしくないぐらい、今でも新鮮です。

でしょう!たまに家で酔っ払って昔のアルバムを聴くんだけど、めちゃくちゃいいんですよね(笑)。“あの時、悩みに悩んで曲作ったけど、ええなぁ”って。僕らは圧倒的に大人なんですけど、その大人が圧倒的に子供的なことをやれるのって、ある意味才能だと思うんですよ。大人はやっぱり大人の音楽をやるんでしょうし、僕らが子供の時に、今の僕ぐらいの年齢の人はブルースをやってたと思うんです。やってなきゃウソなんですよ。でもそっちには行かないし、行く予定もないんだよなぁ(笑)。ブルース、やれそうなんだけどね」

――『はじめてのバラード』のピアノも意外なようでSAに合っていますね。

もともとNAOKIがこの曲を作った時は、もう少しデカい大海原のバラードみたいなのをイメージしてたらしいんだけど、俺が歌詞を書く時に感じたのは大海原というよりももっとパーソナルな、ルーム感のあるものだったんですね。『THE SHOW MUST GO ON』とか、大海原感のある曲はSAには結構多いんだけど、いずれはこういうこじんまりとしたラブソングやバラードみたいなのもやってみたいという想いは漠然とはあって。それが今のタイミングだったのかなぁって。この歌は、同性同士の友情でもいいし、恋人やメンバー間の愛情でもいいんだけど、こじんまりしたものにしようとなった時に、じゃあローズピアノの感じがいいんじゃないかって。奥野(真哉)君が弾いてくれてるんだけど、“部屋に西日が差している感じのイメージで。そういうフレーズを弾いて”ってお願いして(笑)。

――気心が知れた仲ならではのオファーですね(笑)。

自分の中で、今回のアルバムのテーマカラーがオレンジ色だったんですね。オレンジ色が見えるようなアルバム、曲にしたいっていうのが漠然と俺の中にはあって。それが幼少期に見た夕焼けなのか、夕方の部屋に差す西日感なのか、子供の頃にテレビから聴こえてきた音楽に感じたオレンジ色なのかはわかんないんだけどね。ただ、自分の中で時代的に70年代はオレンジのイメージがあって。それをNAOKIに言ったら“俺にはよくわからん”って言ってたけど(笑)。

――自分の中でTAISEIさんのイメージは濃いブルーなんですよね。くっきりとした色を持っている方という印象です。今、オレンジと聞いてアルバムと重ね合わせると夕日をイメージしました。

そうね。儚さもあるし、“今日がまだ終わってほしくない”っていう感じとかね。そのオレンジ色が、80年代に入るとスカイブルーに変わるんですよ。ロックンロールの夜明けじゃないけど、そういうイメージがあって、その両極端の部分を出したいなというのもあって。今って時代的なものも、街に流れている音楽もグレーだけど、『ピーハツグンバツWACKY NIGHT』って、パカーンとオレンジ色が迫ってくるみたいな曲でしょ?(笑)。ビートルズの『HELP!』もオレンジ色だしね。あぁ、今話していて思ったけど、その影響もあるのかな。中学のときに図書館にあったテレビを観てたらビートルズの『HELP!』が始まって、それがビートルズとの出会いだったの。“これがビートルズか!”って感じだったね。あの『HELP!』のオレンジ色がずっと俺の中に焼き付いてるのかもしれないですね。

――ラストの『CLUNKE A GO-GO』(M-11)の“我がゆく道、光なり 我がゆく道、誇りなり”の一節はじーんときました。

この曲であえて言いたかったのは、“将来性を積み込んで”とか“可能性”とかを50歳手前にして言っちゃえるところがいいなって(笑)。50歳目前の人間が自分たちに向かって“将来性がある”って普通言わないでしょ?

――夢や希望のある音楽って実はそんなに多くないですし。

夢とか愛とか希望、努力、根性とかが大好きですからね(笑)。それとともに、ロックンロールは絶対にカッコよくなきゃいけないと思ってて。立ち居振る舞いからステージングから、目線からいちいちカッコよくなきゃいけない。でなかったらこんなリーゼントしてません (笑)。そうやってカッコつけてるヤツが“ピーハツグンバツ”って歌っちゃうところのサジ加減ね。今の時代って、カッコつけることを恥ずかしく感じる人が多いんでしょうね。誰に言われなくても、自分で“俺カッコいいだろ?”って言えばいいと思うんだけど、そうやってると鼻に付くんでしょうね。俺たぶん、何だかんだ言われてると思うわ(笑)。

――SAぐらい突き抜けていれば誰も何も言いません。

2015年7月の野音ワンマンが頂点だと思ったけど、終わってみれば、あれがスタートだった。野音で1回ゴールテープを切って、そこからまた走り出そうって今年のはじめにベスト盤『ハローグッドバイ』を出して、今回のオリジナルアルバムへ続いてきて、バンドとしていい感じの走りができてるんじゃないかなと思います。息切れしたらどこかで歩くだろうけど、息切れしても止まらない。歩いてでも前には進む(笑)。

――ツアーが始まっていますが、大阪は1月20日(金)Shangri-Laでワンマンですね。

関西、特に大阪は徐々にファンが増えていってて、今はいちばん熱いんじゃないかな。それぐらいSAを愛してくれてる人が多いし、柔軟性のあるお客さんが多いよね。初めてライブを見てくれた人でもスコンとこっち側に飛び込んできてくれる人が多い。今回のアルバム『WAO!!!!』を気に入ってくれた人は是非、1月20日はShangri-Laの扉を開けて.ください。そこには夢の世界が広がってますから。これから先60歳、70歳になってもロックンロールを鳴らして突っ走りますんで楽しみにしててください。


BD3_8806_t3.jpg

 

取材・文/梶原有紀子
撮影/河上良(bit Direction lab.)




(2016年12月 2日更新)


Check

●Release

『WAO!!!!』
発売中

【初回限定盤】
TECI-1517
4000円+税
アルバムCD+DVD

【通常盤】
TECI-1518
3000円+税
アルバムCD

【初回限定盤】
TECI-1517
4000円+税
アルバムCD+DVD

【通常盤】
TECI-1518
3000円+税
アルバムCD

<収録曲>
01.ピーハツグンバツWACKY NIGHT
02.槍もて弓もて
03.誰が為の人生だ
04.LOVE'N'ROLL
05.そしておまえは新しくなる
06.Andy
07.ケリをつけろ
08.情熱WINNER
09.WATCH ME
10.はじめてのバラード
11.CLUNKER A GO-GO

<DVD>
2016年4月17日に東京キネマ倶楽部で開催された、全国ツアー「START ALL OVER AGAIN, NOW! 2016」の最終公演を全曲収録。
01. START ALL OVER AGAIN!
02. GET UP!WARRIORS
03. ACTIONS SPEAK LOUDER THAN WORDS
04. サマーホリディズスカイ
05. KIDZ IGNITE
06. WONDER WORKER
07. 俺は俺
08. 新しい歩幅
09. さらば夜明けのSkyline
10. MARCH of HEROES
11. runnin' BUMPY WAY
12. CALL YOUR NUMBER
13. (GOOD BYE)SHINING FIELDS
14. SONG FOR THE LOSER
15. 雄叫び

SA LOVE'N'ROLL TOUR

《関西公演》

発売中

Pコード:304-790

▼12月8日(木) 19:00
神戸 太陽と虎
オールスタンディング-3800円(整理番号付、ドリンク代別途要)
[共演]片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ

12月11日(日)10:00~一般発売

Pコード:304-794

▼1月20日(金) 19:30
Shangri-La
オールスタンディング-3800円(整理番号付、ドリンク代別途要)

※未就学児童は大人1名につき1名まで無料。小学生以上は有料。

[問]夢番地
[TEL]06-6341-3525

公式サイト
http://sa-web.jp/

12月8日(木) 19:00 神戸 太陽と虎
チケット情報はこちら


1月20日(金) 19:30 大阪・Shangri-La
チケット情報はこちら

ライター梶原有紀子さんのオススメコメント!

以前、SAとTHE NEATBEATSとの対バンを神戸で観た時の思いっきり楽しかった夜がいまだに忘れられない。演奏はもちろん、ニートのMR.PAN氏がMCで溢れ出るような濃いぃ愛情に裏打ちされた言葉の数々でSAをイジり倒すたびに場内を包んだ拍手と歓声、笑い。愛し愛されるバンドマンたちの素晴らしいロックンロールは、何よりも世界を平和に幸せにする。読んで字のごとく、『WAO!!!!』なSAのニューアルバムを早く、早くライブで聴きたい。