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ホーム > インタビュー&レポート > 「自分の中に勢いとか初期衝動とかはもう  多分ひとかけらも残ってないと思うんですよ」 自覚の先にある信念と美学を鳴らした 無敵の最新作『PEAK』を語るperidotsインタビュー


「自分の中に勢いとか初期衝動とかはもう
 多分ひとかけらも残ってないと思うんですよ」
自覚の先にある信念と美学を鳴らした
無敵の最新作『PEAK』を語るperidotsインタビュー

 アルバムの冒頭、『Beginning Again』のイントロが聴こえてきた瞬間、『PEAK』がperidotsの新しい扉を開ける1枚になることが、何となく分かった。peridots史上最もポップでキャッチーで、聴き進むほどにどんどんボリュームを上げたくなる、何ともココロ弾む仕上がり。インタビューで本人も話している通り、20代後半で初めてバンドを組み、30代でデビューして、間もなく10年。「初期衝動はひとかけらも残ってない」とさらりと言い切り、「今までは“幸せじゃない自分”を糧にしていたけど、幸せになったらいいものが作れないなんてバカバカしい」と編み出された、『PEAK』の10篇の音楽。彼のルーツにある80sのエッセンスを持った楽曲での覚醒っぷりも、胸がすくように清々しい。“歌うために生まれてきた”と称される独特の歌声は、やわらかな膜で覆われたように優しく心地よく、同時に驚くほど醒めている。会心の一撃となった新作を携え、久々のバンド編成によるライブを9月18日(金)心斎橋JANUSで行うその前に、アルバムについて、そして、peridots=タカハシコウキの音楽観について語ってもらった。

 
 
今回のアルバムほど、お客さんがどう思うかを
ドキドキしながら待っていたアルバムはない
 
 
――アルバムの発売からしばらく経ち、ライブなどでお客さんから直接、感想を聞く機会も多いんじゃないですか?
 
「今回のアルバムほど、お客さんがどう思うかをドキドキしながら待っていたアルバムはなくて。不安だったんですけど蓋を開けてみたら皆さんすごく気に入ってくれて、しかも自分では“これはどうなんだろうなぁ?”と思っていた『よるが来る』(M-5)とか『Love Online』(M-4)とか、今までのperidotsの世界観からは離れ過ぎたかなと思う曲がいくつかあるんですけど、それが意外にも気に入ってもらえたりする現象が起きていて。皆さんが楽しんで聴いてくれているのをライブで観たときに、こっちが余計な推測をしてもしょうがないんだなってよく分かりました(笑)」
 
――不安だったのはアルバムのリリースが2年ぶりと久しぶりだったから? それとも作品の内容から?
 
「これまでは良くも悪くも洗練されていたというか、前作の3rdアルバム『concourse』(‘13)で、何となくperidotsという音楽が極まったというか、何かが形作られた手応えがあったんですね。それはもちろんいいことなんですけど、それによって“じゃあ次は何をどうするんだ?”とか、そういうことを考えながら作らなきゃいけない最初のアルバムが今作だった。自分の中に、勢いとか、初期衝動とかはもう、多分ひとかけらも残ってないと思うんですよ。と言うか、残ってなくて当たり前だと思うんですけど、それを自覚したことで、この作品が“大人になったperidotsが作る最初のアルバム”みたいな感覚があったんです。そこで、どういう作品を作ろうかと考えたとき、大人として洗練されたものではなくて、もうちょっと引っ掻き回そうっていう感覚があって。初期衝動という意味での表現は出来ないけれど、それと同じぐらいエキサイティングなもの。そこで、“ライブ”というものが自分の中で大きくイメージされて、ライブで盛り上がれる曲をたくさん入れようと思ったんですね。今まではどちらかと言うと、“いい曲を書こう”とか“みんなに気に入ってもらおう”とか、そういうところが大きかったのかもしれない。だから今回は、そういう新しい動機で作るのも初めてだったし、結果ライブで盛り上がったとしても、アルバムとして聴いてどう思うかは不安というか、本当にドキドキでしたね」
 
――『Beginning Again』(M-1)『After Blue』(M-2)の辺りは、peridotsの内なるロック熱がこれまで以上に露になっているようにも感じました。ずっとperidotsを聴いてきた人にとっては新鮮でもあり、全く知らない人でも試聴機で1~2曲目を聴いただけで、“おっ!”と反応してしまうような作品になっていますよね。
 
「これまでは“ライブでウォー!って盛り上がるだけがロックじゃないぞ”という想いで作ってきたんですけど、今回に関しては“ライブでウォー!”をイメージして作ってましたからね(笑)。あと、“今までで一番、開いているアルバムだね”と、どなたかに言っていただいたんですけど、まさにそれも1つ狙っていたことだったので、そういう風に言われたのはすごく嬉しかったですね」
 
 
ブラックミュージックを自分なりにどう消化して
ポップソングとして提示出来るかはperidotsをやっていく上での裏テーマ
 
 
――『Love Online』はいわゆるR&Bで。peridotsにとってブラックミュージックは大きな要素の1つと言えますか?
 
「80年代に洋楽を聴き始めた者としては、あの時代はマイケル・ジャクソンやマドンナとか、いわゆるヒットチャートの音楽=全てブラックミュージックだったと言える時代でもあったので、すごく自然なものとして触れてきていたんですよね。けど、それをいざ自分でやるとなると、思い入れがある分難しさもあって。今までにもそういう傾向の曲はあったし小出しにはしてきているんですけど、『Love Online』はもう1ステップ踏み込んだ感じはありますね。これからも、ブラックミュージックを自分なりにどう消化してポップソングとして提示出来るかは、peridotsをやっていく上での裏テーマのような気がしますね」
 
――ジャネット・ジャクソンが好きだと言われていましたね。
 
「ジミー・ジャム&テリー・ルイスのプロデュースチームと組んでいる時期はずっと好きで。’90年になってガラッと世の中の空気も変わって、僕も変わって、それ以降いろんなロックを聴いたりペイヴメントとかアメリカのインディーズを聴いたりしていくんですけど、振り返ってジャネット・ジャクソンのことを考えてみると、我ながらいい耳をしてたなと思うところが結構あって(笑)。ジャネットって一見普通のポップスに聴こえるけど実はかなり特殊で、歌い方もちょっと変わっているし、音楽性もR&Bではあるけど異質なところもあって。後の作品ではカーリー・サイモンとかジョニ・ミッチェルをサンプリングした曲もありますけど、そのサンプリングネタのルーツも独特で、いまだに聴いて唸ったりしていますね。異質でありながら世界中で大ヒットしていたのもおもしろいなと思うし」
 
――そのポップスの奥にある異質さを嗅ぎ取っていたんでしょうか?
 
「ジャネット以降もそうなんですけど、あまりジャンル感のない音楽が好きなんです。分かりやすいパンクとかレゲエとかよりも、心惹かれるのは“何だろう、これ? 何と何が合わさったらこうなっちゃうんだろう?”っていう音楽で。ジョニ・ミッチェルにしてもペイヴメントにしても、フォークとかパンクとかのジャンルで括ることは出来るけど、じっと覗き込むと全然誰にも似てなくて、“何がどうなったらこういうものが出来ちゃうんだ?”っていう」
 
――『MY MIND WANDERS』(‘10)を聴いた当時、peridotsの音楽って完全な円じゃなくてどこか欠けているところがあって、その欠けている部分に引き込まれるものを感じたんです。今回のアルバムも冒頭から今までにない勢いに溢れていて、意気揚々と聴き進んでいくんだけど、だんだん道が見えなくなったり、『よるが来る』(M-5)にどうしようもなく不安をかきたてられたり。それこそperidotsも“何だろう、これ?”な音楽ですけど、だからこそ踏み込んでいきたくなるおもしろさがあるなと、改めて思いました。
 
「楽曲を作ってプレイする側である自分たちが、一番盛り上がっていないといけないと思うんですね。で、何に一番盛り上がるかと言ったら、“何だろう、これ?”っていう曲が出来上がったときなんですよ。それは迷走とか、何だかよく分からないまま進んでいるのではなくて、何かしら確信を持っているんだけど、よく分からない。“これは絶対にいい。でもよく分からない”っていう音楽を、ずっと探していければいいなと思いますね」
 
 
音楽シーンというものは
見なくても伝わってくるし感じるものなので、敢えて見る必要はない
 
 
――その“何だろう、これ?”感は、長年一緒にやっているメンバーだからこそ成し得るとも言えますか? 
 
「そうですね。ジャネット・ジャクソンがジャム&ルイスとやっているときに、あるインタビューで“上手くいっているものを何で変える必要があるの?”と話していたことに影響されている部分もあって。マイケルでもマドンナでも、その時々の旬のプロデューサーを迎えて作品ごとに自分を新しくしていってましたけど、ジャネットだけはずっと同じチームで作品を作っていたんですよね。だからこその、“新鮮じゃなくなったらどうしよう?”っていう危機感だったり、“今までこうやってきたから、今回はこういってみよう”と考えられる何かとか、そういう良さと強さが絶対にあると思っていて。peridotsはソロユニットですけど、そもそもソロになりたくてなったわけではなく、たまたま1人でデビューしてしまったところもあるので、チームとしてやっていくのが僕にとっては当たり前なんです。今回のアルバムを作ってみて、ずっと同じチームでやっていることの良さを再確認したところですね」
 
――同じメンバーで、新しいことをやっていくのはいくらでも可能だと。
 
「そう。僕にしても、プロデューサーの(久保田)光太郎さんも、具体的にやりたいジャンルだとかハッキリしたものは多分ないんですよ。ただ、何となく“これがいい”というものはあるんですよね。それを表現するために常に周りを見渡しているところもあって、“今ってこういう気分だよね?”って話し合ったりもする。戦略的に“次はこういう作品を作ろう”というよりは、自分たちの気分に従っていくと必ずおもしろいものが出来るっていう想いが、まだありますね。僕もメンバーもどこか飽きっぽいところがあるから、これからも同じことの繰り返しにはならないでしょうし。僕ももうちょっとでデビューから10年経ちますけど、何が成功で何が失敗なのかも分かんないですし、これまでの人生で4枚もアルバムを出したこともなかったし(笑)、全てが初めてで、やり直しがきかない。どこを変えてどこを変えないか、大きいテーマと小さいテーマ、作品を作り続けていくとはどういうことなのかとかが、今回の制作を通して改めて分かったというか。すごく難しいことをアーティストの皆さんはおやりになってるんだなぁって(笑)」
 
――(笑)。
 
「すごく大変だったんですけど、今回のアルバムを作れて皆さんにも受け入れてもらえたことはすごく自信にもつながったので、5作目以降どういうものを作っていくのか、今からワクワクしてますね」
 
――先ほど“周りを見渡してる”と言われましたが、それは音楽シーンということ?
 
「音楽シーンというものは、見なくても伝わってくるし感じるものなので、敢えて見る必要はないと思うんですけど、その先というか奧というか、“そのシーンに埋もれている人たちはどういうことをしてるんだろう?”っていう方ですかね。埋もれている人たちの方に未来が見える。結局、カルチャーってカウンターとメインの繰り返しなので、打算的に見ているわけではないけど、性分としてそっちに目がいく感じです。この前も話してたんですけど、“若い頃ってカッコいいとかクールってことを優先して音楽を聴いていたところがあったけど、うちらぐらいの年齢になるとダサいのも聴けちゃうよね?”って(笑)。だから若い人とかが“今はこれがカッコいい”とか“これがキテる”っていう感覚で音楽を聴いているのを見ると、“お前らまだそんな価値観で音楽聴いてんのか?”って思っちゃう(笑)。ダサいものや見向きもされないような音楽への愛着もありますし、カッコいいとかオシャレとかではないところに、自分たちの道を見出し始めている感じですね。そういうことを突き詰めて美学にしていくのがperidotsなんじゃないかな」
 
 
自分の尺度で“いい曲”と言えるものを
どれだけたくさん作り続けられるかが一番重要
 
 
――9月18日(金)心斎橋JANUSでのリリースライブも楽しみです。
 
「今回はキーボードも入れたフルメンバーになるんですが、大阪では2年ぶりぐらいですね。絶対楽しいと思いますし、期待して待っていて欲しいですね。僕も楽しみです」
 
――今後も弾き語りのソロライブとバンドでのライブと、どちらも続けていく?
 
「アルバムの世界観を表現するのはバンドがメインなんですけど、僕が弾き語りをするのは、多分他の方とはちょっと違う感覚だと思うんです。小さい会場で1人で弾き語りをする意味って、音楽的にというよりも、単純にそれをやることが楽しいとか、ライブ後にお客さんと話すのが楽しいとか、なじみのカフェのマスターにまた会えて楽しいとか、そういう楽しさの方が僕の中では大きくて。もちろん楽曲によっては1人でやった方がいい曲もあるんですけど、peridots自体は弾き語りを柱にしたものではないので、ただ僕がやりたいからやっているという感覚で(笑)。たまにバイオリンとチェロとでライブをやったりすることもあって、それも気に入ってもらえているみたいなので、ライブもいろんな形を楽しんでもらえたらいいなと思いますね」
 
――先ほど“アルバムを4枚出す人生を今までにやったことがない”と言われていましたが、この先ますます未知の領域に進んで行くわけですけど、自分の中に方位磁石のように道を指し示すものが何かあったりするんでしょうか? 
 
「これもハッキリとは言えないんですけど、自分の中で“いい曲とはこういう曲なんだ”というものがあるんです。僕の中では楽曲が全てで、どんなに好きで思い入れのあるアーティストでも、よくないと思う曲やアルバムはヘンな話、切り捨てることが出来るというか。自分の作品でも、“この曲はいい曲だな”とか、“これはそうでもないな”とかはありますし(笑)、そこはシビアなんですね。何がいい曲かは簡単に説明出来るものではないけれど、アルバムにどういうテーマを掲げるかとか、時代と合っているかとかは、本当にどうでもよくて。自分の尺度で“いい曲”と言えるものをどれだけたくさん作り続けられるかが一番重要なんです。それは同時にすごく怖いことでもあって、本当にたくさんの名曲を作ってきた人が、ある日を境にパタッと凡庸な曲しか作れなくなることは全然あるし、自分にもそういう日が来ることをずっと恐れながら生きているところもあります(苦笑)。もう何をやってもいい曲が出来ない日が来たら、パッと音楽を辞めちゃう気もするんですよね」
 
――そんなにもいい声を持っているのに。
 
「そこだけは嘘が付けないというか…だから、いい曲を作り続けられるように、自分の曲に自分が一番盛り上がり続けられるように、頑張るしかないと思ってます。どんな形であれずっと音楽を続けていきたい、というタイプではないと思うので。僕の場合、初めてバンドを組んだのが26歳で、“普通はその年齢で(音楽を)辞めるもんだよ”ってよく言われましたけど(笑)、さらにデビューしたのが32歳とかだから、普通のアーティストとは感覚が違うんですよね。今42歳で、これまでリリースしたフルアルバムが4枚っていうのもヘンな話ですし(笑)、そうやって全てが人とズレてる。ボーカリストだったら年齢的なことも絡んでいつまで歌えるかという問題もあるでしょうし、この先5年、10年ぐらいでいろんな変化がバタバタとやってくるでしょうから、それに対して自分がどうリアクションして、どう対処していくかは、不安でもあるし楽しみでもあるんですよね。ボロボロになっても続けていくかもしれないですし、自分が意図しないところで終了してしまうかもしれない。この先自分なりにどうサヴァイブしていくのかは興味がありますね。って他人事みたいに言ってますけど(笑)」
 
――変化を恐れるんじゃなく、楽しみに出来るのは素晴らしいですね。
 
「今までは“幸せじゃない自分”を糧にクリエイトしてきたところもあったんですけど、僕は今、実生活も幸せなんですよね。じゃあ幸せな僕がどういう音楽を作るのか、というのもここ数年のテーマとしてあって。幸せになったらいいものが作れないっていうのもバカバカしい話だし、それも自分の中での1つの挑戦としてあるんです。『PEAK』っていうタイトルも、幸せと不幸は表裏一体で、今はすごく幸せだけど、ある日を境に転げ落ちることなんていくらでもあるということにも繋がっているし、幸せだからこそ失ったときの不安や恐怖みたいなものもある。そういうことに鈍感になって生きていくのはダメだと思うし、初期衝動や反抗や不幸せをモチベーションにした作品も素晴らしいんですけど、そういうものを全部失った後に作る作品こそが勝負だと思っているところもあります。これから先も劇的な変化というより、人として訪れる当たり前の成長にどう向き合って、どう形にしていくかを楽しみながら、頑張っていきたいなと思いますね」
 
 
Text by 梶原有紀子



(2015年9月14日更新)


Check

Release

様々なサウンドメイクで新鮮に響く
2年ぶりとなる充実の4thアルバム!

Album
『PEAK』
発売中 2685円(税別)
SPACE SHOWER MUSIC
XQLX-1002

<収録曲>
01. Beginning Again
02. After Blue
03. T I M E
04. Love Online
05. よるが来る
06. if
07. Tomorrow, My Friend
08. ANYWAY
09. ココロノナカ
10. One Last Serenade

Profile

ペリドッツ…タカハシコウキのソロユニット。CDをリリースする以前からライブが話題になり、’05年に行った初のワンマンライブはチケットがソールドアウト。’06年に5曲入りミニアルバム『PERIDOTS』を発売。同作に収録の『“shoulder”』や『労働』などは現在もライブで歌われている。翌’07年5月に、タワーレコード関西地区及び渋谷店限定でシングル『Freesia』発売したのに続き、9月にシングル『9月のソーダ』発売。’08年のミニアルバム『EVERY LOVE SONG』を経て、’10年に初のフルアルバム『MY MIND WANDERS』をリリース。以降、『Echoes & Walls -Alone-』と題した弾き語りライブを毎年、全国各地のライブハウスやカフェで行っている。これまでにリリースしたフルアルバム『Follow The Stars』(‘12)『concourse』(‘13)はいずれも高い評価を得ており、音楽ファンのみならずミュージシャンの間でも人気が高い。’14年には、ライブ会場と通販限定で新曲を含むアコースティックセルフカバーアルバム『Timepiece』を発売。’15年7月8日に発売された最新アルバム『PEAK』を携えたツアー『LIVE2015 “P E A K”』を、9月18日(金)心斎橋JANUS、9月23日(水・祝)渋谷CLUB QUATTROにて開催する。

peridots オフィシャルサイト
http://peridotsonline.com/


Live

バンドで挑む貴重なリリースライブ!
大阪公演は心斎橋JANUSにて間もなく

Pick Up!!

【大阪公演】

『LIVE2015 “P E A K”』
チケット発売中 Pコード266-881
▼9月18日(金)19:00
心斎橋JANUS
全自由4000円
清水音泉■06(6357)3666
※小学生以上は有料、
未就学児童は入場不可。

チケットの購入はコチラ!
チケット情報はこちら


【東京公演】
チケット発売中 Pコード266-923
▼9月23日(水・祝)17:30
CLUB QUATTRO
前売4000円
VINTAGE ROCK■03(3770)6900
※3歳未満は入場不可。
3歳以上はチケット必要。

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Comment!!

ライター梶原有紀子さんからの
オススメコメントはこちら!

「インタビュー終了後も散々“本当にいいアルバムで!…”等々話していて、『よるが来る』と『ココロノナカ』(M-9)が特に気に入っていると本人に伝えたところ、一瞬の間をおいた後に、“暗いですね(笑)”と見抜かれてしまった。暗い人間だからか、思い切り元気に“頑張って! ”と言われるとほとほと困ってしまうことが多いけれど、“今日も答えなんてない”とか、“一生懸命やったけれどなんかうまくいかない そんな日のために僕がいると思ってよ” (『Tomorrow, My Friend』)と、あの声で歌われると妙にホッとした気持ちになる。『ANYWAY』(M-8)の“明日あさっては”と“さしあたっては”の韻の踏み方がイイ感じとか、『よるが来る』のモダンホラー的なすぐそこにある不安&恐怖感とか、何気なく聴いても十分楽しめるアルバムが、眺める角度や見方を変えると、隠し絵のようにあっちにもこっちにも“♪”や“!” が溢れているこの何とも素敵なアルバムについて、猛烈に誰かと語り合いたい」